ホームページ制作コラム

SEOとコンテンツマーケティングの違いとは?それぞれの比較と効果的な施策

Webコンテンツを検索上位に表示させ、ターゲットにリーチする上で重要なのが「SEO」と「コンテンツマーケティング」の2つです。両者は混同されやすい存在ですが、それぞれ異なる目的と手法があります。

本記事では、SEOとコンテンツマーケティングの違いを明確にし、効果的な施策について解説します。

それぞれの特徴を把握して目的に合った対策を施し、コンバーション達成を実現しましょう。


システムキューブは、和歌山県を拠点としてホームページ制作を行う会社です。効果的なコンテンツ作成やSEO対策を取り入れてホームページを制作し、ターゲットニーズを満たします。

「自社ホームページを特定のキーワードで上位表示させたい」「有益なコンテンツを含むホームページを作りたい」という方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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SEOとは

SEOとはGoogleなどの検索エンジンで、Webページを上位に表示させるための施策のことです。検索結果の上位に表示されることで、より多くのユーザーの流入が期待できます。SEOで行う手法はさまざまですが、基本的な方法は以下の通りです。

  • キーワード選定:ターゲットユーザーが検索する可能性の高いキーワードをリサーチする。
  • 内部施策:メタタグの最適化、適切な見出しの設定、モバイル対応、サイトの構造改善など、検索エンジンがサイトを評価しやすい環境を作る。
  • 外部施策:被リンク(他のサイトからのリンク)を獲得し、サイトの権威性を高める。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、「コンテンツ」を通してユーザーに価値のある情報を提供し、最終的な購買や問合せなどに結びつける、マーケティング手法のことです。

コンテンツの形態はさまざまですが、ターゲットの興味関心や利用するメディアに合わせて、適切なコンテンツ形態を選択することが重要です。

以下はコンテンツの形態の一部です。これらに該当しない場合でも、情報を伝える形態であれば「コンテンツ」といえます。

  • ブログ
  • SNS(Xやインスタグラム、TikTokなど)
  • 動画(YouTubeなど)
  • メールマガジン
  • 音声コンテンツ
  • 漫画

コンテンツをグーグル検索で上位表示される施策は「コンテンツSEO」

コンテンツをGoogleなどの検索エンジンで上位に表示させるための施策「コンテンツSEO」といいます。検索エンジンの上位表示を狙う点では、上述したSEOと同じ意味ですが、コンテンツSEOは「コンテンツ(読み物・情報など)のみに特化したSEO施策」のことです。サイトの構造改善など、コンテンツの作成とは直接繋がりのない、システム部分の施策は含みません。

作成したコンテンツにSEOを取り入れ、検索結果の上位に表示される施策を行うことで、コンバージョン達成の可能性が高くなります。

SEOとコンテンツマーケティングの違い

SEOとコンテンツマーケティングは、混同して考えやすいですが、目的やアプローチ方法など、異なる点が数多くあります。

SEOコンテンツマーケティング
目的検索結果での上位表示購買意欲の向上
アプローチ方法検索エンジン向けの最適化読者にとって価値あるコンテンツの提供
ターゲット検索エンジン経由の訪問者(ニーズが顕在化)潜在顧客や既存顧客
流入経路検索エンジン多様なプラットフォーム
コンテンツ内容記事やLPがメイン記事やLP、SNSや動画、音声コンテンツなど多岐に渡る

両者を混同して考えると、目的やターゲット層がブレてしまう可能性があります。効果的な施策を取り入れるためにも、それぞれの違いを正しく把握しましょう。

目的

SEOの目的検索結果での上位表示
コンテンツマーケティングの目的購買意欲の向上

SEOの主な目的は、検索結果で上位表示されることです。そのために必要な施策を行い、より多くのターゲットに作成したコンテンツが目に触れるよう促します。

一方、コンテンツマーケティングの目的は、コンテンツを通して最終的な購買や問い合わせにつなげることです。コンテンツ内容の精査やコンテンツの形態などを選択し、ユーザーに価値ある情報を提供します。

アプローチ方法

SEOの目的検索エンジン向けの最適化
コンテンツマーケティングの目的読者にとって価値あるコンテンツの提供

検索エンジンで上位表示されるためのアプローチ方法は「検索エンジン向けの最適化」です。

検索アルゴリズムを考慮し、キーワードの選定や内部リンクの最適化、サイトの読み込み速度改善など、技術的な要素を含む施策が求められます。これらの施策を行い、検索順位が上がることが「SEOの成功」と言えます。

一方、コンテンツマーケティングのアプローチ方法は、読者にとって価値のあるコンテンツを提供することです。ターゲットの興味・関心を深く理解し、役立つ情報やエンターテイメント性の高いコンテンツを提供することで、問合せや購買意欲を促します。

ターゲット

SEOの目的検索エンジン経由の訪問者(ニーズが顕在化)
コンテンツマーケティングの目的潜在顧客や既存顧客

SEOでは、主に検索エンジン経由で流入してくる訪問者をターゲットにします。つまり、「特定のキーワードを検索するユーザー」がSEOの対象となるため、ニーズが顕在化しているユーザーが多いのが特徴です。例えば、「業務効率化ツール 比較」と検索する人は、すでに何らかのツールを探している段階にあるため、直接的なコンバージョンにつながる可能性が高くなります。

一方、コンテンツマーケティングは、潜在顧客や既存顧客を対象にします。まだ商品やサービスを認知していない層にもアプローチし、興味を持ってもらうことで、将来的な購買行動へとつなげる役割を担います。

流入経路

SEOの目的検索エンジン
コンテンツマーケティングの目的多様なプラットフォーム

SEOの主な流入経路は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンです。ユーザーが検索した際に、自社のサイトが上位表示されることで流入を得られます。

コンテンツマーケティングでは、ブログやSNS、メールマガジン、動画など、多様なプラットフォームを活用してターゲットにアプローチします。

コンテンツ内容

SEOの目的記事やLPがメイン
コンテンツマーケティングの目的記事やLP、SNSや動画、音声コンテンツなど多岐に渡る

SEOコンテンツは、検索エンジンで評価されることを意識し、適切なキーワードを配置した記事やLP(ランディングページ)が中心となります。具体的には「○○とは?」「○○のメリット・デメリット」「○○の選び方」など、検索ニーズに応える形でコンテンツを作成し、検索エンジン上での競争力を高めます。

コンテンツマーケティングでは、読者の興味を引き、関心を高めるためにさまざまな形式のコンテンツを活用します。ブログ記事に加え、SNS投稿や動画コンテンツなど、ターゲット層に適した形態を選択し、エンゲージメントを高めることが重要です。

SEOとコンテンツマーケティングを混同するリスク

SEOとコンテンツマーケティングを明確に区別せずに施策を進めると、以下のようなリスクが発生します。

・ターゲットがぼやけた施策になる

・長期的な効果が得られない

・無駄な時間と人件費が発生する

ターゲットが曖昧なまま施策を続けると、効果的なアプローチができなくなります。その結果集客を得られず、長期的な効果を感じられなくなる可能性があります。

また、ターゲットがぼやけたまま施策を続け、思うような結果を得られないことで、時間や人件費の浪費ばかりが加速されます。

このように、SEOとマーケティングの違いを理解しないままで施策を行うことは、ビジネスにとって大きな打撃となります。それぞれの特性を把握し、目的に合わせて適切に活用することが重要です。

効果的なSEO施策とコンテンツマーケティングの方法

SEOとコンテンツマーケティングを組み合わせることで、検索流入を増やしながら、ターゲットに価値を提供することが可能になります。ここでは、それぞれの施策を効果的に実施するためのポイントを詳しく解説します。

効果的なSEO施策のポイント

まずはSEO施策のポイントを見ていきましょう。

ターゲットが検索するキーワードの選定

SEOの第一歩は、ターゲットが検索するキーワードの選定です。ターゲットが抱える問題を想定した上で「ターゲットが検索しそうなキーワード」を選定します。

ターゲットニーズに合う内容

キーワードを選定したら、その答えとなるような内容を作成します。

検索アルゴリズムは「読者にとって有益性が高いこと」を重視するため、疑問への答えだけでなく、答えを導く根拠や答えを知った後の行動なども明らかにすることが重要です。

提供する情報の権威性

GoogleはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視しており、信頼できる情報を提供することが検索順位向上の鍵となります。

専門家のサイト・著書などを情報源としたり、専門家の監修を受けたりすることが、検索結果で上位表示される上で有効です。

内部・外部リンクの活用

内部リンクを適切に設定することで、サイト内の回遊率を向上させ、検索エンジンの評価を高めることができます。また、外部リンク(被リンク)を獲得することで、サイトの信頼性が向上し、SEO効果が強化されます。

モバイルフレンドリーなデザイン

Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、スマートフォンで快適に閲覧できるサイトがSEO評価の対象になります。タップしやすいボタン配置や適切なフォントサイズを設定、ページの軽量化などの対策が、モバイルフレンドリー対策として有効です。

ページ読み込み速度の最適化

ページの読み込み速度は、ユーザー体験だけでなくSEOにも大きな影響を与えます。画像の圧縮やキャッシュの活用、不要なスクリプトの削除などの施策を行い、読み込み速度を最適化することで、検索順位の向上が期待できます。

効果的なコンテンツマーケティングのポイント

次に、効果的なコンテンツマーケティングのポイントを解説します。

ターゲットオーディエンスを明らかにする

コンテンツマーケティングの成功には、誰に向けて情報を発信するのかを明確にすることが重要です。ターゲットの年齢層・職業・関心・課題などを分析することで、問合せや購買意欲を高めるコンテンツを提供できます。

ターゲットに親しみ深いコンテンツ形式を選ぶ

ターゲットに合わせてコンテンツ形式を選択することで、ターゲットに情報がより届きやすくなります。

たとえば、Z世代をターゲットとする場合は、InstagramやTikTokなどの短尺動画を選ぶと、コンテンツが目に止まる可能性が高くなるでしょう。一方で、ビジネス層に向けたコンテンツでは、ブログ記事やホワイトペーパー、YouTubeの専門解説動画などが適しています。

ターゲットが求める価値を提供する

どれほど魅力的なコンテンツでも、ターゲットが求めていない情報では、コンバージョンに結びつかない可能性があります。ターゲットが抱える悩みやニーズを正しく理解し、それに応じた価値のある情報を提供することが大切です。

分析と改善を行う

コンテンツは作って終わりではなく、継続的な分析と改善が不可欠です。GoogleアナリティクスやSNSのインサイト機能を活用し、どのコンテンツが多くのエンゲージメントを獲得しているのかを把握しましょう。

まとめ|コンテンツマーケティングとSEOを理解し効果的な戦略を練る

コンテンツマーケティングとSEOは、それぞれ異なる目的を持ちつつも、互いに補完し合う施策です。SEOによって検索エンジンからの流入を増やし、コンテンツマーケティングによってエンゲージメントを高めることで、長期的な成功につなげることができます。

適切な戦略を立て、ターゲットに価値ある情報を届けることが、企業のブランディングや売上向上において重要です。


システムキューブが制作するホームページは、「読者にとって有益な情報」であることを重視しています。価値あるコンテンツをより多くの人に見てもらうための施策も、おまかせください。

「自社ホームページを制作し認知度を高めたい」「コンバーションにつながるホームページ制作がしたい」という方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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