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iMac(Late2012)まとめ、選び方

iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ

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iMac(Late2012)まとめ、選び方

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iMac(Late2012)まとめ、選び方

2012年モデルのiMacの性能について、いろいろと検証してみました。 iMac Late2012 到着 iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト これらのことからiMacの選び方、利用スタイルなどについてまとめてみたいと思います。 圧倒的にコストパフォーマンスに優れるiMac その薄いフォルムなど、見た目の新しさも大きな魅力ではありますが、今回のiMacは非常にお買い得なモデルであると言い切ることができます。 入出力ポートそれぞれがかなり高速化しており、それに見合うプロセッサが搭載されているので、あらゆる動作が軽快です。 Fusion DriveはiMacカスタマイズの中では高価なオプションですが、このFusion Driveが無くともiMacは十分軽快に利用することができます。 実際の使用例として、写真アプリケーションApertureでUSB3.0外付けハードディスクにライブラリを新たに作成し、7GBのデジタルカメラ画像と動画をSDカードから、読み取ります。 この組み合わせで、3分で読み取りが終わりました。Fusion Driveに作成したライブラリには2分で読み取り終了となり、その差はあまり大きくなく、USB3.0の外付けハードディスクでも十分な能力をもっていることがわかります。 ビデオ編集や、デジカメ画像処理などには、USB3.0と高速化されたSDXCカードリーダーが大いに役に立ちます。 USB2.0という外部機器接続上のボトルネックが取り払われたことで、4000円ほどのSDHCカードと10000円弱のUSB3.0対応ハードディスクで、これらの流れが驚くほどスムーズ化されます。 これまで拡張性という点で限界があったiMacとしては、大きな更新です。 さらに高速なThunderboltコネクタをさらに2ポート備えており、現在Thunderbolt機器は、プロ向けハイエンド環境での普及が進んでいますが、一般ユーザー向けの安価な機器が出回るようなれば、さらに選択肢が増えることになります。 将来的な拡張性も十分備えていると考えてよいでしょう。 モデル・オプションの選び方 21.5インチの最安価モデルも、USB3.0や高速なSDカードリーダーを備えていますので、十分なお買い得感があります。 迷わず21.5インチの最安価モデルをねらい目にしても、前節で記載した拡張性などは損なわれることがありませんので、非常に満足度の高いものになるでしょう。 これをベースとして、それぞれの追加オプションについて、見ていきます。 CPUは第3世代Core i5のモデルで十分な能力を持ち、コストパフォーマンスとしてはかなり良いです。 Macにはマルチコア対応したアプリケーションが多くあり、Core i7にアップグレードすることは、より高速な処理を求めるならば、選んでおいて間違いはないでしょう。 メモリについては、標準で8GB備えているので、一般的なアプリの使用には必要十分です。 VMWareFusionやParallelsなどを利用した仮想マシンの使用、画像・動画編集などをメインに行いたい場合は16GBあると心強いです。 Mountain Lionはパワーが必要なアプリケーションでは、余らせずにメモリを使い切ってくれます。 ハードディスクが1TBあれば、ごく普通の用途には十分ですし、USB3.0接続の外付けハードディスクを追加すれば、簡単に容量を増やすことができます。 内蔵ドライブの増量は現在の持っている写真や音楽などユーザーファイルの量から考えてみてください。 Fusion Driveはかなり高価なオプションですが、その効果は実感することができるでしょう。 OSの起動や、アプリの立ち上がりは驚くほど速く、Windows8が4分で仮想マシン上にインストールできたのには驚きました。 MacBookAirはすべての記憶領域がSSDですので、非常に素早く動作するのが特徴ですが、低電圧なモバイル用プロセッサではなく、デスクトップ用プロセッサにFusion Driveの組み合わせは、新しい世界です。 すべての記憶領域をSSDにすると、パフォーマンスとしては最高となりますが、ハイエンド機と呼べるほどの予算が必要です。それだけのコスト増が、自分の用途に見合うかどうかがわからない場合は、このオプションを選ぶ意味はあまりないと考えます。 グラフィックチップの増強は、ゲーム用途というよりも、グラフィックチップを活用した、画像編集や、動画編集アプリケーションのパフォーマンスアップを目的とした方に向いています。 おもに使用するアプリケーションがOpenCLなど、グラフィックチップによる高速化対応している場合は、処理時間を低減することができます。 画面サイズ 21.5インチモデルは設置面積も小さいので、コンパクトにまとめたい方にはこちらがおすすめです。最初のiMacに選ぶのにもこちらがおすすめです。 現在この記事を書いているのは21.5インチですが、解像度や画面サイズに不足は感じません。 より大きい画面でフォトレタッチや、動画編集などをしたい場合は、27インチモデルをおすすめします。 設置面積や圧迫感は増しますが、それが問題にならなければ、大きい画面はやはり快適です。 27インチモデルは利用者がメモリを自分で増設可能なので、32GBのメモリが必要な場合は、標準のアップグレードオプションを選択するよりも安くすることもできます。 まとめ 実際使ってみて、見た目以上のインパクトを持つiMacであるというのが、現時点での感想です。 Macユーザーにはなじみの深いFirewireが標準で搭載されなくなりましたが、Thunderboltとの変換ケーブルも用意されているので、必要な方には不足のない点だと感じます。 Thunderboltはディスプレイ、ハードディスク以外にもさまざまな接続機器が今後出てくるでしょう。 出回り始めのThunderboltと、接続機器が多くでそろった感のあるUSB3.0が合わさることで、かつてない拡張性の高いiMacが出来上がったといえるでしょう。 身近な用途から、より高度な用途を見据えることができる、使い出のあるモデルといえます。

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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

MacProとMacBookAir11インチ以外のMacにはSDカードリーダーが付属しています。 世代によってカードリーダーも大容量カード対応になるなど進化してきましたが、2012年型のiMacはSDXCカードスロットが内部でPCI-Express接続となり、USB2.0接続のものから、最大読み書き可能速度は大幅に向上しています。 今回この部分について、テストを行ってみたいと思います。 利用するSDカードはUHS-I対応という高速SDカード規格のものを利用します。 UHS-Iカードにもさまざまな製品がありますが、ものによっては従来のClass10と価格差がほとんどないものもあり、今回安価で手に入りやすいものを利用しています。 ベンチマーク結果 今回もXbenchを利用して計測し、その結果です。 例によって、一つの指標にすぎなく、実行時の条件にもよりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。 DiskTest 39.70   Sequential 63.08   Uncached Write[4K Blocks] 112.41 69.02MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 53.88 30.49MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 34.85 10.05MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 146.01 73.39MB/sec Random 28.81   Uncached Write[4K Blocks] 8.46 0.90MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 59.09 18.92MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 941.73 6.67MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 383.36 71.13MB/sec   SDカードリーダーの接続について Macのシステム情報から、カードリーダーの部分を選択します。 ここにリンク幅、リンク速度が表示されていれば、カードリーダーはPCI-Express接続であるということです。 http://support.apple.com/kb/HT3553?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP#4 2011年モデルのiMacではこのようにUSB2.0による接続であることがわかります。 USB2.0では、仕様上480Mビット/秒つまり60MB/秒の転送速度が上限です。 iMac2012年モデルでは70MB/秒の転送速度が出ているため、USB2.0接続の限界以上の数値が出ていることがわかります。 iMac2012年モデルでUHS-Iカードを使うメリットはあるようです。 高速なSDカードリーダーの使いかた UHS-I規格の高速SDカードはデジタル一眼レフカメラや、ビデオカメラなどで対応が広がっています。 対応しているカメラであれば、高画質のビデオ撮影や、最高画質での連射性能に効果を発揮します。カメラ側がUHS-I非対応機種でも、併記されるClassのSDカードとして利用できます。 読み取り側が高速なSDカードリーダーを利用していれば、パソコンへの取り込み時にカードの高速さを活かすことができます。 長時間のビデオや、大量のRAW画像の取り込みの際の時間を大幅に短縮することができるので、取り込み待ちの時間を減らして、後の作業に多くの時間を割り当てることができるようになります。 また近年SDカードの大容量低価格化が進んでいるので、作業データの受け渡しや、一時的なファイル保存にも使えます。 高速なカードリーダーはさまざまな用途で活躍しそうです。

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タブレット機器の入力性について

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タブレット機器の入力性について

タブレット端末を利用する際、webブラウザや電子書籍など閲覧を主とした用途として利用するものと、メールやオフィス文書などの作成といった入力用途に利用する、大まかに二つのことが想定されると思います。 現在のタブレットは、連続的なキー入力を行う用途については、パソコン並みのユーザー体験を求めることは難しいです。 タブレットは現在マルチタッチインターフェイスを利用した、新しいコンピュータの方向性を示す段階で、事務器として見るのであれば、従来型のノートパソコンに及ぶものではありあせん。 モバイル機器として、持ち運びやすく、使いやすいコンピュータとして、ある程度の入力を想定する場合、入力性が高い方が、利用シーンも幅広く考えることができそうです。 今回、タブレット機器の入力性について考えてみたいと思います。 キーピッチ キーボードの入力しやすさを計る上で、キーピッチは特に大きな要素です。 キーピッチとはキーの中心から隣のキーの中心までの距離で、これが普段のキーボードと数ミリでも差があると、入力しにくかったり、誤タイプが増える要因となります。 一般のフルサイズのキーボードのキーピッチは19mmが標準となっています。 モバイルノートPCもよほど小型のもの以外では、キーピッチ19mmのキーボードを採用している場合が多いです。 iPadをはじめ、タブレット機器のキーピッチについて、調べてみました。 キーピッチ キーの大きさ タイプ iPad(9.7inch)横 18mm 15.5mm ソフト iPad(9.7inch)縦 14mm 11.5mm ソフト iPad mini 横 16mm 12.5mm ソフト iPad mini 縦 11.5mm 9mm ソフト Nexus7 横 7.5mm 12mm ソフト Nexus7 縦 9mm 7.5mm ソフト iPad向けTK710 17mm 13.5mm ハード PC向けキーボード 19mm 12mm ハード Apple Wireless 19mm 15mm ハード キーの大きさはソフトウェアキーボードの場合、タッチパネル操作の精密さが求められるかどうかも重要であるため、記載してみました。 PC向けキーボードは参考のために、普段利用しているDELLのものを計っています。 Nexus7は標準で付属しているiWnn IME以外にも複数のIMEが利用できますので、参考値として掲載しました。 以下それぞれの詳細を見てみます。 iPad(9.7inch) iPad(9.7inch)はiPad,iPad2,Retina iPadで、標準的な大きさのiPadです。 これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。およそ18mm程度のキーピッチがあります。 わずか19mmよりは小さいですが、キー自体が15.5mmと大きく、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードとして一番パソコンのキーボードに近い感覚です。 キーボードが大きい分、画面の半分ほどをソフトウェアキーボードが占めることになります。 これは縦置き(ポートレイト)ですが、キーピッチは14mm程度。キーの大きさは11.5mm程です。 縦置きはキーボードの専有面積が小さくなります。キーピッチとキーの大きさは小さくなりますが、ドキュメントの一覧性は高くなります。 iPad mini これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。 iPadの8割程度のキーピッチとキーサイズです。 これは縦置き(ポートレイト)の際のキーボードです。 これもiPadに比較して8割程度の比率になります。 携帯性とのトレードオフで、入力性が低下したと考えられなくもありませんが、現在iPad miniを利用する上で、筆者が使いやすいと思うのはセパレート型のキーボード入力です。 セパレートキーボードはキーボード右下のキーボードマークをタップして、画面上部に持ち上げることで、キーボードが分割され好きな位置で利用できます。 iPad miniのホールド性と相まって、気持ちのいい入力感があります。 両手でホールドして、両親指で入力するのもいいですし、iPhoneのフリック入力に慣れている方は日本語キーにしてフリック入力を使うこともできます。 あまり長文には向かないかもしれませんが、手軽な入力にはちょうどよく、大きいスマートフォンを使っているような気持になります。 9.7inchのiPadにもこのセパレートキーボードはありますが、このiPad miniで利用するほうが、手の小さい日本人向けと言えそうです。 iPad & Apple Wireless Keyboard iPadはBluetooth規格をサポートしているので、Apple Wireless Keyboardをはじめとした、Bluetoothキーボードと無線接続して使用することができます。 Bluetoothキーボードを接続すると、画面上にソフトウェアキーボードが表示されなくなるので、100%の領域を表示に利用できます。 この組み合わせであれば、一般のPCと同じ感覚でキーボード入力ができます。キーボードは電池込みで320g程度の重さで、ケーブルは利用しません。650gのiPadと合わせると、およそ1Kg弱の重さです。 iPadとのサイズは上の写真で見ていただけるように、キーボードのほうが横幅がかなり広いです。 この組み合わせで確保しておきたいのは、iPad自体に傾斜をつける方法でしょう。デスクに平置きした場合と、傾斜をつけた場合とでは見やすさが違い、長時間の利用に差が出ます。 写真ではスマートカバーを利用して、傾斜をつけています。 iPad + Logicool TK710 Logicool TK710(ロジクール Ultrathin Keyboard Cover)は、Bluetoothキーボードですが、iPad2以降のiPad(9.7インチ)専用として作られたキーボードです。(リンクはメーカーサイト) マグネットを利用して、iPadカバーとして持ち運びができ、使用の際はキーボードを外して、スリットにiPadを固定して使用します。 スリットに固定する方式のために、スタンドいらずで、ポートレイトでもランドスケープでも利用できるのがいいところです。 キーピッチは17mmとパソコン用のキーボードには及びませんが、ハードウェアキーボードであるので、確かなタッチ感でソフトウェアキーボードとは一線を画するものがあります。 重量は355gでバッテリは内臓型。iPadと合わせてちょうど1Kg程度の重さとなります。 最近は出回りもよくなり、ネット通販で7000円ほどで販売されています。 タブレットとキーボードのまとめ タブレットが持ち運びしやすい最大の要因は、キーボードが無いことからくるものであり、キーボードをつけるのは本末転倒と考えられる方もいらっしゃると思います。 出先などで、ちょっとした長さのメールや、報告書、あるいはブログ記事などを書く必要がある場合など、キーボードがあるほうが便利ではあります。 そういった場合に1Kg前後の薄型ノートパソコンと用途や携帯性にも競合するものがあり、意見が分かれるところでもあります。 iPad自体、使ってみたけど用途に合わなかったという方は、この入力性を重要視するか否かというところが、もっとも大きかったのではないかと想像します。 そういった意味で、コンピュータに求める汎用性を、タブレット機器にどこまで求めるか。 今後タブレットを使用していく中で、どういうシーンで、どういった用途を求めていくかを考えるなかで、今回の記事が少しでもお役に立てばうれしいです。

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iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

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iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

iMacでWindows8を実際に使ってみるために、VMWareFusion5を使って仮想マシンとしてインストールしました。 Windows8のインストール まずVMWareFusion5をiMacにインストールします。 Windows8はインストールディスクのISOイメージを用意しておくとインストールが早く終わります。 VMWareFusion5を起動し、新規仮想マシンを作成します。 ここではディスクを使用せずに続行を選択します。 オペレーティングシステムのインストールディスクまたはイメージを利用で、ISOファイルを選択します。 簡易インストールを利用すると、プロダクトキーやアカウント名などを一度に設定し、インストールを簡易化してくれます。 またVMWareToolsというドライバも自動的にインストールされます。 設定が終われば、この画面になりますので、スタートアップをクリックし仮想マシンを起動すると、インストールが開始されます。 インストール開始から3回の再起動を行い、およそ5分間でWindows8のインストールが終了しました。 このあたり、iMacのFuisonDriveのスピードが生きているように思います。 実際の動作 iMac上で動作するWindows8 動作速度は十分で、仮想マシンでであるゆえの不具合は今のところ感じていません。 実際にWindows8を使っていくことができそうです。 タッチパネルではありませんが、マウスやトラックパッドの操作でどこまでWindows8とうまく付き合っていけるのか、探っていきたいと思います。

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iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ

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iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ

iMac(Late2012)にTimeMachineバックアップを設定してみました。 TimeMachineはMac OS Xの基本機能で、バックアップドライブに、世代バックアップをとり、ファイルを以前の状態に復元することのできる機能です。 今回のアップデートでiMacにもUSB3.0が搭載されましたので、そのスピードが体感できるものか、確認してみました。 USB3.0外付けHDD 今回安価で手に入りやすいBuffalo HD-LBU3(リンクはメーカーサイト)を選択しました。 いつものBuffaloの外付けドライブと同じ外見です。 この青い端子がUSB3.0。Aコネクタ(本体側)はUSB2.0までと同じですが、Bコネクタ(HDD側)は形状が違いますね。 難点といえば、このACアダプタ。 ちょっと横幅がでかいので、電源タップなどにつけるときに、余裕がないと難しいです。 それでは、実際につないでみて、どれぐらいの転送速度が出るのか、試してみます・ USB3.0ドライブのスピード計測 iMacのUSBポートはどのポートもUSB3.0に対応していますので、どのポートに接続しても大丈夫です。 まずTimeMachineでの接続のために出荷状態でFAT32でフォーマットされているものをMacOS拡張(ジャーナリング)でフォーマットします。ツール類が入っていますが、Macでは使用しないので、そのままフォーマットします。 フォーマットした後、どの程度の転送速度が出るのかをベンチマークアプリケーションで計測してみます。 まずはXBenchの結果。 DiskTest 53.70 Sequential 172.28 Uncached Write[4K blocks] 256.98 157.78 MB/sec Uncached Write [256K blocks] 248.13 140.39 MB/sec Uncached Read [4K blocks] 83.04 24.30 MB/sec Uncached Read [256K blocks] 307.30 154.45 MB/sec Random 31.80 Uncached Write [4K blocks] 9.00 0.95 MB/sec Uncached Write [256K blocks] 309.23 99.00 MB/sec Uncached Read [4K blocks] 142.24 1.01 MB/sec Uncached Read [256K blocks] 230.33 42.74 MB/sec 比較すべき、USB2.0ドライブが手元にあれば、比較しやすいのでしょうが、USB外付けドライブとしてはかなり良い数値が出ているように感じます。 ドライブの性能にもよるのでしょうが、おおよそ2~30MB/secが平均的だったUSB2.0から比べれば連続的な読み書きでは数倍のスピードが出ています。 今回購入したHD-LBU3は内部のハードドライブは、Seagate社のST2000DM001という型番であることがわかりました。 内蔵SATA接続の場合とも、大きな差は出ていないようで、USB3.0は十分な帯域を持ち、USB2.0のようなボトルネックにはなりにくいようです。 Blackmagic Disk Speed Testの結果は以下の通り。動画編集などにも十分なスピードが出ていることがわかります。 内蔵Fusionドライブとのベンチマーク結果を比較されたい方はこちらからご覧になってください。 TimeMachieの設定 これをTimeMachineの環境設定から、バックアップディスクに選択します。 初回バックアップは44.05GBをバックアップし、所要時間は11分でした。 TimeMachineの初期バックアップはかなりの時間がかかっていたものですが、これだけ早く終了するのは、かなりの驚きです。 Firewire端子は付属しないiMacですが、TimeMachineバックアップに限ればFirewireは必要ない転送速度と言えるでしょう。 TimeMachineバックアップがあれば、内臓ハードディスクが故障し交換した際、そこから復元することもできます。 USB3.0ドライブもUSB2.0ドライブと大差ない価格で購入できますので、安心のためにもTimeMachineバックアップを設定しておきましょう。

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iOS機器の容量の選び方

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iOS機器の容量の選び方

すでにiOS機器をお使いの方は、自分に必要な容量を把握しておられると思いますが、これから新たにiOS機器を購入する場合、どのモデルでどの容量を選択したらよいか、筆者なりの考えを書いてみます。参考にしていただけたらと思います。 iOS機器の価格 iPhoneはあくまで一括で買った場合で、多くの場合は月賦方式で購入される方が多いと思います。 iPhone以外にもCellulaerや3Gという型名のモデルは、携帯電話の通信網を利用するので、月々に通信料金がかかります。 Wi-Fiモデルは自宅などで無線LANとブロードバンド回線が別途ある場合、月額の費用は不要です。 iPhone(一括購入時:参考) 価格表 16GB 32GB 64GB iPhone5(au) 61,680 72,000 82,320 iPhone5(SB) 51,360 61,680 72,000 iPod Touch 価格表 16GB 32GB 64GB iPod Touch4 16,800 20,900 iPod Touch5 24,800 33,800 iPad 価格表 16GB 32GB 64GB mini Wi-Fi 28,800 36,800 44,800 mini Cellular 39,800 47,800 55,800 iPad 2 Wi-Fi 34,800 iPad 2 +3G 45,800 iPad Wi-Fi 42,800 50,800 58,800 iPad Cellular 53,800 61,800 69,800 この表をみると、16GBごとに容量が分けられていて、16GB増えるたびに8000円~10000円前後の価格差があることがわかります。 どのような用途に容量が用いられるのでしょうか。 用途による選び方 まずこの容量の中から、iOSが2GBほどを利用します。総容量-2GBほどが使用可能な容量になります。 アプリ アプリは数MB~1GB以上のアプリがあります。1GB以上は地図データを内部に持っている地図アプリや、高度なグラフィックを利用したゲームなどです。 実用系のアプリでは300~500MBのものも少なくなく、最もよく使われるようなSNS用のアプリであれば50MB~100MB程度が多い印象です。 いろいろ試してみるうちは、たくさんのアプリを入れることになりますが、大体使いやすいもの、よく遊ぶゲームなどが固定されてくると、消すことも簡単にできますので、アプリですぐさま容量を使い果たすということはあまりありません。 ビデオ ビデオはかなり容量を使います。iTunesStoreで2時間程度の映画をレンタルや購入をすると、一本で2GB程度の容量が必要となります。ビデオをよく利用する場合などは、大きめの容量のモデルを選択することをお勧めします。 ビデオ再生だけでなく、HDカメラによるビデオ撮影も多くの容量が必要になります。iPhone4Sで1080pのHD撮影を行うと、1分で180MB程度の容量を必要とします。 一度撮影したデータはパソコンに取り込んでiPhoneから消去することで空き容量を増やすことができますが、必要な容量をあらかじめ確保しておかないと、いざ撮影するときになって容量不足に陥りがちです。 音楽 音楽はビデオに比べれば、はるかに小さいデータになります。長い曲でなければ一曲10MBを超えることはあまりなく、アルバム一枚で数十MBとなる場合が多いです。 手持ちすべてのアルバムを常に持ち歩きたい場合は、それなりに容量が必要ですが、よく聞くアーティストやプレイリストに限って同期すれば、容量はそれなりに制限できます。 iPhoneや、iPodTouchはポータブルオーディオプレイヤーとしても良いものですので、どれぐらい音楽を聴くかというのが重要になってくると思います。 現在iPod nanoなどのオーディオプレイヤーを使っている人は、必要な音楽の容量がどれぐらいかわかりやすいでしょう。 写真 写真は最新のiPhoneで撮影した場合、一枚に3MB程度必要です。コンパクトデジカメの代わりとして用いる場合に、1000枚撮影しても3GB程度となります。 コンパクトデジカメを普段持ち歩いていなかった人がiPhoneを代わりに用いる場合は、それほど写真のために容量は必要としないでしょうし、沢山撮影しても、パソコンに取り込んで、容量をあけることができます。 Retinaディスプレイでみる写真は高解像度もあって、きれいに楽しむことができますので、iPad Retinaモデルなどでは写真用に多くの容量を確保しておくと、写真を好きな人には一つの楽しみになります。 電子書籍 電子書籍は文字だけの本であれば、一冊数MBです。漫画など画像が主体であれば一冊数十MBです。主にiPadで利用される方が多くなると思いますが、16GBでもそれなりの冊数が入ります。 自分で本をスキャナーで読み取った本は、文字の本でも画像扱いになりますので、漫画などと同じぐらいの容量が必要となります。 どれぐらいの電子書籍をつねに持ち運びたいかというニーズによっても、必要な容量は変わってきます。 容量による選び方 16GB 最初のiOS機としては一番無難な選択です。使用頻度がまだよくわからないものに対して、初期投資を抑えたい方にお勧めです。 iOSだけではなく、モバイル機器は、製品の更新間隔が短く、世代交代がすぐに行われるので、再安価なモデルを乗り継いでいくという考え方もあります。 容量不足はパソコンとの連携で乗り切ることがほぼできますし、よほど大きなビデオやたくさんの音楽を持ち運びたいという場合でなければ、16GBのモデルは十分お勧めできます。 とくにWi-Fiモデルで自宅内専用で使うiPadなどであれば、動画や音楽はパソコンから共有することができますので、プレイヤーとして使う用途であれば、不足になることはあまりありません。 32GB ある程度の規模の音楽、ビデオ、写真など、メディアファイルの持ち運びをする場合、特にiPhoneやiPadのCellular版など屋外へ持ち出すものであれば、このサイズが良さそうです。 いまはクラウドのサービスを利用して音楽や写真を参照することもでき、内部に保存しなくても持ち出すことができますが、通信を行うとバッテリの容量やパケット費用をつかうことになります。 iPodTouchも独立した音楽プレイヤーとして考えれば、32GBの容量からに設定されているのは、持ち運びを前提とされているからでしょう。 アプリも必要なものだけに絞らず、新しいアプリをどんどん試したい場合なども、このぐらいの容量があれば、気にせずに試すことがでます。 様々なシーンで使い込むつもりがあれば、32GBを選択するのは惜しくはない投資になると思います。 64GB ビデオを主な用途にするのであれば、再生であれ、録画であれ、64GBを選択することがベストになりそうです。 64GBの容量があれば、PCにデータを移して容量をあけたりする必要も少なくなり、独立したコンピュータとして十分な能力を持つようになります。 音楽も自宅にあるCDライブラリを取り込んだ大量の音楽ファイルを常に持ち運びたいような場合は、64GBでも不足される方もいらっしゃるかもしれません。そういう場合はiPodClassicのような160GBの容量をもつ専用の音楽プレイヤーも、もう一つの選択肢になります。 予めヘビーに使いこむことがわかっている場合、64GBはベストになります。それなりにiOS使用経験がある人に向いていると思われます。 初めてのiOS機でとりあえず一番いいのを買っておけば心配ないだろうという感覚で、64GBを選んで、あまり使わなかった場合など、それなりの価格差がありますので、もったいなくなる感じるかもしれません。 まとめ iPhoneやiPadのCellularなどは、携帯会社との契約の縛り期間などもありますので、すこし多い目に考えておいた方が、長期間にわたって使いやすいような印象です。 Wi-Fi版は安価なモデルでも、用途を絞っていけば十分という人も多いと思います。容量のやりくりは必要になりますが、一括支払いですので、不足などを感じれば、中古で売却などして、新型のモデルに乗り換えていくという考え方もいいかもしれません。 メディアプレイヤー、アプリ、電子書籍リーダーなど様々な用途を一つコンパクトな機器で持ち運びできることがiOS機器の魅力ですので、どういった使い方をするのか、いろいろ頭の中でシミュレーションしてみるのも、楽しいひと時になります。

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iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク

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iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク

iMac Late 2012モデルのベンチマークテストで処理速度などを計測してみました。 GeekBenchの結果 使用するのはGeekBenchというアプリです。 比較対象はiMac Mid 2011モデル。一世代前のiMacです。 iMac 2012のCPUはCore i5 3470S 2.90GHz 4Cores。メモリは1600MHzDDR3の16GBメモリです。 比較対象のiMac 2011のCPUはCore i5 2500S 2.7GHz 4Cores。メモリは1333MHzDDR3 12GBメモリです。 CPU的には一世代、第2世代Core i5と第3世代Core i5での比較となります。 Late2012 Mid2011 Geekbench Score 10285 8842 Integer 8861 7715 Floating Point 14025 11716 Memory 7203 6314 Stream 8347 7785 トータルのスコアでかなり差がつきます。 個別にみていくと浮動小数点(Floating Point)の計算能力が大幅に向上しているようです。3割近い向上です。 これがトータルスコアに大きな向上をもたらしているようです。 その他は順当な伸びといったところでしょうか。 筆者が普段自宅で使っている2009年モデルのMacBook Pro13インチ(Core2Duoモデル)ではトータルスコアが3314です。 モバイルでもあり、あまり参考にならない数値ですが、3年違うとここまで差が出るのかと思い知らされます HDDのベンチマーク Blackmagic Disk Speed Testを実行した結果です。 Fusionドライブとはいえ、ちょっとスピードが出過ぎているようで、正確な読み書きテストができているのか定かではありませんが、参考までにスクリーンショットを掲載しておきます。 ちょっとベンチマークソフトとしては古いXBenchのディスクテストの結果が以下です。 やはりSSDらしいスピードが出ています。今後SSDの容量を一通り使い切った後で、どのように変化するのか、興味のあるところです。 Results 446.67 System Info Xbench Version 1.3 System Version 10.8.2 (12C2034) Physical RAM 16384 MB Model iMac13,1 Drive Type Macintosh HD Disk Test 446.67 Sequential 289.81 Uncached Write[4K blocks] 598.93 367.73 MB/sec Uncached Write [256K blocks] 499.02 282.34 MB/sec Uncached Read [4K blocks] 117.96 34.52 MB/sec Uncached Read [256K blocks] 605.54 304.34 MB/sec Random 973.71 Uncached Write [4K blocks] 762.98 80.77 MB/sec Uncached Write [256K blocks] 756.89 242.31 MB/sec Uncached Read [4K blocks] 2165.83 15.35 MB/sec Uncached Read [256K blocks] 985.79 182.92 MB/sec ベンチマークテストについて ベンチマークテストはその実行時のコンディションなどにもより、必ずしも正しい数値というわけではありません。 一応の目安といったところで、この数値が倍違うからといって、体感速度が倍向上するということではありません。 しかしながらFusionDriveの効果もあり、かなり体感的に速度の向上は感じられるところです。 起動時に撮影した動画を最後に添付します。

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iMac Late2012 到着

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iMac Late2012 到着

iMac Late 2012モデル、日曜日に到着しました この台形の外箱が珍しいですね。 ディスプレイを真横から、すごく薄いです。 設置してみました。 背面コネクタ、イーサネット、Thundebolt x 2、USB3.0 x 3、SDカード、ヘッドフォンジャックとなっております。 Fusion Drive搭載で、#diskutil list をしてみた結果がこれです。 128GB SSDと1TB HDDがCore Storegeで一つのボリュームに構成されてる様子ですね。 また詳しい使用感などは今後ブログに投稿したいと思っております。

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FirewireとAppleと国内家電メーカー

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FirewireとAppleと国内家電メーカー

FirewireあるいはIEEE1394 Appleが開発したFirewire、一般にはIEEE1394と呼ばれるコンピュータ機器を接続する規格があります。 これは主にハードディスクなど記憶装置を接続するSCSIの後継規格として、Appleが開発を進め、正式に規格化したものです。 同時期に登場したUSB2.0と規格上の転送速度はあまり変わりませんでしたが、Firewireはプロセッサに負荷をかけずに転送ができ、同一条件で比較するとFirewireのほうが転送速度などで優れていました。 Firewireが実際にApple社のMacintoshに搭載されたのはPowerMacG3(B&W)の頃でした。 登場当初、これに対応した機器は少なく、またApple社の牽引力が現在とは比べられないぐらい小さかった当時、この規格をi.Linkという名称でDVビデオカメラに搭載したのがSONYでした。 デジタルビデオ用途に普及したIEEE1394 DVカメラは録画をテープ媒体にデジタル記憶するため、デジタルの高速通信規格があれば、ビデオ転送に画質を劣化させずにパソコンに取り込むことができました。 そのため、このIEEE1394規格を一般向けのハンディカムから、業務用のビデオカメラまでに採用したのが、普及のきっかけになりました。 SONY以外にもパナソニック等他のメーカーもDVカメラにはIEEE1394を利用するメーカーが増え、DVカメラからHDVカメラの時代はほとんどのビデオカメラにIEEE1394端子がついていました。 現在のAppleと日本家電メーカーの立ち位置からは、想像できない状態ではありますが、そのころの日本国内のメーカーは業界をリードする力を持っていた一つの例になると思います。 当時のAppleだけが採用する規格であれば、ここまでの機器が登場しなかったのではないかと考えます。 これらをきっかけにホームムービーなどの用途として、IEEE1394がパソコンにも積極的に取り入れられるようになりました。 家庭用ビデオカメラやデジタルカメラなどは、現在でも国内メーカーが全世界のシェアのほとんどを占めている業界です。 IEEE1394をビデオカメラに採用したのは当時としては積極性があり、最良の選択であったものと思われます。 このようなチャレンジともいえる選択を成功させ、再び国内メーカーが世界中での様々な分野のシェアを回復していくことを期待したいです。

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今後パソコンのプロセッサはどうなるのか

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今後パソコンのプロセッサはどうなるのか

先日、AppleがMacのラインナップでINTELのプロセッサの採用をやめ、iPhoneなどと同じARM系のプロセッサに切り替える予定がある、との報道がありました。 Macのプロセッサは、モトローラーの68000系から始まり、IBMのPowerPC、INTELのCoreシリーズと、時代の流れとともに変化してきました。 プロセッサが変わるということは、それまでのソフトウェア資産が基本的にはそのまま利用できない、ということになります。それについては、プロセッサのコードを翻訳して実行する、エミュレーションという技術で、切り替え時期の間を乗り切ってきました。 ただこのエミュレーションという技術は、どうしても動作が遅くなることと、エミュレーションだよりのソフトウェアがリフレッシュしないことなどから、MacではOSがアップデートをするうちに、使用は推奨されなくなり、切り捨てられていくことが多いです。 そのようなMacのプロセッサの歴史から、今後INTELからの切り替えもあるのではないか、というところで、確たる情報ではありません。 現状のMacで動くハイパワーを必要とするアプリケーションについて、まだまだ非力なARM系が食い込んでくる余地はないでしょう。 現状のINTELとARMの立ち位置 INTELは、現状パソコン向けのプロセッサのほとんどの市場を支配しています。そのためx86あるいはIA32といわれる、プロセッサの命令セットで実行できるソフトウェアの資産は膨大なものです。 そのほとんどを構成しているのはWin32という枠組みのWindowsむけのソフトウェアとなるでしょう。一般に市販されているものばかりではなく、業務向けに構築されたものも含めて。 これらは重要な囲い込みになっています。これら膨大なソフトウェア資産を他のプロセッサ向けに再構築することは容易なことではありません。 ARMはほぼすべてのモバイルデバイスで採用されている、処理能力よりも省電力性を重要視されているプロセッサです。スマートフォンや、タブレットなどもこのARM系のプロセッサがなければ、実現しません。 省電力性を重要視されている、とはいえ、徐々にモバイルデバイスで要求される処理能力は向上しているので、伸びしろは十分にあり、急成長を遂げています。 とはいえ、INTELの主要なラインのプロセッサは設計や製造能力に秀でたものがあり、ARM系が急成長を遂げたとしても、いまだ大きな隔たりがあります。 パーソナルコンピューターの再定義 パーソナルコンピューター(個人向けコンピューター)というものは、現状ではほとんどの場合Windowsパソコンを指すことが多いです。 これまでのWindowsパソコンの出荷台数は全世界規模でみれば、十億台をはるかに超えるものとなるでしょう。 業務ではやはりOffice、メール、グループウェア、あるいは開発ツール、個人用途ではメール、Web閲覧、ゲーム、SNSやインスタントメッセージが主な目的でしょう。 スマートフォンやタブレットは後者の個人用途をカバーするものです。実際スマートフォンでこれらの機能としては十分であるとしてパソコン自体が不要に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 こういった個人向けの用途では、ARM系の処理能力で十分事足りる、ということでもあります。 現在、Pentium4時代のPCでWindowsXPで利用している、という方にとっては、10万程度する新しいWindowsPCよりも、5万円以下のタブレット型の方を選択するメリットはあると思います。 パーソナルなコンピュータというものの定義は、急速に変わりつつあるといえます。 WindowsとINTEL プロセッサを大きく分けるとすると、一般PC向け、ハイパワー向け、モバイル向け、という切り分けができると考えますが、INTELは一般PC向けが圧倒的に強く、ハイエンドサーバーやスーパーコンピュータに使用されるハイパワー向け、モバイル向けではそこまで強大な勢力ではありません。 ハイパワー向けのItaniumに新型を投入したり、XeonPhiという従来のプロセッサとは違ったアプローチの新型をリリースしています。 省電力向けではAtomプロセッサというカテゴリで、ARMに対抗すべく省電力性と処理能力を兼ね備え、またそのままWindowsが動作するラインナップを成長させています。 Microsoftも最新のSurfaceRTタブレットではARMを採用していますし、かつてはPowerPC用、Alpha用のWindowsNTをリリースしていたこともありました。 またWindowsCEという小型組み込み系のWindowsのサブセットで、長らくINTEL以外のプロセッサのプラットフォームでの実績もあります。 いまのところパソコン向けのWindowsがINTELのプロセッサ以外を積極的に採用する理由はありません。その膨大なソフトウェア資産の互換性こそがWindwosの最大のメリットになるからです。 今後のパーソナルコンピューターの再定義が行われていく中で、その膨大なソフトウェア資産にどれだけ重きが置かれるのか、という比重が変化していくことは十分考えらることです。 5年ぐらいの期間で、それらが無価値なものになることはないでしょうが、10年先のコンピュータがどのようなものとなるか、それを今想像するのは難しいことです。 INTELが現状から逃げ切ることになるのか、ARM系が一般利用者にとって十分な処理性能を持つようになるのか、競争がまさに繰り広げられているさなかにあるといえます。

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