Macbook 12インチが販売終了
Appleが2019年7月の製品ラインナップ更新で、2015年以来のノート型パソコンのシリーズMacBookの販売を終了しました。
MacBookはシンプルさをコンセプトにして割り切ったモデルで、USB Type-C端子が一つとヘッドフォン端子が一つというポートの少なさや、プロセッサの性能を抑えて冷却ファンを内蔵しないなど、拡張性や性能を抑えて軽さやコンパクトさにすべて振り切ったものでした。
筆者はこれを2016年から利用していましたが、今回の販売終了を聞いて寂しさはありました。
今後MacBook Air 13インチをこのコンパクトなノート型パソコンの主力機種に置き換えられるようです。
USB Type-C端子が一つのみで、外部機器との接続と充電を兼ねているために、充電しながら外部機器や外部ディスプレイに接続するためには必ずアダプターが必要でした。
これは不便と言えば不便で、アダプタが必須となれば結局のところ荷物が増えてしまうので相殺されるという見方もあります。
ただ必ずしも必要ではない利用シーンも多く、そうなると本体の軽さ、薄さがメリットになってきます。
出張や持ち運びの際にACアダプタが非常にコンパクトで、iPad充電用のACアダプタを一回りほど大きくしたもので軽く小さく、これが非常に役立ちデメリットを打ち消すほどのものでした。ACアダプタ込みで1Kgと少しというのは荷物がかさばらず良いところです。
コンパクトなモバイルPCもACアダプタの重さやかさを考えると持ち運びにはそれなりにバッグの中身を占有します。
そもそも使用電力の少ないプロセッサで、実際のところの性能はiPad Proと同等というパソコンとしてはかなり非力なものです。ファンが付いていないので高負荷の時の頑張りが効かず、フリーズするとまでは言いませんがかなり処理に時間がかかったことは確かです。
好き嫌いが分かれる、賛否両論とはまさにこのMacBookに相応な評価だと思うところです。
今後の買い替えの選択肢にMacBookがなくなってしまったことは寂しいですが、今回の製品ラインナップで強化されるMacBook AirやMacBook Proのことについて情報を収集するのも楽しみの一つになりました。