データベースはパソコンからクラウドへ

古くからあるデータベースソフトの一つFileMakerがFileMaker Cloudを発表しました。

AWSにホストを持つクラウド型のFileMaker Serverで、PaaSのように使えるものかと感じます。

オンプレミスのサーバーよりもAWSの高可用性を重要視することと外出先や拠点間でのモバイル利用をつよく意識したもののようです。

PaaS型のクラウドは多くはデータベースのアプリです。

まずプラットフォームとして独自のRDBMSがあり独自のAPIが提供され、その上に様々な業務用アプリケーションを構築して提供しているのが実際の姿です。

SalesforceのSalesCloudもForce.comのプラットフォーム上に構築されたSFAで、ServiceCloudやMarketingCloudなども同じようにプラットフォーム上にアプリケーションとして展開されており、サービスを購入することで連携することができます。またForce.com上で独自のアプリケーションを利用者が構築することもできます。

ZOHOも同様にZOHO CreatorがRDBMSとAPIをユーザーが利用できるようにしたものでZOHO CRMやSales IQなどもそのプラットフォーム上に構築されたものでしょう。

国産のクラウドプラットフォームKintoneはデータベースであることをそのまま使っているように感じます。JavascriptとCSSを利用したカスタマイズやAPIに力を入れているところが上記の2点とは異なっているなと感じるとことです。

データをどう活用するか、これが現在非常に重要となっています。

モバイルプラットフォームからオンプレミスのデータを閲覧するのはいくつかのステップを踏まなければならなく、これがクラウドであれば多くの問題が簡単に解決してしまいます。

現在特に営業支援などはお客様先や外出先での活用が利点になるので多く普及しているものと考えます。

FileMakerがクラウド化したことにより、その他業務、在庫管理や販売管理の分野などでもクラウド化、モバイルプラットフォームの活用などが普及していくように考えています。

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