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無料PHPプログラミングスクールの評判は?特徴やレッスン風景・料金などを解説

プログラミングスクール選びに迷っていませんか?

無料PHPスクール(Pスク)は、受講料が無料でありながら、23日間の短期集中型で実践的なスキルを習得できるプログラミングスクールです。しかしサイトの文字数の多さや、熱量の高い文言などに

「安心して受講できるの?」

「プログラミングスキルが身につくの?」

などの疑問や不安を持つ方も多いでしょう。

この記事では、無料PHPスクールの評判や口コミ、特徴、カリキュラム内容を詳しく解説し、受講を検討している方が納得できる情報を提供します。

現役のIT企業が考える、このスクールに向いている人、向いていない人も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

無料PHPスクールの評判・口コミを紹介

無料PHPスクールを入構するにあたって、不安なのが評判や口コミの内容だと思います。

ここでは、このスクールの良い口コミと悪い口コミを、見ていきましょう。

良い口コミ1.「生徒の気持ちに寄り添ってくれる」

自分自身がかなり成長でき、また、最初は不安だった転職活動もとても上手くいき、Pスクに出会えて心から良かったと思います。エンジニアになりたいという思いが強い方であれば、必ず成長できる環境があります。講師や転職担当の方など、生徒の気持ちに寄り添って、最善を尽くしてくださいます。

Googleより引用

無料PHPスクールの口コミ内容で多いのが、講師の姿勢に関するものです。生徒の目線に立ち、寄り添う講師がいることで、不慣れなプログラミングにも前向きに臨める生徒が多いようです。

良い口コミ2.「学習方法が斬新」

インプットとアウトプットの学習方法が斬新で、理解度がとても深まります。

公式サイトにも記載がありますように、午前中は講師の方の解説を聞いてインプットして、午後は解説で理解した内容を自分の言葉で説明するアウトプットが1日の授業の流れです。

Googleより引用

無料PHPスクールの学習方法には「写経」と呼ばれる仕組みが取り入れられています。写経はレッスン前に行われるインプットです。アウトプットでは、学んだ内容をもとに実践的な作業を行います。

どれも決してレベルの低い内容ではないですが、講師がじっくりと、一人ひとりが理解できるまで寄り添うため、最後には「わかった!」に辿り着けます。

良い口コミ3.「親身なサポート」

こちらで紹介いただいた企業で現在も働かせて頂いています!

講義は難しくて途中で何度も諦めそうになりましたが、「貴方が諦めなければ私達は諦めません」と、ずっと親身にサポートしてくださり、やり切る事ができました。

とてもいい会社を紹介していただいたので、これからもっと頑張ります!

Googleより引用

プログラミングスクールで挫折するかどうかのポイントの一つとして、講師の対応力が挙げられます。つらいときでも、講師が並走してくれるスクールであれば、モチベーションも維持できるのではないでしょうか。

悪い口コミ1.「スケジュールがきつい」

23日間で学べる人はごく僅かだと思います。

仕事をしながらスクールに通って学ぶとなるとまず難しいと思います。

基礎知識がないとまず授業について行けず、わからないまま進んでいくのである程度自分で勉強してから通うのがおすすめです。

未経験であれば、基本構文、文法、配列、関数程度を事前に学習しておけば多分ついていけると思います。

Googleより引用

PHP無料スクールは23日間で実践的なスキルを学びます。その間の学習スケジュールは、以下の通りです。

・PHP研修56.5時間+就職対策7.5時間+自作Webアプリ開発30時間+予習/復習60時間

合計で154時間となります。23日で割ると、1日7時間弱ほどは、学習に時間を割かなくてはなりません。働きながら通う場合、かなりタイトなスケジュールになるため予習・復習の時間を減らしても理解できるほどの予備知識は、身につけておいた方が良いかもしれません。

悪い口コミ2.「写経が非効率的だと思った」

写経というコピー作業も正直、今思えば結構無駄が多かったと思いました。講義までに間に合わない人や、写し終えてもエラー探しをしている方が多かったので、「教材としてPHPファイルを配布した方が効率良くないですか?」と率直な提案を申し出てみましたがことごとく無視されました。そんな生易しいスクールではないことを肝に銘じておいてください。

Googleより引用

このスクールの特徴である学習方法「写経」は、人によっては「無駄な作業」と感じる場合もあるようです。写経の重要性や内容については後述しますが、きちんと必要性を理解した上で取り組めば、きっと身になるでしょう。

悪い口コミ3.「未経験者にはつらい」

本当に未経験の方は、職業訓練校へ行った方が全然身につきます。ある程度の経験者はいいのかもですね

Googleより引用

こちらの口コミでも、未経験者では効率的に学ぶことができない旨が書かれていました。PHPスクールは短期間で濃度の高い内容を学ぶため、事前にある程度、知識を身につけておいたほうが安心です。

口コミから考える無料PHPスクールのメリット・デメリット

口コミを総合すると、無料PHPスクールのメリットは「講師が受講生一人ひとりに寄り添いながら指導してくれる姿勢」や、「学習方法が的確である点」などが挙げられます。

また、口コミには書かれていませんでしたが、短期間で実践的なスキルを身につけられるだけでなく、完全無料で学べること、さらに卒業生が多く実績があるため、安心感が高い点も魅力です。

一方で、23日間という短期間で集中的に学ぶため、全くの初心者には厳しいとの意見もあります。スケジュールがタイトであり、基礎知識がないとついていくのが難しいため、事前に基本構文や文法、配列、関数などを学んでおくと安心です。

また、こちらも口コミにはありませんが、以下の点には注意が必要です。

  • ・入学選考や年齢制限があること(18歳〜32歳まで)
  • ・都内の求人が多めであること(91.8%)
  • ・スクール経由以外の転職には授業料が発生すること(全8回セット割:税込19万円)

以下の記事では、おすすめのプログラミングスクールの口コミや特徴を、比較しています。ほかのプログラミングスクールの情報も確認したい方は、ぜひチェックしてみてください。

無料PHPスクールの特徴

無料PHPスクールの特徴は、以下の通りです。

  • ・運営企業はドリーム・シアター
  • ・現在110期まで開講する老舗スクール
  • ・受講料が無料
  • ・23日間の短期集中型スクール
  • ・入校後6か月は何度でも再受講が可能
  • ・「写経」と呼ばれる学習方法
  • ・挫折ポイントを把握したカリキュラム

それぞれの内容を、見ていきましょう。

運営企業はドリーム・シアター

無料PHPスクールを運営するのは、株式会社ドリーム・シアターです。IT業界に精通した企業で、Webシステムやアプリ開発を手掛けながら、未経験者向けのエンジニア育成にも力を入れています。

長年の実績を持ち、業界内での信頼も厚い企業です。

現在110期まで開講する老舗スクール

ホームページの文字量や、熱量のある文言に「胡散臭い…」と感じる方もいるかもしれませんが、無料PHPスクールは2025年2月時点で、すでに110期まで開講しています。年に8回の開講のため、およそ14年弱の歴史を持つスクールです。

これまでに培われた教育ノウハウがあるため、本気でプログラミングを学びたい方にぴったりです。

受講料が無料

このスクールの大きな特徴の一つが、受講料が完全無料であることです。費用を抑えて、プログラミングを学び、転職に活かしたい方にとって、大きな魅力となるポイントです。

ただし、受講開始前にデポジットとして5万円〜の保証金を支払う必要があります(学生の年齢によって金額は異なります)

この保証金は、スクールが紹介する企業に就職することで全額返金されます。ただし、紹介企業以外に就職する場合は返金されないため、その点は注意が必要です。

23日間の短期集中型スクール

無料PHPスクールのカリキュラムは、23日間の短期集中型となっています。この短期間で、未経験から実務経験3ヶ月相当のスキルを習得できるように設計されているため、スピーディに学習を進めたい方にぴったりです。

来校回数は8回、それ以外の日は、予習・復習・小テストを行います。来校が難しい場合、オンライン参加も可能です。

入校後6か月は何度でも再受講が可能

無料PHPスクールでは、受講終了後も6か月間は何度でも再受講が可能です。学習の進捗に不安がある方や、復習したい方にとっては大きなメリットとなります。

また、一度受講しただけでは理解が追いつかない場合でも、繰り返し学ぶことで知識を深めることができるでしょう。

「写経」と呼ばれる学習方法

無料PHPスクールでは、「写経」と呼ばれる独自の学習方法を採用しています。

写経とは、その名の通り、お手本を書き写していく学習方法のことを言います。文章作成や英語など、さまざまな学習で取り入れられており、プログラミングの場合は実際にコードを手で書き写すことで基本構造や書き方を覚えるのが目的です。

最初のうちは、何を書いているのかわからなくても問題ありません。2回目からは、「なぜこの処理を書くのか?」という疑問を持ちながら、写経を進めます。3回目以降は、見ないで書いたりノートに手書きで書いたりし、最終的には画面だけを見てソースを復元したり、自分なりの処理を加えたりします。

これを、レッスン日ごとに行うことで、学びが身についていることを実感できます。また、疑問を考えることで、プログラミングの思考能力を養うことにつながります。

挫折ポイントを把握したカリキュラム

無料PHPスクールのカリキュラムには、3つの「挫折ポイント」が設けられています。現場で必要な知識であるとはいっても、挫折ポイントに到達すると、心が折れてしまう学生も少なくないようです。

しかし、無料PHPスクールでは、挫折ポイントで学生のモチベーションが下がらないよう、重点的なサポートが用意されています

完走できるように講師が寄り添う体制が整えられているため、安心してじっくり悩んでみてください。

無料PHPスクールのレッスン風景

参考元:Gppgle MAP

こちらは、無料PHPスクールのレッスン風景です。すべての席が埋まっており、学生が多いことがわかります。

無料PHPスクールのカリキュラム内容と料金(デポジットのみ)

無料PHPのカリキュラム内容は、以下の通りです。

1日目:配列と制御関数プログラミングの基礎条件分岐・繰り返し処理(if / for / foreach / while / switch)
2日目:Web問合せフォーム開発・掲示板サイト開発データのエラーチェック(正規表現)テキストファイル・CSVファイルへのデータ保存・読み取り
3日目:データベース(DB)とSQLリレーショナル・データベースの基本MySQLの操作(データベース・テーブル作成、SQL基本構文)PHPとの連携によるWebサイトへのデータ組み込み
4日目:関数とオブジェクト指向繰り返し使う処理をまとめる「関数」の学習オブジェクト指向の基礎(namespace、オートローディング)プログラムを部品のように扱う技術を習得
5日目:JavaScript(jQuery)とLinux、Git/GitHubJavaScript(jQuery)を用いたWebページの動きの実装Linuxの基本操作(基本コマンド、ファイル権限管理)Apache / MySQLのインストールと環境構築Git/GitHubを利用したバージョン管理
6日目:会員登録サイト開発1日目〜5日目の学習を活かしたCRUD機能を持つWebアプリ開発
7日目:ECサイト開発リレーショナル・データベースを活用したECサイト開発MVCモデルとセッション管理の習得
8日目:総復習および卒業テスト面接用成果物(自作Webアプリ)の開発質疑応答・最終確認

カリキュラムは、未経験者が実務経験3ヶ月相当のスキルを習得できる内容となっています

受講料は無料ですが、受講開始前にデポジット(保証金)が必要です。紹介先企業に就職することで、デポジットは返金されます。

無料PHPスクールで受講料が発生しない理由

無料のプログラミングスクールは「あやしい」などと言われることもありますが、これには明確な理由があります。

無料PHPスクールをはじめとする、受講費用のかからないスクールは、ITエンジニアを求める企業との連携によって成り立っています。わかりやすく言えば、「即戦力となる卒業生を紹介先の企業へと転職させることで、企業から紹介料を受け取っている」ということです。

これにより企業は人材費用をかけずに新人育成ができます。また、即戦力となる社員が入社することで、生産効率が高くなれば、企業も利益を生みやすくなります。

「紹介先以外の企業に転職する場合、費用が発生する」という理由も、このビジネスモデルを採用していることが理由です。

無料PHPスクールの紹介先企業の事例

無料PHPスクールの卒業生は、IT業界やWeb業界のさまざまな企業へと就職しています。

具体的には、システム開発やクラウドサービスを提供する「NTTデータ」や「BayCurrent Consulting」、「SoftBrain Co.,Ltd.」などの大手企業をはじめ、「Union Technology」や 「Showcase-TV」などの成長企業も受け入れ先として挙げられます。

また、Web業界においては「楽天」や「Bizreach」、「Cookpad」に「Cygames」などの有名企業への就職実績があり、ECサイトや広告システムの開発、Webサービスの運営に携わるチャンスも豊富です。

IT企業が考える!無料PHPスクールがおすすめな人・そうでない人

ここまで無料PHPスクールについて解説しましたが、「自分に合っているかどうか不安」と感じる方も、多くいると思います。

そこで、和歌山のIT企業「システムキューブ」がこのスクールについて細かく調べた上で、PHP無料スクールが「向いている人」と「向いていない人」を解説します。

無料PHPスクールの受講で成功できる人

無料PHPスクールは、短期間で集中して学ぶスタイルのため、熱意を持って学習に取り組める人に向いています。カリキュラムの難易度は決して低くはありませんが、本気でIT業界に就職したいと考えている人なら乗り越えられるでしょう。

入校後6か月間は何度でも再受講が可能なため、一度で理解しきれなくても復習のチャンスがあるのも大きなメリットです。忙しいからと諦めるのではなく、学ぶ意欲さえあればスキルをしっかり身につけることができます。

無料PHPスクールの受講はやめたほうが良い人

スクールの公式サイトを見ても分かる通り、このスクールは生半可な気持ちでは卒業できない厳しい環境です。「無料だからとりあえずやってみよう」と考えている人は、デポジットの5万円が無駄になってしまう可能性が高いでしょう。

学習内容も濃く、自習や復習が求められるため、本気でプログラミングを学びたいという意思がないと続けるのは困難です。

確実にITエンジニアを目指す決意がある人でなければ、他の学習方法を検討したほうが良いかもしれません。


以下の記事では、おすすめのプログラミングスクールの口コミや特徴を、比較しています。ほかのプログラミングスクールの情報も確認したい方は、ぜひチェックしてみてください。

まずは無料説明会からチャレンジしてみよう!

無料PHPスクールでは、実際のカリキュラムや学習環境を体験できる無料説明会を実施しています。

このスクールの熱量に、自分がついていけるかどうか不安な方は、まずは無料説明会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

説明会ではプログラミング未経験者向けの学習のコツや、卒業後のキャリアについての説明も行われます。気になっていることを直接質問できる機会でもあるため、少しでも興味があるなら参加してみるのがおすすめです。

まとめ|PHPスクールは本気でプログラミングを学びたい人におすすめ!

無料PHPスクールは、短期間で集中して学び、IT業界へ就職を目指せる環境が整っています。

一方で、カリキュラムは厳しく、事前の学習や高い意欲が求められるため、「とりあえずやってみる」程度の気持ちでは挫折する可能性もあります。

気になる方は、まずは無料説明会に参加し、スクールの雰囲気やカリキュラムを体験してみることをおすすめします。