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MacBook Pro(Late2013モデル)を手放し、MacBook(2016)を新たに購入し利用しています。
更新した理由としては可搬性です。本体重量では1kg前後の差ですが、ACアダプタやケーブルなど一式を含めれば大きな差になります。ノートパソコンの重量を軽減すれば持ち運べる範囲が広がります。
持ち運びやすいモデルとして用意されていたMacbook Air 11インチも販売終了になりました。そこでRetinaディスプレイを持つMacBookが持ち運びには最適と考えました。
MacBook ProからMacBookへは機械スペックとしては大きなダウンです。MacBook Proはノート型Core i5+専用グラフィックチップというProだけに豪華な構成です。
MacBookに搭載されたCore Mという省電力を主目的としたプロセッサでは、相手が2013年モデルとはいえ処理能力で負けてしまいます。
GoogleのG Suiteや DropboxなどWebアプリケーションを中心に利用している筆者として、できる限りこれらのスペックダウンを補うにはということを常に考えるようになりました。
主なブラウザにChrome、必要なアプリケーション分のタブを開くという形で利用していました。これで問題になるのはプロセッサの処理能力上限です。タブを開きすぎるとプロセッサの利用率が高くなり、全体にもたつく、ということが気になります。
使い終わったタブを閉じていけば問題はないのですが、従来の習慣としてすぐにタブ間の行き来はしたいものです。
Chromeはバックグラウンドのタブを休ませることなく動作させ続けるようです。Safariでは表示されていない部分の内容やjavascriptなどの実行を抑止する独自の省電力機能が備わっています。
それによってプロセッサへの負荷は低下させることがわかり、Chrome同等のタブ数を開いてももたつくというようなことは減りました。
プロセッサへの負荷は直接バッテリ消費にも関わります。外出先で長時間使うなどであればChromeよりもSafariを利用した方が良さそうです。
常にSafariがChromeを上回るかといえばそうではく、Safariの方がより多くの情報をキャッシュしているようです。メモリの負荷はChromeを上回る時があります。
8GBの主メモリ領域をオーバーし、SSDへスワップ領域ができてしまうとSSDとのやりとりにプロセッサ処理能力を奪われ全体的な動作が低下します。
そのような場合、大きくキャッシュメモリを取っているタブを終了させる必要があります。MacBook Proでも当然スワップ領域が作られていたはずですが、プロセッサに余裕がある分遅さはそれほど実感しませんでした。
Webアプリケーションで持続的な動作を必要とするものはChromeを現在も使っています。
ある程度の容量のファイルをDropboxへブラウザ経由でアップロードするため放置すると、Safariではこれらの動作も停止かあるいは低速化してしまうようです。
バックグラウンドに回しても仕事をしてほしいWebアプリはChromeで、それ以外にプロセッサへの負荷を減らしたい場合は基本はSafariでという形で安定しています。
機種更新してスペックダウンというのは筆者として初めての体験です。久しぶりにアプリのやりくりをする楽しみというのも感じるところです。
持ち運びの際だけMacBookでもよかったかもしれませんが、従来のUSBポートとThunderboltポートを備える2013年モデルMacBook Proは中古品としては買取価格に期待ができるだろうという目論見があり、それは考えていた以上に上手くいきました。