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Facebookが自社のメッセージアプリに利用できるbot(自動返信プログラム)のプラットフォームを発表しました。
FacebookメッセンジャーはFacebookを利用する人の間で、ショートメッセージのやり取りによく利用されています。
このbotは企業向けに提供され、Facebook利用者から送られてくるメッセージに対して自動返信を行い、ユーザーからのアクションを受け付けます。
bot自体は開発者の組み込むアルゴリズムや利用者のメッセージに対して学習し、より自然な対応をするようになります。
iOSのSiriやAndroidのOK Googleのような音声認識したユーザーの指示に対して、Web検索の結果を返したり、アプリを立ち上げる機能が搭載されています。
これも多くの指示を学習するうちに、どんどん多くの言葉の組み合わせに対して適切な答えを返すようになります。
このような自然言語の学習を文字ベースで個々の企業が持つことができます。
例えばレストランなどであれば「明日の19時から4名予約できますか?」という入力に対して可能であれば「予約しました、ご来店お待ちしています」と回答し、店側に予約を伝える仕組みを作ることができます。
小売業などでも、在庫の有無を聞かれて在庫がない場合に発注しますか、などと問い返すことができたり、他のブランドの商品をオススメするなど、プログラミング次第でどのようなbotにもすることができます。
コンピュータ機器などのメーカーも事例さえ多く入力しておけば、簡単なトラブルシューティングはbotが受け持つことができるようになります。
もちろん複雑すぎる指示に対しては、わかりません、あるいは間違った答えなどを返してしまうことはあるでしょう。それを基にして、新たにbotは自己学習、あるいは開発者の指示で適切な答えを回答することができるようになります。
これはBtoCのプラットフォームとしては、検索広告以降に現れた大きな変化になるかもしれません。
botが相手であれば24時間世界中に対応できるというメリットもあり、また対応するのがbotであれば心のハードルが下がるというメリットがあります。
定型的な問い合わせなどに対してコールセンター人員の負担が軽くもなり、また潜在的な顧客や顧客ニーズを掘り起こすことができるようになりそうです。
今後はSkypeやTwitterのSNSでも同じくbotによる対応がBtoCのマーケティングの潮流になるかもしれません。
Facebookと一つになったメッセンジャーを持つFacebookが企業むけマーケティングのプラットフォームで力強さをさらに持つことになりそうです。