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3月10~14までの五日間、Force.comの開発のためのセミナーを受講しました。
場所は東京都新宿区の新大久保。韓流ブームの中心地であり、アジア各国の人々も集い、多文化交流の拠点となっている地域です。
講座は株式会社KPS様が開講するもので、SalesForceはじめForce.comの開発者としての基礎を教わりました。
SalesForceはクラウドサービスの中でSaaS・マルチテナントという形式で提供されるもので、基本的な機能として、顧客管理(CRM)、営業支援(SFA)、マーケティング支援、販売管理などのサービスが組み込みで提供されています。
これにカスタムオブジェクトを加えていくことで、機能を拡張することができます。SalesForce上で在庫管理、売り上げ管理を構築され、利用されている企業もあります。
組み込み機能だけでも多くのことが可能ですが、必要な部分にはApexコード、VisualForceページの作成によって、SaaS上でカスタマイズされた機能を実現することができます。
ApexコードはJavaに似た言語で、SOQLというSQLに似たクエリを発行し、SalesForceのデータベースにアクセスし、SalesForceObjectを拡張します。
VisualForceページはカスタマイズされたページを記述し、様々なユーザーインターフェースを提供します。
HTMLやJavascriptを用いて、WEBページの作成スキルを生かすこともできます。
MVCモデルという言葉がありますが、Model(データとロジック)をSalesForceの標準オブジェクト、View(ユーザーインターフェースへの出力)をVisualForceページ、Controller(入力からの制御)をAPEXコードが担う、という作りになっています。
SalesForceはWEBブラウザを通じて、パソコンを始め、スマートフォン、タブレットなどどこでも利用することが大きな利点ですが、またプログラミングによる外部への拡張性を持っていますので、他のサーバーからのデータ収集や、他のサービスとの連携なども可能となります。
SalesForce自体、完成された仕組みで、多くの企業が世界中で採用されていますので、カスタマイズなしでも必要充分な機能を備えているものですが、そのSalesForce自身を構築するための仕組みを開発者に公開することで、可能性を大きく広げています。
これと同等のシステムを一から構築、あるいは他のシステムのカスタマイズで得られることは難しく、巨額の予算がなければ、実現不能です。
さらに年に三度のアップデートが約束されているので、さらに機能の追加、改善などが図られ続けています。
2013年11月のアップデートで大幅なスマートフォン向けのアップデートがあり、これとカスタマイズをあわせれば、モバイルとの連携が大きく前進しています。
このSalesForceをさらに業務に適用するためのカスタマイズが可能であれば、SalesForceのパワーをさらに多くのユーザーに提供し、SalesForceの最大の目的であるROIの向上、顧客満足度の向上などを体感してもらうことができるはずです。
Force.com研修で得られたものを活かし、SalesForce開発を押し進めていきたいと考えています。
(大久保通りの風景)
和歌山から東京の講座を受講するのであれば、やっぱり大都会東京で、ちょっと行きたいなと思っているところに行ってみたい、という気持ちが生まれても不思議ではありません(ですよね?)
筆者は、東京を訪れると、東京の居酒屋さんを訪問したいという、とあるBSテレビ番組的な思いがありますので、四谷鈴伝を訪れました。
スタンディングスタイルで全国の日本酒が飲めるお店で、仕事帰りのサラリーマンでぎっしりです。筆者は菊姫、乾坤一、あと二杯ぐらいいただきました。後半記憶力に問題があるのは、日中の研修で頭がいっぱいだったからです。
ともに講習を受けたO君は、ファイナルファンタジーシリーズの大ファンですので、宿泊地のそばにあった憧れのSQUARE ENIX本社を目にして大満足のご様子でした。
記念に写真を一枚。
以上蛇足ながら東京訪問の思い出などを書いてみました。