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壊れないパソコンが欲しい、これはパソコンを購入するときに購入者にとって切実な願いになると考えます。
特に業務利用しているパソコンが故障してしまうと作業が止まる、データが失われるなど業務に支障をきたします。
ただ最初に理解しておくこととして、壊れないパソコンはないということです。
必ずパソコンは壊れます、故障までの時間は予測できなく、あるメーカーでは何年は壊れない、頑丈であるというのは経験則に過ぎないのが現状です。
業務に支障をきたさないためには、稼働率をあげるという考え方がもっとも重要です。
稼働率は平均故障間隔と平均修理時間によって割り出されます。
平均故障間隔を公表してくれているメーカーがあれば良いですが、実際複数の部品からなるパソコンの平均故障間隔をメーカーが公表することはほとんどありません。
故障から故障までの平均修理時間を短くするにはどうするかというと、どういったサポート体制を受けるかということでずいぶん変わります。
業務用のパソコン、サーバーであれば直接メーカー修理員が24時間以内に訪問し修理する保守プランを持っていたりします。
こちらの方が平均修理時間の割り出しよりもわかりやすいです。修理時間が短ければ、稼働率は高い状態に保たれます。
サーバー機器ではそれぞれの部品単位で多重化することで、稼働率を上げる方法が取られます。
パソコン機器でも複数台で多重化することで、見かけ上の稼働率を上げることができます。一つのパソコンが故障が起こった場合業務が成り立たなくなる、という状態を、2台のうち1台が故障しなければ業務は続けられるという形をとれば、業務の停止時間は少なくすることができます。
パソコンは壊れるという前提で、壊れた場合の修復までの時間を短くすることで稼働率を上げるにはどうするかということがユーザーにとっての課題と考えます。