和歌山のプログラミング・システム開発ならシステムキューブ
マイクロソフトが日本でのタブレット型パソコン、Surfaceの発売を予告しています。
SurfaceにはRT版とPro版がありますが、どのような差があるか、またどのようなスペックかをまとめてみようと思います。
タッチカバーというSurfaceの特徴的なキーボード、トラックパッド兼カバーは、ProとRT共通のオプションです。
外部拡張は、USBポートが一つ、無線はWi-Fi(802.11/a/b/g/n)、Bluetooth4.0。
イーサネットポートはなし。
microSDXCカードリーダー、ヘッドフォンジャック。ビデオ出力端子が一つ。
内蔵マイクが二つ、ステレオスピーカー。
カメラは全面と背面に二つ搭載。
センサは環境光センサ、加速度センサ、ジャイロ、コンパス。
それと充電用端子がついています。
https://www.sys-cube.co.jp/blog/1315.html
こちらにも投稿しましたが、表形式でまとめてみたいと思います。
RT | Pro | |
解像度 | 1366×768ピクセル | 1920×1080ピクセル |
ディスク容量 | 32GB,64GB | 64GB,128GB |
CPU | NVIDIA Tegra3 | 第3世代Core i5 |
RAM | 2GB | 4GB |
USBポート | USB2.0 | USB3.0 |
外部ビデオ出力 | 独自規格 | miniDP |
バッテリ容量 | 31.5W-h | 42W-h |
重さ | 680g | 908g |
Office | 付属 | なし |
従来のソフト | 動作しない | 動作する |
ペン入力 | なし | 対応 |
プリンタ | 対応プリンタのみ | Windows8同等 |
米国価格 | $499 | $899 |
大まかな違いとしてはこのようになります。
今回日本で発売されるSurfaceはPro版か、RT版かという情報は今のところありません。
筆者の予想としてはいままでのWindowsアプリの動作するPro版ではないかと思いますが、確かなところではありません。
双方ともUSBポートが一つで、イーサネットポートもありませんので、Wi-FiやBluetooth環境を整えておく必要がありそうです。
唯一のUSBポートをマウスに占有させてしまうのももったいないので、Bluetoothマウスや、タッチカバーが不十分な場合Bluetoothキーボードなどが必要でしょう。
RT版はUSBのDVDドライブをつないでもDVDを再生する能力はありません。スマートフォンやタブレットのように再生可能形式に変換して、コピーする必要があります。
Pro版はMediaCenterを別途購入することで、再生可能となります。標準の機能としては持っていません。
RT版は従来のアプリケーション、周辺機器などをWindowsパソコンからは引き継ぐことができないと考えておくと、いいでしょう。
RT版は従来のWindowsとは全く別の独立したOSと考えていただくほうが、わかりやすいと思います。
RTでは、USBハードディスクや、USBメモリなど、ストレージデバイスは問題なく使えますが、別途ドライバインストールが必要なものは、RTで動作するかは事前の確認は欠かせません。
Pro版であれば、従来のアプリケーションは、インストールメディアがあれば、DVDドライブを接続してインストールするほかに、他のパソコンでISOイメージに変換してUSBメモリなどに書き出し、読み込ませることでインストール可能です。
Pro版の周辺機器との互換性はWindows8に対応しているかどうかを確認しておくことで、使用の可否がわかります。
RT版もPro版もストレージはフラッシュメモリドライブですが、容量のうち30GBほどはOSとプリインストールのOfiiceなどで占められています。
音楽や写真、ビデオを入れて楽しもうと考えている場合は、多い目の容量のモデルを選んでおくべきでしょう。
SkyDriveというネットワークストレージが標準で備わっているので、他のWindowsPCとのファイル連携はこれを使うと便利になりそうです。
ウィルス対策について、SurfaceシリーズはWindowsディフェンダーによって保護されています。
SurfaceRTはその他のウィルス対策ソフトはインストールできない仕組みになっています。
しかし、WindowsRTに感染するウィルスが全く現れないわけではありません。
システムの中の脆弱性をつく方法が現れた場合、アップデートが行われるますので、アップデートのチェックと適用を欠かせてはいけないのは従来通りです。
iOSなどでも脱獄やJailBreakと呼ばれるものはシステムの脆弱性をつくものであり、WindowsRTにもほころびが生まれることは十分予想できることです。
Proは一般のWindows8ですので、従来通りのウィルス対策で問題ありません。
AppleのAppStore,AndroidのGooglePlayなどのような、Windowsストア経由のアプリはRT版でもPro版でも使用できます。
有料アプリ、無料アプリなどがあり、これは5台までのPCやSurfaceなどと共有できます。
Windowsユーザーの生産性を著しく下げてきたおなじみのマインスイーパーも、Surfaceには付属していませんので、無料アプリをインストールするおためしにもいいかもしれません。
1.ゲームのカテゴリを選択
2.マインスイーパーを選択
3.購入用マイクロソフトアカウントを登録あるいはサインアップ。五台までというのはこのアカウントに紐づくものです。
4.インストールが終わると、スタート画面に入ります
5.内容はいつものマインスイーパーです
マイクロソフト社としては、このWindowsストアを盛り上げていきたいようですが、今後どうなるのか、それがSurfaceのこれからにかかってくるのではないかと考えています。