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Dropboxに新規に追加され現在先行アクセス中のSmart Syncという機能があります。
Smart Syncはハードディスクの容量をほとんど消費せずDropbox同期フォルダにファイルを同期させるというものです。
従来まではハードディスク上に同期用フォルダを作り、そちらとDropboxとを同期させていたために、例を挙げると5GBのフォルダを同期するために5GBのハードディスク容量が必要でした。Smart Syncでは操作性はそのままにファイルはクラウドに保存され、必要な時に必要なファイルだけをDropboxに同期をかけるという方法がとられます。
ほとんど消費しないということですが、何かしらDropboxの管理ファイルやファイルへのリンクなどが作成されるのではと考え、どれぐらいの利用があるのかを同期前後で調べてみました。
今回同期したのは23,447ファイルを含むフォルダで実容量としては20.47GBあります。
こちらはDropboxの同期として利用する中で、それなりに大きなボリュームと思うところです。
フォルダの情報を見てみると2.4MBが利用されていると表示されました。
20GB以上の削減でストレージ容量がかなり解放されました。
他にソフトを利用しストレージ利用量チェックをしてみたところDropboxクライアントの管理ファイルと思われるフォルダが発見されました。
これによればデータベースとキャッシュにおよそ10GB程度を利用しているようです。
これは同期ファイル容量と比例するのかをチェックするためにさらに5GBのフォルダを同期したところ、データベースファイルは変わらずキャッシュと思われるファイルのサイズが20MBほど増加していました。
これらは筆者の環境で調査した結果で、他の環境では変化するのではないかと考えます。
同期フォルダのサイズは劇的に小さくなり便利な機能です。ただDropboxクライアントの管理ファイルの容量はあらかじめ含んで考えておく必要がありそうです。