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タブレット機器の入力性について

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タブレット機器の入力性について

タブレット端末を利用する際、webブラウザや電子書籍など閲覧を主とした用途として利用するものと、メールやオフィス文書などの作成といった入力用途に利用する、大まかに二つのことが想定されると思います。 現在のタブレットは、連続的なキー入力を行う用途については、パソコン並みのユーザー体験を求めることは難しいです。 タブレットは現在マルチタッチインターフェイスを利用した、新しいコンピュータの方向性を示す段階で、事務器として見るのであれば、従来型のノートパソコンに及ぶものではありあせん。 モバイル機器として、持ち運びやすく、使いやすいコンピュータとして、ある程度の入力を想定する場合、入力性が高い方が、利用シーンも幅広く考えることができそうです。 今回、タブレット機器の入力性について考えてみたいと思います。 キーピッチ キーボードの入力しやすさを計る上で、キーピッチは特に大きな要素です。 キーピッチとはキーの中心から隣のキーの中心までの距離で、これが普段のキーボードと数ミリでも差があると、入力しにくかったり、誤タイプが増える要因となります。 一般のフルサイズのキーボードのキーピッチは19mmが標準となっています。 モバイルノートPCもよほど小型のもの以外では、キーピッチ19mmのキーボードを採用している場合が多いです。 iPadをはじめ、タブレット機器のキーピッチについて、調べてみました。 キーピッチ キーの大きさ タイプ iPad(9.7inch)横 18mm 15.5mm ソフト iPad(9.7inch)縦 14mm 11.5mm ソフト iPad mini 横 16mm 12.5mm ソフト iPad mini 縦 11.5mm 9mm ソフト Nexus7 横 7.5mm 12mm ソフト Nexus7 縦 9mm 7.5mm ソフト iPad向けTK710 17mm 13.5mm ハード PC向けキーボード 19mm 12mm ハード Apple Wireless 19mm 15mm ハード キーの大きさはソフトウェアキーボードの場合、タッチパネル操作の精密さが求められるかどうかも重要であるため、記載してみました。 PC向けキーボードは参考のために、普段利用しているDELLのものを計っています。 Nexus7は標準で付属しているiWnn IME以外にも複数のIMEが利用できますので、参考値として掲載しました。 以下それぞれの詳細を見てみます。 iPad(9.7inch) iPad(9.7inch)はiPad,iPad2,Retina iPadで、標準的な大きさのiPadです。 これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。およそ18mm程度のキーピッチがあります。 わずか19mmよりは小さいですが、キー自体が15.5mmと大きく、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードとして一番パソコンのキーボードに近い感覚です。 キーボードが大きい分、画面の半分ほどをソフトウェアキーボードが占めることになります。 これは縦置き(ポートレイト)ですが、キーピッチは14mm程度。キーの大きさは11.5mm程です。 縦置きはキーボードの専有面積が小さくなります。キーピッチとキーの大きさは小さくなりますが、ドキュメントの一覧性は高くなります。 iPad mini これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。 iPadの8割程度のキーピッチとキーサイズです。 これは縦置き(ポートレイト)の際のキーボードです。 これもiPadに比較して8割程度の比率になります。 携帯性とのトレードオフで、入力性が低下したと考えられなくもありませんが、現在iPad miniを利用する上で、筆者が使いやすいと思うのはセパレート型のキーボード入力です。 セパレートキーボードはキーボード右下のキーボードマークをタップして、画面上部に持ち上げることで、キーボードが分割され好きな位置で利用できます。 iPad miniのホールド性と相まって、気持ちのいい入力感があります。 両手でホールドして、両親指で入力するのもいいですし、iPhoneのフリック入力に慣れている方は日本語キーにしてフリック入力を使うこともできます。 あまり長文には向かないかもしれませんが、手軽な入力にはちょうどよく、大きいスマートフォンを使っているような気持になります。 9.7inchのiPadにもこのセパレートキーボードはありますが、このiPad miniで利用するほうが、手の小さい日本人向けと言えそうです。 iPad & Apple Wireless Keyboard iPadはBluetooth規格をサポートしているので、Apple Wireless Keyboardをはじめとした、Bluetoothキーボードと無線接続して使用することができます。 Bluetoothキーボードを接続すると、画面上にソフトウェアキーボードが表示されなくなるので、100%の領域を表示に利用できます。 この組み合わせであれば、一般のPCと同じ感覚でキーボード入力ができます。キーボードは電池込みで320g程度の重さで、ケーブルは利用しません。650gのiPadと合わせると、およそ1Kg弱の重さです。 iPadとのサイズは上の写真で見ていただけるように、キーボードのほうが横幅がかなり広いです。 この組み合わせで確保しておきたいのは、iPad自体に傾斜をつける方法でしょう。デスクに平置きした場合と、傾斜をつけた場合とでは見やすさが違い、長時間の利用に差が出ます。 写真ではスマートカバーを利用して、傾斜をつけています。 iPad + Logicool TK710 Logicool TK710(ロジクール Ultrathin Keyboard Cover)は、Bluetoothキーボードですが、iPad2以降のiPad(9.7インチ)専用として作られたキーボードです。(リンクはメーカーサイト) マグネットを利用して、iPadカバーとして持ち運びができ、使用の際はキーボードを外して、スリットにiPadを固定して使用します。 スリットに固定する方式のために、スタンドいらずで、ポートレイトでもランドスケープでも利用できるのがいいところです。 キーピッチは17mmとパソコン用のキーボードには及びませんが、ハードウェアキーボードであるので、確かなタッチ感でソフトウェアキーボードとは一線を画するものがあります。 重量は355gでバッテリは内臓型。iPadと合わせてちょうど1Kg程度の重さとなります。 最近は出回りもよくなり、ネット通販で7000円ほどで販売されています。 タブレットとキーボードのまとめ タブレットが持ち運びしやすい最大の要因は、キーボードが無いことからくるものであり、キーボードをつけるのは本末転倒と考えられる方もいらっしゃると思います。 出先などで、ちょっとした長さのメールや、報告書、あるいはブログ記事などを書く必要がある場合など、キーボードがあるほうが便利ではあります。 そういった場合に1Kg前後の薄型ノートパソコンと用途や携帯性にも競合するものがあり、意見が分かれるところでもあります。 iPad自体、使ってみたけど用途に合わなかったという方は、この入力性を重要視するか否かというところが、もっとも大きかったのではないかと想像します。 そういった意味で、コンピュータに求める汎用性を、タブレット機器にどこまで求めるか。 今後タブレットを使用していく中で、どういうシーンで、どういった用途を求めていくかを考えるなかで、今回の記事が少しでもお役に立てばうれしいです。

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タブレット元年

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タブレット元年

ご挨拶 2013年、明けましておめでとうございます。 日頃、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 本年も当ブログをよろしくお願いいたします。 タブレットラインナップの成熟 2012年はタブレットのラインナップが成熟し、より一層手に入りやすく、完成度の高い機種が出そろった感があります。 用途、好みに応じて、様々なシーンでのタブレットが使用できるようになり、これまでよりも多くの場所で目にする事になりそうです。 タブレットはパソコンを置き換えるものというよりは、コンピュータの利用者の裾野を拡大するという意味で、今後出荷台数を増やしていくものと考えています。 パソコン一式をそろえる事に対して、敷居が高いと感じていた層を取り込んで行くというのがタブレット普及の大きな原動力となるでしょう。 iPad miniの登場 長らくスティーブ・ジョブズ氏が9.7インチのiPadが最適なサイズであると言い続けてきた事から、iPadにminiは出ないのではないかという憶測が広がっていました。 しかし、これはiPodの時代からのAppleの戦略の一環だったようです。 iPod時代もiPodにビデオプレイヤー機能を搭載するつもりはない、と発言した後に、ビデオ再生機能を追加していました。 そういった背後で、すでにiPadの試作機が社内で制作されていたとの情報もあり、その頃からiTunesStoreによるビデオ販売を計画していたものと考えられます。 そのiPodもiPod miniの登場により、広いユーザーにiPodの存在を認知させた事から、iPadも普及型の意味合いでminiが登場する事は、想像されていた事でした。 Androidが先行していた7インチ市場では後発ですが、iOSのエコシステムをより強くする役割を十分果たしているようです。 タブレットサイズの差 9インチクラスのタブレットがより多様途で、より高機能になります。バッテリのために広い面積をとれるので、バッテリ容量がないと本来の性能を引き出す事は難しいためです。 その代わりに重くなり、手に持って使い続けるには重いので、主にデスクやテーブルに置くなどして使用する頻度が高くなります 7インチクラスのタブレットは、携帯性を重視し、その分パフォーマンスは9インチクラスよりも幾分かは低くなります。 7インチクラスのよいところは、手に持って使えるという点で、逆にテーブルに置いて使うと画面の小ささが気にはなります。 タブレットの役割 タブレットはパソコンの代わりであると同時に、紙の代わりという役目を持っています。 電子新聞や、電子書籍も紙の代わりと言う形の表れであり、オフィスにおいても、今後紙の書類を置き換えていくことになるでしょう。 米国のニューズウィーク紙が紙の雑誌を廃止しましたが、今後タブレットが一般普及品となる過程で、これに追従する雑誌や、新聞も表れる事になります。 基本使い捨てである紙という媒体を使うよりも、より安価なタブレットを一人一台所有し、書類を電子化する方法が、コスト削減の現実的な手段になるはずです。 この紙の代わり、という役割こそが、タブレット普及の最も大きな要因になります。 キーボード使うのに抵抗のある方でも、画面をタッチして、ページをめくるなどといった紙の使用感を模したタブレットには抵抗を感じない、という事はよく耳にします。 そういう方を取り込んで、パソコンを超える巨大な市場が、この2013年には形成されていく事でしょう。 タブレットの課題 現在のタブレットの一番の課題は、新興国に普及させるには、まだまだ価格が高いというところです。 マルチタッチパネルや高精細な液晶ディスプレイなど、最新技術を投入しているので、一台当たりの価格はそれなりのものになっています。 デスクトップパソコンの方がより安価に手に入るのであれば、タブレットの魅力は半減します。 量産の効果により価格が安くなっていくのと並列して、スペックを落とした、より安価なモデルの発売も考えられるでしょう。 利用者の裾野が広がれば広がるほど、アプリ開発者としてはメリットがあり、より多くの開発者を呼び込む事ができるようになると、アプリの数が増え、プラットフォームの基盤が強くなります。 そういう意味では、様々なメーカーにライセンスしているAndroidが強いと見ています。 Appleはブランドイメージを大事にする指向が強いので、安易なスペックダウンは嫌う傾向があるように思いますが、何らかの手だてを打つ可能性もあります。 それぞれのシェア争いが、よりよいタブレット普及にむけての原動力になってほしいと考えます。

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帰省先でiPadを利用する

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帰省先でiPadを利用する

年末年始の恒例行事、帰省ですが、今回休暇が長い方もおられると思いますが、あまり荷物は多くは持ちたくないものですね。 ノートPCを持ち運ぶと、それ自体がそれなり大きく、ケーブル類など様々な付属物もありますので、iPadなどタブレット一枚と充電器を持ち運ぶだけの方が、荷物の量は減らせそうです。 ただ、帰省先のネットワークが自宅で利用しているものとは違う場合が多く、有線LANはある、そもそもネットワーク環境がない、などさまざまな状態だと思われます。 有線LANだけでは利用できないのがiPadですので、どのような追加の機器が必要でしょうか。 有線LANだけがある場合 デスクトップコンピュータ用にADSLの回線だけは引いてある、あるいは光ファイバーは引いてあるが、無線LANがない、というお宅もありがちです。 あるいはビジネスホテルなどでも、有線LANのポートのみが提供されている場合も結構多い印象です。 そこで、Wi-Fiルータ、Wi-Fiアクセスポイントを別途持ち運べば、iPadが利用できます。それなりに荷物が増えますので、本末転倒かと思いがちですが、いまどきのWi-Fiルーターは手のひらサイズ、ケーブルと電源を持ち運んでもそれほどの荷物にはなりません。 一点注意が必要なのは、普段ルーターモードで利用している機器であれば、アクセスポイントモードに変更していく必要があります。 自宅でiPadとSSIDやパスワードなどのアクセスポイントの設定を事前に行っていくと、出先での設定の必要がなく、便利です。 iPadであればAirMacExpressという小型Wi-Fiルータと併用すれば、iPhone、iPadで純正の設定アプリがありますので、状況に応じて設定を変えることができ、便利です。 ネットワーク自体がない場合 帰省先にADSLや光ファイバーが引かれていない場合、PocketWi-FiなどモバイルWi-Fiルーターを利用するのが手堅いです。 外出の頻度にもよりますが、フリーWi-Fiスポットなどが出先にあまりない場合が多ければ、自分で所有するのが一番手早いです。 iPhone5や、Andoroid各機種でテザリングが利用できるものであれば、これを利用するのが簡単でしょう。 テザリングが使えるスマートフォンは便利ですが、通信量制限や、バッテリーの消費に気を配る必要があります。 iPad自体に携帯電話網に接続する能力があるiPad cellularはバッテリの搭載量も多いですし、持ち運ぶ量を一番少なくすることができそうです。 帰省先の通信網の状況にもよりますので、各携帯キャリアのエリアマップなどを確認していくなど、事前の下調べが重要となります。 都市圏でなければ、LTEなどはまだまだつながらない地域もあります。LTE対応機でも3Gにはつながりますので、3Gエリアであればほとんどの場合大丈夫でしょう。 (参考:docomo,au,softbank) 帰省先では、楽しく快適に、そしてご家族とのコミュニケーションも大事にして、お過ごしください。

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iOS機器の容量の選び方

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iOS機器の容量の選び方

すでにiOS機器をお使いの方は、自分に必要な容量を把握しておられると思いますが、これから新たにiOS機器を購入する場合、どのモデルでどの容量を選択したらよいか、筆者なりの考えを書いてみます。参考にしていただけたらと思います。 iOS機器の価格 iPhoneはあくまで一括で買った場合で、多くの場合は月賦方式で購入される方が多いと思います。 iPhone以外にもCellulaerや3Gという型名のモデルは、携帯電話の通信網を利用するので、月々に通信料金がかかります。 Wi-Fiモデルは自宅などで無線LANとブロードバンド回線が別途ある場合、月額の費用は不要です。 iPhone(一括購入時:参考) 価格表 16GB 32GB 64GB iPhone5(au) 61,680 72,000 82,320 iPhone5(SB) 51,360 61,680 72,000 iPod Touch 価格表 16GB 32GB 64GB iPod Touch4 16,800 20,900 iPod Touch5 24,800 33,800 iPad 価格表 16GB 32GB 64GB mini Wi-Fi 28,800 36,800 44,800 mini Cellular 39,800 47,800 55,800 iPad 2 Wi-Fi 34,800 iPad 2 +3G 45,800 iPad Wi-Fi 42,800 50,800 58,800 iPad Cellular 53,800 61,800 69,800 この表をみると、16GBごとに容量が分けられていて、16GB増えるたびに8000円~10000円前後の価格差があることがわかります。 どのような用途に容量が用いられるのでしょうか。 用途による選び方 まずこの容量の中から、iOSが2GBほどを利用します。総容量-2GBほどが使用可能な容量になります。 アプリ アプリは数MB~1GB以上のアプリがあります。1GB以上は地図データを内部に持っている地図アプリや、高度なグラフィックを利用したゲームなどです。 実用系のアプリでは300~500MBのものも少なくなく、最もよく使われるようなSNS用のアプリであれば50MB~100MB程度が多い印象です。 いろいろ試してみるうちは、たくさんのアプリを入れることになりますが、大体使いやすいもの、よく遊ぶゲームなどが固定されてくると、消すことも簡単にできますので、アプリですぐさま容量を使い果たすということはあまりありません。 ビデオ ビデオはかなり容量を使います。iTunesStoreで2時間程度の映画をレンタルや購入をすると、一本で2GB程度の容量が必要となります。ビデオをよく利用する場合などは、大きめの容量のモデルを選択することをお勧めします。 ビデオ再生だけでなく、HDカメラによるビデオ撮影も多くの容量が必要になります。iPhone4Sで1080pのHD撮影を行うと、1分で180MB程度の容量を必要とします。 一度撮影したデータはパソコンに取り込んでiPhoneから消去することで空き容量を増やすことができますが、必要な容量をあらかじめ確保しておかないと、いざ撮影するときになって容量不足に陥りがちです。 音楽 音楽はビデオに比べれば、はるかに小さいデータになります。長い曲でなければ一曲10MBを超えることはあまりなく、アルバム一枚で数十MBとなる場合が多いです。 手持ちすべてのアルバムを常に持ち歩きたい場合は、それなりに容量が必要ですが、よく聞くアーティストやプレイリストに限って同期すれば、容量はそれなりに制限できます。 iPhoneや、iPodTouchはポータブルオーディオプレイヤーとしても良いものですので、どれぐらい音楽を聴くかというのが重要になってくると思います。 現在iPod nanoなどのオーディオプレイヤーを使っている人は、必要な音楽の容量がどれぐらいかわかりやすいでしょう。 写真 写真は最新のiPhoneで撮影した場合、一枚に3MB程度必要です。コンパクトデジカメの代わりとして用いる場合に、1000枚撮影しても3GB程度となります。 コンパクトデジカメを普段持ち歩いていなかった人がiPhoneを代わりに用いる場合は、それほど写真のために容量は必要としないでしょうし、沢山撮影しても、パソコンに取り込んで、容量をあけることができます。 Retinaディスプレイでみる写真は高解像度もあって、きれいに楽しむことができますので、iPad Retinaモデルなどでは写真用に多くの容量を確保しておくと、写真を好きな人には一つの楽しみになります。 電子書籍 電子書籍は文字だけの本であれば、一冊数MBです。漫画など画像が主体であれば一冊数十MBです。主にiPadで利用される方が多くなると思いますが、16GBでもそれなりの冊数が入ります。 自分で本をスキャナーで読み取った本は、文字の本でも画像扱いになりますので、漫画などと同じぐらいの容量が必要となります。 どれぐらいの電子書籍をつねに持ち運びたいかというニーズによっても、必要な容量は変わってきます。 容量による選び方 16GB 最初のiOS機としては一番無難な選択です。使用頻度がまだよくわからないものに対して、初期投資を抑えたい方にお勧めです。 iOSだけではなく、モバイル機器は、製品の更新間隔が短く、世代交代がすぐに行われるので、再安価なモデルを乗り継いでいくという考え方もあります。 容量不足はパソコンとの連携で乗り切ることがほぼできますし、よほど大きなビデオやたくさんの音楽を持ち運びたいという場合でなければ、16GBのモデルは十分お勧めできます。 とくにWi-Fiモデルで自宅内専用で使うiPadなどであれば、動画や音楽はパソコンから共有することができますので、プレイヤーとして使う用途であれば、不足になることはあまりありません。 32GB ある程度の規模の音楽、ビデオ、写真など、メディアファイルの持ち運びをする場合、特にiPhoneやiPadのCellular版など屋外へ持ち出すものであれば、このサイズが良さそうです。 いまはクラウドのサービスを利用して音楽や写真を参照することもでき、内部に保存しなくても持ち出すことができますが、通信を行うとバッテリの容量やパケット費用をつかうことになります。 iPodTouchも独立した音楽プレイヤーとして考えれば、32GBの容量からに設定されているのは、持ち運びを前提とされているからでしょう。 アプリも必要なものだけに絞らず、新しいアプリをどんどん試したい場合なども、このぐらいの容量があれば、気にせずに試すことがでます。 様々なシーンで使い込むつもりがあれば、32GBを選択するのは惜しくはない投資になると思います。 64GB ビデオを主な用途にするのであれば、再生であれ、録画であれ、64GBを選択することがベストになりそうです。 64GBの容量があれば、PCにデータを移して容量をあけたりする必要も少なくなり、独立したコンピュータとして十分な能力を持つようになります。 音楽も自宅にあるCDライブラリを取り込んだ大量の音楽ファイルを常に持ち運びたいような場合は、64GBでも不足される方もいらっしゃるかもしれません。そういう場合はiPodClassicのような160GBの容量をもつ専用の音楽プレイヤーも、もう一つの選択肢になります。 予めヘビーに使いこむことがわかっている場合、64GBはベストになります。それなりにiOS使用経験がある人に向いていると思われます。 初めてのiOS機でとりあえず一番いいのを買っておけば心配ないだろうという感覚で、64GBを選んで、あまり使わなかった場合など、それなりの価格差がありますので、もったいなくなる感じるかもしれません。 まとめ iPhoneやiPadのCellularなどは、携帯会社との契約の縛り期間などもありますので、すこし多い目に考えておいた方が、長期間にわたって使いやすいような印象です。 Wi-Fi版は安価なモデルでも、用途を絞っていけば十分という人も多いと思います。容量のやりくりは必要になりますが、一括支払いですので、不足などを感じれば、中古で売却などして、新型のモデルに乗り換えていくという考え方もいいかもしれません。 メディアプレイヤー、アプリ、電子書籍リーダーなど様々な用途を一つコンパクトな機器で持ち運びできることがiOS機器の魅力ですので、どういった使い方をするのか、いろいろ頭の中でシミュレーションしてみるのも、楽しいひと時になります。

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Windows8をタッチパネルで操作したい

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Windows8をタッチパネルで操作したい

Windows8がリリースされて、半月ほどになります。 実際インストールされたかたも、いらっしゃると思いますが、大半の方は今のところ様子見ではないでしょうか。 Windows8をインストールしてもタッチパネルにならなかった、という苦情が一部寄せられたとのお話もありますが、もちろん既存のPCでタッチパネルがなければ、あのスクリーンをタッチ操作できません。 Windows8はマウスで操作する限りは、その真価が発揮されにくいものです。 簡単にタッチパネル操作を試してみたくても、新しいPCを購入することに踏み切れない場合、既存のタッチパネルのモバイル機器を利用して、その操作感を試してみることができます。 今回iPadを利用して、その操作感を試してみることにしました。 実際の動画 用意するもの ・Windows8をインストールされたコンピュータ ・SplashTop StreamerをWindows8にインストール ・iPad ・Win8 Metro Testbed (Win8 Metro Testbedは有料のアプリです。) 導入方法 Windows8側 このサイトからSTREAMERを取得をクリックして、STREAMER(リモートサーバー)をダウンロードし、インストールします。 インストール後は常駐して、クライアントからの接続を待ち受ける状態になります。 ここでセキュリティコードを設定しておいて、そのセキュリティコードを接続時にiPadでも入力することになります。 iPad側 iPad側ではこちらから、Win8 Metro Testbedをインストールします。 これがリモートクライアントとなります。 接続 Streamerから必要な設定を終えると、iPadのアプリからコンピュータが見えるようになります。 コンピュータを指定すると、先ほど設定したセキュリティーコードを聞かれます。 無事接続すると、このように「接続が確立されました」と表示されます。 Windows8の操作の第一印象 あのタイル状のWindows8の象徴ともいえるスタート画面は、マウス操作とタッチパネルでは印象は180度変わります。 画面端からのフリックで、さまざまな機能を呼び出せるものが、マウス操作であれば、右下コーナーにポイント、右クリックするといった直感的でないものになっています。 あとはWindows8用アプリの圧倒的な少なさ。スタート画面は機能の呼び出しと、通知を兼ねた、新しいものではありますが、従来型のアプリを呼び出すと、従来のWindowsのデスクトップ画面に強制的に引き戻され、従来の操作感覚になります。Officeなども、起動すると従来のデスクトップ上での操作となります。そうなると、むしろタッチパネルよりもマウスのほうが使いやすいです。 従来のアプリばかりを使うのであれば、あのスタート画面ははっきり言うと余計なワンステップです。最初からデスクトップ表示を選ばせてほしいと思うのも無理はありません。 今後このWindows8スタイルのアプリが増加すれば、スタート画面に意味合いを持たせることができそうですが、今のところOSの思想にアプリの開発がついていっていなく、目的のアプリを手に入れるためにWindows Storeにいっても、あまり選択肢はありません。 Windows8インストールベースの新規PCが増加することによって、Windows8スタイルのアプリケーションを開発することが開発者にとって有利になるのであればアプリも増加し、Windows8は徐々に使いやすいものになり、人それぞれのスタート画面に情報を集約できる、Windows8の理想の姿に近づいていくでしょう。 そうなったとき、ようやく従来のWindowsアプリも動く、タッチパネルに最適化されたOSと呼べるものとなり、他のタブレット型コンピュータと競争力を持つものとなるのではないかと考えます。

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iPad miniはなぜRetinaディスプレイでなかったのか

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iPad miniはなぜRetinaディスプレイでなかったのか

発売後、すでにiPad第四世代とあわせて300万台を売り上げたというiPad miniですが、今回仕様の発表時に、なぜ高解像度のRetinaディスプレイを搭載しなかったのか、という声が多く聞かれました。 これについて、考えてみようと思います。 iPadとは iPadとは、iPhoneと同じiOSで動作するコンピュータで、薄くて持ち運びしやすく、キーボードはなし、充電後に実使用時間10時間動作する。 これが初代のiPad登場時からの変わらない、iPadのありかたで、miniもこの仕様に収まっています。 初代iPadからiPad2へはプロセッサの変更によるパフォーマンスアップ、ディスプレイ解像度は同じ。 iPad2から新しいiPadへはディスプレイ解像度の4倍の向上。 新しいiPadから第4世代iPadはプロセッサの変更によるパフォーマンスアップ。 iPad miniはディスプレイサイズを9.7inchから7.9inchへと変更し、重量、薄さなどをかなりコンパクトに仕上げています。 このiPadとは何かという点が、miniの今回の仕様の重要なポイントとなります。 Retinaディスプレイとは RetinaディスプレイとはAppleの考え出した用語ですが、高解像度ディスプレイの呼び名で、iPhone4登場時にネーミングされ、新しいiPadでは2048x1536ピクセルという、一般のノートパソコンをはるかに越え、フルHD以上の解像度を持つようになりました。 一昔前のPCを触っていた人にはわかるお話ですが、古いPCのグラフィックボードでは到底利用することのできない解像度です。表示用のディスプレイもないのもありますが、古いPCでそんな解像度が無理だったのは、処理が追いつかないからです。 グラフィックチップの能力も足りなければ、グラフィックメモリの使用量もかなりの量になり、まともなパフォーマンスが望めなかったぐらいの高解像度です。 それをこの小さいiPadはどうして搭載できたのでしょうか。 それはこの高解像度に達することができるだけのグラフィックチップを省電力化し、搭載することができたからです。 しかし、省電力化できたとはいえ、その解像度を実現するためには、バッテリー容量の増大が必須でした。充電後10時間使えるのが、iPadの便利さを支える条件と考えてみると、従来のバッテリーで高解像度にしたので3時間しか使えません、ではいけないのです。 バッテリー容量 iPadのバッテリー容量を見てみましょう。 初代iPad 6600mAh iPad2 6600mAh 新しいiPad 11560mAh 第4世代iPad 11560mAh iPad mini 4490mAh (数値はパーツからの推測値で公表されていません) 新しいiPadはRetinaディスプレイを搭載するために、iPad2から約2倍のバッテリー容量を増量しています。 それでようやく、充電後10時間の使用ができるというiPadの条件を満たすことができたわけです。 当時、少し重くなった、と言われていましたが、少し重くなったぐらいで、大きさを変えずにバッテリー容量だけを二倍するのは簡単なことではありません。 高密度のバッテリーセルを使用するだけでなく、内部の基板などの設計を改め、できるだけ多くの面積をバッテリーに割けるようにしています。 miniも大きさを小さくするために、基盤など内部構造の設計はかなり綿密に取り組まれているでしょうが、今のところ初代を下回るバッテリー容量となっています。バッテリーを設置できる面積が小さくなる以上、これはしかたのない部分です。 これではRetinaディスプレイの高解像度を10時間駆動できるわけがありません。そうなってしまうと、iPadの定義から外れたものになってしまいます。 今後のiPad mini では、今後もiPad miniはRetinaディスプレイを搭載できないのでしょうか。 いずれは搭載される、と筆者は考えています。 プロセッサのパフォーマンスと省電力性は年々向上しており、新しいiPadと第4世代iPadでは動作速度が2倍になるほどのパフォーマンス向上をみていますが、バッテリーは同容量です。 また液晶パネル自体の性能も向上しており、全体的な消費電力は下がっていくことが想像できます。 またバッテリー自体の性能向上もありますから、より小さい設置面積で大きな消費電力をまかなえるようにもなるでしょう。 そのバランスがうまくつりあったとき、iPad miniにRetinaディスプレイが搭載されるのではないでしょうか。 では現在のiPad miniは過渡期の製品かというと、そういうことはなく、小さくなった以外は完璧なiPadと呼べるものです。 現在のiPad対応アプリで、iPad miniで不自由となることはありません。 いまiPadでできることは、同じようにiPad miniにもできますので、使用者の好みに合わせて、大きさを選ぶことができるようになった、といえます。 Retinaディスプレイが必要であれば第4世代iPad、持ち運びやすいほうがよければminiをというふうに使い分けることで、あとはアプリは使い回しできて、バッテリーのもちなどの差を気にする必要がないのがiPadの最もよいところでしょう。

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iPad mini登場

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iPad mini登場

ついに、Appleから従来より小型のiPad miniが発表されました。 iPad miniの主要な仕様として、7.9inchディスプレイ、解像度は1024x768ピクセル、前面と背面のカメラ、デュアルコアA5チップ搭載、バッテリーが約10時間となっています。 価格は16GB Wi-fiモデルで28、800円から。 仕様的にはほぼiPad2と同等ですね。それを9.7inchから7.9inchに縮めて、見劣りすることないスペックに仕上げた感があります。 高解像度Retinaディスプレイ搭載のiPadはそのグラフィック処理と液晶に電力をかなり使ってしまうので、このサイズで10時間作動させるためには、Retinaディスプレイの搭載は見送ることが必要でした。 AndroidタブレットであるNexus7に比べて、縦横の比率がかなり違います。表示面積としてはiPad miniのほうが、40%ほど大きく、外寸としては横幅がちょっと太めな感じでしょうか。 価格的にはNexus7のほうが約一万円ほど安価ですね。逆にiPad miniをそこまで安価にしてしまうと、9.7inchモデルのiPadの魅力をスポイルしてしまう、という判断があるのではないかと考えます。 AppleとしてはRetinaモデルのiPadこそ、ポストPCを担う主力で、miniはそのサブセットであるという位置づけを明確にしてきたのでしょう。 RetinaモデルのiPadも今回プロセッサを大幅にパワーアップして世代交代が行なわれました。 iPhone,iPod Touch,iPad,iPad miniと各種取り揃えられたiOSデバイス、どこにニーズが集中して、どのような展開が繰り広げられるのか、これからの動きが楽しみです。

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