Windows7とWindows8.1のサポート期間短縮
マイクロソフトは2016年1月に、Windows7とWindows8.1のサポートについて、最新型プロセッサを利用する場合は2017年7月までとポリシーの変更を行いました。
Windows7は2020年まで、Windows8.1は2023年までの延長サポートと設定されていましたが、第6世代Intel Coreプロセッサについては2017年7月へ短縮されることになります。
また今後発売される次世代のプロセッサについてはWindows10のみサポートされると同時に発表されており、これにはIntelのみでなく、AMDやクアルコムのプロセッサも含まれています。
現在発売されているプロセッサで、サポートが早期終了されるものについては、第6世代Coreプロセッサ、開発時のコードネームがSkylakeと呼ばれるもの、型番でいえばCore i3、Core i5、Core i7では6000番台の型番が付いているものです。
今回の発表からおよそ1年半しか猶予がなく、早期にWindows10への移行を検討しなければなりません。
第5世代Intel Coreプロセッサまでが採用されたパソコンについては、従来通りWindows7は2020年、Windows8.1は2023年まで延長サポートを受けることができます。
法人での導入の場合は、この点は大きな変更で、現在運用のシステムがWindows10に対応していない、あるいは検証が終了していない場合のパソコン新規購入の際は、最新世代のプロセッサが搭載されていないものを選ばなくてはなりません。
Windows10で現在使用しているソフトウェアやデバイスが利用できる場合は、問題になる部分がなく、期日までにWindows10へアップグレードすれば大丈夫です。
サポート終了後はセキュリティを含むアップデートが受けられなくなりますので、社内システムのセキュリティの穴を作らないためにも十分周知していく必要があります。