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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

スクリーンショット 2013-01-16 19.54.39

MacProとMacBookAir11インチ以外のMacにはSDカードリーダーが付属しています。

世代によってカードリーダーも大容量カード対応になるなど進化してきましたが、2012年型のiMacはSDXCカードスロットが内部でPCI-Express接続となり、USB2.0接続のものから、最大読み書き可能速度は大幅に向上しています。

今回この部分について、テストを行ってみたいと思います。

利用するSDカードはUHS-I対応という高速SDカード規格のものを利用します。

UHS-Iカードにもさまざまな製品がありますが、ものによっては従来のClass10と価格差がほとんどないものもあり、今回安価で手に入りやすいものを利用しています。

ベンチマーク結果

今回もXbenchを利用して計測し、その結果です。

例によって、一つの指標にすぎなく、実行時の条件にもよりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。

DiskTest 39.70  
Sequential 63.08  
Uncached Write
[4K Blocks]
112.41 69.02MB/sec
Uncached Write
[256K Blocks]
53.88 30.49MB/sec
Uncached Read
[4K Blocks]
34.85 10.05MB/sec
Uncached Read
[256K Blocks]
146.01 73.39MB/sec
Random 28.81  
Uncached Write
[4K Blocks]
8.46 0.90MB/sec
Uncached Write
[256K Blocks]
59.09 18.92MB/sec
Uncached Read
[4K Blocks]
941.73 6.67MB/sec
Uncached Read
[256K Blocks]
383.36 71.13MB/sec

 

SDカードリーダーの接続について

Macのシステム情報から、カードリーダーの部分を選択します。

スクリーンショット 2013-01-15 15.21.34

ここにリンク幅、リンク速度が表示されていれば、カードリーダーはPCI-Express接続であるということです。

http://support.apple.com/kb/HT3553?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP#4

iMac2011SD

2011年モデルのiMacではこのようにUSB2.0による接続であることがわかります。

USB2.0では、仕様上480Mビット/秒つまり60MB/秒の転送速度が上限です。

iMac2012年モデルでは70MB/秒の転送速度が出ているため、USB2.0接続の限界以上の数値が出ていることがわかります。

iMac2012年モデルでUHS-Iカードを使うメリットはあるようです。

高速なSDカードリーダーの使いかた

UHS-I規格の高速SDカードはデジタル一眼レフカメラや、ビデオカメラなどで対応が広がっています。

対応しているカメラであれば、高画質のビデオ撮影や、最高画質での連射性能に効果を発揮します。カメラ側がUHS-I非対応機種でも、併記されるClassのSDカードとして利用できます。

読み取り側が高速なSDカードリーダーを利用していれば、パソコンへの取り込み時にカードの高速さを活かすことができます。

長時間のビデオや、大量のRAW画像の取り込みの際の時間を大幅に短縮することができるので、取り込み待ちの時間を減らして、後の作業に多くの時間を割り当てることができるようになります。

また近年SDカードの大容量低価格化が進んでいるので、作業データの受け渡しや、一時的なファイル保存にも使えます。

高速なカードリーダーはさまざまな用途で活躍しそうです。