プログラミングが無理だった理由5選!初心者が乗り越える方法を解説

プログラミングは私には無理だった……と挫折した経験はありませんか?画面に映るエラーメッセージに心が折れ、「自分には無理、つらい」と諦めてしまった日々。
しかし、取り組み方が違っていれば、プログラミングを身につけられていた可能性は十分にあります!
本記事では、プログラミング学習が続かなかった典型的な5つの理由と、初心者が困難を乗り越えるための具体的な方法を紹介します。「もう一度チャレンジしたい」と思えるようになるために、ぜひ参考にしてください。
プログラミングは努力すれば身につくものなの?
プログラミング学習が成功するかどうかは、特に“やり方”と“環境”に左右されます。自分に合った方法で努力すれば、誰でもプログラミングスキルを習得できる可能性があります。
【あなたはどれ?】プログラミングが無理だった主な理由5選

プログラミングが無理だった理由は、大まかに以下の5つに分けられます。
- プログラミングに興味が湧かなかった
- モチベーションが続かなかった
- 疑問を解決できなかった
- エラーを解決できなかった
- 難易度の高い言語から学習し始めていた
以下で詳細に解説します。
1.プログラミングに興味が湧かなかった
動機があいまいなままプログラミングを学び始めても、当然モチベーションは続きません。
「稼げそうだから」「なんだか、かっこよさそうだから」という思いつきだけでは、学習の壁にぶつかったときに挫折しやすいものです。「ゲームアプリをつくるエンジニアになりたい」「スキルアップのためプログラミングスキルを習得したい」など具体的な目的がないと、学習が単なる苦行になってしまいます。
プログラミングは道具であって目的ではないため、「何のために学ぶのか」という明確なビジョンが必要です。
2.モチベーションが続かなかった
プログラミングは達成感を得にくい学習です。最初のうちは、何週間もコードを書いても目に見える成果が出ないことも珍しくありません。特に独学で黙々と学ぶ場合、誰かに褒められたり、進捗を確認してもらったりする機会がないため、「これで合っているのだろうか」という不安と孤独感に押しつぶされがちです。
学習コミュニティや同じ目標を持つ仲間の存在は、継続する上での大きな支えになるでしょう。
3.疑問を解決できなかった
「なぜこのコードが動かないのか理解できない!」という状態が長く続くと、無力感から挫折へとつながります。独学の場合、疑問が生じても質問できる相手がいないため、つまずきポイントで立ち往生してしまいます。オンラインフォーラムやQ&Aサイトはありますが、初心者にとっては質問の仕方すら難しく、適切な回答を得られないことも少なくありません。
メンターやコミュニティなど、気軽に質問できる環境があるかどうかが学習継続の分かれ道となります。
4.エラーを解決できなかった
プログラミング初心者にとって、エラーメッセージは恐怖の対象でしょう。
「unterminated string or character constant」などの英文や「SyntaxError」のような専門用語が並ぶと逃げ出したくなる人もいるかもしれません。解決策をGoogle検索しようにも、適切な検索ワードを選べません。また、プログラミングというよりも英語自体に言語の壁を感じる人も多いものです。
エラーについても、気軽に質問できる環境があるかどうかが無理なく学習継続するためのポイントといえます。
5.難易度の高い言語から学習し始めていた
汎用性の高い言語は魅力的な反面、学習難易度が高い場合があります。例えば、C言語やJava。メモリ管理やオブジェクト指向など抽象的な概念を理解しないといけないため、初心者は挫折しやすい傾向にあります。
HTMLなどのマークアップ言語やPythonなどは、比較的シンプルな文法で少ないコード量でも目に見える成果が得られるため、初心者に適しています。
【こんなにも多い】プログラミングの勉強が無理・無理そうと感じている人
SNSから、プログラミングに対して無理、無理そうと感じている人の投稿を集めてきました。
「継続的な学習の難しさ」と「挫折の積み重ね」は、しだいにプログラミングを学ぶ気持ちを喪失させます。小さな成功体験の積み重ねと、具体的なキャリアパスの設定が重要といえるでしょう。
パソコン自体に触れた経験が少ない人は、プログラミングに対して苦手意識を感じて当然です。まず、スマートフォンではなくパソコンで検索してみる、クラウドストレージやオンラインツールを使ってみるところからはじめて、徐々にデジタルツールになれていくとよいでしょう。
「何がどう動いているか全く分からない」という発言は、プログラミングの抽象的な概念を具体的にイメージできない「概念理解の壁」を示しています。視覚的な解説や、分かりやすい日常生活でのたとえ話が充実した教材だと、学習を続けやすいかもしれませんね。
プログラミングは集中力と問題解決能力を必要とするため、適切な休息と学習時間の確保が重要。体調不良や多忙な状態のときは、思い切って休むことも検討しましょう。
これらの体験に共通するのは、プログラミングに対する「心理的ハードルの高さ」と「不適切な学習アプローチ」ということ。一歩ずつ進める学習計画と、自分に合った学習方法を見つけることが再チャレンジの鍵となるでしょう。
プログラミングが無理だった人にありがちな思い込みとは?
「自分は理系じゃないから無理」「エンジニアは天才しかなれない」といった思い込みがブレーキになっていませんか?実際は、コツコツ取り組める人ほど着実にスキルを身につけやすい傾向があります。文系出身でも理系出身でも、関係なくプログラミングは学べます。近年は小学校の授業にもプログラミングが取り入れられているくらい、誰でも始められるものなのです。
プログラミングが無理だったらどうしたらいい?

諦めずに質問したり、勉強方法を変えてみたりしてみましょう。前述のとおり、プログラミング学習が成功するかどうかは、特に“やり方”と“環境”に左右されるためです。
職場の人やプログラミングできる人に相談する
誰かに相談すると突破口が見つかる可能性が高まります。「どうやって勉強を続けたのか」「モチベーションを保つコツは何か」など率直に尋ねてみましょう。単純に、自分のコードを見てもらうことで、思わぬ発見があるかもしれません。
身の回りに相談できる人がいなくても、オンラインコミュニティやSNSでプログラミング学習者を探すのもよい方法といえます。
適性を診断できるテスト・ツールを試してみる
無料で使える適性診断ツールを活用しましょう。適性診断テスト・ツールでは、論理的思考力や問題解決能力など、プログラミングに関連するスキルを客観的に評価できます。また、診断結果から自分に合った学習方法や言語の提案を受けられるツールもあります。
ただし、適性診断はあくまで参考程度に。「プログラミングに向いていない」という結果が出ても、努力次第で克服できる部分も多いことを忘れないでください。
プログラミングスキルなしで挑戦可能な仕事を検討してみる
エンジニアにならなくても、IT業界やWeb業界には多様なキャリアパスがあります。直接コードを書かなくても、IT業界やWeb業界で価値を提供し、キャリアを築くことは十分可能です。おすすめの仕事は後述します。
独学をやめプログラミングスクールに通ってみる
プログラミングスクールのメリットは、体系的なカリキュラム、質問できる講師の存在、同じ目標を持つ仲間との交流など。、多くのスクールでは実践的なプロジェクト制作を通じて学ぶため、「作りながら覚える」という効果的な学習方法が自然と身につきます。費用はかかりますが、挫折リスクを大幅に減らせるという点において、スクールは効率的な投資といえるでしょう。
おすすめのプログラミングスクール25選の料金を比較!口コミや評判・選定ポイントも
プログラミングが無理だった人におすすめのスクール
おすすめのスクールとして、TechAcademyとDMM WEBCAMPを紹介します。
TechAcademy(テックアカデミー)
TechAcademyでは、実践形式でプログラミングを学べる環境が整っています。年間1,000件以上の案件が用意されており、初心者が挑戦しやすいトライアル案件も充実。厳しい選考をクリアした現役エンジニアのみが講師として在籍し、実務に近いスキルを習得可能です。転職保証(返金あり)付きのコースもあり、6か月でIT業界への就職を目指せます。
DMM WEBCAMP(ウェブキャンプ)
DMMが運営するDMM WEBCAMPは、未経験者向けの学習環境が充実したスクールです。初学者向けの入門講座から、言語別や就活対策まで多彩なコースを用意。万が一「合わない」と感じた場合も、開始後8日以内なら無条件で全額返金可能な制度があります。
プログラミングが無理だった人でも挑戦できるIT・Web系の仕事

すらすらコーディングできなくても、IT・Web系の仕事に挑戦できます。以下では、これまで学んだプログラミングの基礎知識を活かしやすいIT・Web系の仕事を紹介します。
Webライター
Webライターは、Web上に掲載される文章コンテンツを作成する仕事です。HTML/CSSの基礎が分かるWebライターは、活躍の幅が広がります。IT・プログラミング関連の記事は専門性が高く、コードが書けなくとも基礎知識があるライターは重宝されるでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの外観や操作性をデザインする仕事です。Webデザイナーには、色彩感覚やレイアウトセンス、ユーザー体験を考える力などが重視されます。PhotoshopやIllustrator、Figmaなどのデザインツールの操作スキルも身につけておきましょう。
また、プログラミングの基礎知識があるWebデザイナーは、エンジニアとの連携がスムーズになり、実装しやすいデザインを提案できるという強みがあります。
Webマーケター
データの分析力や戦略的思考、市場トレンドを読む力が重視される、Webマーケター。GoogleアナリティクスやSEOツール、広告管理ツールなどの使い方を学べば、プログラミングスキルがなくても実務で十分に活躍できます。
Webマーケターは日々データと向き合いますが、定型的なレポート作成や日次チェックなどは基礎的なプログラミングスキルで効率化できる可能性があります。
社内SEやサポート業務
社内SEやサポート業務は、ITシステムを支える裏方的な役割です。システムの導入支援やユーザーからの問い合わせ対応、簡単なトラブルシューティングなどが主な業務となります。コミュニケーション能力や問題解決能力が高く、人と話すのが好きな人に向いているでしょう。
基礎的なプログラミング知識があれば、トラブルの原因特定や簡易的な修正など、より円滑に対応できるシーンも多々あります。
【Q&A】プログラミングが無理だったときのよくある疑問
プログラミングが無理だと感じたとき、辞めてもいいのでしょうか?
無理と感じたら一度立ち止まるのはまったく問題ありません。むしろ、無理を押して続けてもモチベーションが下がるだけです。辞めることを「失敗」と捉えず、自分に合う他の選択肢を考えることが前向きな一歩になります。
自分はプログラミングに向いていない気がします。どう判断すればいい?
向き不向きの判断は難しいですが、「エラーや問題を粘り強く解決しようとできるか」がひとつの目安になります。ただし、最初は誰でも苦戦するもの。数週間だけで判断せず、まずは簡単な成果を出すことに集中しましょう。
プログラミングへの適性を診断できるテスト・ツールとしては、エンジニアリング業界への適性診断や、日本エス・エイチ・エル(SHL)のCABテストがあります。
男性・女性でプログラミングへの向き不向きは変わる?
スキルに性別は関係ありません。多様性のあるメンバーで成果を挙げているチームも多いものです。
プログラミングを諦めたあと、どんな道がありますか?
Webライター、Webマーケター、社内SE、デザイン職など、プログラミングの素養が活かせる職種は多数あります。コードを書く以外にも、IT・Web業界で活躍できる場は広がっています。興味のある分野に目を向けてみましょう。
プログラミングに再挑戦したいと思ったら、まず何から始めるべき?
最初にやるべきことは「前回つまずいた原因の見直し」です。その上で、学びやすい言語(HTMLやPython)や、質問できる環境(スクールやオンライン掲示板などの活用)を用意しましょう。
プログラミングスクールでコツコツ習得しよう!
プログラミングが無理だった人は、その取り組み方が自分に合っていなかった可能性があります。分かりやすい講義ですぐ質問でき、モチベーションを維持しやすいプログラミングスクール。プログラミングスクールで、もう一度プログラミングに挑戦してみませんか?