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ActiveX、Javaプラグイン、Flashプラグインと、Webブラウザ内で動作する様々な機能拡張が節目を迎えようとしています。
Javaが今後のロードマップでJavaブラウザプラグインを廃止するという計画を発表しました。
AdobeもFlashプレイヤーで再生するコンテンツを作成するアプリケーションをFlash ProからAnimate CCと名称を変更し、Flashプレイヤー以外でのコンテンツの作成を押し出していく方針です。
またGoogleが今後Flash広告の出稿を受け付けない方針とすることも発表されました。
Windows10の標準ブラウザEdgeではInternet Explorerで動作したActive Xが動作しません。
ブラウザプラグインは、Webアプリケーションを作成するためにHTMLとJavascriptの性能が貧弱だった頃、大きくブラウザの機能を向上させるために頻繁に用いられていました。
Webプラグインがあれば、Webブラウザで指定のページを開くだけでパソコン本体で実行するような高度なアプリケーションを提供することができました。
これは広く業務システムから、動画やゲームなどの配布に利用されました。
ブラウザプラグインは個々のパソコンでのプラグイン以外のインストールが不要で、バージョンアップもサーバー側でコントロールすることができたため、ブラウザプラグインの利用は広まりました。
転機はスマートフォンがこれらを一切サポートしなくなったことです。
スマートフォン普及と時を同じくしてHTML5、javascriptライブラリの充実、WebGLなどの制定がありました。
HTML5はCanvas要素とWebGLという動的なグラフィックスなどを扱う要素が追加され、これはビデオや3Dグラフィックスなどメディアの再生のためにブラウザプラグインを動作させる必要性を失わせるものでした。
またWebSocketなど、ブラウザにサーバーなど他のコンピュータと通信する機能が追加され、ネットワーク機能はブラウザプラグインに頼らなくても可能となりました。
JavaScriptライブラリが大きく進歩し、HTML5、WebSocketなどを組み合わせて様々なアプリケーションを構築できるようになりました。
これに対してブラウザプラグインは大きなアドバンテージを示すことが難しくなり、また脆弱性の発見とアップデートをブラウザと別途に行うことでユーザーの負担も大きくなっている状態です。
スマートフォンを除外したパソコンでの動作を前提とする業務用などの条件では、これからもブラウザプラグインは残っていくでしょう。
広く多くの人に使ってもらう、という用途については、その立場を明け渡すことになりそうです。