和歌山のプログラミング・システム開発ならシステムキューブ
iMac(Late2012)にTimeMachineバックアップを設定してみました。
TimeMachineはMac OS Xの基本機能で、バックアップドライブに、世代バックアップをとり、ファイルを以前の状態に復元することのできる機能です。
今回のアップデートでiMacにもUSB3.0が搭載されましたので、そのスピードが体感できるものか、確認してみました。
今回安価で手に入りやすいBuffalo HD-LBU3(リンクはメーカーサイト)を選択しました。
いつものBuffaloの外付けドライブと同じ外見です。
この青い端子がUSB3.0。Aコネクタ(本体側)はUSB2.0までと同じですが、Bコネクタ(HDD側)は形状が違いますね。
難点といえば、このACアダプタ。
ちょっと横幅がでかいので、電源タップなどにつけるときに、余裕がないと難しいです。
それでは、実際につないでみて、どれぐらいの転送速度が出るのか、試してみます・
iMacのUSBポートはどのポートもUSB3.0に対応していますので、どのポートに接続しても大丈夫です。
まずTimeMachineでの接続のために出荷状態でFAT32でフォーマットされているものをMacOS拡張(ジャーナリング)でフォーマットします。ツール類が入っていますが、Macでは使用しないので、そのままフォーマットします。
フォーマットした後、どの程度の転送速度が出るのかをベンチマークアプリケーションで計測してみます。
まずはXBenchの結果。
DiskTest | 53.70 | |
Sequential | 172.28 | |
Uncached Write[4K blocks] | 256.98 | 157.78 MB/sec |
Uncached Write [256K blocks] | 248.13 | 140.39 MB/sec |
Uncached Read [4K blocks] | 83.04 | 24.30 MB/sec |
Uncached Read [256K blocks] | 307.30 | 154.45 MB/sec |
Random | 31.80 | |
Uncached Write [4K blocks] | 9.00 | 0.95 MB/sec |
Uncached Write [256K blocks] | 309.23 | 99.00 MB/sec |
Uncached Read [4K blocks] | 142.24 | 1.01 MB/sec |
Uncached Read [256K blocks] | 230.33 | 42.74 MB/sec |
比較すべき、USB2.0ドライブが手元にあれば、比較しやすいのでしょうが、USB外付けドライブとしてはかなり良い数値が出ているように感じます。
ドライブの性能にもよるのでしょうが、おおよそ2~30MB/secが平均的だったUSB2.0から比べれば連続的な読み書きでは数倍のスピードが出ています。
今回購入したHD-LBU3は内部のハードドライブは、Seagate社のST2000DM001という型番であることがわかりました。
内蔵SATA接続の場合とも、大きな差は出ていないようで、USB3.0は十分な帯域を持ち、USB2.0のようなボトルネックにはなりにくいようです。
Blackmagic Disk Speed Testの結果は以下の通り。動画編集などにも十分なスピードが出ていることがわかります。
内蔵Fusionドライブとのベンチマーク結果を比較されたい方はこちらからご覧になってください。
これをTimeMachineの環境設定から、バックアップディスクに選択します。
初回バックアップは44.05GBをバックアップし、所要時間は11分でした。
TimeMachineの初期バックアップはかなりの時間がかかっていたものですが、これだけ早く終了するのは、かなりの驚きです。
Firewire端子は付属しないiMacですが、TimeMachineバックアップに限ればFirewireは必要ない転送速度と言えるでしょう。
TimeMachineバックアップがあれば、内臓ハードディスクが故障し交換した際、そこから復元することもできます。
USB3.0ドライブもUSB2.0ドライブと大差ない価格で購入できますので、安心のためにもTimeMachineバックアップを設定しておきましょう。