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マイクロソフトは2018年中にクラウド上でWindows PCを作成し利用できるWindows Virtual Desktopをリリースする予定です。
Windows Virtual DesktopはAzure基盤上にフルサイズのWindows PCを仮想化し、インターネットを経由して様々な場所からPC、Macやタブレットなど様々なデバイスを利用してVirtual Desktopへアクセスすることができます。
VDI (仮想デスクトップインフラストラクチャー)サーバーの導入などは不要で、マイクロソフト側ですぐに提供されるWindows仮想環境はユーザーにとってコストパフォーマンスに優れたものになるはずです。
これまでににも、このようなDaaSと呼ばれる同様のデスクトップ仮想化クラウドサービスがあり競合となりますが、マイクロソフトは二つの方法で他社との差別化を図っています。
一つはMicrosoft365サービスとの統合です。Microsoft365とはOffice365とWindows10をサービスとして提供するものです。この購読制サービスの一環としてWindows Virtual Desktopを組み込み、追加料金なしでで提供することにより、より価値の高いサービスとなります。
またWindows7のサポート延長をWindows Virtual Desktopで行なう旨の発表をしています。
Windows Virtual Desktopを利用する限り2020年までをサポート期限とするWidows7が、2023年までの延長セキュリティサポートを受けることができます。
マイクロソフト公式の仮想デスクトップである利点を活かしユーザーを獲得していくことで、マイクロソフトが自社製品を購読制サービスへ移行していく強い施作と感じられました。