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Amazonは日本でも利用者が多く、おそらく楽天とともに最初に名前の挙がるオンラインショッピングサイトでしょう。
注文時間により、即日、ほとんどの商品が遅くても翌々日までに配送されるAmazonはその購入のしやすさ、サイトの使いやすさ、おすすめ商品の的確さから、その人気もうなずけるものがあります。
Amazonは、現在クラウドのサービス提供企業として、かなり大きな存在感を持っています。
Googleが検索と広告の配信を本業として、クラウドの基盤を成長させたように、Amazonはオンラインショッピングを本業として、その裏側であるクラウドの基盤を成長させてきました。
Amazonのクラウドの大きな利点は、世界各地に拠点がある事、またサービスの展開が幅広いという事です。
Amazonは注文の処理や、検索などを1ミリ秒でも短縮するための努力を続けていますし、また数十分でも停止すれば大きな損失を出してしまうので、高速性、高信頼性、安全性についてAmazonのショッピングという最高の事例を持っています。
サーバーだけでなく、ファイル保存のみなど、プランが充実しているので、小規模で安価なクラウドプラットフォームからスタートし、サーバの能力がより必要な際は、大きい能力を持つプランに移行する事ができるなど、スケールアップも行いやすいといった点も強みになっていますです。
さまざまな課題と利用目的に応じた利用が可能です。
Amazonのクラウドサービスは、スマートフォンなどでメジャーなサービス、FoursquareやHootsuiteのような世界中でユーザー数の非常に大きいサービスを運営しています。
国内企業でも大手がWEBサービスや基幹系業務に利用している実績があります。
http://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies-jp/
スマートフォンのクライアントサーバー型アプリのサーバー提供者としても、まず最初に検討される一候補になります。
Amazonはクラウド企業としてのイメージを表に押し出す事を積極的に行っていません。
あくまで消費者の目線とすれば、オンラインの書店、一般消費者向け小売業のイメージを持ち続けてもらう事を大事にしている様です。
一方で開発者向けにはカンファレンス、セミナー、勉強会等を積極的に行い、Amazonのクラウド戦略の認知を広げています。
国内でもクラウドのビジネス利用が広まれば、IT企業Amazonの存在感は大きく増す事になります。
クラウドはこれから、個々のコンピュータの処理能力を、ネットワーク越しに負担する役割をになうことになるでしょう。
スマートフォンなどは処理をクラウドに渡す事で、より効率よく電力を節約し、コンパクトでシンプルな形になるでしょう。
Google、Microsoft、Appleなど、ハード事業の展開を行う大手企業は、独自のクラウド基盤を持っています。
AmazonもKindleというハードを独自で開発しています。
現在はブックリーダーという認識のKindleですが、ある日、Amazonのクラウドをバックに備えたコンピュータとして大きく売り出される時が来るかもしれません。