お知らせ

SFTP Net Driveで高速Web開発

Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

実は使いやすかったWindows8

Windows8でPDFファイルをChromeで開く

Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには

賞味期限切れの学校パソコンにはMultiPointServerを

WindowsXPサポート終了までにしておくこと

  • シスキュー技術部

SFTP Net Driveで高速Web開発

noimage

SFTP Net Driveで高速Web開発

SFTP接続をネットワークドライブとして使用することができるSFTP Net Drive Freeを使ったweb開発について、ご紹介します。 SFTP Net Driveとは SFTP Net DriveはSFTPによる接続をネットワークドライブとして、Windowsファイルシステムにマウントするソフトウェアです。 SFTPはSSHの仕組みを利用した暗号化された安全なファイル転送の方法ですが、WindowsではSFTP用のクライアント、WinSCPなどを利用して、ファイルのアップロードやダウンロードをしなければなりませんでした。 この方法ではWindowsのファイルシステムとは切り離されているので、ファイルの書き換えなどを反映させるのにもSFTPクライアントを介する必要があり、ひと手間以上増えてしまいます。 ですのでローカルにXAMPPなどを構築して、Windowsファイルシステムの中で開発を行い、完成後にアップロードするという方法をとる方も多くいらっしゃるでしょうが、SFTP Net Driveを利用した方法であれば、実施環境にごく近い環境で制作を行っていくことができます。 SFTP Net Driveのインストール 下記サイトからSFTP Net Driveのインストールを行います。 http://www.eldos.com/sftp-net-drive/ 画面の指示に従って、インストールを進めていきます。 インストールが無事終われば、起動してみます。 SFTP Net Driveで接続 起動すると、接続先をプロファイルとして登録します。 ProfileNameは有償版でしか設定できないので、接続先のホストネームかIPアドレスを登録します。 ここでは社内に構築しているCentOSの仮想マシンを選択しています。 社内のサーバーはパスワード認証方式ですが、社外サーバーへの接続は鍵による認証を行っています。 その場合はKeybasedを選択します。 Teratermで作ったOpenSSH形式の秘密鍵がそのまま使えました。 必要な項目を入力して、CONNECTをクリックしてみます。 接続画面左下のOfflineがOnlineになれば、完了です。 ネットワークドライブがドライブレターを振られて、自動的に開きます。 筆者の場合、Vドライブに割り当てられました。 SFTP Net Driveを使ったWordpress高速インストール このSFTP Net Driveを利用してWordpressをインストールしてみます。 Wordpressのサイトから、zip形式の最新版をダウンロードし、zipファイルを展開します。 この展開したファイルをSFTP Net Driveでマウントされたドライブの公開フォルダに、ドラッグアンドドロップで丸ごとコピーします。 普通のファイルのようにコピーが進みます。 コピーが終われば、wp-config-sample.phpをコピーペーストして、wp-config.phpにリネームします。 このwp-config.phpをごく普通にメモ帳で開きます。 データベース接続の部分を入力します。 ブラウザで下記のアドレスを開いて、ソルトをコピーします。 https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/ 公開しないWordpressなのでそのまま公開してしまいますが、こんな感じでソルトをペーストすると完了です。 ブラウザで公開アドレスを開けば、Wordpressのインストールが始まります。 今回ローカルネットワーク内にある仮想マシンでしたので、非常に高速にファイル転送もでき、簡単にインストールすることができました。 ターミナルから確認すると、ここでアップロードされたファイルはすべてパーミッションが664としてアップロードされているようです。 モジュールのphpで動くものであれば、この設定で十分ですが、パーミッションの変更を行いたい場合は他のツールが必要となります。 SFTP Net Driveの利点 今回、SFTP Net Driveを利用するきっかけは、変更を即座に結果に反映させたい、ということと、バージョン管理を行いたいということでした。 dropboxを経由してローカルフォルダの変更を同期する方法など、いろいろと試行しましたが、このSFTP Net Driveを利用した方法が最もしっくりくる感じです。 Windowsファイルシステムをそのまま利用できますので、TortoiseSVNなどもそのまま利用できます。 これでWEB開発も複数人で、バージョン管理を行うことができ、効率もかなりアップしそうです。 (追記) ライセンスについては、10台までの利用であれば、企業での利用でもEldoS Corporationが定めるフリーライセンスで利用できるようです。 Professionalライセンスでは、さまざまな使いやすい機能が追加されます。高価なソフトウェアでもありませんので、効率アップのためにも検討されてみてはいかがでしょうか。

  • パソコン関連

Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

noimage

Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

AdobeがCreativeSuiteの新規製品投入をやめ、CreativeCloudによるサブスクリプション(購読)形式への一本化を行うことを発表しました。 これにより、パッケージでCreativeSuiteを購入することはできなくなりますが、月額で使用料を支払えば、常に最新バージョンのPhotoshopやIllustratorを利用することができるようになります。 製品バージョンアップというモデル 商用ソフトウェアが発表されると、マイナーバージョンアップという小規模なバージョンアップや、バグの修正を行いつつ、次のメジャーバージョンに開発資源を投入していくという形がとられていました。 WindowsなどのOSをはじめ、さまざまなソフトウェアがこのモデルをとっています。 定期的なバージョンアップを行うと、すべて最新のバージョンを追いかけるユーザーと、現行十分な機能を持つ旧バージョンを保持するユーザーに分かれます。 Windows8が発売された現在も、WindowsXPを安定したバージョンとして使い続けている方が多くいらっしゃるのと同じ構図です。 ですので開発にかけた資源がすべて利益として見込めるわけではありません。その分、一つ一つのパッケージ価格に上乗せするという必要があります。 すべてのユーザーが同時期に更新するという見込みがあれば、パッケージ価格もそれなりに抑えることもできるでしょうが、とくにCreativeSuiteのような高額なパッケージの場合、買い控えを行うユーザーもかなりの割合でいました。 そういった点で購読モデルをとれば、買い控えということは発生しないのでメーカーとしても開発費用を回収する見積もりがしやすくなります。 こういった方向性への模索は、さまざまなソフトウェアメーカーで行われていますが、主力商品をすべて購読制にしたAdobeはかなり先鋭的な方針を示したといえます。 購読制にすることによるメリット アプリストア登場以来、プロダクトキーやシリアル番号によるライセンス管理という方法は時代遅れとなりつつあります。 メールやストアアカウントに紐づいたライセンス管理は普及しつつあり、Office2013でもMicrosoftアカウントのメールアドレスによるアクティベーションが可能となっています。 先日、AdobeCreativeSuite2のアクティベーションサーバーの停止に伴う、無償化というデマが流布したこともあります 過去記事:Adobe Creative Suite2について https://www.sys-cube.co.jp/1719 この一件で驚いたのは、CreativeSuite2のアクティベーションサーバーにコストを割き続けていたということです。 確かに一度作りこんでしまえば、あとは運用だけかもしれませんが、電力、機材更新、障害対応人員など、コストなしで運用できるものではありません。 このサーバーがなくなっていまうと、動作しない仕様のソフトウェアであれば、バージョンごとにサーバーを運用し続けなければならなくなり、それだけ維持コストが必要となります。 購読制であれば、このアクティベーションの仕組みも一元化でき、また現在課金中のアカウントでなければアクティベーションできない、という形のほうが運用も楽になります。 高額なソフトウェアであれば、不正なシリアルや、ライセンス条項に反した譲渡や再販などが付きまといますが、これらを排除できることは大きなメリットでしょう。 開発資源の分散 もう一つの要素として挙げられるのは、ソフトウェア産業はスマートデバイスへの対応も現在見出していかねばならない一つの課題である、ということでしょう スマートフォンやタブレットは、フルセットのCreativeSuiteを動かすためにはパフォーマンス不足ではありますが、ユーザー数の多さにおいては無視できない存在になっています。 パソコンにおいてデファクトスタンダードとなっているAdobeのツールも、スマートデバイスでも確実に業界標準を握れる、という世界ではありません。 逆に出遅れてしまうことで、スマートデバイス主導で出てきた同ジャンルのアプリが、パソコンのほうでもシェアを伸ばしていくという可能性さえあります。 現在技術やノウハウにおいて、一歩ぬきんでている状態で、スマートデバイス市場への参入を行えば、後発勢と差をつけた状態で事業を始めることができます。 そのようなタブレット、スマートフォンの市場がCreativeSuiteのようなソフトウェアを求めているかどうかの答えが見えるのは、まだまだ先になると考えますが、Adobeとしても抑えておくべきポイントと考えているようです。 実際にCreativeCloudには、Photoshop TouchなどのiPadアプリとの連携という機能も備えています。 Adobeもこれからの市場、タブレットなどにおいての基盤を確かにしていくためには、製品ラインの統合と合理化を進める理由があったのではないかと考えます。 ユーザーとしての受け止め方 月額制となっていますが、おそらくCreativeSuiteを、使いたい月だけ使う、という使い方を望まれているユーザーは少ないと思います。 アマチュア向けの価格としてはかなり高価ですので、業務用途がシェアのほとんどでしょうし、業務用途であれば、常に手元になければ使えない、ということになります。 一ライセンス年間6万円~が安価かどうか、という見方は、利用頻度によってまちまちだと思います。 かつては20万円からの1パッケージを購入すれば、OSやパソコンが対応している限り、5年でも10年でも使えたという感覚でいくと、確実に高くなっていると言えるかもしれません。 パッケージが手元に残らない、という形に不安を抱かれるユーザーも多くいらっしゃるでしょう。 ソフトウェアはパッケージでなく、利用権を買うだけ、という形は、旧来のユーザーほど不満があるでしょうが、現在の各アプリストアではその方式をとっています。 筆者としては、逆にこの販売方式になることで、Adobe CreativeSuiteの費用対効果が明らかになったと考えています。 簡単に言えば、年間6万円の価値があるかどうか、という判断で使う使わないを判断できるのではないでしょうか。 とりあえずAdobeにしておけば大丈夫、というアバウトな感覚よりも、コスト感がつかみやすいと感じています。 PhotoshopやIllustratorについ ては、単体製品の購読という形も取られるようですので、より一層わかりやすくなると考えています。 メジャーバージョンアップに備えて予算を組む必要があった現在よりも、より見通しを立てやすいというところがありますが、それは導入規模等によっても意見が分かれるところかもしれません。 大規模導入が必要な場合は、必要台数だけ最新、その他は旧バージョンを維持など、段階的にバージョンアップしていけましたが、購読制であれば、バージョンアップ費込の月額料金を支払う必要があります。 このAdobeのCreativeCloudへの一本化がどうユーザーに捉えられるのか、今後のソフトウェア業界の一つの指針となるのではないでしょうか。

  • パソコン関連

CeVIO Creative Studioで操作説明ビデオを試作

noimage

CeVIO Creative Studioで操作説明ビデオを試作

今回試作したビデオ まずは動画をご覧ください。 本動画は音声が主体ですので、音を出して見ていただけますと、わかりやすいです。 内容はLiveWriterの使い方です。 CeVIO Creative Studio Freeとは CeVIO Creative Studio Freeは音声合成ソフトウェアです。 CeVIOはチェビオと読みます。 http://cevio.jp/ 右側に表示されているのは、Free版で使用できる「さとうささら」さんというキャラクターということです。 操作は簡単で、基本的に、テキストを入力していけば、ほとんどの部分は聞き取りやすく発声してくれます。 右側のスライダーでは声の明るさ声質や、感情表現を操作することができるようです。 右下グリーンの棒グラフでは、自動的に生成された音声のトーンを変更することができます。 本当にテキストを入力しただけで、調整していないのものが上記の動画ですが、一部を除いてほぼ聞き取りやすい音声になっています。 一部変更した部分といえば、漢字の読みが違う場合に、ひらがなに変更した部分が何点かあります。 この製品は非商用がEULA(エンドユーザー使用許諾)で定められていますので、これを現在商用利用することはできません。 今回の動画はあくまでも今後検討するための試みとして作成しています。 なぜこの動画を作ったか 紙媒体や、Webでのスクリーンショットと文字の説明と、実際動画で動いているチュートリアル、操作説明などを比べると、わかりやすさという点で、やはり動画に分があります。 こういったものを製品プレゼンテーションや、トレーニングなどに作成して使用する上で、一番ネックになるのは音声です。 製品プレゼンテーションであれば、たとえばスタジオを借りて、専門のナレーターに依頼することで、イメージ通りの良いものを作成することができますが、それなりに費用がかかります。 トレーニングなどに使用する場合は、そこまでお金をかけることができない、あるいは量的にたくさん作らないといけない、という場合もかなりあると考えます。 そういった場合に、そのビデオ制作者本人の音声でも、わかりやすく録音することはできますが、なかなか通りがよく、聞き取りやすい声色である、ということはなかなか難しい壁ですし、聞く人のモチベーションにもかかわる問題です。 そういう場合に、こういった音声合成ソリューションで、操作が簡単で、それほど調節の難しくなく、ある程度の自然さがあるものがあれば、いいのになと思っておられる方はそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。 そこでこの最新の音声合成ソフトウェアCeVIOの存在を知り、形になるかどうかをスクリーンキャプチャにかぶせることで試してみようと思い立ちました。 動画制作について スクリーンキャプチャを用意し、CeVIOでエクスポートしたWAVファイルを動画に乗せていくという手法を取りました。 制作途中で感じた部分として、かなり明朗な音声ですので、途切れる無言の時間が少し怖いということでしょうか。 この動画の場合、4分間のランニングタイムの間、ずっとしゃべり続けると、見る側としても作る側としても大変です。 ポイントポイントで音声を入れる方が効果がありますが、その無言の時間がどれほど続くのかという不安感を与えるといけないので、急きょGarageBandで作成したBGMを乗せることで緩和することを選択しました。 商用バージョンへの期待 この製品の意図としてはCGM(消費者作成メディア)用ということですが、今回の記事のような用途を提案させていただたいです。 商用可能で、用途に合わせた声色などが選択できると、目的に応じた使い方ができ、用途は広がるのではないでしょうか。 とにかくここまで使いやすく、自然な音声を合成できるソフトウェアですので、一度試されてみるのはいかがでしょうか。 筆者個人としてもいくつか面白そうな使い方を考えていますので、余暇にでも試してみたいと思っています。

  • パソコン関連

実は使いやすかったWindows8

noimage

実は使いやすかったWindows8

じつは最近までWindows8は、なんて使いにくいんだろうと思ってました。 第一印象というのは大事な部分で、あのModernUIのタイル状のスタート画面をみたときに、こんなのWindowsじゃない!と思ってしましました。 こんな画面で、個人利用ははともかくとしても、仕事用のOSとして耐えうるのかどうか、という不安がありました。 幸いClassicShellというソフトウェアを使えば、Windows7と同等の使用感覚にできる、というお話は聞いていましたので、それは最終的な手段としておいておくとして、Windows8を基本標準のままで、どれだけ使えるのかということを、体験してみることにしました。 不安に思っていたポイント 使用するにあたって、不安に思っていたポイントは ・デスクトップ作業中に、どれだけあのタイル状のスタート画面に行きつ戻りつしないといけないのか ・エクスプローラー(インターネットエクスプローラーではなく、フォルダを開いた画面)のリボン操作はどうなのか というところです。 今までと同じように使おうとして、だめだと思うのであれば、だいたいこの二点が中心となってくると思いました。 スタート画面の使用頻度 従来までのWIN32アプリケーションを使うにあたって、最も不安に思うところが、どれだけの頻度で、デスクトップとスタート画面を行ったり来たりを行わないといけないのか、というところでした。 WIN32アプリしか使わないのであれば、あのスタート画面はなくてもよいものです。 実際このところ、スタート画面に戻らずに操作できるようになって、Windows8の使いやすさは飛躍的に向上しました。 いまのところ起動した際の一回と、誤ってWindowsボタンだけを押してしまったとき以外に、ほとんどスタート画面は目にすることはありません。 そのために行ったことは、 ・関連付けの徹底的な見直し ・必要なショートカットのタスクバーへのピン止め この二点です。 関連付けさえきっちりしておけば、デスクトップ内ですべての操作が完結します。 その点については、過去の記事 Windows8でPDFファイルをChromeで開く https://www.sys-cube.co.jp/3118 Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには https://www.sys-cube.co.jp/3086 でも書いています。 とにかく、一通り、普段使うファイル形式はエクスプローラーで開いてみて、関連付けを確認してください。 そしてデスクトップで完結してしまうように、関連付けを変えてしまうのです。 Windows8で現在デスクトップを右クリックして、新規作成メニューから表示されるのはこのような感じです。 これだけは右クリックからファイルを作れるので、これ以外で1から立ち上げたいアプリケーションは、どんどんタスクバーにピン止めしてしまうと楽です。 筆者は今こんな感じです。せっかくのワイド画面の横幅をどんどん活かしましょう。 実際テキストエディタは新規作成からテキストファイルが作ることができるので、不要かもしれないですが、アイコン一発で開いて書き始めることも多いので、起点になるアプリはどんどんピン止めしてしまいましょう。 この辺りはMac OS XのDockの感覚ですね。 サブで使うようなアプリケーションのショートカットを集めたアプリケーションフォルダを作って、使いやすい場所に置いておけば、さらにOS Xっぽく使うことができそうです。 これを行うと、アプリケーション起動のためにスタート画面に戻るというようなことは、ほとんどなくなりました。 エクスプローラーのリボンインターフェース Office2007ではじめて、私たちユーザーの前に現れた、リボンインターフェースですが、これについては、Office2007登場当時から、使いにくいという感想を持っていました。 とにかくOfficeのリボンが使いにくいと感じたのは、あまりにも機能がありましたので、タブの数も非常に多く、タブの中もごちゃごちゃと機能が詰め込まれていて、覚えることができなかったからです。 それいらMicrosoftのソフトウェアにはリボンが搭載されるようになり、Liveメールや、これを今書いているLiveWriterなどでも使われていますが、これらのリボンインターフェースは、かなり使いやすいです。 やはり機能が少なければ、リボンは使いやすいのです。Office2007にいきなり搭載したのは、ちょっとまずい判断だったと思わなくもないですが、初登場から6年たった今となってはユーザーの慣れの部分もあります。 エクスプローラー(インターネットエクスプローラーではないほう)に使われているリボンは、結構な数のタブがあります。 まずは左端のファイルタブ。コマンドプロンプトから開く、が地味にすごいです。 どんな深い階層のフォルダからでも一発でコマンドプロンプトで、しかも管理者権限で開くことができるというのは、筆者にとってはものすごく楽です。 このあたり、右クリックしてコンテクストメニューを使わなくても、リボンから操作できるのは、より直観的です。 どういう操作ができるのか、一目で見られるので、わかりやすいです。 表示タブ、このナビゲーションウィンドウという機能は、なんでしょう? 開いてるフォルダーまで展開というこのオプションは、もしかして。 これはXPのエクスプローラーと彷彿とさせます。 しかも詳細ウィンドウをオンにしておくと、ファイルのプロパティも見られる3ペインのエクスプローラーになります。 自分の中ではXPのエクスプローラーの使い心地を超えてしまった感があります。 XPからWindows7へ移行した際の最大の不満点は、フォルダオプションがコントロールパネルに移動したこと、エクスプローラーが使いにくくなったこと、です。 後者はWindows7でも設定できましたが、すぐにはわかりにくいものでした。 これらの不満点をきっちりと修正しているWindows8はかなりXPユーザーからの乗り換えを意識しているものと感じました。 Windows8は使いやすい、でも Windows8は今ではとても使いやすい、よく使う部分では、何も不満を感じないというか、むしろWindows8からは戻れないぐらい便利な部分もあります。 ここまでの感想を持つにいたるまで、いろいろ調べましたし、設定をしました。 レジストリなどを操作するツールを使わない範囲で、ここまでカスタマイズできるなら、普通に考えれば非常に素晴らしい、と思います。 しかし、だれもがこれだけのことを調べて設定できるのかというと、そういうことはおそらくないと思います。 いわゆる「パソコンに詳しい人」と呼ばれる人達であれば、何でもない設定変更であっても、全くこれらをせずにに使用しているユーザーはかなりの割合でいます。 そういった方が、自分の使いやすいようにカスタマイズを施していくと考えるのであれば、ちょっと手数が多すぎるという印象です。 そういう方のためにModernUIアプリとスタート画面があるのかもしれませんが、Officeがデスクトップで動作する以上は、デスクトップをまるで使わないというより、ModernUIアプリを全く使わない、というユーザーのほうが、しばらくは比率としては多くなりそうです。 個人的な感想としてOfficeのリボンインターフェースに慣れるまで6年かかったのだから、ModernUIになれるまでもそれぐらいかかるのかもしれません。 そのころには、アプリもたくさんそろって、何をするにも使えるようになってるのか、結局デスクトップ志向に回帰しているかはわかりませんが、すくなくともWindows8は使いにくい退化バージョンではないことは、はっきりと言い切れます。

  • パソコン関連

Windows8でPDFファイルをChromeで開く

noimage

Windows8でPDFファイルをChromeで開く

Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには、の続編です。 Windows8は初期の状態でも、PDFを開くMicrosoft独自のアプリ、Readerが入っています。 これはおそらく用途的には電子書籍リーダーを狙ったものでしょう。 しかし、デスクトップで動作するメーラーなどから、添付のPDFを開こうとすると、全画面で こうなって、 こうなってしまいますと、デスクトップでの作業が完全に中断してしまいます。 再びデスクトップに戻るためには、なんらかショートカットをキー入力しなければいけないのは煩わしいです。 PDF参照しながら、何かほかの作業ができないのは、不便です。 そういう場合はAdobe ReaderをAdobe公式サイトからインストールして、過去記事 Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには https://www.sys-cube.co.jp/3086 で行ったように、エクスプローラーから関連付けを変えてあげると、今まで通りに操作できます。 が、Adobe Readerはメールに添付された見積書などを見るだけにしか使っていない筆者にとっては、そこまで高機能なものは必要がないという気持ちです。 そのうえ、セキュリティーパッチが頻繁にリリースされ、アップデートするのが結構面倒です。 そこで、普段ブラウザにChromeを利用しているので、Chrome内蔵のPDFビューワーを使ってみようということで、PDFをChromeに関連付けました。 C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application にChromeはありました。 こういう感じで既定のプログラムを設定します。 ダブルクリックで開くとこうなります。 拡大縮小、保存、プリントなどがありますので、筆者としては機能も十分です。 Chromeが立ち上がっていれば、アプリ立ち上がりの待ち時間もなく開くことができます。 内容を確認すれば、タブを閉じればいいだけですので、使い心地は良好です。 またChromeであれば、自動でのアップデートも行われますので、普段Chromeを使っている方にはお勧めできます。 ChromeにはFlash Playerもビルトインされているので、必要がなければFlash PlayerもAdobe Readerも個別インストールとアップデートを行わずに済むのは、非常にありがたいです。 ただ表示が崩れたりするなどの問題は純正のAdobe Readerのほうが少ないだろうと想像できます。 単純に参照するだけではなく、印刷や校正などを行う必要があるならば、Adobe Readerをインストールするのが最適でしょう。

  • パソコン関連

Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには

noimage

Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには

Windows8をを使い始めて、一番驚いたというか、正直に言って使いづらいと思ったのは、画像を開いたときに、関連付けられているアプリケーションが「フォト」という全画面アプリだったことでしょうか。 デスクトップで、フォルダを開いて、画像ファイルをダブルクリックすると、従来のWindowsユーザーであれば、 こういう感じでWindowsフォトビューワーで開くものと想像していますが、いきなり画面中が こうなって、 こうなってしまうと、どうしていいかわからないです。 ボタンも何もない画面で、どうやってデスクトップに戻ればいいのかも、迷いました。 Windowsキーを叩くなどすれば、スタート画面に戻りますが、驚くとどうしていいのか咄嗟には出てこなくなるものです。 全くカスタマイズしていない初心者の方から質問を受けることも多い筆者としては、あまりWindows環境を自分好みにカスタマイズするのが好きではありませんが、この関連付けだけはどうにかせねばならないと感じました。 画像を好みのアプリで開くには Windows8は幸いにして、ファイルとアプリケーションの関連付けを簡単に変えることができます。 エクスプローラーのホームタブから、開くの部分で開くアプリケーションを簡単に選ぶことができます。 開くのアイコンの横の 開く▼ からその場で選ぶアプリケーションを選択することができます。 ここの既定のプログラムの選択で、どのアプリケーションで常に選ぶかを選択できます。 ここで一覧にない場合は、その他オプションから、このPCで別のアプリを探す、を選択します。 ここでProgram Filesフォルダから既定のプログラムを選択するようになっていますが、64bit版のWindows8であれば、あれ?入れたはずのアプリケーションがない、となりがちですが、Program Files(x86)フォルダも探せば、ほとんどの場合どちらかにインストールされているはずです。 ここでは画像のビューワーと簡単な編集機能を備えた、IrfanViewを選択しています。 http://www8.plala.or.jp/kusutaku/iview/ IrfanViewは十年以上の実績があり、簡単な切り出し、リサイズ、画像形式の変更、複数ファイルの一括変換などが可能ですので、非常に高機能で動作の軽快なビューワーとして利用できます。 ※IrfanViewは商用利用では有償のアプリとなっています ファイルの関連付けの簡単なWindows8 WindowsVISTAや7では、コントロールパネルまでいかなければできなかったファイルの関連付けですが、Windows8では格段に簡単になっています。 WindowsXP以前では、エクスプローラーのメニューバーで設定できましたが、それ以上に簡単かもしれません。 筆者はBMPと、PNGはそれぞれ別のアプリケーションと関連付けていますが、非常に便利に使えています。 同じようにPDFファイルを開くと、初期状態では、Windows8標準のリーダーという全画面アプリで開くように設定されています。 AdobeReaderをインストールして、関連付けを変えれば、従来のデスクトップでのPDFの操作が可能です。 AdobeReaderの頻繁なバージョンアップの手間を考えると、AdobeReaderを入れるのにも躊躇するものがありますが、PDFは頻繁に使うものですので、どうしたものかと考えながらWindows8を使っています。

  • パソコン関連

賞味期限切れの学校パソコンにはMultiPointServerを

noimage

賞味期限切れの学校パソコンにはMultiPointServerを

ここ数日、WindowsXPの延長サポート終了を一年先に迎えた件で、マスコミなどこの話題を耳にする方も多いと思います。 特に、教育機関でのパソコン入れ替えの予算が組めていない、という話の中で、 期限切れ迫るウィンドウズXP http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2013_0409.html (リンク切れご容赦ください) 1000台のPCのリプレースにかかる費用が5億円という、本当なのか出所のわからない記事が出ています。 耐震強度強化で予算が足りないという切実な部分や、LANケーブルを抜いて運用すればとりあえずは安全という誤った認識は、ひとまず置いておきます。 そういうところではコスト削減のためにWindows MultiPoint Serverを使うといいのではないかと考えます。 MultiPointServerとは MultiPointServer(マルチポイントサーバー)はWindowsサーバー製品のラインナップの一つで、まさに教育現場のために作られたかのような、機能と価格帯でリリースされています。 基本的にはシンクライアント、とよばれる、一つ一つのユーザー端末は安価で、ほとんどコンピュータとしての機能を持たせない、その代わりに中央のサーバーがあらゆる処理を行う、仕組みのものです。 千台規模のシンクライアントを支えるサーバーともなると、非常に大規模で高額なサーバー設備が必要であり、サーバールームの整備や運用、ネットワークの設備などでかなりの費用がかかります。 MultiPointServerは、一般的なパソコンにほど近いスペックのサーバーに、10台ほどのシンクライアントを接続してワンセットとなる仕組みです。 一般的なシンクライアントと違うのは、サーバー用のPCから距離的にごく近い範囲でシンクライアントを接続し、サーバー自体も一つの端末として使うといったものがあります。 クライアントは、キーボード、マウス、ディスプレイの接続のみの機能を持たせ、データの保存や計算能力はMultiPointServerがインストールされたサーバーが担当します。 こう見ると、一般のパソコンの十分の一程度の性能しか持たせられないように感じますが、現在のパソコンレベルのコンピュータでも非常に計算能力が高く、また多くの場合、ユーザーの操作の待ち時間にほとんどの時間を割り当てられていますので、十年前のスペックのパソコンを使うよりも、よほど軽快に操作ができます。 インストール作業、アップデート作業も、サーバー一台に行えば、クライアント10台に適用されるのと同じ効果がありますので、保守なども便利です。 一クラス分40人の教室であれば、MultiPointServer4~5台にアップデートを行えばよいだけです。 MultiPointServerのコスト このマルチポイントサーバーを、サーバー一台当たり8ユーザー、130台導入し、シンクライアントを1000台導入、機器費用、サーバーライセンス、クライアントアクセスライセンス(CAL)、オフィスソフトのライセンス費用を合計してみます。 単純な費用計算で、設置、導入、ネットワーク設置、アフターサポートなどを含まないものですが、幾らほどの費用になるでしょうか。 実際にこんな大規模な導入はしたことがありませんが、費用は誰でも調べればわかる範囲で概算を見積もることができます。 ライセンスはすべてアカデミック、PC機器はHP社のMultiPointServer製品を利用するものとします。 サーバー用PCはHP Ms6200 Desktop Essential シンクライアントはHP MultiSeat t200 Zero Client を利用した試算です。 Officeは2010のスタンダード、アカデミックオープンライセンスで計算します。 ディスプレイはもっと安価なモデルもありますが、ひとまずの価格です。 品名 単価 個数 計 サーバーPC 99,000 130 12,870,000 シンクライアント 8,925 1,000 8,925,000 サーバー ライセンス 21,000 130 2,730,000 CAL 5,300 1,000 5,300,000 OFFICE ライセンス 17,430 1,000 17,430,000 ディスプレイ 15,000 1,000 15,000,000 キーボード等 付属 1,000 0 62,255,000 ソフトと機器、調べてみたベースで税別6,625万円です。 実際に見積もりを取ったわけではなく、あくまで誰でも調べることができる価格です。 公的機関が大量導入するのであれば、値引きなども受けることできるでしょう。 ここにサポートを乗せて、どれぐらになるのかは実際に見積もらねばならないでしょうが、単年度の計算で5億円にはまずならなさそうです。 調べた時の参考サイト http://www.microsoft.com/japan/windows/multipoint/buy.aspx http://www.utcoop.or.jp/share/sale/images/openlicenseprice2010.pdf http://h50146.www5.hp.com/products/thinclient/multiseat/product02.html http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1106/30/news056.html http://news.mynavi.jp/news/2011/12/05/064/index.html (リンク切れご容赦ください) MultiPointServerの名前だけでも 一台6万円強で、オフィス入りのノートパソコンもあるでしょうが、一台一台を管理するのと、まとめて8台を管理できるMultiPointServerでは、管理コストが断然違います。 そのサーバーPCが故障すると、同時に10人前後のユーザーが利用不可になるというデメリットもありますが、集中管理する分だけ、バックアップコストなども削減できます。 このMultiPointServerは教育機関だけでなく、一般企業でも導入することができます。 教育機関と同じ価格では提供されていませんが、トータルのコストを考えると、事務処理が中心の場合などでは十分なメリットがあると考えます。 あらゆる用途で、十分な性能を発揮するといったものではありませんが、ユーザーのセキュリティーと利便性をないがしろにするよりはよほどリーズナブルな選択ではないでしょうか。 あまり有名な製品ではないのですが、Windows Multi Point Severの名前だけでも憶えていただければ、この記事を書いた甲斐があるというものです。

  • パソコン関連

WindowsXPサポート終了までにしておくこと

noimage

WindowsXPサポート終了までにしておくこと

2014年4月のWindowsXP延長サポート終了まであと一年を切りました。 WindowsXPはかなりの普及台数であり、継続的に利用しているPCであれば、まだまだ多くの職場や家庭で動作しているはずです。 WindowsXPの発売は2001年ですから、実に12年あまりのサポート期間でした。 OSとしてはかなりの長い寿命で、他のOSでそこまでの製品寿命を持っていた製品はなかなか見当たりません。 その間セキュリティアップデートが行われてきただけでも、かなりお買い得な製品であったということについては、過去記事、 WindowsXPのお得感の謎 https://www.sys-cube.co.jp/1779 でも書きました。 これに対してどうすればよいでしょうか。 結論から言いますと、最新のWindows製品と置き換えましょう。 更なる延命措置を期待しても、おそらく期待外れに終わるでしょう。 WindowsXPを使い続けるリスク WindowsXPのセキュリティアップデートで止まってしまうと、大きい確率で、WindowsXPの未知の脆弱性をついた攻撃方法がネット経由で出回ります。 アンチウィルスソフトや、外部のソフトウェアはしばらく対応を続け、アップデートは続くでしょうが、根幹の部分に脆弱性を抱えたまま、実運用を続けるのは危険です。 アンチウィルスソフトも、未知のウィルスについては、即時対応できるものではなく、所謂ゼロデイ攻撃(対応までに猶予がゼロの攻撃)やスピア型攻撃(不特定多数ではなく攻撃対象を絞った攻撃)にはほとんど対処できません。 アンチウィルスソフトは、実際に発見された検体と呼ばれるサンプルをもとに、パターン定義が更新されるためです。 ではインターネットにつながなければ大丈夫でしょうか? インターネットにつながなければ、たとえばブラウザや、メール経由でのウィルスなどの心配は軽減されます。 しかし、日常の使用の中で、USBメモリやUSB接続ハードディスクなどでの、ファイルのコピーなどでも感染の危険性はあります。 実際にUSBメモリや、外付けハードディスクの製造工程で、ウィルスが入ったまま出荷されていることは、しばしば起こっています。 何に置き換えるべきか Windows7(32bit)への更新が、特に企業利用であれば、無難な選択といえます。 2009年の発売で、4年を経て、かなりドライバやアプリケーションの対応も広がっています。 現時点で、まったくドライバなどが対応されていない周辺機器については、あきらめたほうがよさそうです。 その周辺機器の更新に費用がかかるところが、移行が難しいポイントではありそうですが。 Windows7の延長サポートは2019年いっぱいまでは続きます。 延長サポートとはいえ、6年間あれば、現在のPCの更新サイクルから言えば、十分ではないでしょうか。 Windows8も選択肢として、十分なものです。 導入コストが安いというのもその一ポイント、サポート終了まで10年の期間があるということもポイントになります。 特に導入コスト面でWindows7に勝っていると考えるのはWindows7のUltimateと同等の機能を、Windows8Proが備えている点です。 敬遠されている方が思っているほど、悪いものではありません。慣れればむしろ使いやすい部分も見えてきます。 ただ今までに気が付いたことというと、比較的古いネットワーク機器との相性が悪いことがあります。 互換性についてはメーカーサイトなどを確認しておくといいかもしれません。 パソコンの更新サイクルを考える パソコンを導入する上で重要なのは、機材の更新間隔を考えておくことです。 OSサポート期間だけに限らず、機器としての寿命なども併せて考えるとよさそうです。 長く使うことで、費用としては節約になっているようで、最新のソフトウェアを使う上で、動作が遅く待ち時間が発生し、作業効率の低下を招いているような場合は、逆に人件費などでマイナスになっていることも考えるべきです。 PCの選び方としても、短期的にみるとCeleronなどを利用した安価なラインナップのほうが、初期導入コストは抑えられますが、更新間隔としては短くなりがちです。 適切な更新間隔(一般的には3~5年程度)をあらかじめ設定しておくことで、年割でどのぐらいのコスト感で、最新の作業環境が維持できるのか、という考え方を持っておくと、古いOSのサポート終了で、あわてないといけないことも少なくなります。

  • パソコン関連

iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

noimage

iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

Mac OS X 10.8.3でBootCampもWindows8に正式対応しましたので、これを使ってみました。 BootCamp5 Boot Campアシスタンスのバージョンも5になり、このバージョン5がWindows8正式対応版です。 大まかにいうと、2011年移行に発売されたMacはこのBootcamp5に対応しています。 Macも発売年毎に、内部の機器構成をこまめに見直していますので対応するドライバの差ということになりそうです。 詳しくはこちらのサイトからご確認ください。 http://support.apple.com/kb/HT5634?viewlocale=jsa_JP 用意しておくもの ・USBメモリ8GB以上、あるいはUSB接続HDD(FAT32でフォーマット) ※後述します ・USB接続のキーボードとマウス ※後述しますが、Windows8だけならマウスだけで大丈夫 実際行った手順 BootCampのドライバインストール用のUSBメモリが最低8GB以上が必要ということです。フォーマットはWindowsで読み込ませるので、FAT32でフォーマットされていることが条件です。 ちょうど8GBの空きの空きUSBメモリがなかったので、このドライバは用意せず、BootCampをインストールしてみます。 BootCampアシスタンスを起動し、最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード、のチェックを外します。 あらかじめのドライバダウンロードが行われずに、パーティーション分割と、Windows8インストールが始まります。 インストール後のセットアップで、BootCampドライバなくとも、ワイアレスLANにはつながりました。 Bluetoothのドライバは初期から持っていないため、ワイアレスキーボードと、マウスは接続できません。 USB接続マウスがあれば、Windows8であれば、アクティベーション時からスクリーンキーボードを利用できるため、USB接続のキーボードは必要ありませんでした。 そのためアクティベーションと、その他設定、BootCampドライバインストールまでは、そのままで行うことができました。 Bootcamp Support Software 5.0.5033(2013/4/9現在)であれば、実際のファイルサイズは553.62MB(展開して800MB程度)で、独自にダウンロード展開すれば、8GBもの容量は必要なさそうです。 USBマスストレージドライバはおそらくWindowsプリインストールのドライバが動作しますので、必要なBootCampドライバをUSBメモリなどに保存しておけば、インストールは無事に実行できそうです。 Bluetoothキーボードとマウスはドライバなしでは使えないでしょうから、USB接続のマウスとキーボードは、BootCamp導入時用意しておくほうがよさそうです。 ドライバのインストールが終わり、再起動すると、iMacのすべての機能が使用可能になります。 タッチパネルはありませんが、WindowsPCとしても十分な性能を持っていますので、3Dグラフィックなども存分に楽しむことができます。

  • パソコン関連

OpenfireとSparkで社内インスタントメッセージを導入してみました

noimage

OpenfireとSparkで社内インスタントメッセージを導入してみました

社内でOpenfireとSparkでインスタントメッセージを導入してみました。 インスタントメッセージは古くはICQや、LiveMessanger、Skypeなど、インターネット上の気軽なコミュニケーションツールとして発展してきました。 インスタントメッセージを社内で利用するにあたって、このような既存のサービスを利用するのも一つの手ですが、社内情報を扱う場合も考えて、社内ネットワークでの利用を前提としたシステムを導入しました。 インスタントメッセージの意味 弊社は大きな会社でもありませんし、基本社内のコミュニケーションは口頭で行います。 口頭での伝達は、言葉以上に、場の雰囲気や、表情、語り口などの情報も付加されますので、円滑なコミュニケーションには最適ですが、一つだけ難点があるとすれば、何時何分に何を伝えたかという、記録が難しいということでしょうか。 たとえば一言で済むメッセージでも、メッセージを発した時間がわかるだけで、のちの作業が円滑に進む場合もあります。 電子メールを利用するのも一つのあり方ですが、社外のお得意様や協力会社様との連絡などで、たくさんのメールを受け取っていると、社内メールのプライオリティは下がりがちで、ついつい見落としなどが発生しやすいです。 メール自体、一度開封してしまうと、その時に何かメールクライアント側でマークをつけておかないと、後回しにしたタスクを忘れてしまいがちな伝達手段といえます。 インスタントメッセージでは、着信があれば、通知などわかりやすい仕組みがありますし、時間も記録されるので、一言二言のメッセージの伝達にはベストの方法ではないかと考えています。 OpenfireとSparkで社内インスタントメッセージ環境構築 社内にインストールするインスタントメッセージは、XMPPという標準規格を使ったものがいいのではないか、という漠然とした気持ちでソフトウェアの選定を始めました。 XMPPであれば、対応クライアントもいろいろと選べますし、利用環境にも自由度があります。 最初は社外のサーバーにこのXMPPサーバーを設置して、社外にいるスマートフォンなどの端末での、アクセスも考えましたが、そういう場合はメールなどきっちりとした形のほうがいいと思い、あえて社内ネットワークのみの環境とすることにしました。 Openfire http://www.igniterealtime.org/projects/openfire/ Openfireがよいと考えたのは、よく更新されているプロジェクトであり、クライアントSparkとセットで利用するのがわかりやすく、Windowsでもサーバーがインストーラーで導入できるところです。 社内開発用のWindowsServerがありますので、これにインストールし、社内での利用を行うことにしました。 Serverでなくとも、常時起動しているWindowsPCがあれば、簡単にそれをサーバーとすることができます。 Openfireインストール Openfire http://www.igniterealtime.org/downloads/index.jsp 上記サイトで、必要なプラットフォームのインストールファイルをダウンロードします。 OpenFireはJAVAで作成されていますので、Javaランタイム(JRE)を必要とします。Includes Java JREを選択すると、Javaランタイムを同時にインストールしてくれます。 クライアントのSparkもJAVAで作成されています。 インストーラーを実行します。 言語選択は日本語がないようですので、英語を選択します。 クライアントでは日本語が選べます。 インストールを順に進めていきます。 インストールが終わると、OpenFireのコンソールが立ち上がります。 ここでWindowsファイアウォールの警告が出るはずですので、これには許可をします。 Launch Adminをクリックすると、セットアップが実行されます。 まず言語は英語を選択します。 サーバー名とポートの設定を行います。 今回社内用途でもありますし、デフォルトで設定しています。 データベースは外部データベースと、組み込みデータベースが選べます。 動作には違いはありませんが、外部データベースのほうが、パフォーマンスがいいということです。 特にデータベースエンジンをインストールしていない場合は、わざわざインストールする必要もない ここではMicrosoft SQL Serverを選択しています。 Database URLは環境に合わせて入力しましょう。 この場合、データベースはあらかじめ作成しておく必要があります。 Profileにはデフォルトや、LDAPなど選択できるようです。 LDAPを設定していると、そのまま使えそうですね。 次はadminのパスワードなどを設定できる画面になりますが、この手順はスキップできます。 この場合、adminのパスワードはadminに設定されます。 これでセットアップは終わり、Admin Consoleに移行します。 adminコンソールではとにかくまずはユーザーを作ることです。 これを行わないと、だれもログインできません。 必要なだけユーザーを作ります。 ルームというグループチャットもここで作っておくこともできます。 記録の意味も込めて、ログが残るオプションにチェックを入れています。 ユーザーは独自にグループチャットを作れますが、あらかじめ参加者を決めたグループチャットや、パスワードをかけたルームを設定しておくと、用途がおのずと限定され、ユーザーにとっても便利ではないかと思います。 これで、AdminConsoleでとりあえずの設定は終わります。 クライアントSparkの設定 クライアントにはXMPPであればいろいろなものがつながるとは思いますが、開発者が同じSparkを使うと、相性がよさそうです。 http://www.igniterealtime.org/downloads/index.jsp 上記サイトから、プラットフォームに応じたSparkをダウンロードします。 これもJREこみのインストーラーであれば、別途JREをダウンロードする手間が省けます。 既にインストールされている場合は、オンラインインストーラーでもよいでしょう。 インストールを進めていきます。 実行すると、接続先を入力します。 ユーザー名はadminコンソールで登録されたユーザー名を、パスワードは管理者に渡されたパスワード、サーバー名はWindowsで名前を解決できる場合は、サーバーのPC名を、他のOSからであればIPアドレスを入力します。 ログインすれば、このような感じの普通のインスタントメッセンジャーとして使えます。 左下のタブ、会議からみると、あらかじめ設定されたルームが見えます。 メンバーを追加するには、ユーザー名で検索して、緑の+ボタンで追加リクエストを送ります。 Mac版のクライアントと会話の様子がこのような感じで、無事に行え、日付と時間が記録されています。 複数人による会議は、誰かと一対一のメッセージのやり取りを始めてから、ユーザーを招待すると自由なタイミングで、複数人による会議を行えます。 一対一のメッセージや、複数人による会議もこのようにタブに分けて、いくつも開いておくことができます。 インスタントメッセージを導入する意味 MicrosoftのLyncや、SalesforceのChatWorkなど、ビジネスにインスタントメッセージを取り入れようという動きは、ここ数年、広がりを見せています。 それなりに、大きさの企業でも対応できるように、テレビ音声会議、スマートフォン対応をはじめとして機能を大きく持たしています。 モチベーションの持ち方として、活用する人も全く活用しない人もいる中で、それなりのランニングコストをかける意味を、弊社ぐらいの規模の企業ではあらかじめ見積もることは難しいです。 やはり企業用として、オープンすぎるメッセージのシステムを利用するには抵抗がある、という方にはLAN内限定のOpenfireとSparkから始めてみることも、十分お勧めできることと感じました。 Linuxなど使う必要はなく、既存のWindowsだけで簡単に構築できるのがいいところです。 これで不足な機能などあれば、また有償あるいは、別のソフトウェアを利用して、用途にマッチしたシステムにたどり着くまで試してみるとよさそうです。

1 5 6 7 8 9 10