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スマートフォンの性能比較

スマートフォン購入時にはいくつもある選択肢の中から、自分の用途や予算に適合したものを選択します。

写真撮影をしたければカメラの性能が良いものを、バッテリー容量の大きいもの、コンパクトなもの、音楽や写真を多く保存できるフラッシュメモリの大きいもの、プロセッサやメモリ容量の大きいものなど様々な要素があります。

カメラ性能や、大きさ、フラッシュメモリの多さなどは価格にストレートに反映しますし、実際に比較をすることも並べてみるだけで簡単です。

それ以外の性能、スピードや能力の部分において、例えばパソコンであればCore i3メモリ4GBに比べてCore i7メモリ8GBの方が高速、といった形で比べるのは難しいように思います。

例えば性能をベンチマークアプリで数値比較することは可能ですが、ベンチマークテストの数値自体が実際の体感スピードに応じている、とは限りません。

Androidはアプリの基盤がJavaなので、ガベージコレクションという方法でメモリの不要な部分を解放していく仕組みがあり、ガベージコレクションが行われている際の速度低下についてはAndroidのバージョンアップによって改善されて行っています。

ガベージコレクションについては、今動かしているアプリ以外にもバックグラウンドで動作しているメーカー独自のアプリやサービスの量でも動作する頻度が変わります。

バックグラウンドタスクが少なく、OSのバージョンが高いスマートフォンが、古いOSで倍の量のメモリを積んでいるスマートフォンに比べて高速で動作するということは十分ありえます。

プロセッサ能力も最高性能を出し続ける、というシチュエーションはあまりありません。ゲームなどではしばしばあるはずですが、ゲーム中のバッテリ消費が大きいのは誰もが体感していることと思います。

スマートフォンについて、操作していない時は画面が点灯しているしていないにかかわらず、プロセッサは限りなくスリープに近い状態で動作しており、この低電力性能がプロセッサの高速性よりも重視されて開発が進められています。

スマートフォン性能については、こう言った理由ではっきりとした数値による比較が難しいため、実際の利用者の声を聞いてみるなども参考になります。