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Bash on Windows!

ADPからの切り替えを

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Bash on Windows!

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Bash on Windows!

Microsoftが開催する開発者むけのイベントで、Linuxなどで標準的に利用されているシェル、BashがWindowsで動作することができるようになるアップデートが公開されることを明らかにしました。 オープンソースのLinux開発を行っているUbuntuと協力し、WindowsのコマンドラインからBashを立ち上げ、Ubuntu Linuxと同じコマンドで同じ操作ができるようになります。 aptなどを利用してオープンソースのバイナリパッケージを取得したり、Bashでemacsやvimなどのメジャーなものを含むUbuntu Linuxで動作する様々なツールを利用することができます。 現在でもgccをapt-getで取得し、ソースコードをコンパイルしてBashから呼び出すことが可能になっているようです。 これは仮想マシンとは違い、Linux側からのOS機能の呼び出しをWindowsのOS機能呼び出しに変換しているということで、WindowsのサブシステムとしてLinuxが動いているということになります。 以前OpenSSHがWindows PowerShellでもサポートされる旨の発表があったのですが、一歩前へ進んだWindowsとLinuxの融合と言えるでしょう。 https://www.sys-cube.co.jp/5154 Bash on Windowsの持つ意味 これはサーバーやクラウドの設定に最高のパフォーマンスを発揮します。 Linuxと同じ操作環境やツールを使ってWindowsをリモート操作できるからです。 Windowsからクラウド上のLinuxにSSHを使って安全にログインし、そのLinuxから同じクラウド上にあるWindowsサーバーにシームレスにログインしてリモート操作することができる。 Linuxサーバと同じ設定をWindowsにも境目なく設定することができることは大変な効率化になります。 LinuxはWindowsと比べても非常に先進的かつ堅牢な部分があり、Windowsはそれに互換性を持たない方針でした。 無償のOSである以上にその部分がネックになって、多くのWebサーバーではLinuxが大きなシェアを持っています。 その垣根がここまで大胆に取り払われることになるとは多くの方にとって想定外な出来事でしょう。 最近のMicrosoftはMS SQL ServerのLinux対応、 https://www.sys-cube.co.jp/8556 Visual Studioのマルチプラットフォーム対応、.NETコアのマルチプラットフォーム対応など、非常にアグレッシブな動きを続けています。 従来の保守的なWindowsのためのWindowsの企業という枠組みを捨ててしまえば、様々なプラットフォームで良質なサービスとサポートを行える強力な企業としての存在感が様々な分野で出てきます。 ほとんどのWindowsユーザーにとっては小さな機能追加と思いますが、Windowsの方向性としては大きな変化だと感じています。 Eat own dog foodの精神 Microsoftの社内で、かつてEat own dog foodという言葉が社訓のように用いられていると聞いていました。 自分のドッグフードを食べろ、といういう直訳になるのですが、自分で作ったドッグフードでも自分で一度食べてから商品にしなさいという大まかな意味です。 このところのMicrosoftはユーザーの意向をあまり汲まない方向での製品づくりが主力のWindowsでも目立っていました。 憶測ですがMicrosoft社内でも、Linuxサーバ利用やWebプログラミングをするときはLinuxやMacで、簡単なWebサーバであればLinuxのサーバを利用して、などと自社製品Windowsを使わずに行うことがエンジニアの間で増えていたのかもしれません。 Windowsの開発元としてWindowsに無くて不便な部分を改善しようという思考を持つことは、再びEat own dog foodの精神を取り戻しているのではないかと考えるところです。

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SQL ServerのLinux対応

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SQL ServerのLinux対応

Microsoftが自社のRDBMS製品SQL Serverの最新版をLinuxでもリリースすると発表しました。 http://blogs.microsoft.com/blog/2016/03/07/announcing-sql-server-on-linux/ SQL ServerはWindows上で動作するRDBMSとして利用されていましたが、今回Linuxにも対応することにより、競合するRDBMSとしてOracleやPostgres、MySQLなどとの競争が拡大します。 現在までLinuxをサーバーとして扱うシステムにWindowsを持ち込む際、あるいはWindowsで構築されたシステムにLinuxを持ち込む際は様々な難しさがありました。 今後インフラ構築時にそのような構成をとる場合の選択肢が随分と広がることになります。 Linuxベースの仮想サーバー上にSQL Serverを持ち込むなど、現状とることができなかった選択肢がこれで浮上してくることになります。 計画としては2017年中頃ということで時間はありますが、DBサーバーをLinuxへの移行の予定で、SQL ServerからOracleへマイグレーションするなどという場合に、工数で有利な方を選択できるのは良いことですし、SQL Serverの業界での競争力は高くなります。 また正式に対応するにあたり、LinuxのSQL Serverのドライバも改良されたり、対応が良くなることも十分ありえることです。 OpenSSHをWindows向けにオフィシャルにサポートしたり、SAMBAへActive Directory技術を供与するなどMicrosoftはシステム面でLinuxとの親和性を高めています。 Windows Serverが不要になるということはなく、相互に行き来することによって、Microsoft製品を選択するメリットを強く示すことができます。 境目がなく利用できるということであれば、国内サポート窓口も充実していて、販売代理店なども多いWindows Server製品は国内市場でも十分な競争力を持つことになりそうです。

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Office2016とOffice2013の共存不能について

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Office2016とOffice2013の共存不能について

2015年9月にリリースされたMicrosoft Office 2016ですが、この製品は前のバージョンであるOffice 2013と同一のパソコンで共存できません。 これによってどのような影響があるのでしょうか。 例を挙げると、Office 2013 Personalを利用しているパソコンに、Power Point 2013やAccess 2013を個別に追加インストールしている場合、Office 2016製品を導入するとPower Point 2013やAccess 2013はアンインストールされてしまいます。 Office 2013 Home&Businessを利用して、Access 2013を導入している場合、Office 2016 Home&Businessを導入するとAccess 2013はアンインストールされて利用できなくなります。 現在Office 2013を利用している方で、上記のような構成で利用している場合は注意が必要です。 Professional、Home & Business、Personalなどのスイート製品だけでなく、WordやExcelなど単体の製品でも2016のものを導入するとOffice2013はアンインストールされ利用できなくなります。 Office2010以前の製品に関しては、Office 2013と同様に共存させることができます。 Office2010以前の製品がOffice 2016の導入でアンインストールされることはありません。 Microsoftによれば、Office2013とOffice 2016はクイック実行(Click to Run)形式を利用されていて、一つのコンピュータに対してクイック実行形式のアプリケーションは一つのバージョンしか利用できないため、とされています。 https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2016/attention.aspx 上記のMicrosoftの公式なページをご確認ください。

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2016年のサポート切れなどチェックを

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2016年のサポート切れなどチェックを

2015年にはWindows Server2003、2003 R2の延長サポート終了と、Windows 7のメインストリームサポート終了という二つの区切りがありました。 Officeは2010がメインストリームサポートが終了になりました。 延長サポート終了については、なるだけ速やかなアップデートが必要となります。セキュリティアップデートもない状態で、危険な状態で運用することになります。 メインストリームサポートが終了すると機能アップデートや追加行われない、無償のサポートが受けられない、などの状態で延長サポート終了までの期間を送ることになります。 2016年にはWindowsやOfficeに延長サポート終了のイベントはありません。 Windows8からWindows8.1への更新 Windows8とInternet Explorerは速やかに更新をチェックし、最新の状態にアップデートしておく必要があります。 Windows8は2016年1月12日までにWindows8.1へアップデートをしなければ、サポートは完全に終了しセキュリティアップデートを受けられなくなります。 Windows8から8.1へは無償でアップデートが可能で、Windows8.1へアップデートしていないWindows8のユーザーはなるだけ速やかにバージョンアップを行う必要があります。 Internet Explorerの更新 Internet Explorerも2015年にサポートポリシーが変更となり、2016年1月13日以降、そのOSで最新版のInternet Explorerのみがアップデートなどサポート対象となります。 Windows VistaではInternet Explorer9のみがサポートの対象になります。 Windows7ではInternet Explorer11のみがサポートの対象になります。 Windows8.1以降はInternet Explorer11が最終のバージョンとなっていて古いバージョンのインストールは出来ませんので、この点については今の所アップデートの作業などは必要ありません。 Windows Server製品もこのInternet Explorerのサポートポリシーが適用されます。Internet Explorerのバージョンアップを保留している場合も、可能な限り速やかに最新の状態にアップデートする必要があります。

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Windows8からWindows10へ

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Windows8からWindows10へ

Windows10がリリースされ始めて最初の週が終わろうとしています。 Windows10はWindows7からの移行が比較的スムーズに行える、という印象を与えることに成功しています。 筆者は今の所仮想マシンへの対応の様子を見計らう意味でインストールしていません。仮想マシンは統合ツールの完成度によって大きく使用感が変わるためです。 大方のWindows7以降のパソコンであればアップグレード可能で、Windows8.1の頃からWindowsタブレットに最適化するようにOSを軽量化しているので、様々な部分が高速化しているはずです。 Windowsの良さはOSとしての堅牢さや従来のソフト資産との互換性にあると考えています。ソフト資産との互換性についてはリリース時に大きな時間を割いているのが、Microsoftの素晴らしい点だと筆者は考えています。 タブレットPCのスタンダードになることはMicrosoft社のここ十年来の強い思いがあります。WindowsXPのころからタブレットPCへのインストールを前提としたTablet Editionをリリースしていました。 iPadの市場ができたことを見て、Windowsの資産が利用でき、タブレットとしての使いやすさを併せ持つタブレットPCを市場に投入したいという気持ちを前面に押し出しすぎた感じを受けます。 多くのユーザーはスタンダードなPCとしてWindowsPCをリプレースしたり新規購入したいと思うところとの噛み合わせが悪く、Windows8シリーズはWindowsの主なユーザー、特に企業ユーザーに避けられる結果となりました。 とはいえWindows8シリーズは 個人ユーザーをターゲットにSurfaceシリーズや8インチ以下の安価なWindowsタブレットでの成果を収めていますので、Microsoftとしても一定の成果は出せたと考えているかもしれません。 Windows10は今の所タブレットとPCの両ユーザーとのバランスが取れている状態でしょう。Windows10は様々な分野でのニーズを満たしていきたいという精神が感じとれます。 野心的でありながらもビジネスユースなどの堅いユーザーのニーズも捉えられるものとして進化していって欲しいと思っています。

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Windows10にアップグレード

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Windows10にアップグレード

WindowsのタスクトレイにWindows10へのアップデートを予約するアイコンが常駐するようになりました。 業務でWindowsを利用されている場合、大方の人は性急なアップデートは行いたくはないはずです。できなくなること、動かなくなるアプリを事前に全て検証するのは大変時間のかかることです。 インストールするパソコンの最低限の性能はWindows8とほぼ変わりありません。 Windows7が動作していたパソコンで製造時期が古いものは、一部対応していないものもあります。 Windows10へのアップデートアイコンから互換性についてはチェックできます。 .NETフレームワークは3.5の機能を追加すると従来までの.NET製のアプリケーションは動作するようです。そのあたりはOSにほとんど依存しない.NETの利便性です。 .NETフレームワークのおかげでWindowsのバージョン間の互換性については随分と問題が減りました。 プリンタなどのデバイスドライバは大手については対応を始めているのではないかと思われます。 アップデートするかどうかの大きな判断として、利用している周辺機器のドライバが対応するかどうか、もあります。 現在Windows8以降を使われている方でも、当面は様子を見るという方も多いのではないでしょうか。 Windows7,8からの無料アップデートの期間は一年間設けられています。 かつてはサービスパックがリリースされるまで様子を見るという方も多かったようですが、Windows8ではサービスパックそのものがなかったこともあり、評判を聞くなど、様子を見ながら、ということになりそうです。

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Windows PowerShellがSSHをサポートの方針

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Windows PowerShellがSSHをサポートの方針

MicrosoftがPowerShell BlogでOpenSSHへの対応の方針を明らかにしました。 http://blogs.msdn.com/b/powershell/archive/2015/06/03/looking-forward-microsoft-support-for-secure-shell-ssh.aspx (英文) Windowsを使っていて、SSHが標準で使えないことが筆者としては一番不満足に思うところでした。 SSHは暗号化した回線で他のコンピュータをリモートコントロールする手法です。 LinuxなどUNIX系のOSでは標準的に使われているもので、公開鍵による認証、リモートコントロール、暗号化されたFTP、SSHの接続を利用した他のポートへの接続など、様々な便利で使い易い機能が含まれています。 PuttyやTeraTerm、WinSCPなどを使えばSSHのサーバーに接続することができましたが、標準機能で鍵の生成などもできるようになるのであれば、このアプリをダウンロードして、この鍵生成ツールを利用して、という手順をものすごく簡略化できるようになります。 またOpenSSHのサーバーにもなるのであれば、さらにWindowsの使いやすさが向上します。 WindowsPowerShellからWindowsの色々な機能をCUIで実行できるので、マウスでウィンドウを開いていく操作に比べて素早い操作が可能になります。 なんでもリモートデスクトップで行うよりも、コマンドでさっと済ませてリモートセッションを閉じるという使い方がWindowsでできるのであれば、1日でも早く実現して欲しいと願う機能です。

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Surface 3国内発売決定

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Surface 3国内発売決定

Microsoftのタブレット型PC、Surface3の国内発売が決定されました。6月19日に発売を開始するということで現在予約受付中になっています。 個人向けでは4GLTEモデルのみで81,800円で内蔵ストレージが64GB、Office Home&Businessが標準でインストールされています。 タブレットのみとして使うのであれば必要ありませんが、タブレットにもできるノートパソコンとして使うなら、カバーを兼ねた薄型キーボード、タイプカバー16,934円が必要になります。 使用されているプロセッサはAtomという低電力消費でバッテリーの持続時間を重視したものを搭載しています。 パフォーマンスとして、Core iシリーズを搭載したSurface Pro3のおよそ三分の一程度とみられていますが、Surface Pro3はどちらかといえばハイエンドな機種になりますので、三分の一でもOffice、ウェブブラウザ、動画の再生などには不足はないだろうと思われます。 Surface3はWindows8.1とOffice Home&Businessをインストールされていますので、64GBのストレージを全てデータ領域として使うことはできません。 MicrosoftのOne Driveなどをうまく使えば、よほどたくさんの動画や写真を保存しない限りは安価なモデルでも利用ができるだろうと考えます。 開発用途などではパフォーマンス不足と思われますが、デスクワーク用の普及機としての選択肢の一つになりそうです。

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次期OfficeはOffice2016

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次期OfficeはOffice2016

次期Microsoft OfficeはOffice2016となったようです。 現在Office365の企業ユーザーに向けてベータ版が配信開始されています。 Office2016はExcel、Word、PowerPointのデータ喪失保護、Outlookの機能強化、管理者によるOfficeの自動インストールなどが強化されるようです。 まだ現在ベータテストということで、詳細な機能追加などについては不明です、現在リリースされている部分では上記のような内容ということです。 Google Appsなどクラウドアプリケーション型のオフィスソフトは管理者によるマネージメントが有利でした。 ユーザーごとに利用を開始させる、停止させるということも簡単に操作できます その点パソコンにインストールする形のOfficeはどのライセンスがどのパソコンに入っているかなどを把握していないと、管理は難しいものでしたが、Office2016ではそういった部分も強化されるようです。 Microsoft Officeはパソコンにインストールするものですので、Windowsの提供する記憶領域やフォントをはじめとした全ての機能が使え、ブラウザベースのアプリに比べると機能面で大きな利点を持っています。 クラウドアプリケーションの利点に追いつき、またそれぞれの機能強化を行い、ビジネスの場でのシェアを維持していくことが重要視されているように見受けられます。 どれだけ過去のOfficeとの互換性があるかもユーザーにとって気になる部分ですが、それは今の所明らかになっていません。 現在Office2013で使われているAdd-onとマクロは変更なしで利用可能という表記はあります。 機能的なものは今後のベーターテスターの意見や要望によって変化していきそうです。