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Bootcampの対応について

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Bootcampの対応について

BootcampはMacをWindowsとMac OSのどちらかで起動できるようにするAppleが正式に提供する仕組みです。 Appleが最新のMacBookシリーズでWindows8より前のバージョンはBootcampに対応しないと公表しました。 https://support.apple.com/ja-jp/HT204048 上記リンクにMacの機種ととWindowsの対応表が掲載されています。 その一世代前でもWindows7 64bit以降しか対応していないなど、古いWindowsはBootcamp対応できない機種が増えています。 BootcampはWindowsを起動させ、Windows用の領域を内蔵ドライブに作成する仕組みと、Macの内蔵機器のデバイスドライバのセットです。 Windowsは古ければ20年前の機器のドライバが今でも取得できますが、Appleはデバイスドライバをほとんど作成したがりません。 Appleはシステム一式の機器構成をコントロールする方針でパソコンを作成していますので、様々なメーカーのパソコンや機器に対応させるWindowsとは方向性が違います。 デバイスドライバも一度作成すれば良いというものではなく、OSのアップデートのたびに互換性を検証しなければいけないので対応機器が多ければそれだけ人員やコストも必要になります。 安価すぎる周辺機器などでは、コストが見合わずOSのアップデートにメーカー側で対応できないまま、ということも度々あります。 Macは機器の世代交代が行われると、インストールされているよりも古いバージョンのOSがインストールできないなど、機器とデバイスドライバーの組み合わせについてコントロールする方針を持っています。 Bootcampもこの仕組みに則っており、また当然ながらBootcamp上で動作するWindowsはあくまでサードパーティー製のOSという扱いです。 サードパーティーの資産を強みと考えるか、重荷と考えるかがMicrosoftとAppleの大きな差ではないかと思います。 MacでWindows7をずっと使い続けたいなら、現行の機種をずっと保持し続けなければならなく、故障や買い替えの時にどうするかは大きな悩みになります。 Bootcampは仮想マシンでない形で利用するWindowsなのでMacの性能を最大限活用できます。 ただここまで書いたような制約があるので、利用方法によってはVMWare FusionやParallesのような仮想マシンの方が適している場合もあります。 Bootcampを使わないとできないことを、今のうちに切り分けておくべきかもしれません。 Appleが今後もずっとBootcampを提供し続けるとは限らない、と考えておくのはAppleという企業との付き合い方の一つです。  

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VMWare Fusionのユーザー間移行

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VMWare Fusionのユーザー間移行

Yosemite上でVMWare Fusionを利用して、MacからWindows8.1の仮想マシンを実行しています。 Windowsでしかできないことはこのところあまりありませんが、Officeファイルのレイアウトなどを完全に再現したい場合や、そのまま修正をかけたい場合はWindows上で動作するOfficeを利用するのが一番確実です。 またWindowsでしか動作しないアプリのためにもこの仮想マシンは必要です。 Macで私用ユーザーと会社用ユーザーを分けた際に、もともと仮想マシンを作成したユーザーを私用としたので、会社用のユーザーの領域に仮想マシンを移動しました。 ですが、その仮想マシンを起動しようとしても権限の問題で起動することができません。 VMWareFusionの仮想マシンの権限 VMware Fusionの仮想マシンは一つのファイルとしてFinderに表示されますが、OS XではBundle(バンドル)という、一つのフォルダを一つのファイルのように表示させることができます。 ほとんどのアプリケーションもこのBundleの形を取っていますので、アプリケーションフォルダにコピーするだけでアプリとして動作させることができます。 フォルダの形をしているよりも一つの操作で気にせずに利用できますので、OS Xでは色々なファイルがBundleの形で保存されています。 OS XはUnix形式の権限の仕組みを持っていますので、このBundleの読み書き権限を移行先のユーザーに与えなくてはいけません。 権限がなければ、読み書きできなく、これはユーザーごとに設定されます。 仮想マシンの権限の移行 まず、仮想マシンはサスペンドではなく電源OFFの状態にし、共有やミラーフォルダの設定も外します。 Bundleのまま読み書き権限を与えてもBundle内部のフォルダやファイルに適用されないので、一度Bundleからフォルダの構造に戻します。 仮想マシンのファイルをクリックで選択し、コマンド+Iボタンで情報を表示させます。 情報の中で名前と拡張子のテキストボックスに、仮想マシン名.vmwarevmというバンドル名がありますので、そのvmwarevmを取り除きます。 そうするとFinderにフォルダとして表示されますので、これを選択しコマンド+Iで情報を表示させます。 一番下に「共有とアクセス権」という項目がありますので、ここの権限を新たに利用するユーザーと、staff、everyoneに与えます。 その上で歯車マークをクリックし、内包している項目に適用をクリックします。 コマンドがわかる人であれば、chown -Rの感覚です。 最後にフォルダの拡張子を.vmwarevmに変更すれば元のバンドルに戻ります これで準備はできました。 あとは移行先ユーザーの領域にコピーし、VMWare Fusionから開くで仮想マシンを開き、移動しました、を選択します。 これで無事起動すればユーザー間の以降は完了となります。

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新しいMacBookのターゲット

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新しいMacBookのターゲット

新しいMacBookが発表され、USB端子が一つだけ、プロセッサがCore Mと省電力に重点を置かれたものであることが話題になっています。 新しいMacBookはユーザーを選ぶ、ということに間違いはありません。 いまMacBook Proを利用している筆者が新しいMacBookに乗り換えるとすれば、現在使っている機材を変更していく必要があります。 例えば現在持っているプロジェクタなどに接続するためのminiDisplayPort - VGAアダプタは新しいMacBookでは利用できません。 プロジェクタに接続するためにUSB3.1からHDMIなどに変換するアクセサリの購入が必須であれば、本体価格+アクセサリの費用となります。 ThunderBoltの接続が可能なMacBook ProやMacBook Airであれば、この追加投資はなく使えることになります。 またバックアップに使っているUSBポータブルハードディスクを自宅で常時接続の必要があるとすれば、USB3.1規格に適合したハブが必要になるでしょう。 USB機器をつないだままだと、バッテリはUSBへの給電にかなりのバッテリを消耗してしまいますので、一つのポートに電源ケーブルかハードディスクかどちらかしか選べないとすると頻繁に繋ぎ変えなくてはならず、不便どころの話ではありません。 SDカードのリーダーが本体についていないのもまたデジカメデータの取り込みの際に苦労をしてしまいそうです。 どういった方に向いたノートパソコンなのでしょうか MacBookの誕生とターゲット MacBookはAppleのノートパソコンの歴史からいうと、iBookからスタートするコンパクト軽量で安価なラインナップです。 iBookはMacがIntelベースに切り替わる際にMacBookと名称を変えています。 MacBook ProはPowerBookから続くハイエンドでパワフルなラインナップ、MacBook AirはAppleのノートパソコンがMacBookという名称になって以降にできたモバイルに特化したモデルです。 iBookのターゲット層はMacを初めて購入する人や、学生さん、教育向けという目的がありました。 AppleはAppleIIが教育の現場に取り入れられたころから、学校や教育の現場を意識したモデルを投入しています。 新しいMacBookはおそらくこのラインナップからは外れていない製品です。 教育の現場では、拡張性はあまり求められないことが多く、メンテナンスやサポートコストの低さを求められます。 ユーザーが学生さんであれば業務に利用するほどのヘビーユーズではなく、どちらかといえば講義やレポート作成、ホビーなどに重点が置かれるでしょう。 MacBookから個人所有のノートパソコンを持つ場合、これができないとダメ、という部分はあまり大きくない要素かもしれません。 そういった部分で見ると、価格的にMacBook Airの方が有利に見えますし、実際に見比べてMacBook Airを選ばれる方も多いだろうと思います。 今回iPhoneやiPadのようなカラーバリエーションがあり、皆同じものを使っている感覚は少しは軽減されます。 実際に勉強会やセミナーなどに行っても、層によってほぼ全員MacBook Airなどという状況がありますので、同じ機械でも少しは個性を出すことができるのを望む層に向けられているのかもしれません。 2台目Macとして 2台目の持ち運び用Macとして購入するユーザーを見据えているのは誰もが感じるところだと思います。 特に現在Appleが推し進めるiCloudドライブといったオンラインストレージにファイルを保存すれば、2台のMac間で同じデータを使うことができます。 音楽や写真ライブラリをiPhoneなどiOS機器とともにiCloudに保存する流れをAppleは作っています。 ローカルドライブではなく、クラウド上のデータを利用する方向であれば、出先でネットの環境があれば、おおよそのことはできるようになります。 ただiCloudの無償容量ではこの使い方は厳しく、追加の容量を買う必要はありそうです。 全てクラウド上でデータを取り扱うのであれば、ChromeBookなどは安価で強力な競合になります。 実際にGoogle Appsを使っているとDropboxなどのローカル保存を介したファイル同期でさえ面倒なぐらいで、全てブラウザ上でできてしまうありがたみを感じます。 ただChromeブラウザでできることの限界はおおよその方は思い当たる通りで、パソコンにインストールして動作するアプリには操作性や機能、互換性ではかなわないものです。 クラウドとローカルの両方使えるパソコン、持ち運びが簡単なもの、そして液晶ディスプレイの解像度が高く使いやすいもの、その上でMac OSが動作するものを求めるのであれば、新しいMacBookは十分な選択肢になります。 ノートパソコンはそれを持って歩くのであれば、100gでも軽い方が体への負担は少なくなります。 Bootcampとの親和性 BootcampでWindowsを動作させるパソコンとしては、新しいMacBookはあまり適切ではないかもしれません。 新しく用意された感圧式のトラックパッドなどがWindowsが対応することはあまり期待できないでしょうし、USB3.1が一つしかないのも、OSの互換性や拡張性に不安を感じます。 BootcampでWindowsを動作させる場合、デメリットがメリットを上回るような見込みを感じます。 Mac OSではマルチタッチのジェスチャを利用できるトラックパッドもWindowsではそのような使い方はできないので、使い慣れたものをということで有線のUSBマウスを繋げばそれでたったひとつのUSBポートは埋まってしまいます。 やはりMacはMac OSで利用することが前提で仕様を決定されているので、今回の新しいMacBookについては今の所向いていない、と言わざるを得ません。    

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MacBook再起動

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MacBook再起動

2015/3/10のAppleのイベントにて、新しいMacBookとApple Watchが発表されました。 新しいMacBookはAirでもなくProでもない、完全に一から作り上げられたモバイルノートパソコンです。 MacBookシリーズの中でも最軽量、最薄のモデルです。ディスプレイは12インチのRetinaディスプレイ。 SSDの容量に合わせて148,800円からです。 カラーは従来のシルバーに加えて、iPhoneのようにゴールドとスペースグレイが用意されています。 ProでもないAirでもない、MacBookは従来教育用や学生向けに用意されているラインナップでもあり、価格的にも機能的にもそのターゲットを見据えていると感じます。 もっともiPadに近いノートパソコン スペックや内部の構造、Retinaディスプレイであること、解像度、10時間バッテリで動作可能という点で、iPadにとても似ていると感じました。 もちろんMac OSが完全な形で動作しますし、デスクトップアプリケーションも使用できます。 キーボードも新たに設計され、タッチパッドも感圧式に更新されるなどノートパソコンとしての能力を向上させています。 iPadにもっとも近似していると感じるのはUSB3.1ポートが一つだけしか用意されていず、そこで充電も全て賄うところです。 本体内部も最新型のIntel Core Mプロセッサでファンレスを実現し、ロジックボードもとても小さく設計されて、内部はほとんどバッテリーです。 USB3.1が一つだけで拡張性の問題はないのか、というところがユーザーのもっとも疑問なところでしょう。 iPadはキーボード、ヘッドフォン、バックアップ、音楽ライブラリ、写真ライブラリをすべてワイアレスで利用できます。 それを踏まえて今回のMacBookは開発されたのでしょう。 拡張性への考え方 拡張性とノートPCの重さ、大きさ、壊れやすさなどは密接な関係にあると言っていいでしょう。 DVDドライブがないとダメ、イーサネットコネクタがないとダメ、USBは4ポートないとダメ、SDカードリーダーがないとダメ、と挙げだすときりがないですが、それ一つ一つの大きさにノートパソコン自体が厚みや重量などサイズを合わせなければなりません。 また部品点数が多いほど壊れやすくもなります。Apple独自のアルミ一体型成型のノートパソコンは強度としてプラスチックなどを使っているパソコンより強いですが、ポート周りはどうしても弱点になってしまいます。 そこをUSB3.1に一つにまとめてしまえば、自ずと厚みや重さはそれに従うことになり、軽く薄くなります。 外部の機器をどうやってつなぐのか?Appleの模範解答としてはこうでしょう。 バックアップはTimeCapsuleにWi-Fi経由で。 キーボード、マウス、ヘッドセット、スピーカー、iPhoneのテザリングなどはBluetooth。 ネットワークは802.11acの高速アクセスで十分。 SDカードリーダーは、iPhoneの写真をiCloudで共有できるので不要。 ディスプレイはRetinaディスプレイを最大解像度で使えば不要で、副ディスプレイはAppleTVを使えばフルHDまでは可能。 もちろんそれでうまくいかない部分はあります。出先のプレゼンテーションでプロジェクターにつなぐためにAppleTVを持っていくのも不自然です。 それであればMacBook Airなどもラインナップに残していることや、USB3.1からの拡張端子で可能です、ということになるでしょう。 それまでのポートを廃止してしまうのはAppleユーザーでも独善的と感じるところはあります。 iPadがコンピュータの新しい形としてユーザーに提示されたように、突き詰めればこうなる、という想像を一歩先取りするのがAppleらしいやり方です。 そのAppleらしいやり方にユーザーがついていくのかどうかは、今後の売り上げの動向を見ていくことになりそうです。

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SSDがメモリ必要量を減らす

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SSDがメモリ必要量を減らす

SSD(ソリッドステートドライブ)はハードディスクに変わり、新しいパソコン向けの記憶装置として出回るようになり、それなりの時間が過ぎました。 SSDはフラッシュメモリという半導体(SDカードなどにも利用されているもの)を使用した記憶装置です。 このSSDを搭載したパソコンは、メモリをあまりたくさん搭載していなくても比較的問題なく使える印象を持ちましたので、その意味を考えてみます。 メモリが足りなくなると メモリが足りなくなると、パソコンは一時的にメモリ外、ハードディスクなど遅い装置にメモリ内容を書き出し、メモリを実質的に拡張するように振る舞います。 これをスワップメモリや、仮想記憶と呼びます。 これが発生すると、メモリの読み書きスピードと、ハードディスクなどの読み書きスピードの差異で、急に処理が止まってしまったり、のろのろと動くよう印象を受けます。 かといって仮想記憶の仕組みを止めて、システムが利用できるメモリが0になってしまうと、システムのクラッシュを招きます。 ですので、メモリをたくさん利用するアプリケーションを実行する場合は他のメモリを使用しているアプリケーションを終了させて、という流れになります。 64bitのWindowsなどOSの普及によりメモリ搭載の上限は大きくなりましたので、たくさんメモリを搭載して、このスワップメモリの発生を防ぐという方法もありますが、機器費用としてはメモリに大幅にウェイトが置かれることになります。 ハードディスクとSSDの差 このスワップメモリは、メモリの代わりをするものですから、読み出しや書き込みをする場所の指定を受ければ、そこに直接アクセスしに行かねばなりません。 ハードディスクは構造的に高速で回転する磁気円盤の上をヘッドと呼ばれる装置が移動して、読み書きを行います。 直接アクセスを行う場合は、まずシークといってその場所が磁気円盤のどこにあるかを探し、ヘッドを移動して円盤が回転してくるのを待ちます。メモリの読み書きに比べて数百倍は時間が掛かるものです。 スワップが発生すると、その数百倍の遅さが積み重なって、動作が耐えられないぐらい遅くなったり、止まってしまったかのように見えます。 そもそもハードディスクは動画などの大きなデータを順番に読み取っていくなどの動きに適していて、このようなランダムな場所を直接読み書きするのには適していません。 SSDはハードディスクに比べて、このランダムな読み書きにとても強い性質を持っています。 物理的に動く装置がそもそも内部にありませんので、データは電子的なやりとりとなります。 物理的に見るとメモリと同じ仕組みでのデータの読み書きになり、スワップメモリのようなものにも強くなります。 SSDはハードディスクを接続するSATAよりも高速なPCIエクスプレスへの接続のものが多くなっており、読み書きの高速さからこの仕組みが採用されることが多くなっています。 SSDの寿命について SSDには書き込み上限がある、ということを気にされる方もいらっしゃいますが、現状そのようなことを気にする必要はありません。 SSDが非常に高額で、容量がごく少なかった頃の慣例にすぎなく、よほど弱点を抱えたSSDでなければパソコンそのものの機材の寿命よりもSSDの寿命の方が長いです。 それでも寿命が気になるという場合、失いたくないのは作業効率、データ、SSDのどれかということになります。 効率を失いたくないためにはSSDをスワップメモリの置き場所にすべきですし、データを失いたくない場合はバックアップです。 SSD本体を大事にしたい場合はそれに意味があるのであれば、スワップメモリの苦手なハードディスクにスワップメモリを置くべきでしょう。 メモリ搭載量が多くても64bitOSは贅沢なメモリの使い方をしますので、ユーザーがメモリ使用量を気にしてしまうこともしばしばあります。 そのようなことにとらわれたくない場合は、システムとスワップメモリの置き場所をSSDにすべきでしょう。

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YosemiteとAppleの生き残り戦術

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YosemiteとAppleの生き残り戦術

iPhoneはiOSを搭載した唯一のスマートフォンですが、おおきなスマートフォンのくくりの中で、特異な存在か、といえば、大半の方にとってたくさんの選択肢のうちの一つです。 Appleには他スマートフォンメーカーに比べると、ブランド力があるという点では一歩飛び抜けています。 元々Appleはパーソナルコンピューターのパイオニアとして持っていたカリスマ性や、ブランド力を一度失いかけ、スティーブ・ジョブズ氏復帰後の時代にそれを再び取り戻した経緯があります。 しかし近年iPhoneも退屈になったという声が聞かれる中で、このブランド力をどうやって維持していくのかが、今回のMac OSの最新バージョンYosemiteに現れていると考えています。 iPhoneの端末としてのMac iPhoneを様々な機器のハブにする戦略の中で、MacもiPhoneを通信のホストとして見立てた場合、端末としての機能が大幅に拡張されました。 これはかなり驚くべき事で、コンピュータにおけるホストと端末は、ホスト側の性能が大きいことが基本でした。 当然iPhoneは現在のパソコンと比べれば小さい規模のコンピュータです。ただ3G、LTE、VoLTE、GPS、Bluetooth4.0、Wi-Fiなど通信の機能をコンパクトサイズでリッチに持っています。 iPhoneに着信した通話、メッセージをMacで受けることができる。iPhoneのインターネット共有をMacからONにする。Macの作業をiPhoneで移動中に続け、移動が終われば再びMacでの作業に戻れる。 iOS8とYosemiteでこのような機能が追加されました。Yosemiteとしては受ける部分だけを作ればよいので比較的安定感がありますが、iOS8はホストになる側ですので、かなり大きな改修となった跡がいくつも見受けられます。 Macintoshが登場した時から通信機能は重視されており、かつてはケーブルの届く範囲、Wi-Fiの届く範囲から、現在世界中に広がる3GやLTEを使えば、どこからでもネットワークごしのサーバーを利用できます。 通信SIMを搭載できるノートパソコンなどは今までも多くありましたが、普及度として低いのはやはり用途が限定されるためでしょう。別に電話も持たねばなりません。 筆者のようにMacとiPhoneを合わせて利用していると、最大限に恩恵を受けるアップデートであることは確かです。 ただこのiPhoneとMacの融合が、現在圧倒的に多いMacを持たないiPhoneユーザーにとって必要でないことも確かでしょう。 iPhoneの付加価値と競争力 ハードウェア面で見れば、液晶ディスプレイの精細度、プロセッサメモリ搭載量、BluetoothやNFCなどの通信機能、AndroidとiPhoneの差はほとんどないと言っていいでしょう。 iOSはソフトウェアで拡張できそうなことは、なんでも実装していっています。健康管理のHealthKit、家電管理のHomekit、Mac OSから引き継いだCore AudioでDTMにも対応など、使い始めればiOSとiPhoneに囲い込まれてしまう独自機能をいくつも持っていますし、サードパーティーにも新たな商品展開ができる下地を作っています。 今回のYosemiteもBluetoothを使ったiPhoneの機能拡張の一つになります。 AppleWatchはAppleのiPhoneの付加価値を強化する戦略のようです。まだリリースまで時間があり、どれだけの効果を示すのかは今の所わかりません。 もうすでにスマートフォンは文房具のようにありふれたもの、コモディティであるとAppleは認識していると考えます。そもそもそうなることはリリース時から想定されていたでしょう。 IBMは現在のPC/ATというパソコンの規格を定めながらも、パソコン事業からは撤退しました。IBMはコンピュータ界の巨人でブランド力としては十分なものがあり、汎用機やサーバーとセットでパソコンを販売する相乗効果もありながらも、利益率の低いパソコン事業を売却しました。 利益率を下げてのシェア争いになれば、このような未来が見えます。土壇場まで追い詰められているわけではない今の状況から、いかにスマートフォンだけでないコンピュータ企業Appleとしてのブランドを強くし、広げていけるかという試行は続けられていくでしょう。

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iPhone6はMacBook Airより高い?

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iPhone6はMacBook Airより高い?

iPhone6の価格が発表され、SIMフリー版iPhone6 128GBモデルの一括購入金額が¥89,800で、MacBook Air11インチ128GBモデルの価格が¥88,800であることが話題となりました。 スマートフォンが同一メーカーのノートパソコンよりも高い、ということはiPhone6は高額製品なのではないかという趣旨です。 筆者は元々iPhoneはApple製品の中でも高額な方に分類されると考えていましたので、これが話題になることは意外でした。 iPhoneをいくらで購入しているか iPhoneは通信キャリアの店頭で、実質0円と大々的に広告されて販売されていますし、実際その日にほとんど持ち合わせがなくても、クレジットカードと身分証明書などがあれば契約して持ち帰ることができます。 それは、電話通話料金とデータ通信料金24ヶ月分の契約と、月賦での本体価格を支払う契約をしているからです。 筆者は通話料込みで毎月平均¥7,000程度の出費になっていますので、iPhoneを一台購入することは¥168,000の出費と考えています。 それは月々の通話利用料を纏めてしまうのがそもそもおかしく、電話なしで生活も仕事もできないのだから、また月々の利用料から月々割りなどで本体価格分が割引されているのだから、という考え方も一つです。 しかし、その24ヶ月の契約を途中で打ち切れば、月賦の残額が一括で請求され、通信の契約についても違約金が発生してしまいます。 仮にiPhoneが販売価格¥70,000だとすれば、本体代金として¥70,000、通話通信料金として¥98,000を24ヶ月に分割して通信キャリアに支払っていることになります。 本体代金の割引について 本体代金の月賦を通信料から割引することで、実質的に通信料しか支払っていないような請求書は毎月届くことになります。 それは上記の理由で、24ヶ月で10万円近くのユーザーを簡単に確保できるからです。 通信キャリアは業界シェアと、顧客単価の高いユーザーの獲得を一番の目的としています。 シェアや顧客単価が低下してしまうと、株主に対して責任を果たせていないことになってしまいます。 シェアを強化するには、割安感と顧客満足度のアップです。 いわゆるガラケー、フィーチャーフォンの時代は通話料がほとんどで、データ通信は自宅のパソコンでというきり分けをして節約をすることが可能でした。 現在それは逆転して、スマートフォンだけしか自宅にインターネット環境がない、というユーザーも多くなってきています。通話料を節約するためにLINEのような無料通話アプリを使う逆転も起こっています。 スマートフォンが普及する以前はデータ通信料は、現在に比べるとわずかなものでした。誰もが携帯電話でWEBサイトを見たり、地図を使ったりはしていなかったはずです。 もちろんそのデータ通信の下支えとなるインフラ面への投資は大きく必要でしたが、LTEの普及範囲が広まり、ますますデータ通信については使いやすくなっています。 それはもう一面として、ユーザーの工夫でデータ通信費について節約しにくくなっているということです。 iPhoneとMacBook Air 筆者の捉え方では、MacBook Airは¥88,800円ですくなくとも3年程度は快適に最新のアップデートを受けて使い続けることができるものです。維持費は電気代ぐらいでしょうか。 またAppleのパソコンは中古販売の際に他社製パソコンに比べると、有利な価格付けがされていますので、用途などにマッチしない場合は中古品として売却することも気軽です。 筆者の場合、iPhoneは通信キャリアとの契約込みで¥170,000ぐらいの買い物です。 24ヶ月経って月賦の支払いも終わり、解約月になった際は有利な条件を求めてMNPなどを考えることになり、新機種の検討を始めるので、新機種購入のサイクルも早いです。そして二代型落ちのスマートフォンはあまり有利な中古売買を期待できるものではありません。 このふたつの機器は、目的が全く違うものですし、比較の対象にそもそもならないとは考えていますが、iPhoneは同じApple社製品の中ではユーザー負担の大きい製品であることは間違いないことでしょう。 コンピュータとして考えれば、ノートパソコンは枯れた、ありふれた存在です。大きな技術革新もなく、設計や部品の調達も比較的難しくはありません。 スマートフォンは未だ発展途上で、メーカーにとってもユーザーにとってもコストの大きいものではあると考えます。

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WWDC2014の発表について感じた事

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WWDC2014の発表について感じた事

2014年Apple社のWWDC(全世界開発者カンファレンス)が6/3日本時間深夜に開始され、恒例のキーノートスピーチが行われました。 かつてスティーブ・ジョブズ氏がiPhone3Gを発表するなど、今後のAppleの経営方針や、新製品の発表などで注目を集めるイベントです。 今回はiOS8やMac OS X YosemiteなどOSやソフトウェアの更新についての発表がほとんどでした。 また即日公開されるものはなく、秋頃のリリースと公表されたのみです。 新製品は別の機会に 近年WWDCではソフトウェア部分の発表に留まる事は多くなってきており、イベント名が開発者カンファレンスですから方向性としては正しいものの、大舞台での新製品iPhoneの登場を望む人は多くいますし、肩すかしの印象を受ける事もあります。 2013年のWWDCも同様にiPhoneについてはiOS7の発表に留まり、ハードについてはハイエンドのMac Proなどが発表されたに留まりました。 iPhone6と思われる新型はiOS8と次期を同じくして、今秋の発表となるのではないでしょうか。今回は現状のiOSデバイスについて更新される機能のみを公表したものでしょう。 新型のiPhoneが独自に持つハード的な新機能については、新機種の発表会までは公表せずサプライズ的に発表されますので、iOSにはまだまだ未公表の新機能があるだろうと考えています。 iPhone5sに搭載されたTouchIDなどは、2013年のWWDCでは存在しないかのように扱われていました。 Appleはハードウェアの会社なので、新しいiPhoneをはじめとしたハードウェアを売り込む為の様々な魅力は当面隠されたままでしょう。 オーディオメーカーBeatsの大型買収や、健康管理のHealthや家電操作のHomeKitについては、今後のハードウェアの新規発表に何かしらの形でつながりそうです。 MacについてはiOSとの電話やメッセージ、ファイル共有の機能統合が進められ、MacとiOS機器とのエコシステムの強化が図られた印象です。 開発者を呼び戻すことが最大のメッセージ 今回iOSはアプリの連携、通知センターヴィジェットの追加、サードパーティ製ソフトウェアキーボード、TouchID(指紋認証)のアプリへの解放など、様々な開発者向けの発表がありました。 これだけでもAndroidでしか機能的に実現できない事を理由に開発されなかったアプリをiPhoneに呼び込む事ができます。 今回の発表のなかでも大きなものはSWIFTという新しい開発言語の発表です。 iPhoneは現在まで実質Objective-Cというメジャーではなく、幾分文法の古いプログラミング言語でしか開発が不可能でした。 このSWIFTは独自の規格ですが、現代的なプログラミング言語の要素を持ち、可能な限りシンプルで素早い開発が可能なものです。 このSWIFTの開発は、今回の発表の中でも最大の開発要員と期間をつぎ込まれたものだろうと思われます。 これらはiOSやMac向けアプリに開発者を呼び戻す為のApple社の戦略でしょう。 アプリストアの売り上げは利益としては十分出ていますが、アプリ内課金や、iPhone、Android両対応の商業的な大規模プロジェクトのものしかユーザーに利用されなくなっています。 アプリはiPhoneのユーザーが少なかった頃は、アイデアさえあれば個人でも世界中のユーザーの注目を集める事ができ、マネタイズのできる画期的な仕組みでした。 しかし個人のアイデア一つのものよりも、LINEや、無料提供の作り込まれたゲームなどプラットフォーム的なものを企業がお金をかけて作成し、アプリ内での課金を行う事で収益を上げるモデルがアプリの売り上げの大きな割合を占めるようになりました。 スマートフォンアプリがある意味マスメディアのようになってしまい、かえって多様性がなくなってきた現在、この開発者向けの機能強化がよりiPhoneやiPadの魅力を強化させるための戦略として打ち出されたのでしょう。

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Mac誕生から30年を振り返る

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Mac誕生から30年を振り返る

1984年1月に初代Macintoshが発売されてから30年を迎えました。 この30年、Macはどのような変化があり、どのようにパーソナルコンピュータを変化させたのでしょうか。 Macintoshの登場 Macintoshはグラフィカルユーザーインターフェースを持った、初の商用のコンピュータです。 マウスとアイコンとウィンドウを備えている、現在どのパーソナルコンピュータも持っている要素です。 当時のパーソナルコンピュータは、キーボードからのコマンド入力を操作方法を主にしていました。 Windowsの前身MS-DOSでは、ファイルの一覧を表示するのに「DIR」とキーボードから入力し、ファイルの一覧が文字で表示されます。 Macintoshでは今と同じようなフォルダのアイコンをクリックして、フォルダの中を一覧します。 Macintoshはその他のパーソナルコンピュータとちがい、ユニークな存在でした。 ですので、このマウスで操作できるコンピュータで、何を行えばいいのかわからない状態でした。 グラフィックで操作できるコンピュータが発売されて、すごく夢があるけれど何に使っていいのかわからない。その夢を目的にして、最初の世代のユーザーはこれを手にしました。 MacPaintという、Windowsでいえばペイントのような、シンプルなお絵かきソフトが付属していましたが、画面は白黒です。 これをつかってマウスで絵を描いてみよう、というところから、Macintoshのユーザーの歴史はスタートしています。 Macintoshの活用 最初に目をつけられたのは、これは印刷原稿を作れるだろう、ということです。 当時の他のパソコンは、フォントは大きさが固定のものを、ドットの形で、多くても何種類か持っているだけでした。 Macintoshは現在使われているフォントと同じアウトラインフォントを搭載してたので、拡大縮小などを自由に行っても劣化することはありませんでした。 グラフィック画面をもとにWYSIWYG(画面の見たままを得られる)が実現できたので、マウスを用いて、レイアウトした通りのものをレーザープリンタなどで出力することができました。 やがて画像処理能力を向上させるうちに、商業印刷に用いられるようになり、印刷業界はMacintoshをDTP(デスクトップ出版)目的に用いるようになります。 レイアウトだけではなく、写真の加工も同時にこなせるMacintoshは、印刷の版を作る過程で手作業に頼っていた部分を、コンピュータに置き換えていきます。 これを発端にMacintoshはクリエイティブなコンピュータとして、画像、音楽、動画などの世界で用いられるようになりました。 MacintoshからMacへ 機能が拡張されていくにしたがって、初代Macintoshが持っていたシンプルさは消えてゆき、さまざまな端子でハードディスク、スキャナー、プリンター、MOなどが接続された、複雑なコンピュータとして利用されていました。 その複雑さに、従来のMac OSは対応しきれなく、主に周辺機器や、アプリケーションの組み合わせによって、不安定な状態になることも多くありました。 WindowsがNTテクノロジにより、安定性と拡張性を同時に満たしながらシェアを拡張する中で、Coplandという新OSの開発にも失敗してしまい、古いシステムを抱えたまま、買収などの噂も常に付きまとう状態になってしまいます。 そして、故スティーブ・ジョブズ氏のAppleへの復帰のエピソードをきっかけに、iMacが発売されたことが、現在のMacの流れの始まりになったといえるでしょう。 それまでの古い拡張端子を一掃し、USBへ一本化。ディスプレイと本体が一つになっているので、それらをつなぐケーブルもありません。 初代Macintoshのシンプルさに、今一度戻ろうというのがMacのあり方の基本的なコンセプトになっていると考えます。 MacからiPhone、iPadへ そこからAppleの路線変更はものすごいもので、Mac OS Xは基本的に過去のMacOSユーザーの資産を切り捨ててしまうような変更となりました。 スティーブ・ジョブズ氏が旗揚げし経営していた、NeXTというワークステーションのシステムをMacのハードウェアに乗せてしまうという変更です。 旧来のユーザーが皆Appleの方針に従わなければならなく、今使っているものはもう時間が来れば一切のサポートがなくなるという、大胆な切り捨てを行いました。 ここでMacintoshはDTP機という役割を離れ、Macという新たな入れ物として生まれ変わったのかもしれません。 Mac OS Xはこの後アップデートを重ね、洗練されてゆき、それまでのMacの持つ不安定なイメージを覆すまでに成長しました。 Macユーザーの間で、この前どんなクラッシュをした、データを失った、故障をしたという話題も、あまり目立ったものではなくなっていくのを実感しています。 この成長したMac OS Xをモバイル向けに軽量化、最適化したものがiOSになります。 iOSを採用している機器はMacの紛れもない後継で、新しい形をしているだけです。 iPhone、iPadの究極のシンプルさは、Lightningケーブル端子が一つ、イヤホンジャックが一つ。それでも一つのコンピュータとして機能するものです。 計算機の形を作ってきたMacたち コンピュータは、高速に計算をする機械として作られ、その役割は今でも変わっていません。 その計算の力を利用して、人間の補助をすることを目的にして製造されています。 金融機関のシステムも、ジェット機の操縦システムも、家のパソコンも、そのような観点から見れば、まったく同じものです。 スマートフォンのきれいな画面も、裏側では無数のデータを与えられ、結果を返し続けるコンピュータの処理装置があります。 コンピュータはこの計算機としての性能を限りなく向上させています。三十年前に数千万円の規模のコンピュータが、五万円で手に入るといっても、大げさな例えではありません。 コンピュータは現在民生品のレベルでも、すでにチェスや将棋などで人間に勝てるぐらいの計算能力を持っています。差し手を同時に膨大な数処理し、スコアの高いものを抽出します。これはコンピュータを計算機として振り切った使い方の一例となります。 一方で、ユーザーフレンドリーなツールとして、人と人のコミ ュニケーションを助けたり、ゲームで遊べたり、楽器のように作曲ができたり、ということに使われるコンピュータを誰もが手元に持とうとしている時代です。 いまのiPhoneやiPadは、コンピュータの歴史から考えれば、まだ何に使えばいいのかわからない、リリースされたばかりのMacintoshのような存在です。 これで何かができるのではないかと夢を見ている段階ですが、計算機を目の前にして夢が見たいということが、Macintoshに魅力を感じる人の共通の思いでしょう。

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弊社のTeamViewerの取り組みについて

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弊社のTeamViewerの取り組みについて

弊社ではさまざまな地域のお客様のサポートを円滑に行うためにTeamViewerという、リモートサポートソフトを利用しています。 これはお客様側でのトラブルや、質問に対して、最低限のお手数だけで、あとは弊社担当者が遠隔操作にてサポートに当たらせていただくものです。 この取り組みについて簡単にご説明させていただきます。 TeamViewer実際の操作イメージ TeamViewerを実際にご利用いただく手順をご紹介します。 弊社指定のURLより、TeamViewerQuickSupport(クイックサポート)というアプリケーションをダウンロードしていただきます。 TeamViewerのフルバージョンは、インストールの必要なソフトですが、QuickSupportはインストール不要で、QuickSupport使用時のみリモートを許可することができますので、より安全にサポートを受けることができます。 弊社指定のQuickSupportは上記のようなデザインになっています。 このIDを電話口でお伝えいただき、次にパスワードをお伝えいただきます。 IDは同じですが、パスワードは毎回変更されますので、前回のパスワードでそのまま勝手にリモート操作するということはありません。 接続が成功すると、上記画面のように、右下にTeamViewerのウィンドウが現れ、背景が黒一色になります。 これで、リアルタイムに、サポートを開始することができます。 サポートの間で、こちらからお伝えすることがあるときや、ご質問がある場合、上記のようなチャットウィンドウを開くことができます。 また音声(VoIP)にも対応しており、マイクのついたノートパソコンや、USBヘッドセットをご利用の場合は、電話のやり取りのように、より円滑にサポート担当者とお話をしていただけます。 TeamViewerのテクノロジー TeamViewerは、ごく簡単に、IDとパスワードをお伝えいただくだけで利用を開始できますが、これを立ち上げていない限りは、外部からのリモート操作を行うことはできません。 起動しているかどうかというシンプルな方法で、リモートを受け入れる状況を作れます。 パスワードが毎回変更されますので、IDを知っているからといって、リモートを開始することはできません。 またリモート受け入れに関して、ルータや、ファイアーウォールの特別な操作を行っていただく必要はありません。 VPNという仕組みを利用して、まるでインターネット越しではないようなイメージで、お使いのPCをサポートいたします。 通信は暗号化されているため、お客様の情報が盗聴されることもありません。 また多少回線の状況が悪い、あるいは外出先でのポータブルWi-Fi接続でも、通信量を増減させることで対応するため、サポートがぎこちなくなることはほとんどありません。 いくつかのリモートソフトを試用した中で、もっとも優秀なものがTeamViewerでしたので、これを採用しています。 お客様側での費用の負担はかかりません。 弊社ではコーポレートライセンスを購入し、これを社内全員で活用できる体制を作っています。 TeamViewerのその他の機能 TeamViewrには大きなファイルを直接転送する機能や、逆にこちら側の画面をお客様にお見せして、プレゼンテーション、会議などをこなうことができます。 これで弊社製ソフトウェアの導入の際に、複数の方と、必要な機能や、操作について打ち合わせをいつでも行うことができます。 お客様の拘束時間が少なく、一番良いタイミングで打ち合わせができるということで、ご好評をいただいております。 マイクやヘッドセットがない場合も、会議用マイクなどの貸出も行っておりますので、一度お声をおかけください。 以上弊社でのTeamViewerの取り組みについて解説させていただきました。 弊社にとって、対応可能地域を大きく広げ、多くのお客様にリーチするための、使いやすく心強いツールです。