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USB規格の最新版USB4が制定され仕様が公開されました。
USB4はIntelが制定したThunderbolt規格を元に作られ、データ転送速度は40GbpsとUSB規格としては過去最高のスピードとなっています。
またUSB規格として、ディスプレイ表示、電源供給、USB 3以前との互換性を備えています。
コネクタとしてはUSB Type-Cが利用されることになります。
USB Type-Cを利用したUSB 3.0以降の規格は最近のスマートフォンにも積極的に取り入れられています。
USB Type-CではUSB PowerDelivery というノートパソコンの充電にも利用できる大容量の電力を供給する機能も備えられていることが一つ大きなメリットでしょう。
現在でもパソコンやスマートフォンの充電器ではType-Aがまだまだ主流です。
Type-Aは普及率が高いですが差し込み方向が一方向のみなどType-Cにくらべるとデメリットも多く、大量の電力をやり取りするのにも不適です。
今後はType-Cがそれらを置き換えていくことになりそうだと筆者は考えています。
スマートフォンも、ノートパソコンもタブレットやゲーム機など、あらゆる機器でType-C型のコネクタが広がりをみせており、今後もさらにその傾向が広まるでしょう。
USB4により高速な記憶媒体のやり取りや高解像度ディスプレイとの接続など、USBでできることは広がっていくはずです。
ノートパソコンに外付けのグラフィックカードを接続し、HPC用途に利用するなども現実味を帯びてきそうです。