古風なSEを目指して(第3回)

そんなこんなのTKです。

古風なSEを目指している私が経験したことを書いていきます。

今回は「大規模プロジェクト参画への心構え」ということで

私が経験した内容を書いていきます。

会社に入ってから数年経って、会計システム構築のプロジェクトに

参画しました。

初めて大きな仕事に関わったので、初めは先輩に言われたことを

対応していれば、自分の仕事が進んでいってました。

ただ、そのプロジェクトの進捗が悪く納期に間に合わすために

徹夜での対応を行うことになりました。

割と早くプログラミングができたため仕事を振られてきました。

徹夜を何回か行うと若いといえども疲れが溜まってきて

効率が落ちてきました。

そのプロジェクトは本稼働後も問題があり、終息するまで

半年ぐらいかかりました。

その時に思ったのが

<心得1>
大規模プロジェクトでは100%の力を発揮してはいけない。
 ↓
100%の力以上でないので、いざという時を考え
力をセーブしておく必要がある。

数年後、今度はプロジェクトリーダとして購買管理システムの

構築を行いました。前回の体験から100%の力を発揮せず

80~90%でぐらいで対応を行いました。

徹夜をすることはなく、ほぼ納期を守れたので

この方法でシステム構築はうまく行くと考えるようになりました。

また、数年後販売管理システムの構築を行いました。

当初、パッケージ適用を考えていましたが

予算が合わず、スクラッチでの構築を行うことになりました。

この時点で、スケジュールは遅れていましたが

プロジェクトのほぼ全員がそんなに危機感がなく

その流れで開発を進めていきました。

設計工程はパッケージのFIT/GAPをもとに行なった

内容をもとに進め、結構スムーズに単体テストまで終わりました。

いざ、システムテストの段階でお客様からの仕様違いと障害が多発し、

クレームの雨あられでした。

結局、そこから1年掛かってやっと本稼働を迎えられることになりましたが、

ほぼ休みがなく、毎日が8時から24時までという地獄でした。

その時に思ったのが、

<心得2>
大規模プロジェクトでは設計工程までが重要。
 ↓
製造工程以降のミスは人員増強で対応することは可能だが
設計工程のミスは再設計+改修+新規作成が必要

すべての仕事にも言えますが

大規模プロジェクトでは

余裕をもって、初期段階の対応をしっかりすると

トラブルが減るのではないかと思います。

次回は、「古風なSEの保守対応」でお会いしましょう。

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