iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク
iMac Late 2012モデルのベンチマークテストで処理速度などを計測してみました。
GeekBenchの結果
使用するのはGeekBenchというアプリです。
比較対象はiMac Mid 2011モデル。一世代前のiMacです。
iMac 2012のCPUはCore i5 3470S 2.90GHz 4Cores。メモリは1600MHzDDR3の16GBメモリです。
比較対象のiMac 2011のCPUはCore i5 2500S 2.7GHz 4Cores。メモリは1333MHzDDR3 12GBメモリです。
CPU的には一世代、第2世代Core i5と第3世代Core i5での比較となります。
Late2012 | Mid2011 | |
Geekbench Score | 10285 | 8842 |
Integer | 8861 | 7715 |
Floating Point | 14025 | 11716 |
Memory | 7203 | 6314 |
Stream | 8347 | 7785 |
トータルのスコアでかなり差がつきます。
個別にみていくと浮動小数点(Floating Point)の計算能力が大幅に向上しているようです。3割近い向上です。
これがトータルスコアに大きな向上をもたらしているようです。
その他は順当な伸びといったところでしょうか。
筆者が普段自宅で使っている2009年モデルのMacBook Pro13インチ(Core2Duoモデル)ではトータルスコアが3314です。
モバイルでもあり、あまり参考にならない数値ですが、3年違うとここまで差が出るのかと思い知らされます
HDDのベンチマーク
Blackmagic Disk Speed Testを実行した結果です。
Fusionドライブとはいえ、ちょっとスピードが出過ぎているようで、正確な読み書きテストができているのか定かではありませんが、参考までにスクリーンショットを掲載しておきます。
ちょっとベンチマークソフトとしては古いXBenchのディスクテストの結果が以下です。
やはりSSDらしいスピードが出ています。今後SSDの容量を一通り使い切った後で、どのように変化するのか、興味のあるところです。
Results 446.67
System Info
Xbench Version 1.3
System Version 10.8.2 (12C2034)
Physical RAM 16384 MB
Model iMac13,1
Drive Type Macintosh HD
Disk Test | 446.67 | |
Sequential | 289.81 | |
Uncached Write[4K blocks] | 598.93 | 367.73 MB/sec |
Uncached Write [256K blocks] | 499.02 | 282.34 MB/sec |
Uncached Read [4K blocks] | 117.96 | 34.52 MB/sec |
Uncached Read [256K blocks] | 605.54 | 304.34 MB/sec |
Random | 973.71 | |
Uncached Write [4K blocks] | 762.98 | 80.77 MB/sec |
Uncached Write [256K blocks] | 756.89 | 242.31 MB/sec |
Uncached Read [4K blocks] | 2165.83 | 15.35 MB/sec |
Uncached Read [256K blocks] | 985.79 | 182.92 MB/sec |
ベンチマークテストについて
ベンチマークテストはその実行時のコンディションなどにもより、必ずしも正しい数値というわけではありません。
一応の目安といったところで、この数値が倍違うからといって、体感速度が倍向上するということではありません。
しかしながらFusionDriveの効果もあり、かなり体感的に速度の向上は感じられるところです。
起動時に撮影した動画を最後に添付します。