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Apple製品の分解サイトiFixit

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Apple製品の分解サイトiFixit

先日発売が開始された新しいMacBookの分解記事がiFixitで公開されています。 https://www.ifixit.com/Teardown/Retina+Macbook+2015+Teardown/39841 筆者はいつでもAppleから新製品が発売されるたびにこのiFixitが分解記事を掲載するのを楽しみにしています。 Apple Watchも入手できるようになればすぐにiFixitで分解記事が掲載されると思います。 Apple製品はオンラインストアでのカスタマイズ以外に個人での部品交換などが不可能な構造で発売しています。 バッテリ交換の可能なモデルも現在はないので、Apple製品にドライバーなどを使う機会はありません。 そして分解した場合はAppleからの修理は受けられなくなってしまいます。 ただ保証が切れてしまった場合、Appleから提供される修理でなく自分の力で直したいという需要はありますので、iFixitはそのために分解記事を作成し公開しています。 専用の工具がないと修理できないものばかりですので、そのためのツールをiFixitは販売しています。 筆者は修理のためでなく、どんな構成で作られているのか、どんなチップやパーツが選ばれているのかなどを興味深く読ませてもらっています。 iPadもほとんどがバッテリーであることに驚きましたが、今回のMacBookもバッテリーの装着点数の多さに驚かされました。 もともとApple製品の分解というとApple情報サイトの中でもKODAWARISANという日本の方が運営されているサイトがファンの間では知られていました。 http://www.kodawarisan.com/ ハードウェアという観点からパソコンやスマートフォンを見ることも少ないと思いますが、どちらも工業製品として作られていることを思い出す意味でも一度いろいろ眺めてみるのも楽しいかもしれません。

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タイムラプス撮影

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タイムラプス撮影

iOS8以降のカメラの標準機能で、タイムラプス撮影というものがあります。 タイムラプス撮影は、一定の間隔で撮影した静止画を動画としてつなげて再生するものです。 タイムラプス撮影を用いて夕暮れの風景を数時間にわたって一定間隔で撮影すると、とても高速に空が夕焼けになって日が沈んでいくような動画を撮影することができます。 こういった撮影には三脚とインターバル撮影機能のあるカメラで根気よく撮影する必要がありましたが、iPhoneを使ってこういった動画を簡単に手持ちで撮影することができます。 撮影方法 iPhone6のカメラを起動します。 シャッターボタンの上部に「写真 スクエア」などのモードを表示する部分をスライドさせてタイムラプスを選択します。   ここで赤い動画撮影ボタンを押すとタイムラプスでの撮影が始まります。 タイムラプス撮影は基本的にカメラは固定でないと大変みづらいので、両手で固定して被写体を撮影します。 赤いボタンの円周に小さい縦線が並んでいますが、長いラインの部分で撮影を行い、小さいラインの部分をインターバルにしているようです。 ある程度、数十秒は撮影しないとタイムラプスの面白さが出ませんので、そのまま動かずに撮影を続けます。多少の手振れをしても最終的に出来上がる動画には大きな影響を与えません。 できるだけ動きのあるものを、近寄らずに撮影したほうがよりタイムラプス動画として面白いものができます。 この機能を利用して撮影したものが以下の動画です。 このような暗所での撮影であれば、露出や露光時間の設定が難しく三脚が必須でしたがこれはiPhone6による手持ち撮影です。 タイムラプス撮影に適切なセッティングをiPhoneが選択してくれるので、複雑な写真の知識は全く不要です。 簡単なところでは道行く車の流れなどを撮影しても目新しいものが撮影でき楽しめるとおもいます。

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Yosemiteの写真(Photos)リリース

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Yosemiteの写真(Photos)リリース

YosemiteにiOSと統合された写真(Photos)という機能が搭載されました。 これはiPhotoなどに変わるApple製写真アプリで、取り込み、閲覧、アルバム、編集などの機能を備えています。 iPhotoから追加された新しい機能で最も大きいものはiCloudでの写真の同期です。 Macでデジタルカメラから取り込んだ写真も、iPhoneで撮影した写真や動画もiCloudにアップロードされて、iPhoneでもiPadでもMacでも利用できることがメリットです。 これまではPhotoStreamという形で直近の1000枚の写真だけが共有されていましたが、今後はすべての写真が共有され、どのデバイスでも利用できるようになります。 iOSも同時にアップロードされ、iCloudに写真という項目が増えています。 PhotoStreamはある程度サイズを縮小して共有されていましたが、今回のiCloudの写真機能では縮小しないサイズの同期が可能です。 Photosの機能で気になっていたこと ・iCloudの容量が不足するのではないか Photosがリリースされるということで、気になっていたのはiCloudの容量が足りるのかということでした。 現在パソコンで取り込んだ写真をすべてアップロードすれば、現在契約している容量では不足です。 iCloudはiOSのバックアップにかなりの容量を使っていますが、このバックアップを削除したくありません。 今回iCloudへの写真機能を使用するとiOSバックアップから写真データがすべて写真に移されるようです。 それまでは写真をすべて含んだ形でバックアップされていましたので、容量を使っていましたが写真機能によりかなりサイズはスリムになっています。 その分写真のための容量ができましたが、ただiCloudの無料の契約2GBではよほど写真を利用しないという方でないと容量的に足りなくなるでしょう。 ・RAWはどうなるのか デジタルカメラでRAWというJPEGなどに縮小する以前のカメラが直接センサーから取得する形式の画像保存ができるものがあります。 RAW形式から加工すると、JPEGに圧縮加工する前のデータですでの、より自由に編集加工ができます。その分サイズはかなり大きくなります。 Macで写真を取り込むとRAWも自動的に取り込みiCloudに同期します。 RAWを利用するには右上の編集ボタンから編集モードに入るとRAWをオリジナルとして使用が利用できます。 現在Apertureのような細かい現像機能はないようですので、ある程度複雑な編集が必要な場合は他のアプリを使う必要がありそうです。 他のMacにもRAWファイルは同期されるようです。 ・iPhotoに比べてどうか iPhotoに比べれば、起動、取り込み、編集などあらゆる部分で軽快な印象を受けます。 フォトライブラリの格納方法はiPhotoやApertureのライブラリとほぼ同じ形式をとるようです。 iPhoneなどで写真を利用されている方にはほぼ直感的な操作と編集ができると思います。 Apertureの代わりになるかと言われるとハイアマチュア以上の方には機能不足の感は否めません。 共有機能にはApertureに追加というメニューがありますので、そういう必要性がある場合にはApertureに追加して作業するという流れを作りたいのかもしれないです。 デジカメやiPhoneで写真を撮って、トリミングや簡単な編集をしてSNSにアップロードして楽しまれている方が大多数を占めるはずです。 OS備え付けの写真アプリとしては十分使いやすいものではないかと考えます。  

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iPhoneがVoLTE対応

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iPhoneがVoLTE対応

iPhoneが4/9リリースのiOS8.3でVoLTEに対応しました。対応する機種はiPhone6とiPhone6Sです VoLTE(Voice over LTE)とはデータ通信用のLTE回線を使って音声通話をする方式です。 auなどは音声通話中はデータ通信が途切れましたが、VoLTEではすべてデータ通信の扱いになりますのでこれをONにすると途切れなくなります。 VoLTEをONにすると3Gでデータ通信も音声通話もできなくなるということで、LTEの届いていない範囲に行くことが多ければすぐに有効にしないほうが良い場合もあります。 iOS8.3へアップデートすると設定からモバイルデータ通信を選択し、4Gをオンにするをタップ、データ通信のみから音声通話及びデータをタップしてチェックを入れます。 VoLTEはデータ通信の回線を使って音声を伝えるので、VoIPとよばれるもの、FacetimeオーディオやSkype、LINE通話と同じ種類のものです。 VoIPの場合は、データ通信はほとんどの場合ベストエフォート、そのとき可能な限りの通信速度のインターネット回線を利用しますので、混雑状況によって音声品質を下げたり、通話できないなど、アプリ側からのコントロールはできません。 VoLTEは携帯電話キャリアが設定するものですので、VoLTEのために回線があらかじめ予約されています。 LTEは通信速度が高速なだけに3Gでの通話よりも高品質な通話をすることができます。 キャリアによって利用方法が違うようですので、お使いのキャリアの説明をよく読んで利用してみてください。

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iPhoneで簡単にビデオカメラの動画を見る

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iPhoneで簡単にビデオカメラの動画を見る

スマートフォンで身近なビデオが撮れるようになっても、専用のビデオカメラは行事ごとや様々な場面で利用されています。 専用のビデオカメラのビデオをiPhoneにUSBケーブル経由などで直接取り込むことはできません。 またiTunesなどで同期するにも一度AVCHDという形式から、iPhoneやiPadで再生できる形に変換しなければなりません。 これにはHandbrakeなどのフリーソフトがよく利用されています。 これを変換なしでiPhoneやiPad、iPod Touchで見ることができました。 今回このためにDropboxを利用します。Dropboxがプレイヤーアプリになり、Dropboxサーバーが動画サーバーになる形です。 再生方法 ビデオカメラからの録画ファイルは、管理ファイルとビデオのセットでビデオカメラから再生できるようになります。 管理ファイルが管理しているのはMTSという形式で保存されたそれぞれの動画になります。 MTSはSDカードやハードディスクなどの記録メディアをパソコンで読み取る時に、PRIVATE - AVCHD - BDMV- STREAM フォルダの中に格納されています。 MacであればAVCHDフォルダ以下はパッケージにされていますので、パッケージの内容を表示で開くことができます。 このフォルダにあるMTSをそのままDropboxにアップロードします。Webブラウザからドラッグアンドドロップでアップロードすれば同期せずにアップロードすることができます。 アップロードが終わればiPhoneのDropboxアプリからMTSファイルを選択し、プレビューをすればiPhoneからMTSファイルを再生することができます。 この方法は不要な部分をカットしたり、ネットワークが接続されていない状態では見ることができませんが、一手間、二手間必要なビデオカメラ動画のiPhoneでの再生が簡単に行うことができます。 Dropboxの無償で提供されている2GBで全ての動画を扱うのは難しいですが、短いクリップで撮影していれば撮ってすぐ見ることができ、また失敗や不要なものはDropbox上から削除してしまうこともできます。 プロプランであれば1TBの容量がありますので、動画も気にせずにアップロードすることができそうです。  

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スマートフォンで写真とビデオ

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スマートフォンで写真とビデオ

もうすぐ4月で、入学式のシーズンが近づいてきました。 写真やビデオで入学式やお花見などの行楽などの家族、友人とのイベントが増える時期です。 スマートフォンがカメラやビデオなどの機能を充実させ、多くの人が専用のデジカメやビデオカメラでなく、スマートフォンでそれらを撮影します。 スマートフォンだと、専用のカメラよりも持ちにくいというデメリットもありますが、スマートフォンを使うメリットがそれを上回るから使われているのでしょう。 ビデオや写真の保存 デジカメで撮影したビデオや写真は、最終的にどうするか、というのは人それぞれです。 写真であればDPEのお店に持っていく、自宅のプリンタでプリントアウトする、コンビニなどの写真プリント端末でプリントする、デジタルフォトフレームに入れる。 ビデオであれば、テープやDVDへのタビングなどです。 誰かと共有するのであれば、形にして、複数枚を送ったりします。 でも最も頻度が高いのは、スマートフォンがあるならスマートフォンの画面で見ることではないでしょうか。 スマートフォンの液晶ディスプレイも高精細化し、写真やビデオなどを見るのにとてもよく、適度な大きさです。 なにより常に携帯していることで、見たいときにその写真を見ることができます。 もちろん同じディスプレイを家族や友人と並んでみることもできます。 これは写真として今までなかった形でかつ、もっとも利用者にとって利便性があります。 最終的にどうするか カメラやビデオを最終的にどの形で完成として保存するかは、時代の変化により変わっていきます。 現在はスマートフォンの大容量化で、スマートフォンに最終的に格納する方が増えているのではないでしょうか。 ビデオは特にYoutubeなどの影響で長々と撮影するよりも短いクリップを幾つかに分けて撮る、という形が定着しつつあるように感じます。 かつてはイベントのビデオはなるだけ余すことなく撮影し、後ほど編集する、という時期がありましたが、現在のスマートフォンの撮影では容量の制限もあることがあって、長くて10分程度のビデオを撮ることが多いです。 とったビデオをどうやって友人や家族に配布するか、についてもスマートフォンから直接FacebookやYoutubeにアップロードして共有するという形をとれば、スマートフォンでビデオを撮る大きな理由になります。 配布用途として、ディスクメディアは衰退しつつあります。撮影がフルHDで配布がSD画質のDVDであればスマートフォンの画面で見るよりも劣化は避けられません。 ブルーレイで配布すると、配布先に必ずしもブルーレイ再生環境が整っていない場合もあり、またブルーレイを作成するためにもパソコンにブルーレイプレイヤーとオーサリングソフトというソフトが必要になります。 それであればネットワーク経由で短い動画を共有することが最も手軽で、みんなに見てもらうことができます。 デジカメよりスマートフォンが優位なのは、アップロードまでを自分でできることでもあり、またクラウドを介した写真共有なども可能となってきていて、単体のデジカメであれば不便とさえ思えるようになりました。 もちろん一眼レフや高機能なビデオカメラで撮影し、編集に力を入れる方もいらっしゃいます。 そうではないごく一般的なユーザーにとってはスマートフォンでとってスマートフォンでみるという形で、一台で完結するのはとてもメリットがあります。 メーカーもそのようなメリットを前面に押し出すことによって、カメラやビデオの専用機からユーザーを奪おうとし、また多くのユーザーがスマホで完結することを望んでいるように見えます。

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スマートフォン・タブレットのアプリ作成

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スマートフォン・タブレットのアプリ作成

スマートフォンやタブレットのアプリは、iPhoneやAndroidのアプリストアに行けば無数に存在します。 それぞれアプリを企業や個人が作成し、アプリストアに申請して販売されていますが、作成する側にも幾つかの選択肢があります。 ネイティブ、Webアプリ、クロスプラットフォーム開発などと呼ばれるものが主な選択肢です。 ネイティブアプリとは ネイティブアプリはスマートフォン提供元が公開している、そのスマートフォンとOSのすべての機能を使い切ることができる開発方法です。 iPhoneであればObjective-C、AndroidであればJavaが開発言語になり、またそれぞれ一長一短があります。 この二つの開発言語には互換性がなく、素材などはそのまま使えたとしても、開発部分は別途行わなければなりません。 開発について両対応をネイティブアプリに求めれば開発にかかる費用は二倍になります。 この費用の増大が、スマートフォンアプリ開発を難しくし、ビジネスに規模を求められる要因の一つでしょう。 どんどん規模が大きくなり、商業化したサービス専用アプリや、ゲームのような商業的なアプリが市場を占めるようになります。 Webアプリとは Webアプリはスマートフォンには組み込みのWebブラウザがあり、アプリ内から組み込みのWebブラウザを呼び出すことで、Webページをあたかもアプリのように使う方法です。 それであればWebブラウザを利用すればいいとも感じますが、アドレスなどを入力する必要なくアプリを起動すればそのWebサイトをアプリとして利用することができます。 Webブラウザの機能を利用するので、互換性の問題は最も少ないです。現在はブラウザ経由でスマートフォン側のカメラや写真アルバムの内容、画面の向きなど、すべてではありませんが機器情報にアクセスできますのでスマートフォンらしいアプリを作成することができます。 ただWebサーバーにアクセスが集中すると遅くなったり動作しなくなったり、またスマートフォンとしての機能の利用が大幅に制限されるのであくまでWebアプリで十分な場合にしか利用されません。 クロスプラットフォーム開発とは PhoneGapやCordova、Titaniumなどの開発ツールを利用し、一つのソースコードでiPhoneとAndroidで利用出来るアプリを作成するものです。 Javascriptという汎用性が高く、Web開発でよく利用される言語を利用し、開発ツールがネイティブ言語との橋渡しをします。 Web開発に比べて、開発ツール側が対応すればスマートフォンの様々な機能やセンサを利用することができます。 スマートフォンとしてユーザーが求めている機能はほとんどの場合クロスプラットフォーム開発で実現可能です。 ただネイティブアプリに比べると動作が遅かったり、完全にスマートフォンをコントロールできない部分が実現したいアプリに適切でない場合もあります。 また開発は一つの言語でできても、思う通りに動作するか、エラーが発生しないかというテストはそれぞれの機器でテストしなければいけなく、それぞれ不具合がある場合はソースコードから修正しなければなりません。 テストはソフトウェアの開発で重要な工程ですが、クロスプラットフォーム開発でこの工程までも短縮できるわけではありません どれを選択するか 設計や開発の段階で、この三つの方法のどれかを選ぶわけですが、予算や工期が十分に取られている場合はネイティブアプリが選ばれます。やはり動作速度や安定性は利用者が最も優先するところです。 機能が複雑でなく、両対応が求められている場合などはクロスプラットフォーム開発を行うのが最適という場合もあります。 サーバー側で大きな機能をもたせているネットワークサービスで単純なクライアントを求めている場合にも、細かなサーバー側の変更に追従しやすいメリットがあります。 Webアプリについては、ほぼWeb側で機能を実現できている場合や、Webサービス側の機能が頻繁に変更されアプリストアの申請を待つ余裕がない場合などに使い勝手が良いです。 スマートフォンアプリも様々な方法が用意され、発注元や開発者にも最適な選択肢が用意されています。

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Apple Watch

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Apple Watch

Apple Watchが製品の詳細と2015年4月24日の発売が発表されました。 ファッションアイテムでもあり、iPhoneの一部となる機器でもありフィットネスの機能を備えてもいます。 ファッションアイテム ファッションアイテムとしての側面をみれば、Apple Watch Editionは18金を使い、200万円を超えるモデルもあります。 この野心的な試みが成功するのか、デジタルガジェットに100万円以上の価値があるのか、おおよそのユーザーがない、あるいはわからない、と答えることになるでしょう。 もっとも安価なApple Watch Sportは42800円からのラインナップです。それでも全く0から始めるには十分野心的といってもいいでしょう。 新奇性は十分でも、毎日充電が必要で、やがて機器のアップデートもあるものが時計としてどれぐらい役に立つのかは全く未知数です。 iPhoneの拡張機器 iPhoneの一部となる機器であることは、これがYosemiteにも搭載されたHands off機能の本命となるものでしょう。 iPhoneで受け取ったメッセージや写真、音楽、カメラの操作、通知などApple Watchで操作することもでき、またSiriの端末など、ユーザーがiPhoneを取り出して日常的に行うことはApple Watchでおおよそをまかなうことができます。 Hands offはMacとの連携でiPhoneの電話、メッセージ通知、ブラウザなどを連携させiPhoneを取り出さずパソコンでの作業ができるものでしたが、本来Apple Watchのために用意された機能のように感じます。 このHands offはApple Watchの肝心なところで、Apple Watch上で動作するアプリも実質的にApple Watchをディスプレイとセンサーとして利用する仕組みになっていて、iPhoneで動作するものです。 ヘルスケア ヘルスケア、これは米国の方と日本での考え方がかなり違いますが、Apple Watchの大きな機能の一つです。 iPhoneユーザー層は、世界各国では収入が高い方に偏りがちです。海外では比較対象は中国製の安価なスマートフォンなどで、高価なものとして扱われています。 収入が安定すると健康が大きな話題になり、AppleはiPodのころからNikeと連携し、ヘルスケア製品としての売出しも行っています。 これを全面に押し出し、おそらく三大機能の一つとしてあげられるものですが、これが日本市場でどう受け入れられるかは興味があるところです。 iPhoneと連携する時計を買ったことで、突然ジョギングを始めるきっかけになるかどうかです。   このApple Watchにユーザーがどのような価値を見出すのか、あるいは見出さないのか、どのような受け入れられ方をするのか。 発売日以降の動きが楽しみです。iPhoneも発売されるまでは受け入れられないという意見が多かったように記憶しています。

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iPhone 6とiPhone 6 Plusはなぜ大きいか

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iPhone 6とiPhone 6 Plusはなぜ大きいか

iPhone 6とiPhone 6 Plusの2サイズは、現在までのiPhoneの中でも最も大きいモデルです。 サイズが大きくなると、画面の表示領域が大きくなるのはユーザーの使用感に関わる部分です。 今回iPhoneへiOS8を搭載することが、このサイズ変更の最も大きい要因であると考えます。 大きさ=バッテリー容量 サイズが大きくなると、設計の上でより大きなバッテリのための場所を確保できます。 近年のスマートフォンは機能が拡張されても、無線やプロセッサのチップが乗った基盤はむしろ小さく改良されるぐらいで、大きくなることはありません。 その分、どれだけ多くバッテリをのせることができるか。バッテリをたくさんのせることができれば、携帯としての待機時間、使用時間を伸ばせるのはもちろんとして、プロセッサをより高速に動作させることができます。 iPadとiPhoneは全く同じプロセッサをのせていたとしても、iPadはiPhoneに比べれば莫大なサイズのバッテリーを搭載していますので、プロセッサを最大限のパワーで動作させることができます。 パソコンに詳しい方であればわかるかもしれませんが、動作クロックをあげることができるのです。 この動作クロックは動的に変更させて消費エネルギーを変化させることができます。 iPhoneのような小さな機器はいかに動作クロックを上げている時間を短くできるかというところが重要になります。 スマートフォンとしての能力向上の意味 iPhoneは今ままでもAppleの開発するアプリ、開発者の開発するアプリ、これらを軸として、持ち運べるコンピュータとして認知を広げていきました。 今回のiOS8では、開発者向けに大幅な機能向上を行っています。 サードパーティーのIMEや、アプリ間の連携、ゲーム用の新しいフレームワーク、HealthKitやHomeKitなど外部機器とのより複雑な連携。 これら一つ一つは、iOSがそもそも持っていた隠し機能を開発者に向けて公開したものではなく、安全な形で使えるように新たに作り上げたものでしょう。 iOSの基幹部分の大きな改修が必要であったただろうことが、iOSのアップデートの容量と、必要空き容量に現れています。 iOS6からiOS7のような見た目の変更の際は、大きな内部改修を伴わないことが多いです。ですからiOS8になってからの不具合は今までより多く目にすることが多く感じます。 これらiOSの開発者機能の追加は、ユーザーにとっても開発者にとっても魅力的なもので、iOSアプリでの可能性を大きく広げます。 しかしながらそれだけの機能が利用できるようになると、よりパソコン寄りなアプリも作り出されることになります。 パソコン寄りなアプリは、どうしてもiPhoneの能力を最大限使うことを必要とするでしょう。そうすればプロセッサはより長い時間クロックを上げた状態で動作しなければならなく、またバックグラウンドでの動作も行うかもしれません。 そのために、バッテリ容量の増加はさけられないことです。 Appleはあくまでスマートフォンでできることをあえて制限し、携帯電話としての利用性を高めてきました。 これからはより持ち運べるコンピュータとしての側面を押し出していきたいということでしょう。 Androidへの追従か? ここまで機能追加したことは、Androidの機能の追従である、という意見はおおむね正しく、間違っていません。 Androidはかなり早期から、スマートフォンはパソコンであることを前面に押し出していました。ですからスクリーンサイズを大きくし、プロセッサをより早く、メモリをより多く、というパソコンの路線をそのまま継承しています。機能のリッチさが、他のメーカー製品との差異になります Androidはハードだけでなく、OS部分もカスタマイズが各メーカーでも可能で、より大きなバッテリを持っていても利用可能時間はまちまちですし、高速なプロセッサや大きなメモリを搭載している機種に適応したアプリを作れば、他のAndroid機種の利用者は同じ体験を得ることができません。 これもとてもパソコンらしい部分です、と同時に開発者にとっては悩ましい部分で、ターゲットの環境が分散していると、どれにでも対応するものを作るのはとても難しいです。 結局最低ラインの機器でも動作することが条件になってしまいます。例えるとセレロンではまったく動作しないソフトというのは、ゲーム以外ではなかなかリリースできないようなものです。 Appleの考え方 問題を複雑にしないことがAppleの現在の考え方の中心になっています。 AppleはハードとOSを同時に提供できる立場から、これらの断片化をコントロールすることができました。 またAppleはハードで利益を上げることを忘れることはありませんので、過剰スペックで利幅を圧縮することはないでしょう。 高性能な部品を安定的に安価で仕入れができるようになると、自社の機器に採用します。思想としては革新的であったとしても、iPhoneが個別のスペックをみれば最先端を走っていたことは今までもありません。 パソコンやスマートフォン、タブレットをすべてひっくるめ、個人利用のコンピュータがどのような形に落ち着くかについてAppleはおそらくビジョンを持っていることでしょう。コンピュータはもっとシンプルになるというのが、ジョブズCEO時代からの思想です。 ただ今はまだそのビジョンを実現させるのは様々な意味で早すぎ、土台が整うまでは徐々に物事を進めていくしかないということです。

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iPhone6はMacBook Airより高い?

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iPhone6はMacBook Airより高い?

iPhone6の価格が発表され、SIMフリー版iPhone6 128GBモデルの一括購入金額が¥89,800で、MacBook Air11インチ128GBモデルの価格が¥88,800であることが話題となりました。 スマートフォンが同一メーカーのノートパソコンよりも高い、ということはiPhone6は高額製品なのではないかという趣旨です。 筆者は元々iPhoneはApple製品の中でも高額な方に分類されると考えていましたので、これが話題になることは意外でした。 iPhoneをいくらで購入しているか iPhoneは通信キャリアの店頭で、実質0円と大々的に広告されて販売されていますし、実際その日にほとんど持ち合わせがなくても、クレジットカードと身分証明書などがあれば契約して持ち帰ることができます。 それは、電話通話料金とデータ通信料金24ヶ月分の契約と、月賦での本体価格を支払う契約をしているからです。 筆者は通話料込みで毎月平均¥7,000程度の出費になっていますので、iPhoneを一台購入することは¥168,000の出費と考えています。 それは月々の通話利用料を纏めてしまうのがそもそもおかしく、電話なしで生活も仕事もできないのだから、また月々の利用料から月々割りなどで本体価格分が割引されているのだから、という考え方も一つです。 しかし、その24ヶ月の契約を途中で打ち切れば、月賦の残額が一括で請求され、通信の契約についても違約金が発生してしまいます。 仮にiPhoneが販売価格¥70,000だとすれば、本体代金として¥70,000、通話通信料金として¥98,000を24ヶ月に分割して通信キャリアに支払っていることになります。 本体代金の割引について 本体代金の月賦を通信料から割引することで、実質的に通信料しか支払っていないような請求書は毎月届くことになります。 それは上記の理由で、24ヶ月で10万円近くのユーザーを簡単に確保できるからです。 通信キャリアは業界シェアと、顧客単価の高いユーザーの獲得を一番の目的としています。 シェアや顧客単価が低下してしまうと、株主に対して責任を果たせていないことになってしまいます。 シェアを強化するには、割安感と顧客満足度のアップです。 いわゆるガラケー、フィーチャーフォンの時代は通話料がほとんどで、データ通信は自宅のパソコンでというきり分けをして節約をすることが可能でした。 現在それは逆転して、スマートフォンだけしか自宅にインターネット環境がない、というユーザーも多くなってきています。通話料を節約するためにLINEのような無料通話アプリを使う逆転も起こっています。 スマートフォンが普及する以前はデータ通信料は、現在に比べるとわずかなものでした。誰もが携帯電話でWEBサイトを見たり、地図を使ったりはしていなかったはずです。 もちろんそのデータ通信の下支えとなるインフラ面への投資は大きく必要でしたが、LTEの普及範囲が広まり、ますますデータ通信については使いやすくなっています。 それはもう一面として、ユーザーの工夫でデータ通信費について節約しにくくなっているということです。 iPhoneとMacBook Air 筆者の捉え方では、MacBook Airは¥88,800円ですくなくとも3年程度は快適に最新のアップデートを受けて使い続けることができるものです。維持費は電気代ぐらいでしょうか。 またAppleのパソコンは中古販売の際に他社製パソコンに比べると、有利な価格付けがされていますので、用途などにマッチしない場合は中古品として売却することも気軽です。 筆者の場合、iPhoneは通信キャリアとの契約込みで¥170,000ぐらいの買い物です。 24ヶ月経って月賦の支払いも終わり、解約月になった際は有利な条件を求めてMNPなどを考えることになり、新機種の検討を始めるので、新機種購入のサイクルも早いです。そして二代型落ちのスマートフォンはあまり有利な中古売買を期待できるものではありません。 このふたつの機器は、目的が全く違うものですし、比較の対象にそもそもならないとは考えていますが、iPhoneは同じApple社製品の中ではユーザー負担の大きい製品であることは間違いないことでしょう。 コンピュータとして考えれば、ノートパソコンは枯れた、ありふれた存在です。大きな技術革新もなく、設計や部品の調達も比較的難しくはありません。 スマートフォンは未だ発展途上で、メーカーにとってもユーザーにとってもコストの大きいものではあると考えます。