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これからGoogleが新しいWebのユーザー体験として用意しているのがPortalsです。
PortalsはWebページの中にWebサイトを埋め込むという形をとります。
しかしそれは従来からでもできていることで、たとえばGoogleマップやYoutube、InstagramをWebページに埋め込んでいるページはいくらでもあります。
Portalsの新しいところは、埋め込んだ先のページへ画面が遷移したり、再び元のサイトに戻ったりなどユーザーが自由でスムーズに行き来することができるというものです。
これまでの埋め込みでは内容を参照しているだけであったり、埋め込まれているリンクをクリックしてページ読み込み直しを行なって移動するという形で、双方向性はありませんでした。
戻るボタンという形では戻ることができますが、どちらにしてもページの再読み込みが発生してセッション切れなどによる切断なども起こりうる方法です。
Portalsを使ってたとえばレシピのサイトを開いていて、SNSにそのレシピを共有するとします。レシピサイトにPortalsで設定されたSNSの投稿ボタンを押すとページに重なって新たなページが開くような形でSNSサイトが起動し、投稿内容と投稿ボタンが表示されます。
そのままSNSの画面を閉じると再びレシピサイトへスムーズに戻り、レシピサイトでの状態は移動前と変わらず保存されます。
スマートフォンでアプリ間の連携が発生するような形に似ているかもしれません。
そのようにWebサイト内に他のWebサイトへのPortal(入り口)を開いておけば、各Webサイト、Webアプリ間でのスムーズな連携や画面遷移が可能になります。
Portalsは今の所はChromeの開発版でのみ使用できる機能で、開発中のものです。
ブラウザのみでシンプルにサービス間の連携を行うことができるようになり、ユーザーの利便性が向上します。
Webアプリが様々な用途に用いられるようになった今、iframeにかわる方法として利用されていくことになりそうです。