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Microsoftが自社のRDBMS製品SQL Serverの最新版をLinuxでもリリースすると発表しました。
http://blogs.microsoft.com/blog/2016/03/07/announcing-sql-server-on-linux/
SQL ServerはWindows上で動作するRDBMSとして利用されていましたが、今回Linuxにも対応することにより、競合するRDBMSとしてOracleやPostgres、MySQLなどとの競争が拡大します。
現在までLinuxをサーバーとして扱うシステムにWindowsを持ち込む際、あるいはWindowsで構築されたシステムにLinuxを持ち込む際は様々な難しさがありました。
今後インフラ構築時にそのような構成をとる場合の選択肢が随分と広がることになります。
Linuxベースの仮想サーバー上にSQL Serverを持ち込むなど、現状とることができなかった選択肢がこれで浮上してくることになります。
計画としては2017年中頃ということで時間はありますが、DBサーバーをLinuxへの移行の予定で、SQL ServerからOracleへマイグレーションするなどという場合に、工数で有利な方を選択できるのは良いことですし、SQL Serverの業界での競争力は高くなります。
また正式に対応するにあたり、LinuxのSQL Serverのドライバも改良されたり、対応が良くなることも十分ありえることです。
OpenSSHをWindows向けにオフィシャルにサポートしたり、SAMBAへActive Directory技術を供与するなどMicrosoftはシステム面でLinuxとの親和性を高めています。
Windows Serverが不要になるということはなく、相互に行き来することによって、Microsoft製品を選択するメリットを強く示すことができます。
境目がなく利用できるということであれば、国内サポート窓口も充実していて、販売代理店なども多いWindows Server製品は国内市場でも十分な競争力を持つことになりそうです。