お知らせ

iPhone水没から復旧

iPhoneを不注意により水没させてしまうという事は、頻繁にはありませんがあり得ない事ではありません。

筆者も一度小学校の夏祭りの手伝いで水没させており、その際に得られた経験などから、AppleCare+を利用したリカバリーの方法を書いておきます。

最初にするべき事

水没してしまった。そうなってしまって最初にするべき事は

1.パスコードロックを解除

2.このiPhoneを探すをOFF

3.シリアル番号を控える

この3点が行えれば、後々を楽にすすめる事ができます。

水没するとタッチパネルがすぐにきかなくなってしまいますので、可能な範囲で上記を行ってください。

パスコードロックがあると、ロック解除しなければいけない操作ができなくなりますので、様々な外部からの操作が難しくなります。

設定→パスコードから解除できます。

このiPhoneを探すをOFFにすることは、ピックアップ修理などで求められる事です。直営Appleストアなどで交換する場合は、不要な場合もあります。

設定→iCloudからOFFにできます。

シリアル番号を控えると、サポート状態などを簡単に調べる事ができます。

設定→一般→情報から調べる事ができます。

バックアップ

バックアップをとります。iCloudバックアップをとっている場合も、iTunesでのバックアップを行っておくと便利です。

iTunesに接続し、「このコンピュータ」に「暗号化」して「今すぐバックアップ」を選択します。

アップデートなどを催促されても、この時点では行わないでください。

ITunesバックアップ

暗号化するメリットは、ログイン情報などを保持してバックアップができる事です。

iCloudのバックアップは暗号化せずにバックアップしたものと同じ状態になります。

機器の状態によってはバックアップもとれない可能性もありますので、iCloudバックアップは必ず設定しておくといいでしょう。

まだの方は、設定→iCloud→ストレージとバックアップ→iCloudバックアップをONにして今すぐバックアップを作成を選択する事をお勧めします。

これが終われば、すぐさまSIMカードを本体側面のSIMスロットから取り出して、電源をOFFにします。

SIMは大切に保存します。

保証状態の確認

http://www.apple.com/jp/support/

から右下「保証状況とサービス期間の確認」をクリックし、ハードウェアのシリアル番号を入力します。

ここで先ほどの操作でシリアル番号を控える事ができていれば、スムーズにすすみます。

Support

上記のように表示されればAppleCare+のハードウェアサポートを受ける事ができます。

各キャリアごとの保証については様々なので、個々のキャリアに問い合わせをしてみて下さい。

AppleCare+による交換

水没となるとほぼ、新品交換以外に修理方法はありません。

乾燥をさせて一時動作しても、内部の腐食を止める事は難しいです。

AppleCare+であれば、不慮の事故(落下、水没など)でも¥7,800で新品交換が二度までできる契約になります。

この場合選ぶ事ができるのは直営Appleストアと正規修理店での対応か、ピックアップ修理の二つを選ぶ事ができます。

Appleストアが近くにある場合は、もっとも素早く新品交換ができます。ジーニアスカウンターに予約をとります。

当日予約は難しいですが、頻繁に調べていくとキャンセルが出るので、当日に絶対に不可能という事はありません。

ピックアップ修理は、iPhoneをサービスセンターに送り、修理あるいは交換して送り返す方法です。

この際iPhoneを探すをオンにしておくと、引き取りを受けてもらえない場合があります。

エクスプレス交換という、最短で交換機を配送し、故障機をその場で引き渡すサービスもありますので、修理交換窓口で問い合わせてください。

その場合、あらかじめクレジットカードでデポジット(預かり金)を8万円程度、故障機引き渡し後に返金という流れになります。

AppleCare+について

AppleCare+は製品購入と同時に加入する保証で、価格は一万円程度が別途必要となりますが、不慮の事故に対する最短の復帰についてはベストの手段のように感じます。

iPhone5以降はテザリングも可能となり、モバイルPCやタブレットなどと持ち運んで通信を担当する事もあり、電話である事以上にも故障すると様々な不便が生じます。

以前であれば従来型携帯電話とiPhoneの二台持ちという方の割合も高かったですが、いまではiPhoneのみという方の割合もおおいので、なるべく早く復旧させたい場合は、購入時のAppleCare+への加入は検討する意味もあるかと考えます。