Windows転送ツールを使ってみました

mig

Windowsパソコンの引っ越しのために、Windows転送ツールというものが、WindowsVista移行には付属しています。

WindowsXPなど旧型のパソコンからデータを抜き出し、新しいパソコンに移行するためのものです。

WindowsXPの延長サポート期限も来年に控え、これを使う方法や、どういう仕組みで転送しているかなどを調べてみました。

XPからWindows転送ツールでの移行

XPには標準で転送ツールは付属していませんので、ダウンロードする必要があります。

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=7349

上記URLからダウンロードしてください。

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これを実行します。

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インストーラーが立ち上がります。

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手順に従ってインストールを進めます。

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インストール終了し、転送ツールを立ち上げます。

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ここで基本的にユーザーデータのバックアップであることが表示されます。

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転送方法は、外付けハードディスクをお勧めします。

USB2.0のバスパワーのハードディスクでも十分使用に耐えますし、途中で失敗したときも、やり直しが簡単で、理由がわかりやすいです。

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ここでは選択肢は一つしかありません。XPは移行元になるだけです。

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移行するユーザーアカウントと、共通項目で、バックアップに使用される転送量が計算されます。

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ここでカスタマイズを選ぶと転送に利用するデータを選ぶことができます。

ビデオや音楽データなどが大きすぎるなどの場合、これらを外してドキュメントのみを移行させることもできます。

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さらに共通項目の詳細設定を選ぶと直接フォルダを選択して、保存できるようになります。

Program Filesなどは選択されていませんが、ここで選択に含むことができます。

ただ、Program Filesをそのまま移行しても、インストーラーを経由して、正常に使用できないアプリケーションも多いと思われます。

この共通項目には標準でAllUsersの設定も、システムドライブ直下においてあるフォルダなども含むようです。

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パスワードを求められるので、必要な場合には入力してください。

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移行ツールファイルを必要な場所に保存します。

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移行先のWindows7側では「これは新しコンピューターです」を選ぶことによって、移行ツールファイルを新しいパソコンに展開することができます。

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これが完了すると、デスクトップやマイドキュメント、インターネットエクスプローラーのお気に入り、OutlookExpressのメールがLiveメールに移行され、普段と変わりなく操作することができます。

あらかじめOfficeなどがインストールされていれば、すぐにExcelのファイルなどを開いて作業することもできます。

メールの接続のパスワードなどはセキュリティ的な面を考慮して、移行できないようですので、手動で入力する必要がありました。

移行ツールファイルの中身

移行ツールファイルは、MIGという形式の圧縮ファイルとなっていて、これをusmtutilsというツールで展開することができます。

usmtutilsはWindows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK)に含まれます。

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30652

Windows8では上記URLからダウンロードできました。

これをインストールすると、usmtutils.exeが利用できるようになります。

usmtutilsの使い方については

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh824962.aspx

を参照しました。

使用方法はコマンドプロンプトを管理者権限で開き、

C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\User State Migration Tool\amd64

Windows8 64ビットであれば上記の場所(例)にあるusmtutils.exeを実行します。

usmtutils /extract [migファイル] [展開先]

と入力し実行すると、指定した展開先にMIGファイルが展開されます。

展開先のフォルダには、移行データがフォルダ構造で保管されています。

例を挙げると、Outlook Expressのメールのデータなどであれば、

C:\展開フォルダ\USMT\File\C$\Documents and Settings\username\Local Settings\Application Data\Identities\{(省略)}\Microsoft\Outlook Express

にdbxファイルが保管されているので、おそらく移行先の移行ツールでこれらをLiveメールの形式に変換しているのではないかと考えます。

とくにインポートやエクスポートなどを考える必要なく、ツールを手順に従ってクリックするだけで移行してくれるので、非常に便利なツールといえます。

これらの配置場所については、USMTフォルダ以下にあるcatalog.migやmigstate.datによって管理されているようです。

migファイルを展開することによって、どういったものがどのようにコピーされるかということが理解できましたので、ケースに応じて移行ツールを使っていけそうです。

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