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先日、Excel2013を起動したときのことです。
急に以下のようなメッセージが表示されました。
申し訳ございません。エラーが発生したため、Excelが正常に機能できなくなりました。
Excelを終了する必要があります。
今すぐ修復しますか?
「今すぐ修復」というボタンがあったので、とりあえず押してみたところ、
とくに何事もなく強制終了。。。
これ以降、ExcelやWordなどのOffice製品を起動させると、
必ず上記のメッセージが表示されて強制終了してしまうことに。。
これは一体、どういうこと?
ということで、あれこれ調べてみたところ、
どうやらWindows8/8.1、Windows10などでこの症状が出るようです。
PCを再起動しても、Office製品を起動させると、すぐに強制終了しまう
症状に陥ってしまいました。
よくよく見てみると、ExcelやWordを起動したとき、
ヘッダーに以下のような表記がされておりました。
“非商用目的” “ライセンスのない製品”
我が社では、もちろん正規に購入した製品を使っていますので、
これはつまり、何らかの影響でライセンス認証に失敗したということでしょう。
素直に再インストールすればいいかな、と思ったのですが、
ネットで調べてみると、それ以外の方法もあったので、紹介したいと思います。
対処方法は
「完全シャットダウン」
です。
「完全シャットダウン」とは何ぞや?
と思われる方も多いと思います。
Windows8/8.1やWindows10には「標準シャットダウン」と「完全シャットダウン」の
2種類のシャットダウン方法があります。
・標準シャットダウン
高速でOSを起動するために、前回の動作情報を保持したまま、休止状態になる。
起動は速いが、誤った情報を保持しつづける場合もある。
・完全シャットダウン
従来のOSのシャットダウン。完全に電源が切れる。
起動は遅い。
通常、Win8/8.1やWin10でシャットダウンする場合、デフォルト設定では
「標準シャットダウン」になっております。(そのおかげで起動時が速い)
おそらく、今回のケースは、ライセンス認証に失敗したという情報を
ず~っと保持し続けていたため、Office製品が起動できなかったのでしょう。
「標準シャットダウン」では、失敗したという情報がクリアされないようです。
逆に「完全シャットダウン」では、情報がクリアされるので、症状が改善する、というわけです。
というわけで、実際に「完全シャットダウン」を行ってみましょう。
デスクトップ画面で「Windows」キーと「I」キーを同時押しすると、
画面の右の方に「設定チャーム」が表示されます。
右下の「電源」アイコンをクリックし、「Shift」キーを押しながら「再起動」をクリックします。
しばらくすると、「オプションの選択」 画面が表示されるので、
「PC の電源を切る」 をクリックします。
これで完全シャットダウン完了です。
Office製品を起動させると、ヘッダーに表記されていた
“非商用目的” “ライセンスのない製品”
という文字も消え、無事に使えるようになりました。
この「完全シャットダウン」はデバイスが正常に認識されないときにも有効だそうです。
高速OS起動もいいですが、たまには「完全シャットダウン」を行ってみるのも
良いかも知れませんね。