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iPad Retinaモデル 128GB 発表と価格、費用

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iPhone水没から復旧

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iPhone水没から復旧

iPhoneを不注意により水没させてしまうという事は、頻繁にはありませんがあり得ない事ではありません。 筆者も一度小学校の夏祭りの手伝いで水没させており、その際に得られた経験などから、AppleCare+を利用したリカバリーの方法を書いておきます。 最初にするべき事 水没してしまった。そうなってしまって最初にするべき事は 1.パスコードロックを解除 2.このiPhoneを探すをOFF 3.シリアル番号を控える この3点が行えれば、後々を楽にすすめる事ができます。 水没するとタッチパネルがすぐにきかなくなってしまいますので、可能な範囲で上記を行ってください。 パスコードロックがあると、ロック解除しなければいけない操作ができなくなりますので、様々な外部からの操作が難しくなります。 設定→パスコードから解除できます。 このiPhoneを探すをOFFにすることは、ピックアップ修理などで求められる事です。直営Appleストアなどで交換する場合は、不要な場合もあります。 設定→iCloudからOFFにできます。 シリアル番号を控えると、サポート状態などを簡単に調べる事ができます。 設定→一般→情報から調べる事ができます。 バックアップ バックアップをとります。iCloudバックアップをとっている場合も、iTunesでのバックアップを行っておくと便利です。 iTunesに接続し、「このコンピュータ」に「暗号化」して「今すぐバックアップ」を選択します。 アップデートなどを催促されても、この時点では行わないでください。 暗号化するメリットは、ログイン情報などを保持してバックアップができる事です。 iCloudのバックアップは暗号化せずにバックアップしたものと同じ状態になります。 機器の状態によってはバックアップもとれない可能性もありますので、iCloudバックアップは必ず設定しておくといいでしょう。 まだの方は、設定→iCloud→ストレージとバックアップ→iCloudバックアップをONにして今すぐバックアップを作成を選択する事をお勧めします。 これが終われば、すぐさまSIMカードを本体側面のSIMスロットから取り出して、電源をOFFにします。 SIMは大切に保存します。 保証状態の確認 http://www.apple.com/jp/support/ から右下「保証状況とサービス期間の確認」をクリックし、ハードウェアのシリアル番号を入力します。 ここで先ほどの操作でシリアル番号を控える事ができていれば、スムーズにすすみます。 上記のように表示されればAppleCare+のハードウェアサポートを受ける事ができます。 各キャリアごとの保証については様々なので、個々のキャリアに問い合わせをしてみて下さい。 AppleCare+による交換 水没となるとほぼ、新品交換以外に修理方法はありません。 乾燥をさせて一時動作しても、内部の腐食を止める事は難しいです。 AppleCare+であれば、不慮の事故(落下、水没など)でも¥7,800で新品交換が二度までできる契約になります。 この場合選ぶ事ができるのは直営Appleストアと正規修理店での対応か、ピックアップ修理の二つを選ぶ事ができます。 Appleストアが近くにある場合は、もっとも素早く新品交換ができます。ジーニアスカウンターに予約をとります。 当日予約は難しいですが、頻繁に調べていくとキャンセルが出るので、当日に絶対に不可能という事はありません。 ピックアップ修理は、iPhoneをサービスセンターに送り、修理あるいは交換して送り返す方法です。 この際iPhoneを探すをオンにしておくと、引き取りを受けてもらえない場合があります。 エクスプレス交換という、最短で交換機を配送し、故障機をその場で引き渡すサービスもありますので、修理交換窓口で問い合わせてください。 その場合、あらかじめクレジットカードでデポジット(預かり金)を8万円程度、故障機引き渡し後に返金という流れになります。 AppleCare+について AppleCare+は製品購入と同時に加入する保証で、価格は一万円程度が別途必要となりますが、不慮の事故に対する最短の復帰についてはベストの手段のように感じます。 iPhone5以降はテザリングも可能となり、モバイルPCやタブレットなどと持ち運んで通信を担当する事もあり、電話である事以上にも故障すると様々な不便が生じます。 以前であれば従来型携帯電話とiPhoneの二台持ちという方の割合も高かったですが、いまではiPhoneのみという方の割合もおおいので、なるべく早く復旧させたい場合は、購入時のAppleCare+への加入は検討する意味もあるかと考えます。

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iPhoneとイノベーション

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iPhoneとイノベーション

iPhoneなどApple製品を語るときに、合わせて語られることの多いのがイノベーションです。 iPhoneやiPadの新製品がいかに新しい技術で、新しい価値観をもたらししてくれるか、ということが注目される部分でもあります。 新しいiPhoneの発売に合わせて、これについて考えてみたいと思います。 Appleの特別さ Appleは筆者が見る限り、ハードウェアを販売するメーカーです。自社で工場は持ってはいませんが、自社で設計したハードを販売し、その利益で成り立っている企業です。 とはいえ、近年のAppleは過去のMacintoshなどのラインナップに比べれば、低価格路線の製品を発売しています。 現在Appleが発売している製品で、まったく他社が技術的に追従できない先進性を持っている、という製品はありません。 Retinaディスプレイ、高解像度なカメラ、指紋認証、これらはAppleが初めて世の中に出したというわけではありません。 iPhoneなどの発表会でセンセーショナルに発表される幾多の機能とそれを支える製造技術は、ほとんどの場合確立していて、他社の製品によって、実際に消費者に提供されているものばかりです。 ただ、この個々のパーツについて、Appleほど効率的に、安価に仕入れ、大量にさばくことができるメーカーは数少ない、ということがAppleの特別さです。 また個々の部品をばらばらの形で提供するのではなく、これら新しいパーツについて、シンプルでわかりやすいソフトウェアを提供しているので、従来からある技術でも、まったく新しい技術に見えます。 Appleはハードウェアに関しては、技術を切り開いていく、というよりは、適切な時期に、適切なハードをうまくプロデュースする力が優れているといえます。 Appleの競争相手 AndroidとiPhoneは比較されることが多く、どちらが使いやすいかという話題に事欠きません。 AndroidのソフトウェアはGoogleが提供し、機器については家電メーカーなどが製造販売しています。 Googleは、Googleをより使ってもらい、Googleのサービスの中にユーザーをとどめておくことが、最大の利益を生みます。 Googleは自社のサービスの中で、ユーザーの傾向に合わせた、最適な広告を出せる広告プロバイダとしてのあり方を最も重要視しています。 Androidはオープンソースで提供されています。ソフトとしてのAndroidそのものや、スマートフォンに対するライセンスなどでGoogleは収益化を目指しておらず、Googleを利用するユーザーからの収益がその目的です。 Samsungは現在スマートフォン全盛の携帯電話市場で、最も大きなシェアを占めることができているのは、Appleと同じく、効率よく安価にパーツを仕入れ、大量にさばくことで、大量生産のメリットをうけるメーカーだからです。 この点においてはAppleとSamsungは世界で二大メーカーと言えるでしょう。 Samsungは実際に工場も所有し、半導体や液晶なども自社で生産することができます。 他社と比較する際に、ソフトウェアの差で判断をつけにくいAndroidの市場で、より高機能で安価な、というユーザーのニーズを満たしつつ、利益を追求することは非常に難しいことです。 Samsungのように売れば売るほど利益が出るところまで事業を軌道に乗せることは、簡単にできることではなく、Samsungの成功は驚くべきものです。 総販売台数の少ない中で、他社と差をつけるために利益を減らしてでも高機能化を目指すことは事業を疲弊させるので、国内の家電メーカーは撤退の道を選ぶことも少なくありません。 保守的なApple Appleといえば、新機軸のためには既存のユーザーと機器を容赦なく切り捨てる、というイメージが筆者にはありました。 それはMac OS 9までのOSであり、PowerPC搭載機であり、過去の製品で、何度も大幅な路線変更に伴って、それまでと互換性を持たない新機種を発表して、ユーザーに買い替えを迫るものでした。 iOS機器においては、そのサイクルは比較的穏やか、と言えます。 それはAppleにとって、まだ大きな変革を求める時期でなく、着実にiOSのユーザーを増やして行く段階にあるからでしょう。 これについてAppleはかつてないほど保守的であるといえます。 そして比較対象であるAndroidのほうが、革新的であるとさえいってもいいでしょう。 Androidは自由です。画面のサイズや、プロセッサ、グラフィック能力、メモリ搭載量、さまざまなものを選ぶことができます。 OSのバージョンや、メーカーの出荷状態によっても、多様な状態です。 iPhoneはiPhone3Gで利用できていたアプリが、iPhone5sでも引き続き同じ操作感覚で利用できます。 Appleがハードもソフトも一元的に管理をしているからです。 これはアプリ開発者がiPhoneを選ぶ最大のアドバンテージです。検証するべきパターンが、Androidに比べて、はるかに少なくなります。 Androidの自由さがユーザーを引き付ける代わりに、開発者を突き放しています。Androidで開発をするときは、コストを回収するために大きなプロジェクトで、ユーザーを多く望めるものでなければ元を取れなくなっています。 これをGoogleはAndroidの断片化と呼んで危惧していますが、これをコントロールすることは、Samsung以外のメーカーの排除につながるといってもよい状況です。 求められるイノベーション iPhoneが発表されると、ユーザーの求めていたイノベーションはなく、マイナーチェンジに過ぎなかった、とマスコミによって報道されることが増えてきています。 とくにスティーブ・ジョブズ氏の死去以来、Appleは力を失った、とする意見を補強する意味で、このような論説を行う報道も多くみられます。 iPhoneの機器としてのバランスを崩せば、より計算能力が高く、より高解像度、よりスクリーンサイズの大きなiPhoneを開発することは容易です。 それはトレードオフで、バッテリ持ち時間を短くすれば能力を増強できますし、バッテリを補うためにはバッテリを大量に内蔵するために大画面化してタブレットに近づける、その代わりに携帯性は減少する。何かを増やせば、代わりの何かが減ることになります。 その道をあえて選ばないのは、スマートフォンを買い切りの携帯電話ではなく、アプリのプラットフォームとして育てていくことをAppleは目指しているか らでしょう。 AppleとしてはiPhoneが売れれば、それだけで十分な利益が得られるような原価の設定をしています。 シェアを拡大するためには、より安価で低機能なiPhoneをばらまくというのも一つの考えです。 これについてAppleは、コントロールされたアプリのプラットフォームという路線を維持することが、Androidとの差別化にもなり、利益率を維持しつつ普及を進めることができると考えているようです。 Androidをソリューションとして組み込むことを考えると、次年度も同一、あるいは同一に近いスペックの機械を調達できるかどうかはグレーです。機械の構成が変わるたびに、アプリの作り変えを考える必要があるとすれば、機械自体が安くとも割高になります。 iPhoneは今まで保守的なバージョンアップを続けてきているので、次年度以降も、ほぼ同一の機器を調達することができる可能性は高そうです。 iPhone5sとともにiPhone4が併売される、RetinaディスプレイのiPadとiPad2が併売される理由もこの辺にあるのではないかと考えています。 Appleが新製品の発表会で今示したいものは、新鮮なサプライズというよりも、着実な進歩です。 多くのソフトウェア開発者が、システムの力を、ビジネスやコンシューマの世界に、もっと普及させることができれば、ハードとソフトウェアが一体となった、新しいコンピュータの使い方を提示できるはずです。 BtoBの分野でもBtoCの分野でも、iPhoneが新しい利便性を提示できれば、それが多くの人にとってのイノベーションとなるでしょう。   そう考えれば、今後Appleに求められるのは、iPhoneがこれからどのように開発を続けられていくかというロードマップになるのかもしれません。 そうなると、あのプレゼンテーションによるサプライズは少なくなってしまうので、旧来のAppleファンとしてはさみしくなる部分がないわけではありません。

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iOS7に見るiPhoneの企業での利用

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iOS7に見るiPhoneの企業での利用

iOS7の新機能から、iOSの企業利用のメリットについて考えてみたいと思います。 外見上のフラットデザインなどに注目が集まりますが、ビジネスツールとしてたくさんの進化を遂げています。 BYODとスマートフォン iOSのビジネス向けの新機能として、より企業がiPhoneやiPadを効率よく管理でき、安全な利用ができるかが心がけられています。 BYOD(Bring Your Own Device)といって私有のコンピュータを業務に持ち込み、利用することを示す言葉があります。 モバイルコンピューターが登場した当時は、BYODについて規定があまりなく、自由な持ち込みが許可されていましたが、個人所有のコンピュータが原因で、危険なファイル共有ソフトなどによる情報漏えいなどが取りざたされて以来、BYODを禁止する、制限する、というポリシーを持つ企業も増えました。 現在のスマートフォンもこのBYODにあたるもので、例を挙げると、業務上のメールをスマートフォンで受けて、これを紛失、盗難などにあった場合は、業務上の情報が漏えいする可能性を持っています。 スマートフォンも携帯型のコンピュータと考えると、今後BYODの問題が、必ずついて回ることになります。 これを安全に管理し、業務上のデータ漏えいを防ぐ、あるいは会社所有のスマートフォンと個人所有のスマートフォンを分離し管理するなど、企業内でのスマートフォンのありようが、重要なポイントになります。 iOS7の新機能 iOS7の新機能のうち、ビジネス用途として、以下の機能をAppleは上げています。 書類の開き方を管理する メールの添付ファイルを開く際に、開くアプリケーションを制御することができます。 現在は添付ファイルを開く際に、どのアプリケーションで開くかというメニューが表示され、ファイル形式に対応したさまざまなアプリで開くことが可能ですが、これを制限し、同じアプリで開くことができるようにするものです。 これは、企業が業務用に、自社用アプリを利用しているときに、添付ファイルは自社用アプリのみを利用する、といった用途に利用されることを想定されているようです。 出所の不明な、安全性の検証されていないアプリで自由に開けるのではなく、管理できる範囲で安全に添付ファイルを扱うことができるようになります。 Per app VPN VPNは会社内のLANに暗号化経路を通じてiPhoneを接続する仕組みですが、これを特定のアプリ実行時に、自動的に接続をかけに行くことができるようにするものです。 これも自社の業務用に作成されたアプリに組み込み、安全でない経路を利用せずに、アプリの通信をコントロールするためにある機能です。 現在は設定の画面からしかVPN接続を行えませんが、アプリからVPN接続を自動的に利用できるようにすることで、ユーザーとしては、意識せずに安全な通信を行うことができるようになります。 App Storeライセンスの管理 パソコンの企業用アプリケーションではよく見られる、ボリュームライセンスをiPhoneアプリに導入し、必要な本数を一括購入し、社内のiPhoneにインストールすることができることができるようになります。 アプリ追加時に従業員が個人用のAppleIDを企業に提出したり、自分のAppleIDを利用する必要がなく、企業側のアカウントで、必要なアプリを購入、インストールすることができるので、統一した公開アプリを一つの業務用の仕組みの一つとして利用することができるようになります。 新しいMDM構成オプション MDMとはモバイル機器管理という意味の言葉です。 MDMソフトウェアを利用し、対象のiPhoneやiPadのさまざまな管理を一元的に行うことができます。 このMDMソフトウェアはApple社ではなく、サードパーティーが提供するものですが、そのための仕組みとして、現在よりも多くの機能をiOS7は提供することになります。 アプリケーションの設定、フォントのインストール、アクセシビリティ、AirPrintプリンタ、AirPlayの接続先をホワイトリストされているものに限定することができるようになるようです。 これは企業所有のiPhoneを業務に組み込むにあたって、管理者を補助する仕組みが強化されています。フォントのインストールなど、それまでiOSが方針的に拒否していた部分にも、iOS7以降は管理者の求めに応じて、機能を提供するものです。 MDMはスマートフォンのビジネス利用のカギとなるもので、先ほど例示した盗難や紛失などにおいても、自動的やリモートでデータ消去など行う機能があり、MDMが多くのことを管理できるようになることは重要なポイントです。 エンタープライズシングルサインオン シングルサインオンは、企業などでアカウント管理している場合、サーバーで一度認証を行えば、他のアプリケーションやサービスで、個別にログインなどを行わないですむようにする仕組みです。 管理者側でユーザーのアカウント管理、権限管理などができている場合、ユーザーは何度もIDやパスワードを入力する手間を省けるので、業務が円滑に進むようになります。 他社製アプリケーションのデータ保護 Apple社以外のサードパーティーで作成されたアプリケーションで保存されたデータも、強力な暗号によって保持され、簡単な手段で抜き出すことはできなくなります。 これまではアプリの内部に、必要に応じてアプリ作成者が暗号化の仕組みを入れる必要がありましたが、これからのアプリは自動的に暗号化によるデータ保護を利用できるので、業務における利用がより安全になります。 より進化したメール 従来のメールから操作方法の変更や、デザイン、検索の強化、機能の追加などによってよりメールを扱いやすくなっています。 iOS2.0でMicrosoft Exchangeに対応することで、iPhoneをビジネスにも役立つツールとして提示しはじめたAppleですが、今回さらにメモもExchangeと同期することができるようになっています。 メール、アドレス、スケジュールなど、チーム作業に必須の機能を強化していくことは、iOSとしても毎回大きなウェイトを占められています。 キャッシャサーバ2がiOS7に対応 キャッシュサーバーとは購入済みのアプリやアップデートをOS Xサーバー内に保管し、他のMacに対し、LAN内で高速で配布する仕組みですが、これが次期 OS Xサーバーで強化され、iOSにも対応されます。 ユーザーとしてはAppStore経由のアップデートであっても、キャッシュサーバを経由したアップデートになりますので、簡単かつ高速なアップデートが可能となります。 iOSの方向性 iOSは個人用の携帯機器という方向性だけで進化してきたわけではありません。 iPhoneはあくまで個人的な機器として発表されましたが、iOSのバージョンアップとともに着実にビジネスで利用できるツールとして進歩してきています。 一つの業務において、業務に特化されたアプリケーション、汎用的なアプリケーション、メールなど外部とのやり取りをするアプリケーションなど、複数のアプリケーションをつかうことが、パソコンの世界では通常です。 これらがポケットに入るサイズのiPhoneでも可能となり、それは革新的なことでもあります。 このiPhoneをはじめとしたスマートフォンがは、デスクトップパソコンを完全に置き換えるという方向性ではなく、デスクトップパソコンの能力を外出先に延長する機器として、より有効に使うことができるような仕組みが整ってきています。

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iPhone5Cの意味

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iPhone5Cの意味

日本時間9月11日の深夜のイベントでiPhone5CとiPhone5Sが発売されました。 ハイエンドのiPhone5SとエントリのiPhone5Cの二つの種類に、ラインナップが分割されましたが、これはどういった意味を持っているのでしょうか。 スマートフォンのシェア iPhoneを開発販売しているApple社は、筆者は常にハードウェアメーカーとして捉えています。 ハードウェア販売の利益によって成り立っている企業です。 Androidは各国複数のメーカーから提供され、あらゆる携帯電話業者によっても発売されていますので、iPhoneよりも市場シェアは大きく占めている事になります。 AppleはAndroidの市場シェアが大きくなり、数の上での少数派になる事に対しては、焦燥感は抱いていないものと思われます。 設計開発、部品調達、OSにかかる費用を回収し、十分な利益を上げる事ができれば問題ありませんし、実際にiPhoneの販売実績は年々増えてきています。 現在世界市場でシェアを伸ばしているAndroidは、日本国内で売られているような高機能モデルではなく、製造原価を押さえ、利用者負担の小さい普及型と呼ばれるモデルです。 国内では高機能モデルでも、通信量が高い事と、契約者を奪い合う市場の構造のおかげで、初期投資は安く押さえる事ができるようになっていますが、このあたりは国によってまちまちです。 この普及型の投入で成功している大きな企業はSamsungです。 多く売れれば売れるだけ量産の効果も出て、半導体部品なども自社生産できるので、より安価なモデルを、新興国をはじめとした国々で発売する事ができています。 iPhone5Cの登場 この中でAppleも本腰を入れて、普及型iPhoneに取り組む事にしたようです。 メリットとしては、新興国に市場を広げる事ができること。 デメリットとしては、現在iPhone普及率の高い国において、ハイエンドモデルのシェアが低下する事でしょう。 スペックシートを見てみると、iPhone5Cは外装以外はiPhone5とほぼ同じ性能を有しています。 iPhone5はおよそ数千万台からの出荷数がある成功したスマートフォンであり、この部品構成を引き継ぎ、外装を削りだしアルミニウムから、ポリカーボネートに変更したiPhone5Cは、携帯電話事業者に卸す価格は比較的小さいとはいえ、十分な利益を持っている事が想像されます。 薄く、軽量にこだわっていたAppleが、コスト減のために重量を増やすというのも、従来とは路線が大きく異なったものである事を象徴する事でしょう。 市場拡大の意味 ハードウェアが多く販売される事はもちろん重要ですが、Appleが独自のストアで販売する、音楽、映画、電子書籍、そしてアプリのマーケットを拡張する事です。 特にアプリは重要です。AppleのiTunesストアで販売する商品は、電子的なものなので当然在庫はありませんし、仕入れもありません。 ただ、音楽などに関しては大元の配給元との交渉もあり、Appleとしての販売利益を一様に決定する事はできません。 現在までにAppleはアプリ開発者に対して、100億ドルの支払を行ったと2013年のWWDCで発表しましたが、アプリの開発者側の取り分は7割とAppleにより決められています。 売上総額でおよそ140億ドル、決済にかかる費用などを考えて、最低でも20億ドルほどが5年間のAppleのアプリ利益となっています。 そのうち2013年が約半分を占めているのは、iPhone普及台数がそのままアプリの販売数につながって急増している、という事です。 アプリ内で課金されるものについてもこの7割ルールが適用されるので、無料のゲームばかり売れているとしても、アプリ内の課金がある程度支払われれば、それはAppleの利益となります。 この利益について、開発者向けツールを開発する元手はあるでしょうが、OSの開発と一つになったものですので、アプリの売り上げは、ほぼ元手はかかっていないものと考えても良いかもしれません。 このアプリ市場を新興国で開拓する事が、Appleにとってはより利益増につながり、それがiPhone5Cに託された役割ではないかと考えます。

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スマートフォンどれを選ぶか

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スマートフォンどれを選ぶか

スマートフォンをめぐる一番大きな話題を、筆者による独自の観点から考えてみます。 スマートフォン、シェアが急進するAndroidと、話題の中心にあるiPhone。 どちらを選ぶか、どの機種を選ぶか、という話題がスマートフォンを語る上で大きな要素になっています。 これには正解はないことはあらかじめ結論を出しておきながら、いくつか考えるべきことをまとめてみます。 スマートフォンの現状 スマートフォン普及の最大の原因はすべての人がスマートフォンの、スマートフォンとしての機能を求めているわけでないのですが、とにかく手に入りやすい、端的に言って、初期投資があまりにも安い、ということが切っ掛けとなるでしょう。 携帯キャリアは新いスマートフォンを出して、契約の増加と、スマートフォン販売台数とシェアの増加を、経営上最大の指針としています。 そのため、販売奨励金も潤沢に出るので、高校生でも、毎月通信料金だけ払えば、初期投資ゼロでスマートフォンを所持することができます。 初期投資ゼロで手に入ったスマートフォンは、携帯ゲーム機にもなりますし、音楽プレイヤーにもなります。 ですからほかに携帯ゲーム機や、音楽プレイヤーを購入する必要はありません。 ここで重要なのは、お金がかからない、ということです。 ゲームもソーシャルゲームで、手に入れるには無償、アプリ内科金を行わなければ無償でプレイできます。 音楽は自分の持っているCDであれば、そのままアルバムを何十枚かをコピーすることができます。 LINEなどの無料通話アプリを使えば、メッセージングや、音声通話は定額通信料金内で行うことができます。 OS選び どっちのiOSとAndroid、どちらのOSが優れているのか、という話題になるとき、多くの場合、標準インストールのアプリケーションのできの良さ、というところにたどり着いてしまいがちです。 それはOSの話ではなく、アプリケーションの話題です。 たとえばiOS6になった際に標準の地図アプリがだめだ、ということはOSの話ではなく、アプリケーションの話題です。 Webブラウザも、アプリケーションです。 AndroidとiPhoneと比較するとき、アドレス帳、カレンダー、リマインダー、メールなど、かつてのPDAとして標準のアプリケーションの使いやすさ、というところが重要視されてしまいます。 OSとは本来「基本ソフトウェア」と呼ばれるもので、アプリケーションを動かすためのプラットフォームです。 OSの使いやすさ、という部分は本来シェルと呼ばれる部分までのお話であるべきです。 OSとアプリ OSはアプリケーションのために、そのハードウェアとの橋渡しをする仕組みを提供するために存在しています。 OSはOSそれ自体を動作させるためにあるのではなく、アプリケーションをユーザーに提供するためにあります。 何もかも、通信費以外、無料でなくてはならない、という考えの方は、多くいらっしゃいます。 スマートフォンを語るとき、結局は付属のアプリケーションの出来、というところに落ち着くのはこれが原因です。 アプリの出来、不出来、操作性というのは、自ら選んだアプリケーションで、幾らでも変更できます。 iOSであればiCloud、AndroidであればGoogleサービス以外の、気に入った他のサービスとの連携を選ぶことも、アプリ次第です。 ソーシャルゲームや無料通話アプリなどは、利用者が多ければ多いほど、課金ユーザーの絶対数が増えるので、どちらにも対応しています。 ですので、いまアプリにお金をかけたくない、という前提であれば、どちらを選んでも、ユーザーの体験にほとんど差はありません。 たとえばWindowsとMacの優劣を、付属のチェスゲームの強弱で決定するような状態が、ずっと続いている、という感覚をもっています。 アプリ選び スマートフォンのアプリは、従来までのソフトウェアの概念を覆すほどに、安価です。 これは最初からユーザー規模の大きくなることが予測されていましたので、パソコンなどのソフトウェアと収益のモデルが違います。 そのアプリケーションがたとえ200円、600円でも1200円で、そのスマートフォンの価値を全く変えてしまうようなアプリもたくさんあります。 たった一枚のCD、一つの映画や本との出会いで、物の見方や、楽しみが増えるのとよく似ています。 そこにたどり着くまでに、情報収集も必要ですし、合わない有料アプリや、全く使わなくなるアプリも多くあるでしょう。 それでもスマートフォンという小型のコンピュータを手にしている最も有益な部分は、アプリの選択ができるということです。 できることが決まり切っていない、アプリ次第で可能性が広がるということが、何よりも大きいスマートフォンの価値なのです。 カレンダー、地図、カメラ、無料通話、ソーシャルゲーム、とあまりにも型にはまった使い方であれば、かつての二つ折りのフィーチャーフォンでも十分その役目は果たせていたのです。 アプリを育てる アプリは、Appleにとっても、Googleにとっても、原資のかからない、優良な商品です。 音楽や映画、書籍であれば、販売数に応じて配信元に支払う以外にも、配信元との契約も力関係もあります。 アプリは、開発者側が有償または無償で開発契約を行い、売れた分だけ成果が支払われる、という、アプリマーケット提供側にはリスクがなく、メリットだけがある商品になります。 ただこれが、無償のアプリ、あるいはアプリ内科金を行うアプリばかりが独占してしまうと、一つの新しいアイデアで、スマートフォンの価値を強化するようなアプリが登場しにくくなります。 WindowsでもMSOfficeに匹敵する使いやすさのOfficeスイートがほかにないのは、MSOfficeがWindowsパソコンにプリインストールされ続けたためです。 独占的な状況を、一つのアイデアで切り開くのは無理があります。 もはや個人向けのアプリよりも、スマートフォンやタブレットの業務利用を前提とした、企業用アプリケーションへ、開発力の主体は移っている感覚があります。 ですので、個人向けコンピュータとしてのスマートフォンを活かすには、まずアプリを購入しましょう。 そしてそのアプリがよければ、無理強いしない範囲で、友人に勧めてみましょう。 アプリとアプリの市場を育てることが、とても大事なことになります。 そのうえで、機器の表記上のスペックでもなく、付属アプリの出来の良さでもなく、このアプリが使いやすいから、このOSを選んだ、という話題が増えれ ば、さらにスマートフォンの良さが広く認知されるようになると考えています。

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TeamViewerでiPhoneをリモート操作

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TeamViewerでiPhoneをリモート操作

TeamViewerでiPhoneをリモート操作することができるようになりましたので、試用してみました。 iPhoneからパソコンをリモートする方法は従来からありましたが、逆方向はあまりほかのものがないようです。 これの使用にはTeamViewerのアカウント購入と、アカウントに対するプラグインの購入が必要になります。 リモート操作の行い方 iPhoneをリモート操作するには、パソコン側にTeamViewerと、iPhone側にQuickSupport https://itunes.apple.com/jp/app/teamviewer-quicksupport/id661649585 をインストールします。 パソコン側で、TeamViewerを立ち上げ、iPhoneのQuickSupportのIDとパスワードを入力します。 接続するとこのように、iPhoneのシステム利用状況などが表示されます。 ここでできることはタブを見てもらうとわかりますが、スクリーンショットの取得、プロセスの確認、電子メールのアカウント設定、システムのログの確認です。 スクリーンショットはスクリーンショットを操作される側のiPhoneで手動で取得してもらうと、TeamViewerに転送されます。 プロセスは、現在iPhoneで動作しているプロセスと、プロセスID、実行時間が表示されます。 どんなアプリと、どんなdaemonが走っているのか、なかなかこれは見ようと思っても簡単に見られない情報ですね。 設定からは、Wi-Fiの設定、電子メール、Exchangeアカウントの追加ができます。 システムログは、iPhoneのlogを確認できます。 これもなかなか見られない情報ですが、何らか不具合があればトラブルシューティングの役には立ちそうです。 メッセージの意味を理解できないと手掛かりにならないかもしれませんが。 その他機能として、画面左側に表示されているチャットが可能です。 これで操作側iPhone操作者とメッセージのやり取りができます。 使い方と価格など パソコンのリモートほど、何でもできるわけではなく、むしろ商用利用のモバイルデバイスの、初期設定や、トラブルシューティングを行うためのもののように見えます。 Appleの方針でiOSアプリケーションは他のアプリケーションを操作したり、情報をとることができない造りになっていますので、このリモートはiOSで可能な範囲で、できる限り多くのことができるように工夫がなされています。 個別のアプリの使い方などは、スクリーンショットとチャットでアドバイスなどはできるかもしれませんが、アプリの間を行き来するのは少々手間がかかりそうです。 そういうケースではパソコン越しにビデオチャットで行うなどするほうがスムーズにいきそうです。 これはそのようなカジュアルな用途でなく、例えれば、自社製の企業用アプリケーションを配布して、各事業所などで業務用途に使っているiOSデバイスの設定や、障害対応を目的として作られているような印象を受けます。 これを商用で利用する場合、通常の商用ライセンスに加えて、定価\116,100のAddonの購入が必要となります。 用途は限定されていますが、今後iPhoneをビジネス利用する場合などに、モバイルデバイス管理ソフトの一つとして選択肢に挙がってくるケースもあるのではないでしょうか。

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iOS7新機能にみるビジネス向け機能の強化

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iOS7新機能にみるビジネス向け機能の強化

米国時間6月10日午前よりのAppleのWWDC(開発者会議)でiOS7が開発中であることが発表されました。 受ける印象はiOSアップデート史上ないほどに大きく変わり、1ユーザーとしては、見た目や使いやすさに目が行くところです。 今回あまり大きく取り上げられなかった部分として、iOS7のビジネス向け新機能を考えてみてみたいと思います。 ビジネス用途のiOS iOSは個人向けのスマートフォンという一面を持ちつつ、企業向け(エンタープライズ)用途の機能を強化させてきました。 Exchange対応や、VPN通信、CalDAV、CardDAVへの対応など、ビジネスの1ツールとして取り入れやすくするための機能をいくつも持っています。 アプリなども、AppStoreで販売されていない、企業向けのアプリが作れる仕組みなどがあり、iPhone、iPadは画面サイズや製品更新サイクルなどがある程度安定しているので、安定したソリューションとして組み込みやすくなっています。 iOSで強化されるビジネス用途 StreamLined MDM enrollment より効率化されたモバイル端末管理。 複数台のiPhoneを管理するためのツールとしてAppleConfiguratorがありましたが、モバイル端末管理(MDM)が導入されることによって、より社内で利用する複数台端末の管理が行いやすくなると予想されます。 アプリのインストール、現在個人用途として提供されているFind My iPhoneや、リモートワイプによる情報漏えい防止なども集中的に行えるようになるのではないでしょうか。 iCloudなどもチーム向けや、企業向けのものが用意されるのかもしれません。 Per App VPN アプリごとのVPN(仮想プライベートネットワーク)。 これも推測ですが、現在iOSが一元管理しているVPNの仕組みを個別のアプリケーションで実装できるようになるのかもしれません。 VPNで社内と外出先を安全つなぐためにもいくつかの規格や実装があり、それをアプリごとに選択して組み込むことができれば、より柔軟にiPhoneアプリを社内の業務用サーバーなどと連携することができそうです。 Enterprise single sign-on 企業向けシングルサインオン。 社内システムなどでのユーザー認証を一度行えば、個別のサーバーやサービスに接続する際に、毎回の認証を行わずに済むものです。 これは先ほどの予想、チーム企業向けiCloudと連携し、パスワードを一元管理するiCloud Keychainとかかわるものかもしれません。 App Store Volume Purchase アプリの一括購入。 現在もAppStoreにはVolumePurchase(一括購入)の仕組みがありますが、登録申請などが必要で、より適用範囲が広げられれば、企業へのアプリ導入が容易になるでしょう。 Barcode ScanningとPassBookの強化 一部の店舗でiOS機器をレジや、決済用に使っている店舗もありますが、バーコード読み取りは専用のリーダーをつけたり、POSアプリの独自の実装となっていました。 これをiOSが機能として持つようになれば、お客様が差し出したPassBookクーポンをiPhoneで読み取り、料金の支払い、カード上の読み取り、という一連の流れがiOS機器だけでも完結できるようになります。 これは小売店舗や、飲食業でうまく利用できそうです。 まとめ 今回のWWDCのセミナーの中で、これらの機能についてのプレゼンテーションなどがあり、秋にリリースを迎えるまでに機能のブラッシュアップなどが行われていくはずです。 そのなかで詳細な機能について、明らかになっていくはずですし、より企業向けのiOSデバイス導入のきっかけになるでしょう。 華やかな見栄えのする新しいiOSに隠れた部分も、抜かりなく力を入れるのがAppleらしいやり方だと思います。

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iPadはなぜ幼児にも操作できるのか

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iPadはなぜ幼児にも操作できるのか

お子さんを育てている方で、iPhone、iPadなど、タッチスクリーンデバイスに対して、お子さんが強い興味を示し、機会があれば触ろうとする経験があるかたも、多くいらっしゃるのではないでしょうか。 それは操作が直観的だから、という答えも用意されていますが、もうちょっと自分なりに考えてみたことを書いてみたいと思います。 あまり役に立たないコラム的な記事ですが、気分転換にでも読んでいただけたらと思います。 人生最初の壁、テレビ 幼児はテレビを触ります。子供が触れないように対策していなければ、まずつかまり立ちができるようになれば、テレビを触ります。 子供は成長の過程で、どういう世界の中にいるのか把握するために、自分からのアクションに対して、どういう反応があるか、自分が感じるか、ということを積み重ねていきます。 そんな中で、言葉も通じない中、テレビは一方向のメディアであることは、当然わかりません。 両親に対して、両手を伸ばせば抱き上げられるように、テレビに対してもこちらからアクションを起こせば、何らかの反応があると思っているはずです。 当初は画面の切り替わりや、出演者の動き、音などがアクションに対する反応ではないか、と考えますが、やがて、テレビのガラス一枚向こうの世界はこちら側からのアクションに対して、何ら反応を示していないということを理解し始めます。 テレビの向こう側には干渉できない、そういった現実を受け入れるうちに、黙っておとなしく、テレビの中の出来事を見るようになります。 触れるテレビ タッチスクリーンを備えるiPadをはじめ、タブレットや、スマートフォンは、ガラスの向こう側の世界に、直接触って、干渉することができます。 画面を横にフリックすれば、画面がスムーズにスクロールし、アイコンをタップすれば、画面が切り替わってゲームやアプリが立ち上がる。AngryBirdを引っ張れば、かわいらしいキャラクターが気持ちいいように飛んでいく。 タブレットデバイスは、触る人にとって、想像以上の反応が返ってきます。そのために、従来のパソコン利用者にとっては、大げさとも思える演出、なめらかすぎる動きや、アプリの起動、切り替えのアニメーションが設計され、実装されたのではないでしょうか。 テレビの向こうの世界とガラス一枚で隔てられていた、幼児や、そこから成長したあらゆる人にとって、それは真に求めていた体験だったのではないかと思っています。 テレビが誕生して以来、テレビにはみんな触ってみたかった。 それが叶えられたからこそ、Appleのいう魔法のようなデバイス、という言葉が実感を持って受け入れられたのではないでしょうか。

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iPhone5とiPad miniでBluetoothテザリング

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iPhone5とiPad miniでBluetoothテザリング

iPhone5も各キャリアともテザリングが解禁となり、一段と使いやすくなりました。 iPhone5入手まで、筆者はdocomoのモバイルWi-FiルータとiPhone、時によってiPadを持ち運んでいましたが、このiPhoneのテザリングを使用することによって、モバイルWi-Fiルータを持ち運ばなくなりました。 iPhone5でテザリングを行う場合、Wi-Fi経由、Bluetooth経由、USB経由と方法は選べますが、今回Bluetoothを利用したテザリングの例を紹介します。 iPhoneとiPadのペアリング Bluetooth機器を利用する場合、ペアリングという認証をすることで、ワイアレスで接続することができます。 双方の機器のBluetoothをONにします。 双方の機器でお互いの機器名を認識すると、ペアリングが行えます。 一方から、もう一方の機器名をタップします。 iPhone側 iPad側 このようにお互いの数値が、同じものが表示されていることを確認して、ペアリングをタップします。 このペアリングは一度行うと、相手の機器を記憶しますので、ペアリングを解除しない限りは、再度行う必要はありません。 テザリング中はこのように楕円が二つ重なったような表示が出ます。 Wi-Fiテザリングの方が、接続スピードは速いようですが、Bluetoothによるテザリングは、iPadの側からiPhone(親機)のテザリングのオンとオフを操作することができます。 iPadがテザリングを受けている状態で、iPad側のBluetoothをOFFにすると、iPhone側のテザリングが解除され、iPadがわから再度接続すると、iPhoneのテザリングが開始されます。 少々わかりにくいですが、iPhone側でテザリングがオンになると、画面上部のバーが青色に表示されます。 インターネット共有と表示されている間はテザリング中となります。 テザリング開始する際に、iPhoneを取り出して操作する必要がないのは、便利なポイントです。 各キャリアとも通信量の制限がありますので、3GのモバイルWi-Fiルータと同じ感覚で使うと規制されそうですが、それほどの通信量がない方にはおすすめしたいです。 バッテリ消費などに対応するため、モバイル用バッテリも一つ持ち歩いてみて、どれぐらいの時間使えるのかなどを試してみたいと思います。

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iPad Retinaモデル 128GB 発表と価格、費用

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iPad Retinaモデル 128GB 発表と価格、費用

AppleがiPad Retinaディスプレイモデルに、新たな高容量の128GBモデルを発表しました。 従来の最大64GBから2倍の記憶領域を持ち、さらに多くの動画や写真、音楽、アプリなどを扱うことができるようになります。 価格はWi-Fiモデルが66,800円、Cellularモデルが77,800円と発表されています。 発売日は2月5日です。 Apple、iPad Retinaディスプレイモデルを128GBに増量 iPad Wi-Fiの費用 Wi-Fiモデルは、Wi-Fiがすでにある室内や、FreeWi-Fiスポット、各キャリアのWi-Fiスポットなどで通信が利用できます。 またモバイルWi-Fiルーターや、テザリングの可能なスマートフォンを介して接続ができます。 各モデルの価格は以下の通りです。 iPad   16GB ¥42,800 iPad   32GB ¥50,800 iPad   64GB ¥58,800 iPad 128GB ¥66,800 iPad mini 16GB ¥28,800 iPad mini 32GB ¥36,800 iPad mini 64GB ¥44,800 8000円ごとの価格設定の妙があります。 あと8000円出すと、容量が倍になるとか思うと、一段階上のモデルを検討してしまいますね。 iPad Cellularの価格と維持費 iPad Cellularは3Gや4GLTEの通信網が利用でき、かなり広い範囲でネットワークに接続できます。 またテザリングを行うと、その大きなバッテリ容量を活かして、長時間、他の機器と接続を共有できます。(パケット制限はあります) 下記の表では、基本2年縛り、割引は含めずの料金で計算しています。 128GBの価格は現在発表されていないので、他モデルからの推定となります。 割引等は、各条件がありますので、各キャリア(au、softbank)のページを参照してください。 データ定額 月賦-割引 月額合計 2年合計 iPad(au)16GB ¥5,985 ¥0 ¥5,985 ¥143,640 iPad(au)32GB ¥5,985 ¥400 ¥6,385 ¥153,240 iPad(au)64GB ¥5,985 ¥790 ¥6,775 ¥162,600 iPad(au)128GB ¥5,985 ¥1,160 ¥7,145 ¥171,480(推定) iPad(SB)16GB ¥5,775 ¥0 ¥5,775 ¥138,600 iPad(SB)32GB ¥5,775 ¥330 ¥6,115 ¥146,520 iPad(SB)64GB ¥5,775 ¥660 ¥6,445 ¥154,440 iPad(SB)128GB ¥5,775 ¥1,000 ¥6,777 ¥162,600(推定) iPadmini(au)16GB ¥5,985 ¥0 ¥5,775 ¥138,600 iPadmini(au)32GB ¥5,985 ¥340 ¥6,115 ¥146,760 iPadmini(au)64GB ¥5,985 ¥670 ¥6,445 ¥154,680 iPadmini(SB)16GB ¥5,775 ¥0 ¥5,775 ¥138,600 iPadmini(SB)32GB ¥5,775 ¥330 ¥6,105 ¥146,520 iPadmini(SB)64GB ¥5,775 ¥660 ¥6,435 ¥154,440 2/6日追記。各キャリアから正式な価格が発表されましたので、記載ます。 データ定額 月賦-割引 月額合計 2年合計 iPad(au)128GB ¥5,985 ¥1,130 ¥7,115 ¥170,760 iPad(SB)128GB ¥5,985 ¥990 ¥6,765 ¥162,360 Cellularモデルでは、各キャリアの月賦に対する割引が適用されるので、各社ともiPadとiPad miniとの支払総額に大きな差はありません おおむね各モデルの差額分ぐらいが二年合計の差額となっています。 Cellularモデルは使い勝手が大きく向上します。 ほかに機器が必要なく、通信ができるので、自宅や職場などにWi-Fi環境がなくとも利用できます。 ただ電話はできませんので、通話を目的とした機器が別途必要となる方も多いと思われます。 iPadとのネットワークの組み合わせ iPhoneテザリング+iPad Wi-Fi この組み合わせは、電話とテザリングをiPhoneに任せ、iPadを出先で利用するパターンです。 iPadの要不用に合わせて、荷物を減らすことができます。 またキャリアによってはiPhoneと併せて持つことで、割引を受けられるものもあります。 iPadに重点を置いて使う場合は、テザリングをしているiPhoneのほうが先にバッテリを消耗してしまうことになりそうです。 モバイルWi-Fiルーター+iPad Wi-Fi モバイルWi-Fiルーターであれば、au、softbankのキャリアに依存せずに、docomoやeAccessなど各通信会社を利用できます。 他に機器がいるということが気にならなければ、この方法で通信コストを抑えることもできそうです。 気をつけるべき点としては、モバイルWi-Fiルーターの充電忘れや、持ち忘れをすると、せっかくのiPadが通信できなくなってしまいます。 モバイルWi-FiルーターからiPad Cellularへの移行 iPad Cellularはテザリングの機能を持ちますので、データ専用通信をiPadにまとめてしまうことができます。 通信料制限はありますが、iPad Cellularを親機として、ノートブックPCなどとネットワークを共有することができます。 iPadと単体モバイルWi-Fiルータを比べると、大きさにかなりの差があります。iPadを日常的に使う方にはおすすめできます。 モバイルWi-FiルータをiPadにしか使っていない方には荷物をまとめられるメリットがあります。