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モバイル向けのプロセッサ、Snapdragonで動作するWindows10を搭載したノート型パソコンが発表されました。
Windows10は従来型のIntelプロセッサとその互換製品によるラインナップに、今後モバイル向けプロセッサで動作するものが加わります。
このモバイル向けプロセッサを利用する利点は携帯電話と同じく4G回線を利用できることや、バッテリ消費が抑えられることが一番にくるのではないかと思われます。
Snapdragonは無線通信機能を備えており、携帯電話やタブレットに搭載されて携帯回線と接続する機能の中心の存在です。
ノート型パソコンのバッテリー使用では持続時間が概ね5~7時間ぐらいのものが多いです。このラインナップでは20時間を超えるぐらいの動作をすると伝えられていますが、実際の利用でどれぐらいの時間利用できるのかは今後明らかになりそうです。
今回発表されている機種については9~10万円台が予定されており、モバイル向けのプロセッサを利用してそのかわり安くなるということにはなっていません。
バッテリー消費についてはIntelもモバイル向けプロセッサを低電化していくことに努力しているのでバッテリー駆動時間だけが利点ではないと感じます。
スマートフォン向けのプロセッサを利用できるようになるということがMicrosoft社にとってみれば重要で、各メーカーがIntelから以外のプロセッサでもノートパソコンが作れるようになること、またそれによってノートパソコン市場全体の低価格化も見込まれるかもしれません。
スマホ市場、タブレット市場とシェアを奪い合う状態になったノートパソコンの今後の可能性を広げるものとなりそうです。