ChromebookとAndroidアプリ
Googleが自社が開発するChrome OSが搭載されたノートパソコン、Chromebookがあります。
2017年以降発売されるすべてのChromebookで、Androidアプリが近い将来に動作可能となると発表しています。
Chromebookはネットワーク接続を前提としたOS、ChromeOSを搭載しています。
ほとんどのデータはGmailアカウントと紐づいたクラウドに保存される前提で内蔵のストレージなどは最小限に抑えられ、Windowsノートパソコンに比べても安価な機器構成で製品化することが可能です。
ChromeOSでできることはブラウザGoogle Chromeでできることとほぼ同じで、Webブラウズ、ネットワーク上の写真、音楽、動画の閲覧、個人向けのGoogleサービスや法人向けのG Suiteというメールやオフィスのグループワークアプリが主です。
個人向けのノートパソコンとしては最低限度に近い機能ですが、法人などオフィスワーク用の一括導入機器などとしてある程度のシェアを獲得しています。
AndroidもまたGoogleがリリースしているスマートフォンOSですが、これのアプリがChromebookで互換性をもつようです。
マルチタッチ前提操作のスマートフォンアプリや、ゲームなどのAndroid機器ならではのアプリでは完全な互換性を得ることはできないかもしれません。
ただAndroidアプリはマウスによる操作も可能なこともあって、Chromebookにも親和性の高いAndroidアプリも利用、開発されることになるでしょう。
Androidは画像、動画、エンターテイメントなどのアプリが多く、Chromebookに不足していた部分を補ってくれそうです。
今後ChromeOSとAndroidが統合されるなどの動きはあるかもしれません。OSの魅力はOS上で動作するアプリケーションの魅力とイコールなので、より様々な用途で利用できるChromebookは今後モバイルパソコンの中でもシェアを広げてくるかもしれません。