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iPhone紛失対策

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iPhone紛失対策

iPhoneに限らず、携帯電話など普段持ち歩くものは不意のタイミングで置き忘れを起こします。 iPhoneは位置情報を知らせるための「iPhoneを探す」という標準をもっています。この機能を使うためにはiCloudへの登録が必要ですが、iCloudへの自動バックアップなども可能なので、登録されていない方は登録して見てください。 このiPhoneを探すにはバッテリー残量が切れてしまう直前の位置情報を自動的に送信する機能などもあり、使っていなくても1日と少しでバッテリーがなくなってしまうiPhoneの紛失対策には是非利用したい所です。 iPhoneを探すと「最後の位置情報を自動的に送信」の設定方法を書いてみます。   iPhoneからは設定からiCloudを選択します。iCloud内でiPhoneを探すをタップし上記のように両方の機能をONにします。 これでiPhoneを探すを利用した際と、バッテリが切れる直前に位置情報を送信する設定ができます。   WebブラウザからiCloudへサインインします。 https://www.icloud.com/ iCloudで登録したAppleID(メールアドレス形式)とパスワードを入力します。 表示されたメニューから右上のiPhoneを探すを選択します。 一つあるいは複数のiOS機器に登録してあるAppleIDにある機器を地図の上に表示させることができます。 サウンド再生は近くにあって場所がわからない場合、紛失モードは紛失物であることを画面に表示させることができます。 重要なデータが入っている場合や、盗難などにあったことが明白な場合はiPhoneの消去を選択しiPhoneの内容をすべて削除してしまうこともできます。 一度iPhoneの消去を選ぶと、バッテリー残量があってもこの方法で探すことはできなくなってしまいます。 位置情報を他者に取得されてしまう恐れを感じる方もいらっしゃると思いますが、iCloudのパスワードなどを厳重に管理しておけば大きなリスクではないように考えますが、個々人のポリシーに従ってご利用ください。 いざという時のために設定しておくと、紛失の場合に取る手立てのあることは助けになるのではないでしょうか。

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Apple Watchの内部構造

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Apple Watchの内部構造

iFixitがApple Watchを分解し、内部構造を公開しています。 https://www.ifixit.com/Teardown/Apple+Watch+Teardown/40655 これを見る限りではかなりのモジュール化とメンテナンス容易性を備えているようです。 Apple製品で近年見られるモジュールのボンドによる接着なども見られず、ごく簡単に内部のモジュールを取り出し、交換する事ができるようです。 理由としてApple Watchはスマートフォンほどの複雑な能力を持っているわけではない事が挙げられると思います。 Apple Watch自体は小さいですが、複雑な部品構成でなくとも内部に組み込む事が出来るのです。 そしてApple Watchは時計として常用するものですから、Appleのカウンターに持ち込めばすぐに修理できる体制を整えているのかもしれません。 Apple Watchは外側のケースの部分に価格のウェイトを大きく置いています。酸化アルミニウム皮膜のSportに比較すればステンレススチールのApple Watchはおよそ倍の価格差があります。 アップデートの際に、その最も高価なケースの部分も一緒に寿命が来るのではApple Watchの顧客にとってはそこがApple Watchを使い続ける分かれ目になりそうです。 iPhoneをはじめとした、およそ一年一度の性能アップデートが Apple Watchも同じように行われるかは不明です。 Apple Watch自体あくまで表示、タッチパネル、各種センサのiPhoneの周辺機器と考えると、iPhoneが性能向上する事でApple Watchの性能も向上するのであれば、機器としてのアプデートはそれほど頻繁ではないのかもしれません。 時計、である事を目指す以上は、長く使える事はユーザーが最も気にする部分になるはずです。 分解記事をみて、このような事を考えてみました。

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iPhoneメッセージアプリの着信拒否

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iPhoneメッセージアプリの着信拒否

iPhoneではSMS(携帯番号でおくるショートメール)や、MMS(携帯会社のメール、docomo.ne.jp、ezweb.ne.jp、softbank.ne.jpなど)、iOS同士でのiMessageがメッセージというアプリに一元的に集められています。 特にMMSにポイント会員登録や、あるいは迷惑リストなどに登録されてしまって無駄なメールと通知が送られてくる場合があります。 あまりに頻繁な場合は個別に契約している携帯電話会社で迷惑メールフィルタを設定することができますが、PC向けのメールやすべてのメールを一応受けておきたい場合など、iPhoneから送信者ごとに着信拒否を設定することができます。   メッセージ内で着信拒否したいアドレスからのメッセージを開き右上の「詳細」をタップします。   詳細画面でアドレスの部分にあるiのアイコンをタップします。   情報の画面からこの発信者を着信拒否をタップすることで着信拒否は完了です。 これで迷惑メールや無駄な通知から解放されます。 着信拒否は設定の中にあるメッセージの設定から、MMSメールアドレス、着信拒否設定の画面から解除できます。

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タイムラプス撮影

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タイムラプス撮影

iOS8以降のカメラの標準機能で、タイムラプス撮影というものがあります。 タイムラプス撮影は、一定の間隔で撮影した静止画を動画としてつなげて再生するものです。 タイムラプス撮影を用いて夕暮れの風景を数時間にわたって一定間隔で撮影すると、とても高速に空が夕焼けになって日が沈んでいくような動画を撮影することができます。 こういった撮影には三脚とインターバル撮影機能のあるカメラで根気よく撮影する必要がありましたが、iPhoneを使ってこういった動画を簡単に手持ちで撮影することができます。 撮影方法 iPhone6のカメラを起動します。 シャッターボタンの上部に「写真 スクエア」などのモードを表示する部分をスライドさせてタイムラプスを選択します。   ここで赤い動画撮影ボタンを押すとタイムラプスでの撮影が始まります。 タイムラプス撮影は基本的にカメラは固定でないと大変みづらいので、両手で固定して被写体を撮影します。 赤いボタンの円周に小さい縦線が並んでいますが、長いラインの部分で撮影を行い、小さいラインの部分をインターバルにしているようです。 ある程度、数十秒は撮影しないとタイムラプスの面白さが出ませんので、そのまま動かずに撮影を続けます。多少の手振れをしても最終的に出来上がる動画には大きな影響を与えません。 できるだけ動きのあるものを、近寄らずに撮影したほうがよりタイムラプス動画として面白いものができます。 この機能を利用して撮影したものが以下の動画です。 このような暗所での撮影であれば、露出や露光時間の設定が難しく三脚が必須でしたがこれはiPhone6による手持ち撮影です。 タイムラプス撮影に適切なセッティングをiPhoneが選択してくれるので、複雑な写真の知識は全く不要です。 簡単なところでは道行く車の流れなどを撮影しても目新しいものが撮影でき楽しめるとおもいます。

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Yosemiteの写真(Photos)リリース

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Yosemiteの写真(Photos)リリース

YosemiteにiOSと統合された写真(Photos)という機能が搭載されました。 これはiPhotoなどに変わるApple製写真アプリで、取り込み、閲覧、アルバム、編集などの機能を備えています。 iPhotoから追加された新しい機能で最も大きいものはiCloudでの写真の同期です。 Macでデジタルカメラから取り込んだ写真も、iPhoneで撮影した写真や動画もiCloudにアップロードされて、iPhoneでもiPadでもMacでも利用できることがメリットです。 これまではPhotoStreamという形で直近の1000枚の写真だけが共有されていましたが、今後はすべての写真が共有され、どのデバイスでも利用できるようになります。 iOSも同時にアップロードされ、iCloudに写真という項目が増えています。 PhotoStreamはある程度サイズを縮小して共有されていましたが、今回のiCloudの写真機能では縮小しないサイズの同期が可能です。 Photosの機能で気になっていたこと ・iCloudの容量が不足するのではないか Photosがリリースされるということで、気になっていたのはiCloudの容量が足りるのかということでした。 現在パソコンで取り込んだ写真をすべてアップロードすれば、現在契約している容量では不足です。 iCloudはiOSのバックアップにかなりの容量を使っていますが、このバックアップを削除したくありません。 今回iCloudへの写真機能を使用するとiOSバックアップから写真データがすべて写真に移されるようです。 それまでは写真をすべて含んだ形でバックアップされていましたので、容量を使っていましたが写真機能によりかなりサイズはスリムになっています。 その分写真のための容量ができましたが、ただiCloudの無料の契約2GBではよほど写真を利用しないという方でないと容量的に足りなくなるでしょう。 ・RAWはどうなるのか デジタルカメラでRAWというJPEGなどに縮小する以前のカメラが直接センサーから取得する形式の画像保存ができるものがあります。 RAW形式から加工すると、JPEGに圧縮加工する前のデータですでの、より自由に編集加工ができます。その分サイズはかなり大きくなります。 Macで写真を取り込むとRAWも自動的に取り込みiCloudに同期します。 RAWを利用するには右上の編集ボタンから編集モードに入るとRAWをオリジナルとして使用が利用できます。 現在Apertureのような細かい現像機能はないようですので、ある程度複雑な編集が必要な場合は他のアプリを使う必要がありそうです。 他のMacにもRAWファイルは同期されるようです。 ・iPhotoに比べてどうか iPhotoに比べれば、起動、取り込み、編集などあらゆる部分で軽快な印象を受けます。 フォトライブラリの格納方法はiPhotoやApertureのライブラリとほぼ同じ形式をとるようです。 iPhoneなどで写真を利用されている方にはほぼ直感的な操作と編集ができると思います。 Apertureの代わりになるかと言われるとハイアマチュア以上の方には機能不足の感は否めません。 共有機能にはApertureに追加というメニューがありますので、そういう必要性がある場合にはApertureに追加して作業するという流れを作りたいのかもしれないです。 デジカメやiPhoneで写真を撮って、トリミングや簡単な編集をしてSNSにアップロードして楽しまれている方が大多数を占めるはずです。 OS備え付けの写真アプリとしては十分使いやすいものではないかと考えます。  

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YosemiteとAppleの生き残り戦術

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YosemiteとAppleの生き残り戦術

iPhoneはiOSを搭載した唯一のスマートフォンですが、おおきなスマートフォンのくくりの中で、特異な存在か、といえば、大半の方にとってたくさんの選択肢のうちの一つです。 Appleには他スマートフォンメーカーに比べると、ブランド力があるという点では一歩飛び抜けています。 元々Appleはパーソナルコンピューターのパイオニアとして持っていたカリスマ性や、ブランド力を一度失いかけ、スティーブ・ジョブズ氏復帰後の時代にそれを再び取り戻した経緯があります。 しかし近年iPhoneも退屈になったという声が聞かれる中で、このブランド力をどうやって維持していくのかが、今回のMac OSの最新バージョンYosemiteに現れていると考えています。 iPhoneの端末としてのMac iPhoneを様々な機器のハブにする戦略の中で、MacもiPhoneを通信のホストとして見立てた場合、端末としての機能が大幅に拡張されました。 これはかなり驚くべき事で、コンピュータにおけるホストと端末は、ホスト側の性能が大きいことが基本でした。 当然iPhoneは現在のパソコンと比べれば小さい規模のコンピュータです。ただ3G、LTE、VoLTE、GPS、Bluetooth4.0、Wi-Fiなど通信の機能をコンパクトサイズでリッチに持っています。 iPhoneに着信した通話、メッセージをMacで受けることができる。iPhoneのインターネット共有をMacからONにする。Macの作業をiPhoneで移動中に続け、移動が終われば再びMacでの作業に戻れる。 iOS8とYosemiteでこのような機能が追加されました。Yosemiteとしては受ける部分だけを作ればよいので比較的安定感がありますが、iOS8はホストになる側ですので、かなり大きな改修となった跡がいくつも見受けられます。 Macintoshが登場した時から通信機能は重視されており、かつてはケーブルの届く範囲、Wi-Fiの届く範囲から、現在世界中に広がる3GやLTEを使えば、どこからでもネットワークごしのサーバーを利用できます。 通信SIMを搭載できるノートパソコンなどは今までも多くありましたが、普及度として低いのはやはり用途が限定されるためでしょう。別に電話も持たねばなりません。 筆者のようにMacとiPhoneを合わせて利用していると、最大限に恩恵を受けるアップデートであることは確かです。 ただこのiPhoneとMacの融合が、現在圧倒的に多いMacを持たないiPhoneユーザーにとって必要でないことも確かでしょう。 iPhoneの付加価値と競争力 ハードウェア面で見れば、液晶ディスプレイの精細度、プロセッサメモリ搭載量、BluetoothやNFCなどの通信機能、AndroidとiPhoneの差はほとんどないと言っていいでしょう。 iOSはソフトウェアで拡張できそうなことは、なんでも実装していっています。健康管理のHealthKit、家電管理のHomekit、Mac OSから引き継いだCore AudioでDTMにも対応など、使い始めればiOSとiPhoneに囲い込まれてしまう独自機能をいくつも持っていますし、サードパーティーにも新たな商品展開ができる下地を作っています。 今回のYosemiteもBluetoothを使ったiPhoneの機能拡張の一つになります。 AppleWatchはAppleのiPhoneの付加価値を強化する戦略のようです。まだリリースまで時間があり、どれだけの効果を示すのかは今の所わかりません。 もうすでにスマートフォンは文房具のようにありふれたもの、コモディティであるとAppleは認識していると考えます。そもそもそうなることはリリース時から想定されていたでしょう。 IBMは現在のPC/ATというパソコンの規格を定めながらも、パソコン事業からは撤退しました。IBMはコンピュータ界の巨人でブランド力としては十分なものがあり、汎用機やサーバーとセットでパソコンを販売する相乗効果もありながらも、利益率の低いパソコン事業を売却しました。 利益率を下げてのシェア争いになれば、このような未来が見えます。土壇場まで追い詰められているわけではない今の状況から、いかにスマートフォンだけでないコンピュータ企業Appleとしてのブランドを強くし、広げていけるかという試行は続けられていくでしょう。

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iPhone 6とiPhone 6 Plusはなぜ大きいか

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iPhone 6とiPhone 6 Plusはなぜ大きいか

iPhone 6とiPhone 6 Plusの2サイズは、現在までのiPhoneの中でも最も大きいモデルです。 サイズが大きくなると、画面の表示領域が大きくなるのはユーザーの使用感に関わる部分です。 今回iPhoneへiOS8を搭載することが、このサイズ変更の最も大きい要因であると考えます。 大きさ=バッテリー容量 サイズが大きくなると、設計の上でより大きなバッテリのための場所を確保できます。 近年のスマートフォンは機能が拡張されても、無線やプロセッサのチップが乗った基盤はむしろ小さく改良されるぐらいで、大きくなることはありません。 その分、どれだけ多くバッテリをのせることができるか。バッテリをたくさんのせることができれば、携帯としての待機時間、使用時間を伸ばせるのはもちろんとして、プロセッサをより高速に動作させることができます。 iPadとiPhoneは全く同じプロセッサをのせていたとしても、iPadはiPhoneに比べれば莫大なサイズのバッテリーを搭載していますので、プロセッサを最大限のパワーで動作させることができます。 パソコンに詳しい方であればわかるかもしれませんが、動作クロックをあげることができるのです。 この動作クロックは動的に変更させて消費エネルギーを変化させることができます。 iPhoneのような小さな機器はいかに動作クロックを上げている時間を短くできるかというところが重要になります。 スマートフォンとしての能力向上の意味 iPhoneは今ままでもAppleの開発するアプリ、開発者の開発するアプリ、これらを軸として、持ち運べるコンピュータとして認知を広げていきました。 今回のiOS8では、開発者向けに大幅な機能向上を行っています。 サードパーティーのIMEや、アプリ間の連携、ゲーム用の新しいフレームワーク、HealthKitやHomeKitなど外部機器とのより複雑な連携。 これら一つ一つは、iOSがそもそも持っていた隠し機能を開発者に向けて公開したものではなく、安全な形で使えるように新たに作り上げたものでしょう。 iOSの基幹部分の大きな改修が必要であったただろうことが、iOSのアップデートの容量と、必要空き容量に現れています。 iOS6からiOS7のような見た目の変更の際は、大きな内部改修を伴わないことが多いです。ですからiOS8になってからの不具合は今までより多く目にすることが多く感じます。 これらiOSの開発者機能の追加は、ユーザーにとっても開発者にとっても魅力的なもので、iOSアプリでの可能性を大きく広げます。 しかしながらそれだけの機能が利用できるようになると、よりパソコン寄りなアプリも作り出されることになります。 パソコン寄りなアプリは、どうしてもiPhoneの能力を最大限使うことを必要とするでしょう。そうすればプロセッサはより長い時間クロックを上げた状態で動作しなければならなく、またバックグラウンドでの動作も行うかもしれません。 そのために、バッテリ容量の増加はさけられないことです。 Appleはあくまでスマートフォンでできることをあえて制限し、携帯電話としての利用性を高めてきました。 これからはより持ち運べるコンピュータとしての側面を押し出していきたいということでしょう。 Androidへの追従か? ここまで機能追加したことは、Androidの機能の追従である、という意見はおおむね正しく、間違っていません。 Androidはかなり早期から、スマートフォンはパソコンであることを前面に押し出していました。ですからスクリーンサイズを大きくし、プロセッサをより早く、メモリをより多く、というパソコンの路線をそのまま継承しています。機能のリッチさが、他のメーカー製品との差異になります Androidはハードだけでなく、OS部分もカスタマイズが各メーカーでも可能で、より大きなバッテリを持っていても利用可能時間はまちまちですし、高速なプロセッサや大きなメモリを搭載している機種に適応したアプリを作れば、他のAndroid機種の利用者は同じ体験を得ることができません。 これもとてもパソコンらしい部分です、と同時に開発者にとっては悩ましい部分で、ターゲットの環境が分散していると、どれにでも対応するものを作るのはとても難しいです。 結局最低ラインの機器でも動作することが条件になってしまいます。例えるとセレロンではまったく動作しないソフトというのは、ゲーム以外ではなかなかリリースできないようなものです。 Appleの考え方 問題を複雑にしないことがAppleの現在の考え方の中心になっています。 AppleはハードとOSを同時に提供できる立場から、これらの断片化をコントロールすることができました。 またAppleはハードで利益を上げることを忘れることはありませんので、過剰スペックで利幅を圧縮することはないでしょう。 高性能な部品を安定的に安価で仕入れができるようになると、自社の機器に採用します。思想としては革新的であったとしても、iPhoneが個別のスペックをみれば最先端を走っていたことは今までもありません。 パソコンやスマートフォン、タブレットをすべてひっくるめ、個人利用のコンピュータがどのような形に落ち着くかについてAppleはおそらくビジョンを持っていることでしょう。コンピュータはもっとシンプルになるというのが、ジョブズCEO時代からの思想です。 ただ今はまだそのビジョンを実現させるのは様々な意味で早すぎ、土台が整うまでは徐々に物事を進めていくしかないということです。

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iPhone 6とiPhone 6 Plusの選び方

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iPhone 6とiPhone 6 Plusの選び方

先日の新機種発表会で、iPhoneの新型であるiPhone 6と、大きなサイズのiPhone 6 Plusが発表されました。 スクリーンサイズが二種類、どちらも旧来の5、5Sから比べれば、大きくなっています。短距離の無線通信技術NFCも搭載されました。 スクリーンサイズの大型化は、性能向上によるバッテリ消費の増加からは避けられない部分でもあり、またユーザーももう少し大きければ良いという意見が多い、ユーザーのニーズにマッチさせる意味合いもあるでしょう。 6 Plusについては、かなり異例の製品のようにも感じます。単に画面が大きくなっただけでなく、ユーザーインターフェースについても他のiPhoneとは改良が加えられており、iPad的なユーザーインターフェースを取り入れています。ソフトウェアでも差は付けられています iPhone 6とiPhone 6 Plusはサイズ以上の差があるのかも知れません。 ふたつのiPhoneどちらを選ぶか 筆者としてはiPhone 6 PlusはiPhone 6に比べてハイエンド指向と感じます。iPhone 6は普及型ということです。 ただハイエンド機の方が必ずしもマッチするとは限りません。 ふたつのiPhoneのどちらを選ぶかは、様々なニーズに依る所でしょう。 それは普段どのようにしてiPhoneを利用しているか、ということを、一度思い返す必要がありそうです。 画面サイズについて スクリーンサイズは6 Plusで5.5インチ。片手だけでの操作は難しいでしょう。片手でホールドしてもう一方の手のゆびで操作を行うか、iPadのように両手でホールドして操作を行うかになるのではないでしょうか。 現在のiPhoneでも片手で操作する方と、両手で操作する方はすでに分かれています。 スクリーンサイズが大きくなる、という所に直感的に魅力を感じるのであれば、6 Plusを選択するべきでしょう。現行のiPhoneでは画面を小さく感じている場合は特にです。 筆者は手が小さく、現在のiPhone 5のサイズが片手操作が行いやすいので、Plusのスクリーンサイズについては直感的な魅力は感じません。こういう場合はiPhone 6を第一候補にするでしょう。 バッテリについて バッテリ容量については、現在の利用目的が大きな要素となります。 主に電話として使うのであれば、連続通話時間と、待ち受け時間の部分を比較すれば、10時間以上の大きな差があります。 インターネット利用、つまりブラウザの閲覧や、地図の利用など、インターネットからデータを取り出し続ける利用法については、2時間程度の差しかありません。 ビデオ再生は内蔵ストレージ容量内のビデオ再生のことでしょうから、Youtubeなどを視聴し続ける場合はインターネット利用の利用可能時間に合わせられそうです。 アプリを使っている場合、特に連続的に使うときが、iPhoneが最もバッテリを利用することになります。 アプリを使っているとき、iPhoneはアプリの動作、多くはインターネットへの接続、電話の待ち受け、など複数のタスクを同時にこなしています。プロセッサの負荷は最も高いです。 これはiPhoneぐらいのバッテリで行うには、やはり過酷なことです。しかし統計がある訳ではありませんが、毎日iPhoneアプリを使う時間が多い方は、比率的にいえばあまり多くないでしょう。 普段は電話に利用し、たまにFacebookのアプリをひらく、メールの確認をする、などの利用方法であれば、6と6 Plusではそれなりの5~8時間以上持続時間の差が出ることと思われます。 ゲームなどのアプリ中心で、持続的にアプリを使い続けるかたにとっては、恐らく1時間前後の差になるのではないかと考えます。 その他機能について ほとんど差のない6と6 Plusですが、カメラについては6 Plusに光学式手振れ補正がついており、カメラの画質は良くなります。 iPhoneはカメラの利用はかなり重要視されている方も多いと思います。またコンパクトデジカメについては、この機能の搭載によってまた一つシェアを脅かされる要因となることでしょう。 もちろん6 Plusは内部構造に余裕があるとはいえ、このような基本性能の差を付けてくる以上は、やはり6 Plusはハイエンド機として設定されていることが想像されます。 iPad miniはいらなくなるか ここまで画面サイズが大きければ、iPad miniはその存在意味を失うのではないか、という意見もありますが、筆者はあまりそうは感じません。 iPadはアプリを使い続けることを前提とされた機器ですので、バッテリ容量や、またアプリ実行の速度などでもiPhoneとは大きな差があり、6 Plusとはそもそも違うカテゴリに属します。 ただiPadは常時携帯しているが、ほとんどブラウザ利用、また画面サイズの大きさがiPhoneで小さすぎるから、という方には6 Plusで一つに纏めることは可能となりそうです。 長距離を移動中にiPhoneだけを操作して情報収集などをしていると、iPhoneのバッテリはすぐになくなってしまいますが、iPad miniを携帯してiPhoneをテザリング親機にすれば、iPhoneのバッテリはそこまですぐにはなくならず、連続LTE利用時間に近くはなってきます。 このような使い分けは今後も有効でしょうし、テザリング親機としてバッテリの持続時間が長い方が助かる場合は、6 PlusとiPadの同時携帯もまた有効になると思われます。  

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iPhoneはiCloudバックアップの利用がおすすめ

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iPhoneはiCloudバックアップの利用がおすすめ

iPhoneを使っている方で、iCloudバックアップを利用されていない方は、結構な割合でいらっしゃいます。 iPhoneの設定や、データなどを自動的にバックアップしてくれるもので、大変便利な機能ですが、存在自体がまだまだメジャーではないのと、自宅にWi-Fi環境がないなど、様々な要因もあります。 基本無料で使えるiCloudバックアップですが、これを使えば、いざという時の故障の際、データの多くを取り戻す事ができますので、ぜひともお勧めします。 iCloudバックアップが開始する条件 ・電源ケーブルに繋がれて充電している事 ・ロックされている事 ・Wi-Fiの接続がある事 です。iPhoneは単独で通信の機能を持っているので、Wi-Fiを設定されていない方も多くいらっしゃると思いますが、2000円台の簡単なものでもWi-Fi 機器があればWi-Fi接続ができるようになりますので、導入をお勧めします。 充電は毎日されると思いますので、その間にバックアップが自動的に作成されます。 iCloudバックアップが保存するもの ・カメラロールの写真、ビデオ ・iMessage、SMSやMMSなどのメッセージデータ ・Wi-Fi設定などの本体設定 ・音楽、アプリ、電子書籍、ビデオの購入履歴 ・アプリ内の保存データ ・アプリアイコンの配置 ・着信音 です。ブックマーク、アドレス帳やカレンダー、メール、メモなどはiCloudを設定しておけば、バックアップとは別にiCloudに保存されています。 カメラロールの内容が大きすぎると、無料で利用できる5GBを超えてしまいますが、これはパソコンにバックアップをとっておくか、不要な写真などを消しておけば問題ありません。 アプリなどはサイズが大きなものがありますが、購入履歴から自動的に再インストールされるので、内部に保存されたデータのみiCloudにバックアップされますので、容量を消費しません。 筆者として嬉しいのはメッセージデータをそのまま復元できるところでしょうか。 かつて日本製の携帯では、メールなどは旧機種から移行できないものが多かったので、今までの履歴が保存され引き継ぎができるのは便利だと思いました。 iCloudバックアップが保存してくれないもの ・音楽ライブラリ ・各パスワード 音楽ライブラリは、iTunesから購入した場合は、再度ダウンロードする事で復元できます。 CDから取り込んだものは、再度パソコンと同期する必要があります。 パスワードは安全性などをふまえて保存されないのでしょう。 Facebookのアカウントなどは、再度パスワードを入力する必要があります。 パスワード込みですべてバックアップするにはiTunesで暗号化してバックアップすれば、保存されます。 iCloudバックアップの使い方 iPhoneの設定から、iCloud、ストレージとバックアップ、iCloudバックアップをONにする事でその後自動的に動作します。 これらは予めiCloudのアカウントを作成しておく事が必要です。アカウントの作成は設定のiCloudから行う事ができます。 上記条件を満たしている場合、今すぐにバックアップを作成を押せば、バックアップが開始されます。 初回のバックアップは長く時間がかかりますので、持ち出さない夜間などに開始すると良さそうです。 一度バックアップすれば、その後は変更のあった部分や、追加された部分のみバックアップが追加されます。     

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WWDC2014の発表について感じた事

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WWDC2014の発表について感じた事

2014年Apple社のWWDC(全世界開発者カンファレンス)が6/3日本時間深夜に開始され、恒例のキーノートスピーチが行われました。 かつてスティーブ・ジョブズ氏がiPhone3Gを発表するなど、今後のAppleの経営方針や、新製品の発表などで注目を集めるイベントです。 今回はiOS8やMac OS X YosemiteなどOSやソフトウェアの更新についての発表がほとんどでした。 また即日公開されるものはなく、秋頃のリリースと公表されたのみです。 新製品は別の機会に 近年WWDCではソフトウェア部分の発表に留まる事は多くなってきており、イベント名が開発者カンファレンスですから方向性としては正しいものの、大舞台での新製品iPhoneの登場を望む人は多くいますし、肩すかしの印象を受ける事もあります。 2013年のWWDCも同様にiPhoneについてはiOS7の発表に留まり、ハードについてはハイエンドのMac Proなどが発表されたに留まりました。 iPhone6と思われる新型はiOS8と次期を同じくして、今秋の発表となるのではないでしょうか。今回は現状のiOSデバイスについて更新される機能のみを公表したものでしょう。 新型のiPhoneが独自に持つハード的な新機能については、新機種の発表会までは公表せずサプライズ的に発表されますので、iOSにはまだまだ未公表の新機能があるだろうと考えています。 iPhone5sに搭載されたTouchIDなどは、2013年のWWDCでは存在しないかのように扱われていました。 Appleはハードウェアの会社なので、新しいiPhoneをはじめとしたハードウェアを売り込む為の様々な魅力は当面隠されたままでしょう。 オーディオメーカーBeatsの大型買収や、健康管理のHealthや家電操作のHomeKitについては、今後のハードウェアの新規発表に何かしらの形でつながりそうです。 MacについてはiOSとの電話やメッセージ、ファイル共有の機能統合が進められ、MacとiOS機器とのエコシステムの強化が図られた印象です。 開発者を呼び戻すことが最大のメッセージ 今回iOSはアプリの連携、通知センターヴィジェットの追加、サードパーティ製ソフトウェアキーボード、TouchID(指紋認証)のアプリへの解放など、様々な開発者向けの発表がありました。 これだけでもAndroidでしか機能的に実現できない事を理由に開発されなかったアプリをiPhoneに呼び込む事ができます。 今回の発表のなかでも大きなものはSWIFTという新しい開発言語の発表です。 iPhoneは現在まで実質Objective-Cというメジャーではなく、幾分文法の古いプログラミング言語でしか開発が不可能でした。 このSWIFTは独自の規格ですが、現代的なプログラミング言語の要素を持ち、可能な限りシンプルで素早い開発が可能なものです。 このSWIFTの開発は、今回の発表の中でも最大の開発要員と期間をつぎ込まれたものだろうと思われます。 これらはiOSやMac向けアプリに開発者を呼び戻す為のApple社の戦略でしょう。 アプリストアの売り上げは利益としては十分出ていますが、アプリ内課金や、iPhone、Android両対応の商業的な大規模プロジェクトのものしかユーザーに利用されなくなっています。 アプリはiPhoneのユーザーが少なかった頃は、アイデアさえあれば個人でも世界中のユーザーの注目を集める事ができ、マネタイズのできる画期的な仕組みでした。 しかし個人のアイデア一つのものよりも、LINEや、無料提供の作り込まれたゲームなどプラットフォーム的なものを企業がお金をかけて作成し、アプリ内での課金を行う事で収益を上げるモデルがアプリの売り上げの大きな割合を占めるようになりました。 スマートフォンアプリがある意味マスメディアのようになってしまい、かえって多様性がなくなってきた現在、この開発者向けの機能強化がよりiPhoneやiPadの魅力を強化させるための戦略として打ち出されたのでしょう。