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オンラインでのファイル共有サービス宅ふぁいる便が400万件以上の情報流出を確認したということで、広報があり2019/1/27現在サービスを停止しています。
格納されていたデータの流出は明らかになっていませんが、運営会社によればメールアドレス、ログインパスワード、生年月日が漏洩しているということです。
まずこれについて、登録していた方はパスワードの使い回しをやめ、宅ふぁいる便に登録していたパスワードとメールアドレスの組み合わせは他のサービスで利用しない、変更することが強く求められます。
宅ふぁいる便は1999年からの古いサービスで、メールでの送受信が難しいファイルサイズのデータをやり取りするために利用されてきました。
メールで添付できないサイズのものであると、いくつかある中でも老舗の宅ふぁいる便が選ばれることがあり、またデザイン業など画像中心に大きなデータをやり取りする一部業界などでは習慣的に利用されているということもありました。
ただその多くはシャドーIT、企業管理外のIT利用という実態も多くあったと思われるところです。
現在はファイルの共有範囲や共有時間を設定できるオンラインストレージもあり、様々な方法を用いることができます。
ビジネス向けのものであれば各ユーザー、端末での利用を許可したりロックしたりなどの管理機能を持つものも増えてきており、ファイル共有のセキュリティについては大きく世の中が進んでいます。
今回もシャドーITとして利用している場合、どのようなものが流出してしまったかについては企業としてまったく把握できず、お客様や自社にダメージを与え、またそれすら本人含め気づけないことになって今います。
ファイル共有についてのポリシー決定、安全策を設定することは問題がシンプルになってきており、また解決が早期に必要とされていることでもあります。