和歌山のプログラミング・システム開発ならシステムキューブ
そんなこんなのTKです。
古風なSEを目指している私が経験したことを書いていきます。
今回は「大規模プロジェクト参画への心構え」ということで
私が経験した内容を書いていきます。
会社に入ってから数年経って、会計システム構築のプロジェクトに
参画しました。
初めて大きな仕事に関わったので、初めは先輩に言われたことを
対応していれば、自分の仕事が進んでいってました。
ただ、そのプロジェクトの進捗が悪く納期に間に合わすために
徹夜での対応を行うことになりました。
割と早くプログラミングができたため仕事を振られてきました。
徹夜を何回か行うと若いといえども疲れが溜まってきて
効率が落ちてきました。
そのプロジェクトは本稼働後も問題があり、終息するまで
半年ぐらいかかりました。
その時に思ったのが
<心得1>
大規模プロジェクトでは100%の力を発揮してはいけない。
↓
100%の力以上でないので、いざという時を考え
力をセーブしておく必要がある。
数年後、今度はプロジェクトリーダとして購買管理システムの
構築を行いました。前回の体験から100%の力を発揮せず
80~90%でぐらいで対応を行いました。
徹夜をすることはなく、ほぼ納期を守れたので
この方法でシステム構築はうまく行くと考えるようになりました。
また、数年後販売管理システムの構築を行いました。
当初、パッケージ適用を考えていましたが
予算が合わず、スクラッチでの構築を行うことになりました。
この時点で、スケジュールは遅れていましたが
プロジェクトのほぼ全員がそんなに危機感がなく
その流れで開発を進めていきました。
設計工程はパッケージのFIT/GAPをもとに行なった
内容をもとに進め、結構スムーズに単体テストまで終わりました。
いざ、システムテストの段階でお客様からの仕様違いと障害が多発し、
クレームの雨あられでした。
結局、そこから1年掛かってやっと本稼働を迎えられることになりましたが、
ほぼ休みがなく、毎日が8時から24時までという地獄でした。
その時に思ったのが、
<心得2>
大規模プロジェクトでは設計工程までが重要。
↓
製造工程以降のミスは人員増強で対応することは可能だが
設計工程のミスは再設計+改修+新規作成が必要
すべての仕事にも言えますが
大規模プロジェクトでは
余裕をもって、初期段階の対応をしっかりすると
トラブルが減るのではないかと思います。
次回は、「古風なSEの保守対応」でお会いしましょう。