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Windows 10月額制プラン

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Windows 10月額制プラン

マイクロソフトはWindows10を月額制で提供するWindows10 Enterprise E3プランを発表しました。 この秋にも提供を開始し、月額費用は7ドルを予定しているようです。 日本での提供については現在のところ情報はありませんが、今後の発表が待たれます。 月額制でWindowsを購入するメリットとしては、初期費用がかからないということや、最新のWindowsをいつでもダウンロードして使い始めることができる、ライセンスキーの管理が不必要というところです。 他のマイクロソフトの月額制商品はライセンスキーではなく、紐付けされたメールアドレスによって認証し、有効期間が切れれば認証が通らなくなって利用できなくなるという形を取っています。 多くのPCはDSP版というパッケージで、パソコンメーカーに対してマイクロソフトが提供したライセンスをプリインストールした状態で購入することが多いです。 プリインストールされたものに対してWindowsの費用というものはあまり意識をしませんが、単体で購入すれば2万円以上するソフトウェアです。 ライセンスキーの形でライセンス管理は導入台数が増えれば増えるほど管理コストが高くなります。 このパソコンにインストールしているライセンスキーはどの番号か、などのコストを解決するためにボリュームライセンスもありますが、それでも新規購入したバージョン違いのWindowsなど、時間が経てば問題がどんどん複雑になります Windows10 Enterprise E3プランがOffice 365などと同じ形をとるのであれば、必要なアカウント情報の入力で既にインストールされているライセンス数と、使っていないPCの非アクティブ化、インストールなど管理コストがとても簡単になります。 マイクロソフトの主力開発商品であるVisual Sudioもクラウドサブスクリプションという月額制プランが提供されており、マイクロソフトの主力商品の管理が今後もよりユーザーによって使い易いものになっていきそうです。

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Evernote個人プランの値上げと個人向けクラウド

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Evernote個人プランの値上げと個人向けクラウド

Evernoteが先日、現在無料利用しているユーザーには2台の端末制限を設け、個人向け有料プランを値上げする旨を発表しました。 利用率の高いユーザーほど有料プランに移行せざるをえない状況となりました。 個人向けクラウドサービスは、AmazonやGoogleなど、クラウド最大手が格安でサービスを提供し始めると、苦戦を強いられることは想像できていました。 MicrosoftのOneDriveとOneNoteを合わせれば完全に同等とはいかないまでも、利用に不便なく移行でき、Microsoftが純正のEvernoteからOneNoteへの移行が行えます。 Evernote独自の機能であった画像ファイルのOCRやWEBクリップなどの強みも競合サービスによって同等の機能が利用できるようになっています。 Dropboxと並んで、個人向けクラウドサービスのお手本のような存在であったEvernoteも、今後は企業ユーザーに選ばれることを目的としているように感じます。 Evernote Bussinesという企業向けに提供されるプランが設定されています。 企業向けサービスはグループワークの効率化に使われ、素早い意思伝達やドキュメントの共有など、個人向けとはまた違った価値をもたらします。 サービス提供者としても大口で導入もあり、年間で更新をしてくれる企業ユーザーを優遇したいという気持ちは大きいはずです。 Dropboxも個人向けに提供されていた写真アプリCarouselやメールクライアントMailboxを終了し、Google PhotosやAmazon Cloud Driveに道を譲ったかのような形になりました。 BOXなど当初から企業ユーザー向けのサービスとして開始し、他の企業向けクラウドとの連携を押し出したものもあります。 WEBアプリとしての完成度や、モバイル対応などではまだまだサービス独自の個性を販売することはできますが、容量や転送速度の部分ではGoogleやAmazonにアドバンテージを持つことは難しいです。 Evernoteと様々なツールの組み合わせは未だ有益なもので、他社の追従を許さない部分ですが、利用中の個人ユーザーが有償プランで利用を続けるか、他のクラウドサービスに移行するかなど、選択をしなければならなくなりました。

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WordPress文章の書き方

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WordPress文章の書き方

Wordpressを利用して文章を書くときに、意識しておくべきなのは見出し、段落、箇条書きなどの使い方のような文書作成の基本の部分です。 装飾などについては効果が認められるものについてはよく考えて行うべきでしょうが、多くの場合テキストを中心としたコンテンツ作りになるはずです。 見出し(Hタグ)、段落(Pタグ)、箇条書き(UL、LIタグ)の使い方、この三つが重要で、それはその他のWordやGoogleドキュメントなどワードプロセッサでも同様のことです。 見出しの使い方 文章の内容については、主題に合わせて見出しを大きく設定し、大見出しに見出し2(H2)などを利用した場合は、内容について入れ子にする場合は見出し3(H3)を、さらに入れ子にする場合は見出し4(H4)を利用する、という形になります。 あまり見出しによる文章の階層が深くなると読み手としては難しくなります。見出しの中に見出しを入れる場合、階層の深さは最低限になるようにすべきです。 段落の使い方 かつて改行タグ(BRタグ)が各段落の区切りとして多く利用されていましたが、現在段落は段落(Pタグ)を利用する形になっています。 改行タグは見た目の要素になりますが、段落タグは文章内の意味について書く事になります。 段落ごとに一つの事柄について書きますので、各行ごとに段落タグでくくる必要はありません。段落ごとの長さは長くなりすぎないようにして、ひとまとまりにする文章の部分を段落にし、段落ごとに自動的に改行が入り行間が空いて読みやすくなる形になります。 箇条書きの使い方 箇条書きは列挙することが本来の目的です。箇条書きは・や1.などの数値などで、項目のみを列挙します。 ULタグの中に書かれるべきはLIタグによる項目の列挙のみで、段落などがその中にあると、箇条書きとしては正しくなくなってしまいます。 各項目の中に入れ子にして段落を入れたい場合は、見出しを利用した文章構造に改める方が、読む側としては正しく階層構造をつかめます。 見出し2 ・箇条書き1  箇条書き1についての説明の段落 ・箇条書き2 箇条書き2についての説明の段落 このような形をとるのであれば、 見出し2 見出し3 段落 見出し3 段落 という形をとる方が、文章の構造はわかりやすくなります。 文章の構造を正しく使う意味 見出し、段落、箇条書きについて、正しく文章の構造に基づいた文章は読みやすいだけでなく、文章の目的とする意味を読み取るのも簡単になります。 Googleのクローラは文章から意味のみを取り出すので、これら正しい文章構造を持っている場合、ページのテーマや、記述の内容に意味を正しく把握します。 繰り返しになりますが、意味だけを取り出しやすい文書は、読みやすい文章でもあります。 読みやすい文章は文中での離脱は少なくなり、ページ滞在時間は自然と長くなります。 SEOと呼ばれる世界ではH1要素は何個、H2要素は何個以上、といった内容のお話になりがちです。そもそも、本来の文章の構造を踏まえていれば、自然とそうなるという範囲にすぎません。 文章の構造を正しく利用して書く事は、利用者にとっても、Googleの検索エンジンにとっても利便性の高いものとなります。

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iPadを6年使って

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iPadを6年使って

iPadの初代が2010年にリリースされて、6年目です。 発表は2010年の初頭でしたが、その年は需要に供給が追いつかず、日本での発売は5月末という状態でした。 iPad初代を手に入れた最初の印象は、画面までの距離が短く、好きなように持てるのはとても心地よいという感覚です。 心地よいWebブラウジング用コンピュータという感覚を受けました。 誰でも最初に思う弱点は、これでは入力には向かない、ということです。 ソフトウェアキーボードは短文やショートメッセージに困りませんが、長文の入力やブラウザベースのワードプレスなどの文章作成にも不向きだと感じました。 初代iPadは256メガバイトのメインメモリ(未公表)で、規模の大きなjavascriptを使ったサイトではブラウザが強制終了してしまうなど、メモリの少なさに起因する不安定が多かったように覚えています。 今と比べて貧弱に思うところはグラフィック性能です。 Unrealエンジンというゲームエンジンがなんとか動作するというぐらいの能力で、3Dグラフィックを含めて普及型のパソコンには遠く及ばないものでした。 その後はプロセッサとプロセッサの組み込みのグラフィック性能がどんどんと伸び、初代iPadの4倍のピクセル数を持つディスプレイでも遅延などなく複雑な表示もできるようになってきました。 省電力のスマートフォンむけのプロセッサはもともと性能は低かったですが、伸びしろという部分では大きくありましたので、順当に成長して行っているのが実感できます。 今でも相変わらず入力には向かないデバイスです。スマートキーボードやサードパーティ製Bluetoothキーボードなど様々な工夫はなされていますが、向き不向きの分かれる部分で、ノートブック型パソコンには及びません。 英語圏であれば漢字変換という作業が不要なのでもう少しスムーズにいくのではと思いますが。 タブレットやスマートフォンを意識したWEBアプリが増えてきたことで、6年前ほどの不便は感じなくなってきています。 アプリや諸々が実現できることは増えましたが、基本使い心地の良いコンピュータとしてのイメージから離れることはありません。 そのようなことからも、初代のコンセプトで完成されたものだったと思うところです。

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FusionにWindows10をインストールすると何GB必要か

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FusionにWindows10をインストールすると何GB必要か

Windows10を1からインストールすると、どれぐらいのサイズの仮想マシンのイメージが作られるのかを確認してみようと思います。 現在VMWare Fusionで利用しているWindows10が心持ち動作が遅く感じられるようになり、またディスク容量も大きく取るようになってきたので、これをクリーンインストールし直そうと考えました。 もともとはWindows8.1を利用していたのですが、Windows10へのアップグレードをそのまま実行した仮想マシンです。 アップグレードなどをすると不要なファイルなどが残されてしまったり、復旧用にファイルが作成されるなどでイメージが膨らんだのかもしれないと思っています。 新規にインストールするにあたって用意したISOイメージはWindows10 Pro 64bit バージョン1511というものです。最初のリリースからある程度のアップデートが適用されたものです。 VMWare Fusionの新規セットアップを利用してISOイメージからWindows10をインストールしていきます。 初回セットアップが終わって統合ツールもインストールされ、出来上がったイメージは11.9GBでした。 そこからWindows更新ファイルをインストールします。 Windows Defenferの定義ファイル含めすべてのアップデートが終わったところで14.2GBになりました。 Office365をセットアップすれば筆者としてひとまずは使える形になるので、そこまでを引き続き行います。 Edgeを立ち上げoffice.comからOffice2016をインストールします。 オンラインからのインストールはセットアップファイルや媒体が必要ないので非常に便利で扱いやすいです。また最新版を取得できるのでインストール後にアップデートをかける必要がありません。 こういった場合も別途用意するファイルが必要ないので、単純にOfficeをインストールしてどれだけディスクを利用するかがわかりやすいです。 Office 2016 32bit版がインストールされた時点での仮想マシンのイメージは17.1GBでした。 仮想マシンのイメージは利用されただけ拡張していく設定にしていますので、ファイル作成などを行わなくともサイズは増減します。 あくまで参考程度のものですが、Windows10とOffice 2016だけで20GB前後のディスク容量が必要となります。 そこからユーザーファイルはホストマシンのMac側のファイルシステムに置くなど、運用上の工夫で仮想マシンを大きくせずに使っていこうと思います。

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Amazonが大切にしていること

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Amazonが大切にしていること

小売業としては時価総額世界一となったAmazonですが、書籍の販売を中心にしていた頃から最も重要視してきたことがあります。 それは顧客が購入を決定するまでの時間をどれだけ短くするのか、という部分です。 物を売る一番の方法は買わない理由をなくし、迷わなくすることです。 その時必要と感じたものを購入するのを迷う必要がない場合、購入に至ります。 WEB技術的な面で言えば、欲しいものを検索して結果が表示されるまでの時間をミリ秒単位で小さくしようとしています。 WEBサーバーの性能だけでなく、データベースへの問い合わせについても短時間で行われるようにチューニングされ、画面が表示されるのが遅くて離脱する可能性を減らしています。 無数にあるECサイトの中の一つとして、選択される理由を作るための施策でもあります。 送料についても、現在は全ての商品がそうではありませんが、一時期全品無料となっていたのは、送料のことを調べるために意思決定が遅れて揺らぐためです。 返品についてもごく簡単な仕組みを作りました。必要事項をフォームに書いて返送用ラベルを貼り付け、返送フォームから集荷日を選ぶこともできます。 これも商品を購入する際に返品などで厄介な問題が起こるかもしれない、電話口で問い合わせなければならないという心理的な抵抗を省くのには十分なことです。 Amazon物流倉庫から距離が短ければ、最短でその日のうちに到着するということも、購入に至るまでの意思決定を早めています。 一度店舗にまで見に行ってなければ購入しよう、という選択肢を取るより、Amazonで当日配達の方を選ぶ人の割合は増えます。 パソコンならワンクリックでカートに入れ、その後2クリックで注文確定、スマートフォン版であれば指紋認証などで即決購入できます。 迷う時間を無くすという手法は合理的ですが、いかにもアメリカ的なビジネスの発想でもあります。 様々なAmazonの生み出す技術の大きな目的はそこに集中していると感じます。

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画像ファイルからテキストを抽出しよう!

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画像ファイルからテキストを抽出しよう!

どうも、大阪支社のとよです。 気づけばもう6月。梅雨の時期が近づいてきました。 さて、前振りとは何も関係ありませんが、 今回はちょっと便利なOCRスキャンサイトのご紹介。 OCRって? そもそも、「OCRってなんやねん」という話ですが、 OCRは「Optical Character Recognition(光学文字認識)」の略で 一般的に、画像に書かれた文字を読み取って、 テキストデータに変換してくれるソフトウェアのことを指します。 近年はかなり読み込みの精度が上がってきていますが、 いかんせん、専用ソフトを立ち上げるのが面倒くさい。 たった1枚の画像を読み込むのに、わざわざ起動するのは なんとなく気が引けてしまいます。 そこで今回ご紹介するのが、「Online OCR」です。 「Online OCR」とは? 「Online OCR」はWeb上で使える無料OCRスキャンサイトです。 ブラウザ上で簡単に操作できるので、かなり気軽に使えます。 ↓こんな英語のサイトですが、日本語の読み込みもOK! というわけで、サイトに移動して使ってみましょう。 「Online OCR」の使い方 ①画像選択 まずは、画像を選択します。 (※今回は弊社のホームページから適当に↓の画像をチョイスしました) ページ左の「Select file...」ボタンをクリックし、 画像ファイルを選択します。 画像ファイルはjpg,bmp,png,gifのほか 単一ページであればpdf,tifも選択できます。 ②言語と出力形式の選択 次に読み取る言語と出力するファイル形式の選択です。 出力形式はテキスト形式とエクセル、ワード形式が選べます。 ここでは言語は「JAPANESE」、出力形式は「Text Plain(txt)」 を選択しています。 ③出力 ①②まで選択できたら、 まずは、右下の「Enter Captcha code」欄に、左に表示されている数値を入力! それから、「CONVERT」ボタンをクリックします。 結果・・・ ↓こんな感じになりました。 少しおかしなところもありますが、なかなかの精度です。 「Download Output File」をクリックすると指定した出力形式のファイルがダウンロードできます。 ちなみに、このサイトは縦書き画像にも対応しているので、 新聞や雑誌の記事なども読み込むことができるそうです。 また、無料登録すると読み込み画像のファイルサイズが最大100MBまで(通常は5MB)、 PDFやRTFなどの出力にも対応してくれるそうです。 楽にテキストを抽出したいな~ってときは、是非お試しあれ。

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工場に残るPC-9801

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工場に残るPC-9801

PC-9801は80年代から90年代にかけてNECが販売していた独自規格のパソコンです。 当時日本の家電メーカーなどではそれぞれ独自規格のパソコンを開発販売しており、8bitのホビー用途のものが多い中、PC-9801はその中でも高級機、企業用として利用されていました。 PC/AT互換規格のパソコンが作られ始めてから、価格的に圧倒されシェアを失い、現在製造は終了しています。 このPC-9801は工場の現場に行くと現役で製造機器の制御用のコンピュータとして利用されています。 PC-9801シリーズのメーカー保守は2010年に全てを終了しているので、正規サポートを受けることができず、中古のPC-9801を利用するなどして自力の保守が続けられています。 製造機器は耐用年数というものが長く設けられており、4年で計算されるパソコンと比べればほとんどの機器は何倍もの年数が設定されています。 そのため機器のライフサイクル自体が全く別の物として設定されます。 30年以上前の、現在のパソコンなどとは比べられない低スペックなものなら、簡単に置き換えられるのではないかと思う気持ちが出てくるかもしれません。 多くの場合、機械の制御について、非常にデリケートなタイミング調整がPC-9801の実機に合わせてプログラミングされていることが多いです。 また接続端子なども現在としてはほとんど使われていないコネクタが採用されているなど、全く同じインターフェースを持つことだけでも大変です。 機器から送られてくるデータ、PC-9801側から機器に送るデータを途中で仲立ちしてすべて取る、ということも難しく、別のものに置き換える場合、機器の設計などから理解しなければいけないことが殆どです。 そのような製造機器の制御に別のライフサイクルの製品であるパソコンを利用するのはおかしいのではないかという考え方もあるかもしれませんが、そのためのパソコン相当の制御機器や表示装置、入力装置を新たに一から作るよりはよほど安価にできたというコスト面のお話にもなります。 パソコンなんか同じもの、というパソコンだけで完結する世界なら当たり前のことでも、こと機器の制御としては簡単な話ではありません。 ただ保守部品がどんどんと手に入りにくくなる現在、置き換えたいというニーズは高まるものと思われます。 それにどう対応していくかは、製造機器メーカーに頼るしかなく、旧来の機器やソフトウェアを扱えるエンジニアの減少など別の問題などとも複合されより複雑化しています。

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MacでAutomatorを使ってAVCHDをMP4に変換

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MacでAutomatorを使ってAVCHDをMP4に変換

家庭用ビデオカメラは、望遠レンズや手ぶれ補正、長時間録画などビデオ専用機ならではの機能が搭載されています。 運動会や、学校のイベント、その他旅行などスマートフォンではカバーしきれない範囲で必要とされています。 このビデオカメラの録画データをパソコンで利用するためには、専用の取り込みツールでカメラに添付のものをインストールするなどの必要があり、個別の録画データとして取り扱いにくいところがあります。 Macでこのビデオカメラの動画を取り込んで、いらないところをカットしてYoutubeなどの動画サイトにアップロードしたい、iPhoneやiPadに取り込んですぐに観たいという場合は、手っ取り早くMP4形式に変換してしまうのが一番簡単です。 AVCHDは単一ファイルの形でMacのFinderからは見えますが、実際はフォルダの構造になっています。 Controlキーを押しながらクリックし、パッケージの内容を表示を選びます。そこからBDMVを同様にパッケージの中身を表示し、Streamフォルダを開きます。 今日撮影した分であれば、Streamフォルダ内の変更日から本日撮影分のMTSを選びます。 スペースキーを押せば、QuickLookで再生でき、どのファイルがどの撮影内容に応じているのかがわかります。 これをH.264のMP4ファイルに変換するためにはAutomatorを利用します。 Automatorはファイルの処理などを定型化して自動化するアプリケーションです。 まず新規にワークフローを作成します。 アクションと呼ばれる機能一覧が左側のサイドにずらっと並んでいます。 「指定されたFinder項目を取得」を選び、右側の灰色の部分にドラッグアンドドロップをします。 続いて再びアクションの中から「メディアをエンコード」を選び、上記のFinder項目を取得のアクションの下にドラッグアンドドロップします。 これで複数のファイルを選んでメディアをQuickTime Xでエンコードするワークフローができました。 メディアをエンコードの設定で、動画の形式(setting)、品質(Encode for)、保存場所(Destination)を選択します。 Destinationは標準でソースと同じ場所(Same as source file)にチェックが入っており、このままではAVCHDパッケージの中に書き込まれてしまいますので、チェックを外し、ローカルディスクを選択します。 指定されたFinder項目を取得のボックスにエンコードの必要なファイルをドラッグアンドドロップします。 続いて右上の▶️実行をクリックします。 これでDestinationに指定されたフォルダにm4vファイルにエンコードされたファイルが書き込まれます。 このファイルの拡張子をmp4に変更すればmp4ファイルが利用出来る様々なソフトウェアやモバイル端末で利用することができます。

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Microsoftのモバイル戦略

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Microsoftのモバイル戦略

Microsoft社がスマートフォン、タブレット向けのマルチプラットフォーム開発ツールXamarinを無償公開しました。 マルチプラットフォーム開発は、iOSやAndroidなど複数あるプラットフォームどちらでもソースコードを共有してアプリを開発することを指します。 iOSアプリを開発する場合は、Mac上のX Codeを利用してObjective-Cで開発をする、Androidの場合はAndroid Studioを利用してJAVAで開発するなど、それぞれのプラットフォームに応じた開発環境を用意する必要がありました。 Xamarinはプラットフォームの差異を吸収し、主にパソコン用のソフトウェア開発に利用されるC#と.Netフレームワークを利用してアプリの開発ができます。 他にもマルチプラットフォームの開発環境は幾つかありますが、Microsoftのモバイル戦略としてVisual Studioに標準で搭載される機能ということになり、その点では特異な存在です。 Microsoftのモバイル戦略として想像されるのはWindows Phoneの普及が第一で、アプリ開発などはMicrosoft製品内で完結するもの、Microsoftストアの購入を促進することが優先されるものと考えていました。 開発者とユーザーはまた別の話になりますので、Windows Phoneについてはシェアの拡大を別途目指しています。 ただユーザーの囲い込みでなく、開発者の囲い込みをまず行うという発想は従来までのMicrosoftのイメージからは随分変わったなと思います。 C#でのモバイル開発の蓄積はまだまだこれからですが、規模を大きくしなければ実績は積み上がりません。 マルチプラットフォーム開発、と言っても100%のコード流用ができるわけでなく、それぞれ独自の製品機能については独自の実装をしなければいけません。 そう表現すると、マルチプラットフォームの意義とは何か、ということになりますが、そのコードはまたWindows PhoneやWindowsタブレットなどMicrosoftのうちだすデバイスでも再利用が可能ということになります。 なるだけ多くのデバイスで動作し、開発しやすい環境であれば、他のマルチプラットフォーム開発ツールからシェアを奪うことも可能です。 多くのマルチプラットフォーム開発がjavascriptなどを利用しているのに対し、エンタープライズ開発で実績のあるC#で作成できることは重要です。 モバイル向けアプリはエンタープライズ用途での利用が要になっています。 企業向けアプリはアプリストアには並びませんが、大規模な導入や、より大きなシステム、クラウドや企業の基幹系などにも組み込むことでパフォーマンスを発揮することができます。 広告や、ユーザー単位の課金など細かいものではなく、システム一式の受託の形をとれますので、開発工数に対して利益を見込みやすく、また大手企業も導入に積極的です。 潮流を読み、業界を牽引するスピード感と実行力がMicrosoftに感じられます。

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