9.7インチiPad Pro発表

9.7インチのiPad Proが発表され、iPad Proが12.9インチの物と2サイズになりました。

iPad Proの9.7インチは前世代のiPad Airから内部の設計が更新され、より多くのバッテリと高性能なプロセッサ、4つのスピーカーが搭載されます。

一方ではメモリ容量は2GBのまま据え置きと12.9インチiPad Proの4GBから比べると半分になっているようです(非公表値)。

iPad Proは両モデルともApple Pencilの対応が可能となりました。

Apple PencilはBlueTooth規格を利用したiPad Pro専用のペン型デバイスで、いわゆるスタイラスと呼ばれるものよりも文字や絵を描くことに特化されています。

Apple Pencilが接続されると、Apple Pencil入力可能アプリを起動している際はタッチパネルの走査回数を増やし、より低い遅延と、パームリジェクションと呼ばれる手のひらのタッチを無視する機能が働きます。

遅延を減らすこととパームリジェクションについてはプロセッサの処理能力を使いますので、iPad Air2までのiPad及びiPad miniでは利用不可としています。

そもそも指先による大雑把なタッチ操作を前提に作られているiPadにとって、スタイラスのような点を押える操作は必要はありませんので、描線など専用のデバイスと考えると自然です。

メモリ搭載量については、バッテリ容量で12.9インチ同等にはできない中、節電のために2GBということになったと推測します。

メモリについてはOSの扱う量以外はアプリに割り当てられていき、アプリ内で不足を起こすと他のアプリを終了させるなどしてメモリを確保していきますので、メモリ不足という事態にはあまりおちいらないようになっています。

12.9インチのiPad Proのアドバンテージとして4GBのメモリは、クリエイティブなアプリについては未だ大きいものです。

メモリが多ければ多いだけ有利になるアプリであれば、表現や制作の可能性は広がります。メモリ利用量に依存しないアプリの場合は、大きな差は生まれないはずです。

できるだけ大きな画面で動画や写真を見たい、クリエイティブなアプリを最大限に使いたい、ということであれば12.9インチは魅力的です。

従来の9.7インチiPadと同じ使い方を主にしたいということであれば、9.7インチのiPad Proが価格的にもこなれておりおすすめと言えそう

です。

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