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ブラウザを利用したWEBアプリ開発の中でプログレッシブウェブアプリというものが新たに登場しています。
WEBアプリはブラウザから操作できるため、WEBブラウザがあればプラットフォームを選ばない汎用性があります。
スマートフォンでもWEBアプリは多く使われていますが、スマートフォンアプリと比べるとカバーできていない機能がありました。
例をあげれば通知です。スマートフォンアプリはサーバーから通知を受け取ることができますが、WEBアプリはサーバーからの通知を受けてスマートフォン上にポップアップさせるなどはできません。
あるいはネットワークがオフラインの場合などもWEBアプリはサーバーとの通信がないと動作することは難しいです。
それらの問題を解決するために用意されたのがプログレッシブウェブアプリです。
プログレッシブウェブアプリとして構築されたWEBアプリはWEBページが前面に出て動作していなくても通知を受け取ることができます。いままではブラウザから別のアプリに移る、あるいは別のタブでページを開いてしまうとWEBアプリは動作を止めていました。
これをブラウザがもつService Workerという仕組みによりサーバーから通知を受け取ることができるようになります。
またオフラインでも通信の内容をService Workerがサーバーの代わりにやり取りすることによってオンラインと変わらない状態でアプリを動作させることができます。
WEBサービスについて専用のクライアントアプリのインストールをユーザーに求めると、アプリストアなどにいってダウンロードしインストールするという手間が必要になります。その手間を嫌うユーザーにもサービスの利便性でアピールすることができます。
できるだけ多くのユーザーを獲得するための手段としてプログレッシブウェブアプリは普及していくのではないかと考えられています。
現在全てのブラウザはこれに対応していない状態で、今後の対応次第でスマートフォンを中心に採用が広がっていくものになりそうです。