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Mac用のAppStoreに新しい仮想化ソフトウェアVeertuが登場しました。
これはMac OS X Yosemiteから導入されたHyper Visorフレームワークを最大限に利用した仮想化ソフトウェアです。
HyperVisorは仮想マシンにホストマシンのリソースを共有し、仮想化を支援する仕組みのことで、WindowsではWindows Server2008以降にHyper−Vの名称で導入されているものです。
VMWare Fusionなどはホスト型と言われ、仮想化ソフトウェアがアプリケーションと同じレベルでホスト上で動作します。
現在無償でApp Storeで提供されているので、これをインストールしてみました。
Veertuが用意したUbuntuやCentOSなどの仮想マシンイメージを利用する場合は無償、独自にISOなどを利用して仮想マシンを作成する場合はアプリ内課金$39.99で機能を拡張する必要があります。
Veertuが用意したLinuxはダウンロードすれば簡単に起動させることができ、手軽です。
VMWare FusionやParallesなどと違う点は統合ツールやドライバなどが用意されていないということです。
それが原因で様々なMacの機器が利用できなく、またこれはVeertuが対応するまで待つ必要があるようです。
統合ツールとドライバの出来を比べる限りではVMWare FusionやParallesなどと今の所比べるには至りません。
仮想マシンは操作画面から簡単に追加と削除ができます。
仮想マシンイメージは各ユーザの
Library/Containers/com.veertu.Veertu/Data/VM Library/
に保存されていました。
当面コンソールベースのLinuxだけであればこれで様子を見てみるのも良いかもと感じます。