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iPhoneでHamachiネットワークに参加する(Beta版)

Windows8とMountain Lionの操作の比較

Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

SparseBundle上の仮想マシンイメージの拡張

Boot Campの最適な移行方法

Bootcamp領域をVMwareで仮想化する

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VMWareFusionでWindows8のファイル履歴を利用する

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VMWareFusionでWindows8のファイル履歴を利用する

Windows8に新たに追加された機能としてファイル履歴があります。 これはファイルの変更履歴を残しておき、必要であれば、前回保存されたバージョンにまで復帰させることができるというものです。 これをVMWareFusionで設定してみました。 VMWareFusionでの設定 ファイル履歴は、外部ハードディスクあるいはネットワークドライブを利用するものです。 USBドライブをMacに接続し、VMWareFusionで動作するWindows8に接続することも可能ですが、ここでは仮想HDDをもう一つ作成してマウントし、ファイル履歴用に利用します。 仮想マシンをシャットダウンし、仮想マシンの設定を開きます。 左上のデバイスを追加をボタンをクリックします。 新規ハードディスクを選択します。これで仮想ハードディスクをもう一つ作ることができます。 追加をクリックして、ファイル名と保存場所を選択します。 ここではHDD2.vmdkという名称で20GBを割り当てています。 次に設定画面に戻り、起動ディスクをもともと仮想マシンで使用していた仮想ディスクに設定します。 これで仮想マシンのライブラリから、仮想マシンを起動します。 Windows8での設定 Widows8側で仮想ハードディスクを初期化します。 ドライブ名を割り当てます。 コントロールパネルから「システムとセキュリティ」ー「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」を選択します。 ここで先ほどドライブ名を割り当てた仮想ディスクを選択し、オンにします。 ファイル履歴の設定項目はファイルのコピーをする頻度、オフラインキャッシュのサイズ、保存されたバージョンを保持する期間を選べます。 オフラインキャッシュのサイズは、ファイル履歴用のドライブが接続されていない時に、システムドライブに一時的に保管するファイルの容量になります。 あまり多くの容量を割り当てない仮想マシンの場合、ネットワークドライブにファイル履歴を利用する設定するとします。 ネットワークへの接続がうまくいっていない場合など、オフラインキャッシュがたまって、システムドライブ容量が圧迫されることになるかもしれません。 仮想ドライブのマウントであれば、マウント解除しなければ、基本的に常時接続状態になりますので、オフラインにはなりにくいのではないと考えます。 デスクトップとライブラリの世代保存になりますので、MacのTimeMachine程のディスク容量は使用しないと考えられます。 誤ったファイルの消去や、上書きなどをリカバーするために使ってみるのもいいかもしれません。

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iPhoneでHamachiネットワークに参加する(Beta版)

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iPhoneでHamachiネットワークに参加する(Beta版)

Hamachiは簡単にVPNを設定するために、便利なものですが接続はPC間に限られていました。 このネットワークにiPhoneを参加させるBeta版が公開されてましたので、これを使ってみました。 HamachiをiPhoneで使うには iPhoneでVPNは備え付けのものがありますが、方式はPPTPとL2TPなど、限られた方式しか利用できません。 OpenVPNはアプリを入れることによって、VPN接続が利用可能となりましたが、Hamachiのようなプロプライエタリなソフトウェアを用いたものは、Appleもなかなか認可しない方針なのかもしれません。 http://community.logmein.com/t5/Hamachi/Hamachi-Mobile-for-iOS-and-Android-BETA/td-p/97131 ここでBeta版の公開が始まったことを知り、さっそくどういうものかを試してみます。 ここに示されるURLからHamachiの管理画面にログインすると、モバイルクライアントの追加というものがあります。 ここで行うことは、まずiPhoneに届くメールアドレスを入力し、iOSの送信を選びます。 すると、接続プロファイル添付のメールがiPhoneに届きます。 このプロファイルを受け入れるかどうかは、あくまで自己責任です。 受け入れると、Hamachiのルート証明書がインストールされます。 するとVPNの設定画面に、Hamachi xxx~という構成ができているので、これをタップし、パスワードを入力します。 これでVPNをONにすることができます。 どのネットワークに参加させるかなど、その後の部分は通常のHamachiクライアントの扱いと同じです。 仕組み HamachiはHamachiを提供しているLogMeIn社のサーバーを介して、VPNを始める仕組みです。 この仕組みがあるので、VPNの両側で、ルータにポートフォワードなどの設定を加えることなくVPNを構成することができます。 この展開の簡単さと、素早さがHamachiの使いやすいところですが、サーバーを常に介さねばならないというところに、可用性と機密性の弱点があります。 LogMeIn社も商業としてこのサービスを行っているので、信頼性がなければ商品になりませんが、このあたりをユーザー側がコントロールできないのは受け入れたうえで使うことが前提になります。 これが受け入れられない場合は、OpenVPNなどを検討する必要があります。 Hamachiは、接続確立後は一対一で接続する仕組みですが、通信の状態が悪い場合など、サーバーを介した通信に変更して、接続を続ける仕組みがあります。 このiPhone版のHamachiはその仕組みを利用し、HamachiのサーバーまではiPhone備え付けのVPNを使い、Hamachiのサーバーからネットワークに接続する、という方法をとっているようです。 そのため、プロファイルのみで、Hamachiのネットワークに参加でき、アプリなどは別途必要ありません。 VPN疎通の確認 iPhone版のIPメッセンジャーアプリで、このネットワーク内の他のクライアントにメッセージ送付できるかを確認します。 IPメッセンジャーをHamachi越しに利用する https://www.sys-cube.co.jp/3623 この記事で行ったとおり、IPメッセンジャーアプリの設定からブロードキャストの設定を選択し、25.255.255.255に設定します。 これでHamachiの同一ネットワーク上にあるIPメッセンジャーに対して送信することができました。 使い方 Hamachiがサーバー経由の接続ができることをうまく利用している感がありますが、サーバー内部でVPNとどのような接続がされているのかは、わからない部分でもあります。 Hamachiそもそもの暗号化形式とは異なるPPTPやIPsecによる暗号化は 一度復号されてから、Hamachiネットワークへ接続されているのであろうと考えられます。 その部分をどこまで心配するか、どこまで信頼するかは、自己責任の世界になります。 IPメッセンジャーを疎通確認に使いましたが、Windowsファイル共有を利用するアプリもおそらくVPN内で利用可能でしょうし、LAN内でできていたことを、かなり簡単に外に持ち出すことができます。 LAN内のサーバーとiPhoneを連携させる使い道は、いくらでも考えられます。 使いどころについては、個々のユーザーが考えるべきところでしょう。 このサービスは現在あくまでベータ版で、今後正式リリースされる場合は、有償のオプションとなるそうです。

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CDイメージを作成してVMWareFusionのWindowsにマウントする

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CDイメージを作成してVMWareFusionのWindowsにマウントする

データCDやDVDイメージファイルを作って、VMwareFusion上で動作するWindows仮想マシンにマウントさせる方法を順を追って説明します。 CDの内容にたびたび変化を加えるような場合、CD-Rに毎回書き込んでいては資源と時間の無駄になります。 そういう時にイメージファイルのみを作って、VMWare上で動作するWindowsに仮想DVDイメージとして認識させれば、時間を短縮でき、CD-Rも一切使う必要がありません。 DiskUtilityを利用して、WindowsでDVDとしてマウントできる形のディスクイメージを作成します。 DiskUtilityでの作業 まずフォルダを一つ作成し、そこにDVDもしくはCDの中身になるファイルをひとまとめにまとめます。 DiskUtilityを起動し、ファイルー新規ーフォルダからのディスクイメージを選択します。 イメージを作成するフォルダを選びます、のダイアログから、先ほど用意したフォルダを選択し、イメージボタンをクリックします。 ディスクイメージ名を名前に入力し、イメージフォーマットをハイブリッドイメージ(HFS+/ISO/UDF)を選択。暗号化はなし、で保存をクリックします。 ここではInstallCD.dmgというディスクイメージが出来上がっていることが確認できます。 VMWareFusionでの作業 まず、利用するWindows仮想マシンを起動します。 起動したら、VMWareFusionの仮想マシンメニューから、CD/DVD(IDE)-ディスクまたはディスクイメージを選択、をえらび、 さきほど作成したdmgファイルを選択します。ここでCD/DVDが切断されている場合は、CD/DVD(IDE)のメニューから接続を選択します。 すぐにWindows仮想マシン上で、ディスクが認識されます。 ここでエクスプローラーを選択して開くのもいいですし、autorun等を設定しておけば、自動再生が上手く動作するかを確認することができます。 インストールCDなど、配布用のCDイメージを作成する場合、必要なファイルが全部そろっているか、セットアッププログラムがきちんとディスクから実行できるかなどを確かめるために、この方法を使っていきたいと思います。 OS X標準のDiskUtilityはいろいろ応用が利くので、非常に便利ですね。

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Windows8とMountain Lionの操作の比較

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Windows8とMountain Lionの操作の比較

Windows8を自分なりに使いやすくする工夫をしているうちに、操作感覚がかなりMac OS X Mountain Lionに近くなってきました。 この点について、動画を交えて説明します。 Windows8のスタート画面に対する割り切り Windows8の好き嫌いが分かれる点として、そのタイル式のスタートメニューが挙げられます。 Windows7とのもっとも大きな差であり、起動時に目に飛び込んでくるものですから、Windows8の印象を決定づけるものです。 このスタート画面にはWindows8からプリインストールされているWindowsStoreアプリ、従来型のWindowsアプリのアイコン、新規にStoreからインストールしたアプリなどが混在しています。 筆者は数か月Windows8を利用する上で、いわゆるWindowsStoreアプリ、全画面起動するWindows8で追加された新規のアプリについては、一切使わないでも何ら支障をきたさないことがわかりました。 タッチパネルで利用しているわけでもなく、デスクトップパソコンとして、従来ながらのキーボードとマウスの操作ですので、WindowsStoreから新しいアプリを探す理由はあまりありません。 メールもプリインストールのメールアプリをつかわず、WindowsLiveメールをインストールして利用していますので、いっそのこと、とはいえデスクトップ版とは機能に違いがあるというInternetExplorer10だけは残しておくとして、後の使わないアプリは断捨離してしまいました。 するとこのスタート画面は一気に整理され、Mountain LionのLaunchpadとほぼ同じであるということがわかりました。 フォルダ分けができるLaunchPadと、グループで分けることができるスタート画面。 Launchpadはタッチパネル4本指ピンチ、スタート画面はWindowsキーで全画面に現れます。 この割り切りによって、スタート画面は使いやすいアプリケーションランチャーとなりました。 アプリケーション起動 動画で比較してみていただきました。 アプリケーションランチャとして、同じ感覚で使えています。 アプリが増えてくれば、一画面に収まらなくなりますが、使用頻度の高いものだけを1画面めに収めてしまえば、あまり苦にはなりません。 LaunchpadもiPad登場以降に、iPadから持ち込まれた機能として、OS X Lionに搭載され、最初はあまり使いやすくないイメージでしたが、Mountain Lionになってからはかなり使いやすくなりました。 かつてのようにDockにアプリケーションをたくさん並べて、アイコンが多すぎて小さくしか表示されない状態よりはLaunchpadの利用を進めた方が、がめんがすっきりすることもあります。 使用頻度に合わせて、タスクバーあるいはDockに置くもの、全画面ランチャーから起動するものと使い分ければ、日常の操作の導線が阻害されることはほぼありません。 むしろWindows8のスタート画面を整理してから、同一の感覚で使えるLaunchpadを積極的に使う傾向になりました。 タスクバー・ドック操作 こちらも動画で比較してご覧いただきました。 Windows7以降に、タスクバーとアプリケーションショートカットを融合させた、新しいタスクバーは、OS XのDockとほぼ同等のものになりました。 サイズの大小、設置場所、自動的に隠して画面を広く使うなど、機能としてもかなり同じです。 Windows7とWindows8でタスクバーの機能としては大きな差はありませんが、スタートメニューがなくなったことが、大きな差となりそうです。 スタートメニューのような機能ボタンが排されたことで、よりWindows8のタスクバーはDockに近づいた、とも言えそうです。 タスクトレイのような常駐ソフトとIMEコントロール、時計などはMacではメニューバーにありますので、差というとそれぐらいかもしれません。 タスク切り替え タスク切り替えについても動画でご覧いただけます。 Windows8では、タスクバーのマウスホバーか、ALT+TABキーの組み合わせの二種類となっています。 WindowsVistaや7にあったフリップによるタスク切り替えは、なくなっています。 フリップはマウスのスクロールホイールによって切り替えるものですので、タッチパネル操作では使用できないものです。廃止された理由はわかりやすいです。 Mountain Lionではコマンド+TAB、Dock以外にも、MissionControlやエクスポゼなど、起動中のすべてのアプリを一覧できる形のタスク選択機能を持っています。 この辺りはLion以降に強化された部分で、MissionControlで仮想デスクトップにアプリケーションを割り当てる機能は、ごちゃごちゃとデスクトップにウィンドウが散らばっている状態を整理するのに便利な機能です。 逆に言えば、そのデスクトップにごちゃごちゃしたウィンドウ、という状態を極力持たせないタブレットパソコンとして、Storeアプリのような全画面アプリを押しているので、そのような機能を持たせることでWindows8の方向性がぶれてしまうのは、あまりよくないといえそうです。 まとめ あくまでWindows7風に変更を加える機能拡張を入れるというカスタマイズを行わずに、どこまでWindows8を使いやすくできるか、という工夫を重ねるうちに、非常にOS Xに近い使い心地のものとなりました。 タブレットPCとしてWindows8を使っていれば、このような形に落ち着くことはないのかもしれませんが、従来のようなマウスとキーボード作業が中心のパソコンとしては、このような形も一つのあり方と考えていただければと思います。 これまでWindowsを利用する上で、必要なアプリケーションをインストールする以外の変更はあえて行わず、基本的に初期設定のままで使うことが常でした。 あまり大きな変化を加えてしまうと、Windowsの初期状態ではどのような設定になっていたかがわかりづらく、ヘルプを求められたときに即答できなくなってしまうためです。 しかしWindows8ではかなり自分好みに変更を加えています。 タブレット、タッチパネルノートPC、従来型の据え置きPCとさまざまな用途で利用されることを想定して、かなり欲張りな機能の盛り込み方をしていますので、どうしても自分の用途に合わせた絞り込み、というステップが必要になりそうです。 そのままの状態では、あまり導線が整理されているとはいいがたいものがありますので、このワンステップをできるかどうかで、散漫なWindowsか、機能強化版のWindowsか、という評価が分かれそうです。 せめて、タブレットもデスクトップも同じ設定ではなく、ある程度機器の形態に合わせた初期設定というものがあればいいのではないかと思うところですが、Windows8.1という後継OSにそのような機能が搭載されることを望みつつ、今回の記事を終えることといたします。 関連記事 Windows8カスタマイズの記事は過去にも何点か投稿していますので、併せて読んでいただけると幸いです。 Windows8のデスクトップにプログラムメニューをシンプルに追加する 実は使いやすかったWindows8 Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには Windows8にシャットダウンのショートカットを作る

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Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

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Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

AdobeがCreativeSuiteの新規製品投入をやめ、CreativeCloudによるサブスクリプション(購読)形式への一本化を行うことを発表しました。 これにより、パッケージでCreativeSuiteを購入することはできなくなりますが、月額で使用料を支払えば、常に最新バージョンのPhotoshopやIllustratorを利用することができるようになります。 製品バージョンアップというモデル 商用ソフトウェアが発表されると、マイナーバージョンアップという小規模なバージョンアップや、バグの修正を行いつつ、次のメジャーバージョンに開発資源を投入していくという形がとられていました。 WindowsなどのOSをはじめ、さまざまなソフトウェアがこのモデルをとっています。 定期的なバージョンアップを行うと、すべて最新のバージョンを追いかけるユーザーと、現行十分な機能を持つ旧バージョンを保持するユーザーに分かれます。 Windows8が発売された現在も、WindowsXPを安定したバージョンとして使い続けている方が多くいらっしゃるのと同じ構図です。 ですので開発にかけた資源がすべて利益として見込めるわけではありません。その分、一つ一つのパッケージ価格に上乗せするという必要があります。 すべてのユーザーが同時期に更新するという見込みがあれば、パッケージ価格もそれなりに抑えることもできるでしょうが、とくにCreativeSuiteのような高額なパッケージの場合、買い控えを行うユーザーもかなりの割合でいました。 そういった点で購読モデルをとれば、買い控えということは発生しないのでメーカーとしても開発費用を回収する見積もりがしやすくなります。 こういった方向性への模索は、さまざまなソフトウェアメーカーで行われていますが、主力商品をすべて購読制にしたAdobeはかなり先鋭的な方針を示したといえます。 購読制にすることによるメリット アプリストア登場以来、プロダクトキーやシリアル番号によるライセンス管理という方法は時代遅れとなりつつあります。 メールやストアアカウントに紐づいたライセンス管理は普及しつつあり、Office2013でもMicrosoftアカウントのメールアドレスによるアクティベーションが可能となっています。 先日、AdobeCreativeSuite2のアクティベーションサーバーの停止に伴う、無償化というデマが流布したこともあります 過去記事:Adobe Creative Suite2について https://www.sys-cube.co.jp/1719 この一件で驚いたのは、CreativeSuite2のアクティベーションサーバーにコストを割き続けていたということです。 確かに一度作りこんでしまえば、あとは運用だけかもしれませんが、電力、機材更新、障害対応人員など、コストなしで運用できるものではありません。 このサーバーがなくなっていまうと、動作しない仕様のソフトウェアであれば、バージョンごとにサーバーを運用し続けなければならなくなり、それだけ維持コストが必要となります。 購読制であれば、このアクティベーションの仕組みも一元化でき、また現在課金中のアカウントでなければアクティベーションできない、という形のほうが運用も楽になります。 高額なソフトウェアであれば、不正なシリアルや、ライセンス条項に反した譲渡や再販などが付きまといますが、これらを排除できることは大きなメリットでしょう。 開発資源の分散 もう一つの要素として挙げられるのは、ソフトウェア産業はスマートデバイスへの対応も現在見出していかねばならない一つの課題である、ということでしょう スマートフォンやタブレットは、フルセットのCreativeSuiteを動かすためにはパフォーマンス不足ではありますが、ユーザー数の多さにおいては無視できない存在になっています。 パソコンにおいてデファクトスタンダードとなっているAdobeのツールも、スマートデバイスでも確実に業界標準を握れる、という世界ではありません。 逆に出遅れてしまうことで、スマートデバイス主導で出てきた同ジャンルのアプリが、パソコンのほうでもシェアを伸ばしていくという可能性さえあります。 現在技術やノウハウにおいて、一歩ぬきんでている状態で、スマートデバイス市場への参入を行えば、後発勢と差をつけた状態で事業を始めることができます。 そのようなタブレット、スマートフォンの市場がCreativeSuiteのようなソフトウェアを求めているかどうかの答えが見えるのは、まだまだ先になると考えますが、Adobeとしても抑えておくべきポイントと考えているようです。 実際にCreativeCloudには、Photoshop TouchなどのiPadアプリとの連携という機能も備えています。 Adobeもこれからの市場、タブレットなどにおいての基盤を確かにしていくためには、製品ラインの統合と合理化を進める理由があったのではないかと考えます。 ユーザーとしての受け止め方 月額制となっていますが、おそらくCreativeSuiteを、使いたい月だけ使う、という使い方を望まれているユーザーは少ないと思います。 アマチュア向けの価格としてはかなり高価ですので、業務用途がシェアのほとんどでしょうし、業務用途であれば、常に手元になければ使えない、ということになります。 一ライセンス年間6万円~が安価かどうか、という見方は、利用頻度によってまちまちだと思います。 かつては20万円からの1パッケージを購入すれば、OSやパソコンが対応している限り、5年でも10年でも使えたという感覚でいくと、確実に高くなっていると言えるかもしれません。 パッケージが手元に残らない、という形に不安を抱かれるユーザーも多くいらっしゃるでしょう。 ソフトウェアはパッケージでなく、利用権を買うだけ、という形は、旧来のユーザーほど不満があるでしょうが、現在の各アプリストアではその方式をとっています。 筆者としては、逆にこの販売方式になることで、Adobe CreativeSuiteの費用対効果が明らかになったと考えています。 簡単に言えば、年間6万円の価値があるかどうか、という判断で使う使わないを判断できるのではないでしょうか。 とりあえずAdobeにしておけば大丈夫、というアバウトな感覚よりも、コスト感がつかみやすいと感じています。 PhotoshopやIllustratorについ ては、単体製品の購読という形も取られるようですので、より一層わかりやすくなると考えています。 メジャーバージョンアップに備えて予算を組む必要があった現在よりも、より見通しを立てやすいというところがありますが、それは導入規模等によっても意見が分かれるところかもしれません。 大規模導入が必要な場合は、必要台数だけ最新、その他は旧バージョンを維持など、段階的にバージョンアップしていけましたが、購読制であれば、バージョンアップ費込の月額料金を支払う必要があります。 このAdobeのCreativeCloudへの一本化がどうユーザーに捉えられるのか、今後のソフトウェア業界の一つの指針となるのではないでしょうか。

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OfficeのファイルをiPadのKeynoteでスライド再生する

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OfficeのファイルをiPadのKeynoteでスライド再生する

この記事ではPDFファイルをPDF to KeynoteというMacのアプリを利用して、iPadのKeynoteで再生する方法を説明いたします。 iPadのKeynote(パワーポイントのようなソフト)のプレゼンテーションは、iPadの小ささで機動性もあり、またiPhoneのKeynote Remoteを利用して手元で操作もできることから、非常に使いやすいものになっています。 このiPadのKeynoteで再生できるスライドは、MacのKeynoteで作られたものや、PowerPointファイルのインポートによるものだけです。 PowerPointなどのインポートでも形式が崩れたり、フォントが変わることから、Keynoteのための修正が必要になることもよくあります。 WordやExcelなどで作成したファイルをそのままスライドにして、iPadでプレゼンテーションする方法についてご紹介します。 WordやExcelのファイルをPDF化する Office2010以降では、標準でPDFファイルをエクスポートする機能が付属しています。 今回この研修テキストをPDF化して、iPadでスライドショーとして再生できるようにします。 エクスポートでPDF形式を選んで発行します。 PDF to Keynoteで変換する これをMacへ送信し、MacでPDF to Keynoteというアプリで変換します。 http://www.cs.hmc.edu/~oneill/freesoftware/pdftokeynote.html このPDF to Keynoteは、基本的にPDFを画像化してスライドショーに貼り付けるもののようです。 そのため、ファイルサイズはかなり大きくなります。 PDF to Keynote起動してもウィンドウは開かないので、メニューバーからFile-Openを選択します。 ここで変換するPDFを選択して、Openをクリックします。 プレビューが表示されますので、チェックしてよろしければ、メニューバーからFile-Save toを選択します。 iPadであればKeynote Document (iWork ‘09)を選択するとよいようです。 完了したファイルは、Macのkeynoteでは正常にスライドとして表示されます。 これをiCloudやDropBox、Mailの添付ファイルなどを利用して、iPadに送信します。 ここではDropboxを利用しています。 これをiPadのKeynoteで開こうとすると、  プレゼンテーションを読み込めませんでした。エラーが発生しました。 となってしまい、インポートエラーになってしまいます。 インポートエラーを解消する 結論から言いますと、iPadのKeynoteは、スライドのどこかに、編集可能領域がないとインポートに失敗してしまうようです。 PDF to Keynoteは画像が貼り付けてあるだけのスライドになりますので、編集可能なボックスが作られません。 そのため、一度MacのKeynoteにもどして なにか、テーマを適用します。 ここではPDFにあった「白紙」を選択しています。 編集エリア、という領域がスライドの上に乗りますが、これは編集可能な領域を示しているだけですので、スライドを再生しても表示されることはありません。 これを保存して、再びiPadでインポートします。 このようにインポートが順調に進行し、インポートが完了しました。 これをタップして開き、 右上の再生ボタンから、スライドの再生を開始します。 これをiPhoneのKeynote Remoteと接続して、 このスライドを手元でコントロールすることができます。 PDFを利用するので、他のソフトから出力したものでも、PDFでみてレイアウトなどが崩れていなければ、かなり簡単にkeynoteのスライドに変換できます。 これはiWorkのPagesからKeynoteに変換すること方法としても、一番簡単ではないかと思います。

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iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

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iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

Mac OS X 10.8.3でBootCampもWindows8に正式対応しましたので、これを使ってみました。 BootCamp5 Boot Campアシスタンスのバージョンも5になり、このバージョン5がWindows8正式対応版です。 大まかにいうと、2011年移行に発売されたMacはこのBootcamp5に対応しています。 Macも発売年毎に、内部の機器構成をこまめに見直していますので対応するドライバの差ということになりそうです。 詳しくはこちらのサイトからご確認ください。 http://support.apple.com/kb/HT5634?viewlocale=jsa_JP 用意しておくもの ・USBメモリ8GB以上、あるいはUSB接続HDD(FAT32でフォーマット) ※後述します ・USB接続のキーボードとマウス ※後述しますが、Windows8だけならマウスだけで大丈夫 実際行った手順 BootCampのドライバインストール用のUSBメモリが最低8GB以上が必要ということです。フォーマットはWindowsで読み込ませるので、FAT32でフォーマットされていることが条件です。 ちょうど8GBの空きの空きUSBメモリがなかったので、このドライバは用意せず、BootCampをインストールしてみます。 BootCampアシスタンスを起動し、最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード、のチェックを外します。 あらかじめのドライバダウンロードが行われずに、パーティーション分割と、Windows8インストールが始まります。 インストール後のセットアップで、BootCampドライバなくとも、ワイアレスLANにはつながりました。 Bluetoothのドライバは初期から持っていないため、ワイアレスキーボードと、マウスは接続できません。 USB接続マウスがあれば、Windows8であれば、アクティベーション時からスクリーンキーボードを利用できるため、USB接続のキーボードは必要ありませんでした。 そのためアクティベーションと、その他設定、BootCampドライバインストールまでは、そのままで行うことができました。 Bootcamp Support Software 5.0.5033(2013/4/9現在)であれば、実際のファイルサイズは553.62MB(展開して800MB程度)で、独自にダウンロード展開すれば、8GBもの容量は必要なさそうです。 USBマスストレージドライバはおそらくWindowsプリインストールのドライバが動作しますので、必要なBootCampドライバをUSBメモリなどに保存しておけば、インストールは無事に実行できそうです。 Bluetoothキーボードとマウスはドライバなしでは使えないでしょうから、USB接続のマウスとキーボードは、BootCamp導入時用意しておくほうがよさそうです。 ドライバのインストールが終わり、再起動すると、iMacのすべての機能が使用可能になります。 タッチパネルはありませんが、WindowsPCとしても十分な性能を持っていますので、3Dグラフィックなども存分に楽しむことができます。

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SparseBundle上の仮想マシンイメージの拡張

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SparseBundle上の仮想マシンイメージの拡張

以前SparseBundleDiskImage上にVMWareFusionの仮想マシンイメージを作成する記事を投稿しました。 MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ これでTimeMachineで仮想マシンの世代管理が行われずに、バックアップハードディスクを過剰に使わなくてよくなりました。 これでVMWare FusionでWindowsを常用する問題はかなり小さくなりました。 前回の記事ではスパースバンドルディスクは、60GBを割り当てましたが、Windows8を常用するにあたって、不足する場合が生じます。 ここでスパースバンドルディスクのの容量を増加し、Windows8の仮想HDDを拡張してみます。 スパースバンドルディスクの容量増加 スパースバンドルディスクの増量はディスクユーティリティーで行います。 仮想マシンを停止し、一度ディスクをアンマウントします。 アンマウントしたうえで、スパースバンドルディスクを選択し、イメージのサイズを変更をクリックします。 ここでは110GBに変更しています。 ここで110GBに変更を行ったとしても、すぐさまハードディスク上に110GBの容量が確保されるわけではなく、使用量に応じて動的に増加していきます このままではディスクのサイズは変わっても、パーティションサイズが変更されないので、ディスクイメージをマウントします。 パーティションイメージの右下斜線部分をドラッグし、パーティションサイズをディスクイメージに合わせます。 これでマウントされるディスクの最大容量を変更できます。 この操作によって、パーティション内の内容が失われることはありません。 ここでパーティションをクリックします。 仮想マシンのハードディスク増加 ここで終了している仮想マシンのハードディスクサイズを設定から拡張しようとすると、 「選択された作業を行うためにはファイルシステムに十分な領域がありません」 というエラーが出ます これは仮想マシンの格納されているディスクイメージ内で、仮想マシンイメージの複製を作成して、領域を拡張するためのようです。 そのため、110GBのディスクイメージ内で、60GBの仮想マシンのHDD増加を行う作業はできないということです。 そのため、一度スパースバンドルディスクイメージ内から、仮想マシンファイルをMac上のHDDに移動します。 この作業中、タイムマシンバックアップは一度オフにしておくことをお勧めします。 Mac上のHDDでVMWareFusionの設定から、ハードディスクのディスクサイズを変更します。 ここでMac上のHDDに十分な空き容量があれば、HDDの拡張が行われます。 それなりに時間がかかりますので、時間があるときに行ってください。 増量が終われば、再びスパースバンドルディスクイメージ内に仮想マシンファイルを書き戻します。 Windwos8を起動すると、自動的にパーティションの割当容量が増加していました。 管理ツールからコンピュータの管理、ディスクの管理を行って、領域の拡張を行う必要はありませんでした。 これはおそらくVMWareFusion5の機能だろうと思われますが、非常に便利でした。 スパースバンドルディスクイメージは大きく作っておく スパースバンドルディスクは大きめに設定しておいても、内容量の増加によって動的に拡大していきますので、大きめにとっておいても、デメリットはありません。 使い切ってしまえば、また拡張する必要がありますが、ディスクイメージ内のデータを失わずに、パーティションを拡張できるのは便利です。 複数の仮想マシンを格納するなどのために、大きめのスパースバンドルディスクを作成しておくと、後々便利になるかもしれません。

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Boot Campの最適な移行方法

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Boot Campの最適な移行方法

MacのBoot Campから他のMacやPCへデータなどを移行する方法について、何パターンかをまとめてみたいと思います。 Boot CampはIntel Mac上でWindowsを実行するためのユーティリティです。 Macのパーティーションを分けることになるので、使っているうちに容量が不足となったり、あたらしいMacにそのまま移行したい、というケースは多くなってきていると思います。 Boot Camp領域をどうやって他のMacやPCに移行するのかという点は、簡単なようでいて、意外と難しいです。 MacOSの管理する領域はTimeMachineバックアップでバックアップし、新しいMacへ簡単に移行することができます。 その際もBoot Camp領域はバックアップに含まれませんので復元されません。 押さえておくべきポイントをまとめてみたいと思います。 Windows移行ツールを利用する Windows転送ツールを使ってみました この記事でも書きましたが、一番手堅い方法です。 手順としては、以下の通りになるはずです。 1.移行元Boot CampでWindows転送ツールを起動し、USBハードドライブに移行データを保存します。 2.移行先環境を整えます。OSをセットアップし、必要なアプリケーションをインストールします。 これはBoot Campでもいいですし、Windowsパソコンでも構いません。 3.移行先環境で、Windows転送ツールを起動し、USBハードドライブからデータを転送します。 以上の操作を行い、必要なアプリケーションの動作や、ファイルの転送漏れがないかを確認します。 (3/11追加) Boot Camp領域の移行、Windows移行ツールの補足 Windows移行ツールがうまくいかない場合は、上記の記事を参考にしてみてください。 VMWareによる仮想化を行う Bootcamp領域をVMwareで仮想化する こちらの記事に、詳しい手順を書いています。 仮想化のメリットは、Boot Campのように再起動する必要がないことで、シームレスにWindowsとMacの環境を行き来できることでしょう。 仮想化ソフトウェアのための費用が掛かることと、Windowsの仮想化に関するライセンスについては確認する必要があります。 ゲーム等ハードウェア性能に依存するものには仮想化は向いていません。互換性の問題は一番注意すべきポイントです。 移行前の環境をアプリごと移行できるので、作業量としては最も少なくすることができる方法です。 WinCloneを用いる 筆者は実際に試していないのですが、Boot Camp領域からBoot Camp領域へ、Windowsのシステムイメージを移行するためのMacのアプリケーションです。 Boot Camp領域を拡張する際などにも用いられ、頻繁にBoot Campを利用するユーザーには必携といえるツールのようです。 実例が多くWeb上に見ることができます。 バックアップにも用いられているようですので、かなり有益なツールと言えそうです。 失敗した例 Windowsの「バックアップと復元」で取得したシステムイメージを復元するのは大変難しいです。 バックアップと復元では、システムイメージを仮想ハードディスクの形式で保存しますが、環境に依存した部分もそのままコピーしますので、まったく別の環境上で復元するのは簡単なことではありません。 Boot CampはWindowsパソコンでパーティーションを分割して、マルチブートするものとはかなり違ったものと考えておくべきです。 Boot CampからBoot Camp上のWindowsにバックアップと復元で取得したシステムイメージを復元することはできません。 Windowsのインストールディスクを入れて、確保したBoot Camp領域にシステムイメージを復元することもできませんでした。 また仮想化ソフトウェアではBoot Campの特殊なパーティーションをイメージのままで扱うことができません。 VMwareやHyper-V上で作成した仮想マシンに、バックアップと復元で取得した仮想ハードディスクを、起動ディスクとしてマウントしても、起動には至りませんでした。 Norton Ghostを利用したイメージのバックアップと復元も、Boot Camp領域ではうまくいきませんでした。 仮想ハードディスクとして、既存のPCあるいは仮想マシンにアタッチする方法ではデータの取り出しはできるかもしれませんが、それではイメージ化する意味は、あまりありません。 バックアップと復元で取得できるデータファイルのバックアップは、ユーザーデータのバックアップのために定期的に取得しておくことは有益でしょう。 まとめ もっとも手堅い方法で、Windows移行ツールを利用するのが、ベストと考えます。 費用も別途かかるものではありませんし、インストールするアプリケーションの整理も同時にできるのだと考えれば、環境構築に少しの時間を割くのも、無駄ではありません。 仮想マシン化は、メモリが多めに搭載されているコンピュータであれば、十分実用に耐えます。 注意が必要なのは使用しているアプリケーションの互換性です。 WinCloneは体験版があればぜひ試してみたいとは思います。 その他、失敗例として挙げた方法でも、移行する手立てはあるように思いますが、複雑な手順となりそうですので、深く追求しませんでした。 このような例が、今後Boot Campを使っていくうえで、なにかの助けとなればうれしいです。

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Bootcamp領域をVMwareで仮想化する

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Bootcamp領域をVMwareで仮想化する

この記事ではMacBookAirの記憶容量を、Boot Campから解放してみます。 2010年に発売されたモデルのMacBook Airはかなりのヒット商品となりました。 11インチのモデルなどは持ち運びのコンパクトさなどから、モバイルに最適なノートパソコンとして多くの方が選ばれ、今のMacBook Airの普及の基礎となっています。 この持ち運びの良さから、Macのみならず、利用シーンに合わせてWindowsをBoot Campをつかってインストールする方も、多くいらっしゃったと思います。 Boot CampはMacの内蔵ハードドライブやフラッシュドライブの領域を分割し、Mac OSとWindows、二つのOSが選択式で起動できる仕組みです。 当時のMacBook Airはメモリ搭載量が2GB~4GBと仮想マシンを実行するには少なく、ストレージも64GBか128GBで、Boot Campでパーティション分割するとしても、Mac側の空き容量も、Windows側の空き容量も、すぐに少なくなってしまいます。 いろいろとインストールしたWindows領域を再構築することなく使い続けたい場合、新しいMacのBoot Camp領域に移す、あるいは仮想化して利用するなど、いろいろと方法はあります。 新しいBoot Camp領域に移動させるにはWinCloneを利用した方法がWebで多く見られます。 このBoot Camp上のWindows環境を他のMacやPCで仮想化することを試みてみました。 無事仮想化できれば、Boot CampアシスタントからWindows領域を削除し、OS Xのためにすべての領域を利用することができます。 利用するWindowsは仮想環境などでの利用をライセンスで認められていることを、記事では前提にして進めていきます。 Macでのインポート Boot Camp領域のWindows環境を、WindowsPCの仮想マシンに移行する場合、必要な容量のUSBハードドライブなどをexFATでフォーマットしておきます。 これはMacのディスクユーティリティーで行うことができます。exFATであれば、大きいファイルをWindowsでもMacでも利用できるので、双方で読み書きするのに便利です。 Boot Camp領域のあるMacに、VMwareFusionをインストールします。 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/fusion/overview.html VMwareFusionの30日試用版でもこれからの作業は行えますが、MacでVMwareを利用し続けるのであれば、製品版を購入することをお勧めします。 実際に移行できるかを試用版で試してみるとよいでしょう。 ファイルメニューからインポートを選択し、Boot Camp領域を選んで、「Boot Campのボリュームの内容をインポートし、それをVMware仮想マシンで使用します。」を選択します。 これはBoot Camp領域を仮想マシンとしてそのまま利用するのではなく、Boot Camp領域のWindowsを別の領域に、仮想マシン形式で保存しなおします。 Boot Campからのイメージの移行のためにこれを利用します。 この仮想マシンにわかりやすい名前を付け、外付けのHDDを保存先に選び、インポートを行います。 インポートにはBoot Camp領域のサイズによって、時間がかかります。数十ギガバイトでしたら、USB経由ですので、それなりに時間がかかるので、気長に待ちます。 インポートが終われば、仮想マシン名.vmwarevmというファイルが作られています。 Macでの仮想マシンの実行 あたらしいMacでは、まずVMwareFusionをインストールします。http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/fusion/overview.html インストールすると、仮想マシンフォルダが書類の中にできるので、この仮想マシンファイルを仮想マシンフォルダにコピーします。 USBハードドライブからも実行できますが、毎回時間が余計にかかりますので、ローカルに保存しておくことをお勧めします。 この仮想マシンファイルをダブルクリックし、VMwareFusionを起動します。 仮想マシンが無事起動すれば、見慣れたWindwosの起動画面が表示されるはずです。 この仮想マシンにVMware Toolsを忘れずインストールすると、ネットワークやサウンドなどのドライバが導入され、この仮想マシンを滞りなく 利用することができます。 無事、必要なアプリケーションの動作を確認したら、Windowsを再アクティベートすることを忘れずに行いましょう。 仮想マシンファイルは、かなり大きく、TimeMachineバックアップ領域を大量に使ってしまいますので、過去記事 MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ もご参考にしていただけるかもしれません。 Windowsでの仮想マシンの実行 非商用であれば、VMwarePlayerを利用することができます。これは無料で利用できる仮想マシン実行環境です。 VMwarePlayerは簡易版で、起動中の仮想マシンのスナップショットをとって、復元するなどの機能が省略されています。 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/player/overview.html 商用であれば、VMWareWorkstationを購入して利用してください。 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/workstation/overview.html VMwareのインストーラーの指示に従って、インストールを進めていきます。 インストールが終わると、Macでは一つのファイルに見えていた、仮想マシンファイルがフォルダとして見えます。 この場合も、USBドライブからローカルのHDDドライブにフォルダごとコピーしておくことをお勧めします。 VMWareプレイヤーから仮想マシンをこのように開くと、 画面のようにライブラリの中にセットされます。ここから仮想マシンの再生をクリックします。 見慣れたWindowsのスタートアップが起動すれば、あとはVMwareToolsをインストールするだけです。 必要なアプリケーションの動作を確認したら、Windowsを再アクティベートします。