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マイクロソフトオフィス2013の発売日が近づいていますが、マイクロソフトオフィスのダウングレードについて調べてみました。
パッケージ製品、あるいはプリインストール版のオフィスはダウングレード権の対象になりません。
対象になるのはボリュームライセンス版、あるいはソフトウェアアシュアランスが付与されたライセンスとなります。
ボリュームライセンス版はマイクロソフトと契約することにより、同一製品の複数台インストールをおこなう形でライセンスを購入するものです。
ライセンスリセラーという業者を通じて購入することができます。
これは法人向けのサービスですが、法人だけではなく、個人としても契約することができます。
最低3ライセンスからの購入となり、複雑な料金体系を持っていますが、もっとも手軽なものはOpenLicenseとよばれるものでしょう。
インストールメディアは別途購入か、ボリュームライセンスサービスセンターでのダウンロードとなります。
ボリューム ライセンス、OEM 製品、およびパッケージ製品のライセンスのダウングレード権
こちらにダウングレードについての文書があります。
こちらによると、「ボリューム ライセンス プログラムを通じて取得されたすべてのアプリケーション ソフトウェア ライセンスにダウングレード権が付与されます。」とあります。
また「ソフトウェア アシュアランスを追加したすべてのライセンスについてダウングレード権が付与されます。」ともあります
ソフトウェアアシュアランスとはOSやアプリケーションのアップグレード保証などのついた、ソフトウェアに付加することができる権利で、有効期間が存在します。
OEM版やパッケージ版にも購入90日以内であればソフトウェアアシュアランスを付加することで、ダウングレード権を得ることができるようです。
ボリュームライセンスサービスセンターでダウングレード用のソフトウェアがダウンロードできるのは、一世代前までということですが、インストールメディアを用意できるのであれば、あらゆる世代にダウングレードできるようです。
ダウングレード用ライセンスの請求はボリュームライセンスサービスセンターの窓口に請求する必要があります。
発行されたライセンス番号を過去のオフィスのインストール時に入力することによって、ダウングレードが可能となります。
ボリュームライセンスの価格体系は非常に複雑であり、さらソフトウェアアシュアランスを同時購入するかどうかという選択も加わると、料金がいくらなのか、などを正確につかむのは難しいことです。
まとめ買いであるからといって、極端に安くなるわけではなく、OEM版などとは違った正規価格に近いものです。ソフトウェアアシュアランスなども付加すると、それなりの金額となります。
オフィスのダウングレードが必要な場合、ボリュームライセンスで購入するか、OEM版でソフトウェアアシュアランスの付加できるものか、あらかじめの確認が必要となります。
マイクロソフトサポートにて、ご購入前に相談されることをお勧めします。
どういった予算で、どのバージョンのオフィスが何ライセンス必要かということをまとめておくとよいでしょう。
マイクロソフトオフィス関連は、過去にも記事にしております。